• 0212月

    CASIOの新しいコンデジ「EX-ZR10」が店頭展示されていたので、ちらっと触ってきました。

    裏面照射CMOS採用ということで、その特徴を活かしたモデルになってるようです。
    特に注力しているのがHDRみたいですね。
    実際に店頭でHDR撮影してみましたが、撮影後の処理が速いなぁと感じました。
    少し前のコンデジの通常撮影とほとんど変わらない感覚じゃないか?というくらいです。
    HDRそのものではありませんが、WX1の「手持ち夜景モード」と比べると処理スピードがずいぶん違いますね。

    なお、HDRモードへの切り替えが最初ちょっとわかりづらかったのですが、本体上面にある「連写ボタン」っぽいボタンで切り替えできました。
    MENUからも選択できるのかもしれませんが、普通にモード切り替えボタンが別個にあったほうが良いかなぁ。
    電源ボタンもかなり小さいですし…。
    本体がコンパクトで液晶が大きい最近の機種はどれもそうですけど、ボタン類の数や配置はもう一工夫欲しいですねぇ。

    本体正面には「14倍プレミアムズーム」のシールが目立ちます。
    もちろん、この大きさで光学14倍なわけではなく、実際は光学7倍ズーム、連写超解像でさらに倍、というわけですね。

    超解像はどうも個人的には「ごまかし」という印象があるのですが、このプレミアムズームについては多少なりとも工夫が施されているようです。
    連写画像を位置合わせしながら合成することで、微妙なブレをサブピクセルシフトのように活用してるのかなぁと。
    合成のぶれは単なる手ぶれかもしれませんし、搭載のCMOSシフトも活用してるのかもしれませんが、そこまで詳しい情報は記載されていないようです。

    ここも店頭で確認したかったところですが、さすがに背面液晶だけではそこまではわかりませんでした。
    ただ、光学部分のズームはなめらか、静かでかつ高速で、望遠側を使いやすそうな印象でした。
    後はもう少し明るいレンズだと良いんですけどね。

    あと、もうひとつ気になるのはバッテリー。
    NP-110という型番のものなんですが、形状はFUJIFILMなどのNP-45に似ているものの、独自なんです。
    互換バッテリー対策なのかもしれませんが、できればメジャーなもののほうが良いなぁ。
    ただ、EX-Z2000やZ2300とは同じですから、これらからの買い替えには良いかもしれません。

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    2010/12/02 10:45 pm | CASIO EX-ZR10、触ってきました はコメントを受け付けていません
  • 0212月

    ソニーのフルサイズデジタル一眼レフカメラ「α900」に新ファームウェアが登場したそうで。

    発売からずいぶん経つので、ぼちぼち新機種の話が出てもおかしくないくらいなのですが、既ユーザーさんにとってはうれしいニュースですよね。
    新しいバージョンは2.00で、以下の改善がされているんだとか

    ・レンズなし時のレリーズ設定の追加
    ・オートフォーカスの動作向上
    ・露出補正範囲の拡大
    ・ブラケット撮影の段数追加

    個人的にはレンズ無しレリーズが注目ポイントですね。
    これがあれば、マウントアダプタを使っての撮影が可能になりますからね。
    ただ、α-Aマウントだと、せいぜいM42くらいしかないんですけどねぇ。

    価格もだいぶこなれていますし、これで人気もまた少し復活するかな?
    もちろん、気持ちとしてはα700後継機とともに、α-Aマウントの上位モデルもまだまだ継続してほしいなぁという思いもありますしね。

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    2010/12/02 5:00 pm | α900、新ファームウェア はコメントを受け付けていません
  • 2911月

    いつものようにネットで中古カメラをチェックしていると、ペンタックスのデジタル一眼レフ「K-7」の中古がずいぶん値下がりしてきたようで。

    安いものだと4万円を切るものもあるんですね。
    K-5が出ちゃったから仕方ないとはいえ、デジタルはやっぱり値崩れが早いですねぇ。
    撮像素子が変わって高感度性能が上がった点もあって、下取りで買い換えたK-7ユーザーさんがそれだけ多かったというのもあるのでしょうね。

    対するK-5はまだ12万円をちょっと下回ったくらいで、その差額を機能差とみるか、それともそれをレンズに投資するかは難しいところです。
    ただ、中古好きな私でも、今度のK-5は完成度が高いなぁと感じますね。

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    2010/11/29 10:00 pm | 6 Comments
  • 2311月

    デジカメに精通した方なら耳にしたことがあるかもしれませんが、キヤノンのDIGIC機には「CHDK」と呼ばれる改造ファームウェアが存在します。
    これを使うと、本来は備わっていない様々な機能を使えるようになります。
    一番目立ったものとしてはRAW撮影でしょうか。

    かなり古い機種からわりと最近のものまで各機種用のものが出ていますが、先日ゲットした「IXY DIGITAL 25IS」にもベータ版ながら用意されているので、使ってみることにしました。

    まずはCHDKをダウンロードします。
    25ISの海外名はIXUS 85ですから、これを使いました。
    機種のファームウェアのバージョンを調べると、GM1.00Aなので、サポート対象です。

    本体のファームウェア自体を書き換えるわけではなく、ファームウェア更新の口を利用して動作させる形になってるようですね。
    メモリカードに解凍したCHDKをコピーして、SDカードの書き込みロックをオンにすれば基本的に使えますが、これだと毎回ファームウェア更新を呼び出す必要が生じます。

