• 275月

    audio-opusのデジタルオーディオプレーヤー「Opus#1Opus#1」を追加してみました。

    現状、DAPはAstell&KernがAK100 mkII、AK120、AK300+AK380AMP、それにPLENUE S(使ってないけどFiiO X1も)があるわけですが、紗羅とふたりでそれぞれ使うことも増えたので足してみても良いかなと。
    audio-opusも同じ韓国系ですけど、DACチップがCS4398ですからちょっと毛色も違うでしょうし。

    内部的にはAndroidですが、BluetoothはおろかWi-Fiすら装備していませんからネット経由の再生などは一切できません。
    その代わり、動作は軽快で電源を入れたままで放置しておいてもほとんどバッテリーが減らないのはなかなか便利です。
    そのバッテリーですが公称10時間ですが、これは非ハイレゾの値で、実測だと7時間程度は問題なく動いてくれるようです。

    最新ファームウェアは2.00.10ですが、最初は2.00.07になっていたので更新しておきました。
    ちなみにファームウェア更新時は本体側の容量を800MB以上開けないといけないそうです。
    メモリは本体が32GBですが、microSDカードスロットが2つあり、それぞれ200GBのカードまで公式に対応しているので容量不足は起きづらいでしょう。
    ただ電源投入時はカードスキャンが走るので、その点からも普段は電源投入のままにしておくのが快適に使うコツのようです。

    金属筐体ではないので高級感はそれほどありませんが、音質的にはなかなか良好で正直、期待以上でした。
    筐体の関係か、iPhoneを近づけると少しノイズが乗ることもありますけど、イヤホンのケーブル越しにノイズが飛び込むこともあるくらいですし、以前、FiiO X7を使っている時にはDAP本体のWi-Fiでもノイズが入ってましたから、さほど気になるようなものではありません。

    HIFIMANのヘッドホンをつないでもそこそこパワフルに駆動してくれます。
    DSD音源もPCM変換ながら再生できるのですが、概して音圧低めのそうした音源でもしっかり音量は確保できます。

    音傾向としては中低域が厚めで柔らかく、逆に中高域が刺さらないのが印象的です。
    DAPは概して解像度は高めなものの、一体型だからか、デジタルっぽいノイズが混じったような音の感触があり、それが聴き疲れにつながることも多いのですが、そういう部分が少ない(目立たない)ように配慮されている気がします。
    音の分離も良くて、デュアルDACによるセパレーションもさることながら、楽器自体が明瞭に分離しているようにも感じられました。
    音数が増えても混濁しないのは、推測ですけれどもディザが程よく効いてるような気がしています。
    弦の表情が豊かなのも目立った特色で、細やかというのとはまた少し違ってキツさが出ないような印象を受けました。
    最新DACというわけでもないので、解像度的な観点からいうと粗さもないわけではありませんが、楽しく聴ける仕上がりだと思います。

    イヤホン、ヘッドホンも選ばず、そこそこ何でも良い感じに聴かせてくれますが、わりと固い表情が目立ちがちなfinal SONOROUS IIIと相性が良かったです。
    硬さを少しほぐしてくれつつ、穏やかで細部表現が豊かに奏でてくれました。
    わりと逆傾向のはずのSENNHEISER IE80Sとも相性は良くて、こちらはやや被りがちな低域がすっきり明瞭になったように感じられました。

    2.5mmバランス出力もありますし、3.5mmと併用型の光デジタル出力もあるので、幅広く使いやすいモデルです。
    今となってはやっぱりネットワーク機能もニーズが多いのでしょうけど、今後も後継モデルを出してくれるとうれしいブランドだなと感じています。

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    2020/05/27 4:00 pm | No Comments
  • 255月

    Stereo誌付録時代からの系譜、ONTOMO MOOKのLUXMAN謹製付録の第9弾(たぶん)、「音の最終調整 真空管グラフィック・イコライザーの調べ」が6/19に発売だそうで。

    ここ最近は真空管を使ったものが続いていますが、今回はグラフィックイコライザーだとか。
    付録アンプ類はトーンコントロールも付いていないシンプルなものが多いですから、そういう意味ではニーズもあるのでしょうね。
    グライコ部分は真空管を使った回路構成とは考えづらいですから、そこはこれまで同様の「ハーモナイザー」という形でしょう。

