• 198月

    最近はなんでも値上げばかりですが、アキュフェーズも9/21日受注分から一部製品を値上げするそうで。

    Accuphaseが値上げするのは創業当初のC-200やP-300、T-100を値上げして以来とのこと。
    ただ店舗での値引き率が15%くらいあったものが10%くらいになったタイミングもわりと最近あって、そちらのほうがインパクトとしては大きかったですけどね。
    値上げの理由はテンプレ化してきつつある原材料費の値上がり、ということです。

    値上げされるモデルは概して高級モデルが多く、値上げ幅は4〜12.5%と幅があります。
    最も上がってるのがDAC-60でES9016K2Mを含め、電子部品の比率が高いからでしょうか。
    それ以外だとA-48とT-1200が10〜11%ほどで、単純に採算面を考慮しているのかもしれません。
    また、プリメインアンプが総じて(E-480を除く)値上げされていて、ここも利幅が関係していそうです。

    逆にクリーン電源やMCカートリッジが値上げされていないのはちょっと意外な気もしました。
    クリーン電源に関してはそろそろモデルチェンジが控えているのかもしれませんし、MCカートリッジは外注先がおそらく国内で人件費の占める割合が高いからでしょうけど。

    ずいぶん前に社員さんと話した際にはAccuphaseといえど「100万円の壁」みたいなものがあって、そこを超えるとなかなか売れないというような話を伺ったことがあるのですが、最近は高級機も増えてそこを意識しなくても良くなったという側面もあるのでしょうね。
    現時点では修理の概算見積もりには変化がなさそうですが、今後はそういった人件費にかかる部分も上がっていくことが予想されます。
    物価相応に値段が上がっていくのは致し方ないことではありますので、それに見合うだけの品質、特に出音の部分を極めていってもらえたら文句はないところです。(多少の嫌味は含みます。)

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    2022/08/19 3:00 pm | No Comments
  • 138月

    DELAのオーディオ用NAS「HA-N1AH20/2BK」のHDDをSSDに換装してみようと、まずはお試しでSandisk Ultra 3Dの1TBを調達してみました。

    ただこれがなかなか前途多難な幕開けでして、結論からいうと最新ファームウェアではユーザー側の換装を避けるためか、プロテクトが掛けられています。
    最新のファームウェアは3.93ですが、これだと単純にドライブを積み替えて初期化しようとすると「RAIDを構築できませんでした(150エラー)」というエラーメッセージが表示されてしまいます。

    最初はSSDにして容量が少ないからなのかとも思いましたが、後日別途書く予定のHDDでも同じでしたのでこれはもう「仕様」でしょう。
    初代モデルは自由に換装できたという情報が多かったので安心していましたが、第2世代以降は情報が少なくハッキリ分かりませんでした。
    パーティションを削除してみたり、マウンタやSSD自体を疑ってパソコンで動作確認したりしましたが、完全にDELA側のプロテクトのようです。
    なお、SSDはTrimが使える必要があるらしいですが、それもSandiskのユーティリティで問題なく使えることを確認しました。

    マウンタに関しては元のドライブと完全に置き換えられるようにネジ位置などが同じなものを選びましたが、SSD自体は振動するわけでもないですし、SATAケーブルなどはそのままでも接続できるので特になくても良いでしょう。
    いかにも放熱板に見えるので放熱には良いかなと思いましたけど、実際はプラスチックでしたし…。

    で、解決方法ですがファームウェアを以前のバージョンに戻す、です。
    最初は3.72にしようとしたのですが、これだとダウングレード自体がエラーになってしまいますので、3.80をチョイスするのが正解です。
    ダウングレードはUSBメモリ経由で実施しました。
    もちろんドライブは元のものに戻しておかないとメニュー画面にすらたどり着けないので、元のドライブは必ずそのままで保存しておく必要があります。

    ファームウェアを3.80にした状態でドライブを換装し、ここからドライブを初期化すれば、あっけなく換装は完了です。
    SSDだけでなく容量の大きいHDDでも問題なく換装可能でした。