    SDカードにブート設定をすればラクチン起動になりますが、Mac用のユーティリティソフトは情報が少なめです。
    調べた結果、AppleScriptが用意されていたので、これを使いました。
    フォーマットの際に誤ってHDDを指定しないように注意が必要ですし、SDカードのラベル名が”NO NAME”ではダメだったりと、実行にはかなり気を付けないといけませんけどね。

    あとは普通通りカメラを起動すれば、CHDKが自動で立ち上がります。
    もちろん、本来のカメラの機能はそのまま使え、プリンター転送ボタンを押せば、CHDKで追加された機能が呼び出せます。

    そこで真っ先にRAW機能をオンにしますが、まだまだ設定が必要です。
    このままだと出力されるCRWが現像ソフトでサポートされない機種になってしまいます。
    DNGで出力する機能があるのですが、これにはデッドピクセルを検出した「badpixel.bin」というファイルが必要です。

    これもCHDKで追加されたスクリプト機能で作ることができるのですが、これがどうもうまく生成できずに苦労しました。
    スクリプト実行時に自動で2枚ほど写真を撮るのですが、ここでレンズをふさいで真っ暗にしていると、どうもうまくいかないようなんですよねぇ。
    ネットで調べた感じでは真っ暗のほうが良いようなんですが、25IS用のCHDKがベータ版だからかなぁ?

    ここまでうまくいけば、DNG出力もできるようになり、PhotoshopやLightroomでバッチリ現像できるようになりました。
    なお、かなりリスキーな内容なので、あえて細かい説明を避けました。
    最悪、カメラが壊れてしまう可能性もありますので、あくまでも自己責任で。

    という長い前置きでしたが、それで撮った写真をご紹介。

    小さな撮像素子ですが、RAWから引き出される情報はやはりさすが。
    なお、DNGのファイルサイズは15MBほどで、JPEGと同時記録されます。
    保存にはそこそこ時間がかかりますけど、普及機でRAWが使えるというのはすごいですよね。

    次はJPEGとRAWの比較をしてみましょう。
    まずはJPEGから。

    そして次はRAWを現像したものです。

    生のデータを見ると、結構ノイジーですし、パープルフリンジも目立ちます。
    そこはLightroom 3の強力な修正機能のおかげもありますね。

    RAWだけでなく、感度オートの設定変更や動画撮影時のズーム有効化など、いろんな機能を追加できます。
    その分、使いこなしはかなり面倒な部分がありますが、少し前の機種を蘇らせる改造方法としては、なかなか面白いかもしれません。

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    2010/11/23 7:52 pm | 3 Comments
  • 2211月

    カメラ店の店頭にニコンのデジタル一眼レフ「Nikon D7000」が並んでいたので、ちらっとだけ触ってきました。

    普段、D300を使ってるわけですが、それと比べるとずいぶんコンパクトだなぁという印象です。
    D90とほぼ同じ大きさということで、機能や性能を別にしたら、D90からのリプレースをターゲットにしてる部分もあるのでしょうね。

    実際に手にしてみると、そのコンパクトさがぐっと実感できます。
    このサイズなら、D300よりは気軽に持ち出せるかも。
    レンズは高倍率ズームが付いてましたが、35mm単焦点あたりを付けたら、かなり快適かも。
    できれば、Ai Nikkor 50mm F1.8くらいのパンケーキっぽいレンズもあると良いかも。

    D7000のセールスポイントでもあるファインダーですが、こちらはちょっと拍子抜けな印象でした。
    まず、思ったよりファインダーが狭く感じるんですよねぇ。
    スペック上はD300Sと同じ0.94倍でアイポイントも同じはずなのですが、どうも遠く小さく感じてしまいます。
    レンズとの相性もあるのかもしれませんし、その場で比較したわけではないですが、D300と同じ見え味を期待し過ぎるのはちょっと無理があるのかも。

    その代わり、電子機器としての性能は大きく向上しているのを体感できます。
    特にライブビューはD300とは大違いで、今となっては当たり前なのかもしれませんが、かなり高速で常用できるレベルに仕上がっています。

    ただ、光学機器としての押しはちょっと弱いので、何度も言うようですがD300からのリプレースは微妙なところかなぁ。
    メカニカルな感触とコストパフォーマンスを重視する私としては、これならD5000で十分かなぁという気もします。

    もちろん、価格がもう少しこなれてくれば、Aiレンズが使えるメリットもありますしね。
    そこはEOS 7DやK-5あたりとの価格競争に期待かな。

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    2010/11/22 6:00 pm | 2 Comments
  • 1811月

    少し前に海外発表されたパナソニックのマイクロフォーサーズ機「DMC-GF2」ですが、ようやく国内発表されたようで。
    なんだかオリンパスの動きを観察してたような気もしますが、気のせいかなぁ。

    「LUMIX G 14mm F2.5 ASPH.」とセットで7万円前半のスタートというのは結構安めかも。
    ただ、25mmと比べると前評判はイマイチな感じらしいですね。
    やっぱり広角のパンケーキというのは設計が難しいのでしょうか。

    撮像素子はあまり大きな変化はないようですが、動画はフルハイビジョンになってますね。
    パナソニックの素子も当初、フォーサーズに投入された時はなかなか画期的だった気もしますが、最近は多少停滞気味かも。
    Kodakあたりにまた頑張ってもらって、海外勢のミラーレスが出てきたら面白いんですけどねぇ。

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    2010/11/18 7:52 pm | 2 Comments