• 223月

    onsoのヘッドホンケーブル「hpct_03_ub32」を導入しました。

    hpct_03_ub3*シリーズの中でヘッドホン側が2.5mm2極タイプのものです。
    本来はHD700などを想定したもので、HIFIMAN Edition Xは元々は2.5mm3極なのですけどピンアサインから2極でも問題ないのは確認済でした。
    他メーカーの3極ではGND接点の位置や大きさが適合しない場合も多いので注意が必要ですけどね。

    先日プラグ交換して自作したばかりですが、それまで変換プラグ経由で使っていたHIFIMANのCrystalline Silver Cable−6.35mm Plugと比べると接触不良こそないものの、なんとなく物足りなく感じて結局市販品に手を出しました。
    onsoのはHD600で一度使っていて素直であることは分かっていたので、自作よりは良いかなと。
    もっと本格的に…というのもちょっと考えましたが、後継モデルではもう2.5mmは使われていませんし、イヤーパッドもずいぶん傷んできてますから中継ぎ的な感じで良いでしょう。

    HD600の時のはhpct_01だったのでPCUHDの2芯ツイストでしたが、今回のは6N+PCUHD+HiFC+OFCの4芯ツイスト構造とのこと。
    ポリエステル編組仕上げといった部分は大きな変更はないと思います。
    音質的には公式サイトに書かれているように「全音域のバランスや鮮明さを重視した、聴き疲れすることのない音で、長時間のリスニングに最適」という謳い文句そのものという印象です。
    前述の「Crystalline Silver Cable−6.35mm Plug」と比べるとちょっと素直過ぎるといいますか面白みに欠ける感は否めないですけど、ちょっとしたモニター用途で使う程度なのでそれを考えれば十分過ぎるほどです。
    接触不良の心配はしなくて良さそうですし、ヘッドホン側の寿命が尽きるまで活躍してくれれば良いなと思っています。

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    2023/03/22 1:00 pm | No Comments
  • 203月

    DENAFRIPSのD/Aコンバーター「ARES II」のFPGAファームウェアの更新が発表されていたので、申し込んでみました。

    申し込む、というのは単純にダウンロードできるわけではなく、本体内部の写真を送らなければいけないためです。
    別に本当のユーザーかどうかを調べるというわけではないようで、使っているFPGAチップの型番を知る必要があるためのようです。
    うちのはCyclone IVの「EP4CE22E」というチップが使われていますが、時期(?)によって3種類くらいは異なるものが出回っているみたいです。

    数日待ってね、というメールの後、5日ほど経ってアップデートツールが届きました。
    どうやらこのチップ用のものはそれから開発(?)したみたいで、いちばん最初のリクエストユーザーのうちの一人だったようです。
    とりあえずはMacで更新してみようと、署名なしアプリを動作するようにしまして実行したところ、「Error 111」というエラーが。

    ちゃんと解説通りの操作でファームウェア更新モードには入っていましたし、ファームウェア更新でエラーとなると本体ごと文鎮化する可能性もあるのでだいぶ焦りました。
    Apple SiliconのMac mini M1で実行したのがまずかったかと、慌ててIntelのMac Pro 2013に接続し、同じ手順を経ますが全く同じエラーです。

    こうなるともうWindowsを使うしかないなとSurface Proを持ってきまして、こちらは結果的に無事に完了しました。

    ただこっちも署名なしドライバをインストールするのにBitlockerの復元キーが必要になって多少焦りました。
    解説はちゃんと用意されていますが、やはり手順がかなり煩雑なので気軽にオススメしづらいですね。
    そもそもDENAFRIPSユーザーさんは海外から取り寄せて購入された方がほとんどでしょうし、サポートは手厚いほうだと思うのでなんとかなるとは思いますが…。
    なお無事に更新されるとデバイス名が「DENAFRIPS USB Audio V3.12 | A22E1.6」となって、これなら無事に成功している、とのサポートさんからのお返事でした。(そういう問題でもないような気もしますが。)

    さて顛末はさておき、アップデート内容は以下のように発表されています。

    * Improved Adaptive FIFO Buffer & Reclocking Architecture
    * Reduced the effect of Buffer overrun/underrun due to the Source’s Clock and the DAC’s Clock differences
    * Eliminate Phase Difference between L/R Channels
    * Optimised DSP to improve the sonic performance