    換装した後であればファームウェアを最新に上げても問題なく動作します。
    なんとなく納得いかない部分もありますが、あとは楽曲を改めて入れ直したら完成です。
    その楽曲入れ直しもなかなか大変でして、LAN経由でもUSB3.0端子につないだHDD経由でも、680GBほどで10時間以上かかるんですけどねぇ。
    なおUSB経由の取り込みだとフォルダの作成日付がコピーした日時になってしまうので、個人的にはLAN経由でのコピーのほうが好きかな。

    さて、肝心の音質変化ですが、静寂感が上がってシルキーな感じになったような気がします。
    HDDのほうが力強さが出る、というようなことがよく言われますけれど、たしかにそんな部分はあるかもしれません。
    荒々しさは少し減退したようにも感じられますが、それは純度が上がったからだと思うので私はこっちのほうがオススメかな。
    特に中高域のザラつきが減って耳触りと楽器や余韻の質感が良くなっているので、SSDのほうが良いと思います。

    SSDにしたからといって転送速度が上がるわけでもないですが、コントロールアプリでのアートワークやリスト表示などのレスポンスは少し良くなったような気もします。
    元々、HDDの動作音はほとんど気にならないレベルではありましたけど、SSDなら無問題ですし、消費電力が減る分、電源の余裕もきっとできることでしょう。

    ファームウェア戻しも将来的に封印される可能性は若干ありますし、換装してしまうとメーカー保証は受けられなくなりますので、あくまでも自己責任でお願いします。
    それなりにパソコン系の知識やDIYも含めた問題解決力も必要になりますので、自信がない方は手を出さないのが吉でしょう。
    また元のドライブは必ずそのまま残しておくことをオススメします。

    その上で、そろそろ年代的にドライブの寿命が来ていたり容量が足りなくなっている方もいらっしゃるでしょうから、そんなケースでは役立つのかなとも感じました。
    #メーカーさんとしてはぜひ買い替えてほしいところでしょうけれど。

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    2022/08/13 2:30 pm | No Comments
  • 098月

    ゼンハイザーからワイヤレスヘッドフォン「MOMENTUM 4 Wireless」が発表されました。

    色によって発売日が異なるものの、まずはホワイトが8/23に発売だそうです。
    ブラックが9月下旬の予定なのはこっちのほうが人気があるからなのか、このご時世で部材調達に時間がかかるからかな?
    お値段は実売で5万円前後のようで、もう予約が始まっているお店もあります。

    うちは前モデルの「MOMENTUM 3 Wireless」を紗羅が使っていますが、かなり好感触です。
    他にもこんな感じで使い分けていますが、入手時期の違いはあるにせよ、イヤーパッドやヘッドバンドに不具合が出ているものが多いんですよねぇ。

    ・AKG Y600NC Wireless (iPhone XS)
    ・B&W P7 Wireless (iPad)
    ・DALI IO6 (iPhone 13)
    ・MASTER&DYNAMIC MW50
    ・SHURE AONIC 50 (Surface Pro)
    ・SENNHEISER PXC360BT
    ・SONY MDR-1ABT (Mac Pro)

    トラブルがないのはB&W P7 Wireless、MASTER&DYNAMIC MW50、SONY MDR-1ABTあたりで、革を使っているものが頑丈な印象があります。
    Momentum 3 Wirelessはシープスキンです。

    今回のモデルはイヤーパッドがヴィーガンレザー、ヘッドバンドがファブリック地になっていて、耐久性ではやや心配な部分があります。
    おそらくゼンハイザーですから保守部品としては提供されていくとは思いますけど。

    デザインもかなり変わって、True Wirelessの2から3への変化になんとなく似た傾向の変化かと。
    Momentum 3 Wirelessはだいぶ濃いテイストでしたが、今回のはややシンプルになりすぎてSONYに似ちゃったかなという気もします。(それが一概に悪いわけではありません。)