    まずお値段は17,000円(税別)と、やはりそれなりのお値段になっています。
    LXA-OT1あたりの時代が懐かしく感じられますが、以前のように中華製造しておけば格安で作れる時代はもう終わっていますし…。
    なお、誌面はオールカラーとはいえ、16ページですから、どちらが付録かは言わずもがなでしょう。
    型番としては「LXV-OT9」ということのようです。

    肝心のグライコは5バンドですが、左右独立ではないのがちょっぴり残念でしょうか。
    バンド周波数は55Hz/220Hz/880Hz/3.5kHz/14kHzと、若干低域寄りの割り振りかな。
    ±8dBの範囲で調整可能とのことです。

    グライコのオン・オフは用意されていますが、オフだとハーモナイザーは入るものの、39kHzまでフラットな回路構成とのこと。
    オンの場合はツマミとしてはフラット状態にしてもややかまぼこになるらしいのはグライコの効果を際立たせるためでしょうか。
    いずれも現状での公開情報を集めたものですので、製品版ではやや異なる可能性もあるかもしれません。

    また接続場所はREC OUTとMONITORが指示されているようですけど、今のプリメインだとこれがなかったり、PRE OUTもなかったりするかも。
    単一機材で良ければプレーヤーとプリメインの間に入れても良いでしょう。
    DGでも書きましたけど、私はトーンコントロール類を使わない派なので今回は(も)見送り確定です。
    そもそも真空管も長くオーディオやってきたわりには一度も使っていないので、そこはちょっと試してみたい気がないわけではないのですけどね。

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    2020/05/25 3:30 pm | No Comments
  • 245月

    Nordostのシステムチューニング&セットアップ用ディスク「NORDOST SYSTEM SOLUTION」をゲットしてみました。

    以前はCD1枚だったんですが、楽曲が追加されたり、各周波数の低域トラックも1Hz単位になったりしたため、2枚組になっています。

    DISC 1のほうは左右や位相チェックなどとデモ楽曲主体で、目玉はやはりLEDRでしょうか。

    縦方向、円弧状、横方向と移動していく音声が入ってるわけですが、正直これを試してみたくて入手したようなものです。
    これでスピーカー位置や内振り角度、ルームアコースティックなどを確認できるということらしいですが、ざっくり鳴らしてみたところではそのままでもわりとちゃんと鳴ってくれているのは、RWL-3のおかげでしょうか。

    2枚目はスイープや低域の再生限界チェックなどが主体です。
    こういった音声はパソコン側でジェネレーターを使って生成するのもそんなに大変なことではないんですけど、やっぱりディスクで気軽にチェックしたいことも多いですからね。
    低域のみのスイープでは20秒からタイムカウンターの秒数が周波数と連動していて(例えば28秒は28Hzといった具合)、サクッとシステムや耳の再生限界がチェック可能です。

    うちのMatrix 802 S2ですと26Hzくらいからはわりと普通に聞こえます。
    スペック上は27Hzとなっていますから、まぁ妥当なところでしょうか。
    くれぐれも聞こえないからとボリュームを上げすぎないように注意する必要がありますし、そういう意味では単一周波数をワントラックとして収録されている各周波数の音声のほうが最初にナレーションで「〇〇Hz」と入っているので、そういうミスは起こりづらいです。

    ほかにもバーンインとかデガウスのトラックなどもありますし、ヘッドホンも含めてチェックに使っていこうと思います。

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    2020/05/24 4:30 pm | No Comments
  • 235月

    Accuphaseからディジタル・ヴォイシング・イコライザーの5世代目「DG-68」が6月に発売になるようで。

    初代のDG-28が1997年発売ですから、23年近く経過したことになります。
    イコライザーとしてはその前に1985年発売のアナログ式のG-18があるので、歴代ずっとグライコには力を入れているということになりますね。
    ディジタル・ヴォイシング・イコライザーの初期モデルはデジタル入力が基本でしたけど、DG-48以降はアナログ入出力も標準装備になっています。
    A/DコンバータやDACの性能を考えてもより実用的になったのはそのあたりからと言えるでしょう。