    まずはUSBでSoundgenicと接続して音出ししてみますが、ここはSoundgenic起因の部分もあって粗さが目立っています。
    GUSTARD U16経由で同軸接続のほうが純度が高いのは変化ないようです。
    そもそもUSB側ではなくFPGAの更新なので、どの入力でも向上しているわけですけど。
    全体としては以前のファームウェアよりやや華やかになったような気がします。
    以前の穏やかな音が好みだった方は無理にアップデートしなくても良いのかもしれません。

    左右の位相乱れはたしかに減っていて音像にブレが少なくなっているのは明確に分かると思います。
    サウンドステージの広がりという点でMark Levinson No.360Lと比べてしまうとやはりまだ差はありますが、S/Nの良さ、透明感では良い部分もあるほどです。
    低域も以前よりはやや厚みが出ているようですが、最低域の伸びはやはりファームウェアで改善されるものではないので上位モデルを凌駕するような変化とは言えないでしょう。
    中域は以前同様、程良い厚みがあるのでボーカルは聴きやすいバランスになる印象です。

    位相改善の効果で音像はとても良く見通せるようになっていて、以前よりだいぶ明るく、ほんの少し硬調寄りになりました。
    これまでがかなり柔らかかったからというのもあるでしょう。
    わりと最近の音圧高めだったり、コンプの影響でささくれ立って聞こえがちな音源は相性が良く、適度に聴きやすいバランスに整えてくれます。
    そういう音源だと、Mark Levinsonのほうは子音のキツさやリバーブの効かせ具合が目立ち過ぎたりしがちです。

    さらにNOSモードやOSモードのフィルター種別も改めて再確認しました。
    NOSモードは以前より自然になった印象で、前のファームウェアのOSモードに近い音傾向かもしれません。
    OSモードだとスローフィルターでとりわけサウンドステージの広さが際立つ傾向で、以前より少しゴージャスな音がします。
    シャープフィルターは澄んだ感じがして結果としてはこれをデフォルト設定としました。(以前と同じ)

    他のユーザーさんからの報告も海外では結構出ていて、やはりサウンドステージ拡大に好印象が多いようです。
    今後は徐々に上位モデル分のファームウェアが提供予定とのこと。
    更新にはやや不安が残る部分もありますが、後継で発売されている12th Anniversaryモデルに近づけたいのならば冒険してみる価値はあるかと思います。
    その前に日本国内でもうちょっと入手しやすくなってくれるとうれしいのですけどね。

    (3/20 15:00追記)

    公式Q/A集が公開され、リクエストの仕方、文鎮(レンガ)化した場合の対応や確率などについて記載されています。
    https://www.vinshineaudio.com/post/q-a-denafrips-12th-fpga-firmware-update

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    2023/03/20 1:00 pm | No Comments
  • 163月

    これまで使っていた枕がだんだん潰れてきたので、そこまで高価じゃない範囲で新しい候補を探した結果、GOKUMINというブランドのを選びました。

    GOKUMINは名前の由来どおり「極上の眠り」を目指した日本発(日本製とは言ってない)の寝具ブランドだそうです。
    枕というのは意外に個人の好みもあって「固いほうがいい」とか「高さが低いと…」とか各々にこだわりがあると思いますけど、私の場合は高すぎるものとか首が曲がりすぎるものが苦手な傾向です。
    稀にビジネスホテルにあるふんわりしてるけどしっかり山型のタイプが苦手の典型かな。
    あと最初は低反発がとても良いのですけど、経年劣化でぺったんこになるものも多いのである程度経ったら気軽に買い換えられるほうが良いかなという考えもありました。

    最終的な決め手になったのは首の部分が薄くなっているのに、横向きになった時はある程度の高さがある、という形状です。
    どちら向きでも一応使えるということになってるようですけど、私は高いほうを首の側にして使っています。
    これだとかなりしっかり首が固定される感じで、それでいて寝返りを妨げるほどでもなく、まさに程良い加減です。

    なかなか定量的な評価が難しいところですけども、枕を変えてからの「深い睡眠」が数割長くなったのできっと合っているんだと思います。
    ちなみに睡眠に関してはApple Watchとアプリの「Auto Sleep」でチェックしていて、枕変更後は仕事の関係もあったりで睡眠時間自体は短くなってるくらいです。