    良さそうなポイントとしてはドライバーが新開発の42mm径の新素材振動板になっているところでしょうか。
    あえて「新素材」としてボカしていますが、グラフェンとかなのかな?(個人的な勝手な憶測です。)
    なお、ドライバーはアイルランドの自社工場で生産されるとのことです。
    ユニットに傾斜を付けて配置するあたりも最近のヘッドホンの定番的なアプローチですね。

    ノイズキャンセリングもかなり強化されたようでMEMSマイクを8個も搭載し、バッテリーもノイズキャンセリングOnで60時間も使えるんだとか。
    コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX Adaptiveに対応していますが、LDACは非サポートみたいです。
    aptX Adaptiveも24bit/48kHzで、ファームウェアアップデートで96kHzに対応する可能性はあるけれど未定とのこと。
    LDAC対応とUSB接続でさらに魅力的になるSHURE AONIC 50とは方向性がだいぶ違って、外に持ち出す部分重視なのかなと感じます。

    ただやはりしっかりしたものづくりと耐久性からすると魅力のあるヘッドホンになるのは間違いないでしょう。
    あえて旧モデルを選ぶというのもアリだと思いますし、こちらも一度聴いてみたいと思わせてくれる機種だと思います。

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    2022/08/09 12:30 pm | No Comments
  • 147月

    DELAのオーディオ用NAS「HA-N1AH20/2BK」のインシュレーターを交換してみることにしました。

    まだ保証期間ですので、いつでも元に戻せて故障につながる恐れのない部分だけ手を入れたいというのと、純正の脚があまりに貧相なので…。

    DENONやセイシンのインシュレーターが手持ちでありましたが、あいにく突起があったりネジの長さが合わなかったりで断念し、まずはネジだけチタンに替えてみて変化を探ってみました。
    ついでに内部も見ておいて、HDD固定部分にウレタンワッシャーとセイシンのワッシャーを追加もやっておきましたけど、これもまあ簡単に元に戻せる範囲でしょう。

    この段階でも音は厚みが増してデジタル臭さが減って勢いが出ました。
    楽器の音色がより自然になっていて、雰囲気的にはワッシャーが効いたような気がします。

    そこで調子に乗ってSONYの偏心インシュレーターを入手しました。

    このインシュレーター、SCD-777ESに使われているのとほぼ同型と思われるもので、おそらく鋳鉄製に防振用のゴムっぽい素材を貼り付けたものです。
    他にもいろんなインシュレーターはありますが、光学ドライブ系のもののほうが相性が良いかなと。
    RKI-5005を敷くというのもかなり考えたのですけどね。

    インシュレーター自体に付属のネジは太さは同じものの、ピッチが合わないので、もう少し長い手持ちのチタンネジで固定しました。
    偏心になっているので向きがどう合わせるかが悩ましいところなのでしょうけど、まぁそこは気分で。(写真を撮った後、左右は揃えておきました。)

    音はグッと重心が下がった印象でチタンネジに替えただけでもかなり良かったですが、よりオーディオライクな安定感が出たように感じられます。
    とりわけベースの音が太くなっていますし、中高域の棘がなくキツさがなくなって余韻まで美しい気がします。
    ボリュームがついつい上がる感じになった点を考えてもきっとかなり効果があったのではないかなと。

    高級機のN1Zも筐体やインシュレーターにコストを掛けてあるようですし、そういう意味では多少効果はあったのではないかな。
    振動自体は計測で差が出るほどでもないですし、そもそも振動源なHDDをSSDに換装するのが良いのかもしれませんが、そこは追々とやっていけば良いかなと思っています。
    WD Blueだというのはデータ保管先としてはやや心もとないところはありますけどね。

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    2022/07/14 3:30 pm | No Comments
  • 127月

