• 229月

    QUADの平面駆動型ヘッドホン「ERA-1」が国内発売予定だそうで。

    QUADといえばアンプ等も有名ではありますが、古くからのファンには静電型スピーカーのESLシリーズを思い出す人も多いのではないかと。
    厳密には今も出てますけども、当時はオーディオショップに必ずと言って良いほど、あの「ついたて」がありました。
    構造上、音圧に限界はありましたが、独特の世界観があって一度くらいは「サブスピーカーとして自分の部屋に入れてみたいなぁ」と空想した思い出があるのではないでしょうか。

    今回のヘッドホンは正確には静電型ではなく、平面駆動型ですから、磁石と振動板を使った構造です。
    それだけに特別なアンプは必要なく、通常のヘッドホン端子に挿して使えるものです。
    静電型で培った技術がどこまで応用可能なのかは分かりませんが、振動板の軽量化とか平面性を保ちつつ強度を出す部分などで知識が活かせそうな気はしますね。
    具体的に謳われている内容としては「非線形振動抑制技術」という特許技術が使われているそうです。

    インピーダンスでいうと20Ω前後らしいので、ヘッドホンとしてはかなり低インピーダンスなほうでしょう。
    重量はできるだけ軽量化したそうで420gほどとのこと。
    ケーブルは写真で見る限り、両出しで脱着可能なようですが、プラグ形状などは不明です。

    気になるお値段や発売時期ですが、代理店のロッキーインターナショナルでは共に未定としています。
    海外では販売が始まっているらしいお店も見受けられ、お値段はおよそ500英ポンドほどですから、そのままの為替で75,000円、代理店価格としては10万くらいでしょうか。
    国内発売に向けてバランスケーブルなどを付属あるいはラインナップしてくる可能性もあるかもしれませんね。

    (12/24 13:14追記)

    国内価格は予想を超えて17万くらいのようです。
    中古も出ていますが、それでも10万円を超えていますねぇ。
    イギリスの通販からの輸入だと送料の66英ポンドを入れても現時点で565.82英ポンドです。
    為替や関税などもありますが、それでも10万円以内には収まりそうです。
    保証の問題などありますから気軽にはオススメできませんが、せめて国内価格も10万円代前半くらいになってくれると良いのですけどね。

    他の老舗オーディオメーカーもヘッドホンにトライして、わりと痛い目に遭っている(メーカーも購入したユーザーも)ところも目立ちますが、海外での評判などを見ながら発売時期の発表を待ちたいところです。

    (当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)

    Filed under: Audio
    2018/09/22 12:00 pm | QUAD ERA-1 はコメントを受け付けていません

Comments are closed.