    あとはこれが何年保つかというのは分からないところですけれど、枕のカバー部分が洗濯可能な上にさらに外側にカバーもつけましたし、数年使えれば十分かな。
    ホテルタイプのが好みな方にはそういう形のものも用意されていますし、他のブランドも含めて自分の好みに合いそうな枕を探してみるのも睡眠の質向上には良い選択肢かと思います。

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    2023/03/16 3:30 pm | No Comments
  • 133月

    昨年から度々発生している瞬間電圧低下に悩まされています。
    気づいたきっかけは朝、仕事部屋に上がってみるとパソコンやNAS、ルーターなどが再起動されていることがあったことでした。
    最初は単純にOSや機器、アイソレーショントランスなどの不具合かなぁと思っていたのですが、どうも発生タイミングがハッキリせず放置していました。

    その後、リビングのLEDシーリングライトが一瞬暗くなることに気づいて、まずは昨年の3月くらいに電力会社に連絡して調べてもらいました。
    引き込み線や周辺の架線も交換してくれ、普段の電圧は少しだけ高くなっていましたし落ち着いていたのかと思っていましたが、また昨年末から再発してしまいました。
    それからはリビングのシーリングライトが暗くなった時にメモしておくようにしたところ、ほぼ23時03分頃に発生していることが判明。
    稀に23時02分だったり23時04分、23時19分だったりしますし、18時39分に気づいたこともあるので昼間も起きている可能性はあるのかもしれませんが。

    23時というと深夜電力の始まる時間帯ですし、ご近所のエコキュートあたりが原因なのかなぁと再び電力会社さんに問い合わせました。
    今回は屋内の配電盤、スマートメーター周辺にまず電圧ロガーを1週間取り付けて内部配線の問題ではないことが確認できました。
    そしてまさに23時前後にごく短い時間(たぶん1秒未満)、一瞬だけ電圧が低下していることも判明しました。
    日によって幅がありますが、その時の最低記録は95V台となっていまして、101V±6Vにはかろうじて収まっています。

    そこでさらに柱上トランスの低圧側と高圧側、さらに近隣の少し離れた場所でまた1週間電圧計測してくれました。
    今回も電圧低下自体はしっかり発生していて、最低で96Vくらいのようでした。
    また高圧側や離れた場所でも電圧降下しているそうで、ごく周辺のお宅が引き起こすようなものではないようです。
    担当者さんの推測では近隣施設の高圧契約で夜間暖房(人がいない時に暖房??)が原因ではないかと推測しているようでした。

    ただ「対処方法が電力会社側ではない」という謎の回答でして、さすがにそんなことはないのでは?と疑問に思います。
    高圧側ならそんなに契約しているところも多くないでしょうから原因場所の特定は最低でもできるでしょうし、制限抵抗やSVRなど対処方法もありそうな気もします。
    施設側の問題だとしても一般家庭ならまだしも高圧契約なら電気主任技術者も選定されているでしょうから、少なくとも近隣に影響を与えていることは伝えられるはずかと。
    機材の不具合なら将来的にさらに悪化して本格的な停電を引き起こしてしまう可能性だってあるでしょうし。

    ちなみにこの調査期間の間にパソコン周辺機器やパソコン本体が再起動することはありませんでした。
    機材にもよりますが、場合によっては50%くらい低下しないと動作不具合を起こさないものも多いはずで、再起動しちゃった時にはもっと派手な電圧降下が起きている可能性もあるのでしょう。

    もちろん他の住宅では問題ない(気にしてない)のであれば、コスト面からそこまでやれない、というのは営利企業でもある限り仕方ないことだとは思います。
    法規上も「101V±6V」なわけですし。
    もし何も対応してくれないのであれば、自身でUPS導入も考慮しますし、電圧ロガーも自前で設置してみることも考えたいと思っています。
    ただ少なくとも原因特定くらいはちゃんとやっておいたほうが予防措置になるんじゃないかなぁと個人的に思いつつ、モヤモヤしているところではあります。