    それでもフォノを通すのには私自身、まだ抵抗がありますけどね。
    そもそもトーンコントロールも全然使わない派だから、というのもあるとは思いますが。

    ADCはAK5578ENをチャンネル当たり4回路並列とし、サンプリングも最大32bit/352.8kHz(DG-58は24bit/176.4kHz)としてあり、かなり強化された印象があります。
    DACもES9028PRO搭載ですから、ある意味D/Aコンバータ的に使うというのもアリなのかも。
    基板構成はそう大きくは変わっていないように見受けられますが、コンデンサなどの部品を箇所によって使い分けてあるあたり、若手技術者に移行しつつあるのかなという印象も受けました。
    アナログとデジタル基板を結ぶ部分に見受けられたフェライトコアも上部から見えなくなっていて、ケーブルも含めて下から取り回すようにしたのかな?

    OSはDG-58ではMicrosoft Embedded Compact 7と記載がありましたけど、今回は明確には掲載されていません。
    ただ操作部の画面はそう大きくは変わっていませんし、Windows Embedded系ではないかと推測されます。
    このあたりの操作をタブレット経由でできたりすると良いのかなとも感じますが、同社のユーザーや今後のサポートを考えるとやっぱりこの形式しかないのでしょう。
    また、基本的に周波数特性のみの操作なのも、そろそろ機能拡充させても良いのかなぁとは感じますけど、これもシンプルにそれだけでも「音場補正」ができるという捉え方なのでしょう。

    他にもHS-LINK Ver.2に対応し、DAC部分にANCCを採用してあったり、電源ケーブルにAPL-1が付属したり、マイクも新しい型番のものに変更になっていたりと細かなところもブラッシュアップされています。
    その分(?)、お値段は税別850,000円と結構なお値段に…。
    まだ詳報が出てきていませんが、C-3900も近々登場して、そちらは税別190万円らしいですし、やはりそこは仕方ないところかなと思います。

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    2020/05/23 2:30 pm | No Comments
  • 095月

    自宅で過ごす時間も増えて、動画や音楽を楽しむ方も増えているかもしれません。
    普通だと配信…となるわけですが、これを機にレコードを始める(再開する)のも楽しいかも。

    私が再開したのは2014年なので6年くらい前ですけど、当時に比べるとハードウェアもソフトも少し高めにはなってるでしょうか。
    あまりハードルが高くなっても難しいですから、機材マニアっぽくならず、音盤を楽しむ方向性で気軽な候補を軽くご紹介してみようかと。
    いやまぁ偶然、友人に相談されたので、それをネタにしちゃおうという魂胆なのですけどね。

    まずはレコードを再生するには何が必要か、というのを書き出してみましょう。

    ・レコード
    ・フォノカートリッジ
    ・レコードプレーヤー
    ・フォノイコライザー(MCならMC対応フォノイコあるいはMCトランスも)

    細かいこと言い出すと、やれリード線だ、フォノケーブルだ、トーンアームも…となりますし、ダイレクトドライブ派、ベルトドライブ派などと話は猛烈に発散していきます。
    ただ、意外と重要なのはフォノイコライザーかもしれません。
    というのも最近のオーディオ機器だとフォノイコライザーが内蔵されていないものも多いわけで、そういう場合はフォノイコライザーが内蔵されているレコードプレーヤーを選ぶか、あるいは単体のフォノイコライザーを用意する必要が出てくるためです。
    フォノカートリッジもこだわってMC(MMにはMMの良さがありますが)と言い出すと、さらに選択肢は減っていきます。
    ちなみにレコードプレーヤー内蔵フォノイコライザーはほとんどの場合、MM専用だと思います。

    フォノイコライザーが用意できる、あるいはすでに持っているとなると、プレーヤーは中古が選択肢に入りやすくなりますし、カートリッジもMCを視野に入れて予算配分できるでしょう。
    逆にフォノイコライザーがないのであれば、内蔵機の選択肢が少ない中古より新品のプレーヤーを選ぶほうが安心かも。
    そもそも中古はイヤ!という方も多いとは思いますが、個人的には音質重視なら中古、手軽さやデザイン性を重視するなら新品なのかなという気もします。