    Beat audioもLightningケーブル「Emerald MKⅡ Digital Adapter Cable」を入手してみました。

    それまでは定番のFiiO FT-FT1を使っていたんですが、Shanling UA2に加えてLotoo PAW S1も増えたのでそもそも1本では足りなくなっていたんですよね。
    OTGケーブルとはいえUSBケーブルですからそこまで凝ったものでなくても良いかなと思いつつ、やっぱりちょっと拘ってしまいました。
    Lightning端子のものはそれほど選択肢は多くなく、このケーブルは銀メッキ銅合金導体8本を使ってあります。

    端子が少し大きめでどうかなぁと思ったのですが、案の定、iPhoneケースそのままだと干渉して挿すことができませんでした。
    地道にちょっとずつ削ってなんとか上のような感じで装着可能になりましたが、対応できないケースも多いかと思われますのでその点は要注意です。
    ちなみにケーブルは太くて硬そうに見えますが、実際にはかなり柔軟に曲がってとても扱いやすいですし、プラグも装着さえできればしっかり刺さって安定感があります。

    PAW S1に装着して聴いてみると、意外なほどに変化は大きくて驚きます。
    音はパワフルで特に低域のパワーが違うなと感じますし、静けさの表現も細かく、ダイナミックレンジも広がっているようです。
    また、ボーカルが近く感じるなど、全体的に底上げされているなという感触を受けました。
    この手のDACだと電源がバスパワーなことも関係しているのかもしれません。
    あえて欠点を挙げるとすれば、セルフパワーのDACと比べればややじゃりついたところは残る気はしますが、LT-LT1だと明らかに線が細くなります。

    Shanling UA2でも試してみると、こちらのほうが変化としては大きいです。
    空間表現が大きく向上しますし、静寂感も出ます。
    そもそもLT-LT1ではiPhoneの通信ノイズをかなりの頻度で拾っていたのですが、それが相当軽減されました。
    そしてやはり低域が深く、ここがこのケーブルの音色上でのいちばんの特徴かなと。

    Shanling UA2と比べるとLotoo PAW S1で使った場合はやや硬調に感じられるところもあるので、使い分けるのであればShanling UA2で使ったほうがバランスとしては良いのかも。
    ただより規模の大きさというか懐の深さはPAW S1のポテンシャルが高く、いわばブックシェルフとフロア型の違いのようなところがあります。
    一概にどちらが良いとは言えませんけどね。

    むしろ、このケーブルを先に導入していたら、PAW S1に手を出さず、Shanling UA2で満足していた可能性は高いかもしれません。
    まさに予想外ですけれど、そのくらいの差があるようでして導入した甲斐があったというものです。

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    2022/07/12 12:00 pm | No Comments
  • 087月

    DENAFRIPSのD/Aコンバータ「ARES II」にもISOCLEANヒューズを導入してみました。

    ARES IIは購入時に手持ちのセラミックヒューズに交換しておいたので、そのままでも良いかなと思っていたのですが、交換した機材がどれも自然に底上げされた印象なのと、こういうのも今後は値上げしていくのかな?(実売価格はすでに少し値上げしてる?)と思い、この際に導入しておくことにしました。

    IECインレット部分にヒューズが入っている構造ですが、内部配線から向きは上から下へだろうと推測し、そのように装着しました。
    ヒューズに向きがあるのかは難しいところですけど結構音傾向が変わるらしいです。(試してはいない。)

    定格は115V動作で250V2Aのようですが、今回は自己責任で2.5Aをチョイスしました。

    音としては硬さが出なくなって音色に温かみがあり自然な感じになりました。
    まだもうしばらくエージングが必要だと思いますけど、ISOCLEANはクセがないので扱いやすいと思います。
    セラミックの時は一聴するとカリッとして良いところもありましたけど、やや滑らかさや繊細さに欠ける傾向がありました。
    ISOCLEANのほうがむしろ力強さは増したくらいに感じられます。

    しばらくいろいろやったヒューズ交換もひとまずこれで一区切りかな。
    KRELL KSA-100内部とか、やりだしたらまだまだきりがないですけどね。

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    2022/07/08 1:00 pm | No Comments