    Filed under: Electronics
    2023/03/13 4:00 pm | No Comments
  • 113月

    もうずいぶん前に発表されていましたが、ZYXから2台のプレーヤーを使ったモーター独立化キット「Planets」というのが出ています。

    高級プレーヤーにはモーターがプレーヤー本体と独立しているものがそこそこありますが、あれを手持ちのレコードプレーヤーで実現しちゃおうというものです。
    モーターにするプレーヤー、再生する側のプレーヤー双方に専用のターンテーブルシートを載せ、そのシートに糸状のベルトを掛けてモーターを独立させようというわけです。
    糸状のベルトは2種類用意されていて、樹脂のパイプ状のものだとか。


    (製品サイトから引用させてもらいました)

    モーターにする側は構造上、ダイレクトドライブのほうが良いでしょうし、再生する側は余計なコギングなどを生まない(電源が入ってればコギングはほぼ無視して良いんですが)ために元々ベルトドライブのプレーヤーのほうが良いでしょう。
    Planetsの説明でも再生側にダイレクトドライブを使うのは推奨されていません。

    また高さを合わせる必要があったり、そもそも2台並べてセッティングするだけのスペースが大変というのはありますが、シートに掛けるからプレーヤー側のターンテーブルの外周が違ったり掛ける部分がなくてもOKなのは良いアイデアですね。

    うちは普段から2台並べてはあるので不可能ではありません。
    BL-99Vのシャフトが年季が入ってるし、DP-6000の回転精度が良いとも言えないでしょうけどね。

    そういえばだいぶ前にスマホで制御可能なモーターを買って、それで似たようなことを試そうかなと思ったことがありましたが、市販のモーターではレコードプレーヤーに適するような回転精度が出せそうもなくて諦めました。
    スマホで制御できるのも便利ですが、ちょっと間違えれば逆回転することもあるので怖いですし…。

    話をPlanetsに戻しますと、再生側のプレーヤーは電源すら入れる必要はない純粋な「ターンテーブル」になるのでそこはとても良いでしょう。
    双方をベルトがつなぎますから、モーター側のプレーヤーに元々付いているトーンアームが邪魔になるので、逆向き設置が使いやすいのかな?
    プレーヤーの外側までベルトが掛かっているのでダストカバーは双方とも使えなくなりますし、そういう利便性は一切無視して使う必要はありそうですが、なかなか奇抜な製品だなと思います。

    Filed under: Audio
    2023/03/11 2:30 pm | No Comments
  • 083月

    ずいぶん前にもオーディオチェック用音源をまとめたCDを作ったりしていましたが、最近はチェックに使う曲もかなり変わってきたのでこの機会に紹介してみようかと。

    以前はCD-Rに焼いてありましたが、最近はもっぱらDELAのNAS経由で聴くことが多いです。
    ついついどんどん飛ばし聴きしてチェックしてしまうのは音楽を楽しむ意味ではあんまり良くないところもありますけど。
    それはさておき、再生回数の多い曲もチェックできるので、それも参考にうちでメジャーに使っている音源とチェックポイントを簡単にご紹介してみます。

    まずはEmma Blackの「The Privileged Oboe」です。
    むしろCDのほうが輸入盤のみで入手しづらく、配信やストリーミングのほうが聴きやすいかと思います。
    テレマンやバッハの楽曲をオーボエ主体にアレンジしたもので、オーボエとヴァイオリン/ヴィオラ、チェロ、ハープシコードで構成されています。
    録音はオーストリアのクロスター教会で収録されていて、かなり豊かな響きが特徴的です。
    おそらく教会は違うところだと思いますが、YouTubeの動画でもう少し大きな編成のバッハを聴くことができます。

    チェックするポイントはオーボエの音色と大きさ、それぞれの楽器の前後関係といったところです。
    上手く調整するとまさに上の動画のような場所にトリップしたような感覚が得られます。
    また動画でも分かるように結構オーボエの位置は動きますし、セッティングがイマイチだと反響した余韻が不自然になったり音域で奏者の動きとは違って飛んでしまうような感じが出てきます。

    かなり似たような音源になりますが、Dan LaurinのTelemann Recorder Sonataも最近良く聴いています。
    こちらはリコーダーがメインで、やはりヴァイオリンやチェロ、ハープシコードなどのアンサンブルです。
    ドゥボ教会での録音で、楽曲や場所は異なると思いますがYouTubeで似たような雰囲気のものが確認できます。