    そんな中古も他のオーディオ機器以上に注意点が多いです。
    なにぶんメカニカルなものですし、ダイレクトドライブだと回路部分の故障も意外に多く、買って間もなく高速回転しちゃうようなケースも多々…。
    できれば実物が見れるか、専門店で(できれば多少の保証付きのものを)購入されることをオススメします。

    中古ですと、人気なのはDENON、KENWOOD、Pioneerあたりでしょうか。
    私もDENONとPioneerは持っています。

    PL-30L/50LあたりはIIからはストレートとS字が交換可能になってたりするので、これが双方付属してたりするとお買い得ですね。
    修理体制がわりと維持されているという点ではDENONが良いかもですが、さすがにそれもごく一部のモデルのみになってきていると思われます。
    壊れにくいのはベルトドライブですけど、ベルトの調達に不安がありますし、古い機種が多めになりますからねぇ。

    新品の国内モデルは残念ながら実際はOEMというものが多いのが残念なところです。
    頑張ってるのはTechnicsなので、SL-1500Cに手が届けばオールインワンで(この価格帯の新品としては)最強かもですが、最初のプレーヤーにしてはまだちょっと高価かも。
    TEAC TN-4Dも人気が高く、オールインワンなので良い選択肢でしょう。

    カートリッジに関しては以前はSHUREという定番がありましたが、今は廃番になってしまいましたので、オールインワンならとりあえずはそのままで良いでしょう。
    どうしてもMCカートリッジを…ということになりますと、定番すぎるほどの定番はDENON DL-103ということに。
    ただお値段はプレーヤーが買えてしまうほどになってしまいますし、やっぱり最初はフォノイコライザーやプレーヤーに比重を置いたほうが良いのかもしれません。
    将来的にカートリッジを交換していろいろ楽しみたい方はトーンアームにS字を選んでおけば、自然(?)とたくさん集まってくるはずですし。
    そういう迷いがない方なら、ストレートアームのREGAでシンプルかつオシャレに楽しむのも良いでしょう。

    私のオススメなんて所詮は私の好みでしかないですが、レコード自体はとても奥が深くて楽しめるものだと思います。
    音盤自体は過去の作品に関してはある種、奪い合いのようなものですので、あまり趣味人口を増やしたくないというご意見もありそうですが、音楽の楽しみ方のひとつとしてとても魅力的なメディアですし、個人的には、興味がある方にはぜひ始めてみていただきたいなと思っています。

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    2020/05/09 3:30 pm | No Comments
  • 085月

    オーディオテクニカからMC/MM両対応のフォノイコライザーの新製品「AT-PEQ30」が5/15(5月下旬に延期されました)に発売だそうで。

    お値段は税抜22,000円と、実売価格では既存の「AT-PEQ20」に近い気がしますが、あえて同じような価格帯で出してきたということは後継モデル的な位置づけなのでしょうか。
    一応、現状は併売されるような感じです。
    見た目はだいぶ違うのですが、スペック上はかなり近い内容です。
    MCの入力インピーダンスが120Ω(PEQ20は100Ω)、MCの入力感度が0.28mV(PEQ20は0.25mV)、MCのゲインが59dB(PEQ20は60dB)ですから、微妙にMC側の回路を変えたのでしょうか。

    そもそもACアダプタが12V/500mAからDC15V/1.2Aとなっていますが、そのわりには消費電力は4.1Wから2.5Wに減っていますし、やや手軽にMC対応させたという方向性なのかな。
    PEQ20は12Vでバッテリー駆動している方も結構いらっしゃったと記憶してますので、15Vだとそこはちょっとやりづらいというのはありますけどね。
    大きさはAT-PEQ20のH44×W105×D135mmという奥行き長めのスタイルから、H47×W197.5×D125.5mmと幅が広くなっていますし、重量も460gから890gと増えているので見た感じは良くなっているかもしれないですね。

    以前はMMのみ対応のTHORENSやCreekのフォノイコライザーを使っていた時期もありましたが、レコードは思った以上にフォノイコライザーの影響が大きいように感じますし、気楽さとどっちを取るかは難しいところです。
    ただまずは気軽にレコードを聴いてみる時にこういう選択肢が残っているというのはありがたいことだなと思います。

    Filed under: Audio
    2020/05/08 3:30 pm | No Comments