    こちらのチェックポイントもやはりリコーダーの音色と体の動きが主体にはなりますが、ハープシコードやチェロの配置、大きさなどの再現性を確かめる事が多いです。
    古楽器はどうしても細い音になりがちですし、音量も出しづらい楽器が多いですけど実際の出音はナチュラルでやさしいものですので、妙なキツさが出たり余計な付加がないかを知るには分かりやすいのかなと思います。
    また個人的には音源に入っている残響を最大限活かして、あまり部屋の響きを足しすぎない方向で調整しているので、録音時の場所の感じが自然に感じる音源を重視する傾向にあります。
    Accuphaseの頃はちょっとキンキンした感じで薄く感じていたので、そこまで聴かないジャンルだったんですけどね。

    フルートとハープの「ア・ラ・ファンタジア」も良く使っていて、フルートの音色はもちろんですが、意外とハープの大きさ、音色再現が難しいなと思います。
    以前はピアノでのチェックが多かったような気がしますが、どうも最近は管楽器が気になるようです。

    女性ボーカル系で昔から多用しているところでは手嶌葵さんの「虹の歌集」から1曲目の「虹」でしょうか。
    出だし部分、結構オンマイクでデッドなボーカルから始まるので、その大きさやセンター定位、揺れずにすっと前に抜けていくか、といった部分を確認する時はこれを使うことが多いです。
    全体としてはあまり高音質な音源というわけではないですが、そこもあまり神経質に聴かせ過ぎないようにという配慮もあります。

    Daniel Hopeの「The Romantic Violinist」もずっと長いこと使っている音源です。
    オーケストラ編成のものから、シンプルなピアノとの合奏までバリエーション豊かなのもチェックには向いているかと。
    また、曲によってホールリバーブや配置が異なるので、それぞれの楽曲マスタリングの意図が汲み取れるかもチェックポイントです。
    どの曲でも編成がブレたり、音がふらつかないようにするのは意外と難しいように感じられる音源です。

    最近の楽曲は音圧が高いものも多いのでそちらにもなるべくは対応させようとしています。
    自然な音源のほうを重視していますけどね。
    コンプ強めなものとしては、池田綾子さんの「HIKARI」から「星降る森」を最近は良くチェックに使っています。
    前半は穏やかに始まってまだあまりコンプが効いてないので、1曲の中で双方のチェックができるということもあります。

    Diana Pantonの「Red」もどちらかといえばやや音圧は高めなので、こちらもわりと使っています。
    ジャズっぽいノリの良さ、各楽器とボーカルのバランス、配置なども確認する点でしょうか。

    SACD系は以前ほどチェックしなくなりましたが、Joe Beckの「Alto」は良く使うディスクです。
    こっちも音色に加えて、ノリの良さを確かめている気がします。
    もうちょっとチェックディスクっぽいものだと「Accuphase Special Sound Selection 2」の使用頻度が高いです。
    前半のクラシック部を主に使用して、チェック内容としてはまさにライナーノーツに記載されているような部分をチェックしていく感じです。
    AYAなども同様ですね。

    Dave GrusinとLee Ritenourの「Two Worlds」を出番は多く、フュージョンというよりちょっとクラシック寄りの楽曲なのも特定のジャンルに偏らない調整にはちょうど良い感じがします。
    中高域にキツさが出やすい音源な気がするので、そこやピアノとギターのバランス、キレの良さなどをチェックしています。

    最近はTwitterなどで拝見したものを追加することも多々あります。
    ムターは以前だとレコードで四季を稀に聴く程度でしたが、最近は「Acorss The Stars」から「Rey’s Theme」やコルンゴルトなどを聴くことが増えました。
    ヴァイオリンの大きさとオーケストラのバランス、ffでは中低域の膨らみが出やすい音源が多いのでそこに注意しています。
    後者はまだ完全には解決できていませんけど。

    アンセルメの三角帽子も以前は全く聴かない感じだったのですけど、最近はまず音源選びから始めています。
    舞台イメージが湧くかというところと奥行き感がポイントなんだろうと思いますが、今のところは普通のCDがいちばん自然に収録されているような印象です。

    まだまだ他にも要所要所細かくチェックしたりしますけど、あんまり調整ばかりしていても音楽が楽しめないですし、そもそも好きでもない音楽やデモ的に過ぎる音源も疲れますので、そこはバランス良く楽しく聴きたいなと思っています。

    Filed under: Audio
    2023/03/08 3:30 pm | No Comments