• 2210月

    DP-77が再び修理に出かけて、今回は代替機も借りなかったですからSCD-777ESがメイン機となりました。

    これまでの配置だとトップローディングのディスクセットがやりづらく、また動作音もやや目立っていました。
    最初は47研究所の鹿革インシュレーターを久しぶりに見つけ出してきて敷いてみたのですが、音質的には温度感が上がり、グランカッサのキレも以前にも増して素晴らしくはなったのですけど、動作音にはいまひとつ効果はなかったようです。

    それで結局我慢できず、DC-81と入れ替えてラックの棚板をひとまず外して(実際には下に敷いておきました)、SCD-777ESをバリバリに使いやすい配置に。

    もちろんヒッコリーボードも下に敷きましたし、さらにはRCA-absolute-FM、POWER REFERENCE-TripleCも投入ですから、そりゃもう変わらないわけがありません。

    こうやって配置してみると、いろんな意味で「機材の占める比率ってそこまで高くはない」んだなぁと。
    もちろんクセのあるものは底上げのしようがないですし、そもそもの実力差がないとは言いませんが、それよりその機材に対する愛情とか力の注ぎ方次第の部分がかなりあるように思えてきます。

    本来はプリアンプをもうちょっと下げても良いと思いますけど、DP-77の戻ってくる場所が(物理的にも精神的にも)なくなってしまう気がして、一応は仮設置ということにしてあります。
    いつ戻ってくるか、ちゃんと治るのか分かりませんが、それまではこの体制で音楽を楽しむほうに注力したいと思います。
    そのためにセッティングも微妙にリラックスできる方向に振っていってますが、そこはまた後日ご紹介しましょう。

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    2019/10/22 12:00 pm | No Comments
  • 2110月

    長らく「盆踊り大会」状態だったシルク布でのルームアコースティックチューニングですが、ちょっと見直してみることにしました。

    カーテン自体をシルクにすればいちばん良いのでしょうけれども、いくら天然素材とはいってもやはり全帯域フラットに吸音するわけもなく、中高域主体に吸音されるとどうしても定位が偏りがちとなります。
    スピーカーのスパイクを排除しましたから、相対的にRWL-3が上までカバーするようになったこともあり、耳に近い位置からは排除しても良いかなと。

    石膏ボードは相変わらずイマイチですので、功罪相半ばするのは承知の上でミュートパネルを復活させました。
    こちらも中高域主体に吸音し過ぎるのですけども、シルク布が減った分、多少はあっても石膏ボードの直接反射よりは良くなったように感じます。
    双方の効果で、音場のつながりが良くなったようです。

    しばらくシルク布は外してありましたが、耳から遠い場所には使えるのではと思い立ち、側壁側の天井に使ってみると中低域のボンつきが少し軽減されました。
    ピアノの音色も澄んだようですし、天井からの影響を多少は改善してくれたのでしょう。
    シルク単体では低音の吸音能力はないに等しいですけども、あえて側壁そのものではなく、少し手前の天井から吊り下げることで背後のエアボリュームを確保したのが良かったのかもしれません。
    ボーカルの高さも少し上がってタイトになってくれました。

    最終的に広い部屋に移すほうが賢明なのは分かっていますけども、なかなかそう簡単にはいかないですからね。
    そろそろ今の部屋では限界かなぁとは感じますから8畳に移そうかなぁとも以前から思っていますが、むしろそこまで肩肘張らずに音楽主体で楽しむためにもぼちぼちシンプルな感じに移行していくのも良いかなと思ってみたり。
    もっと広いリビングで…というのも可能性はありますし、その辺りは愛犬の調子などをみつつ、機材も少し整理しながら考えていこうかなと思い始めているところです。

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    2019/10/21 12:00 pm | No Comments
  • 1910月

    Sound Stageの除電アクセサリ「SK-ST1」というのをゲットしてみました。

    SKから始まるので最初はSFCの製品かと思いましたが、SK-EXシリーズに付いているZERO SHOTとは違って、こちらはドライカーボンでできています。

    このドライカーボンの面をCDやレコード、さらにはレコード針やケーブルに押し当てることで静電気が除去できるんだとか。
    持つ部分は透明なアクリルっぽい素材でできているので、それで静電気が逃げるかなぁとは思いましたが、まぁそこは試してみるのがいちばんでしょう。

    まずは対処前にCDを聴いておいて、4箇所にペタペタしてから聴き比べてみます。
    違いはたしかにあるようで、透明感が上がってスッキリした印象があります。
    ぜい肉が落ちてスリムになったように感じるのは歪みが減ったからでしょうか。

    キツさが減って刺さらないような感じで、音源自体の歪みが減ったような印象も受けました。
    お次はレコードでも試しましたが、針はちょっと怖いので盤面のほうだけ。
    こちらは体感的にも分かって、盤面に乗せるとカーボン部分が盤面に吸い付くような感触があります。
    こちらも音の変化としては雑味が減っていて、古い録音の盤で曲間のノイズがマスターで絞ってあるのが、よりよく分かるようになりました。

    残念ながらもう売っているお店が少なくなっていますけれども、いろんな場所で使えそうですし、なかなか良い製品かなと思います。

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    2019/10/19 12:00 pm | No Comments
  • 1810月

    このところのAccuphaseさんでの修理を通じて、私が感じたところをまとめてみることにしました。
    「神話の終焉」としましたが、そもそもそんな神話があるのか?個人的な見解でしかないのでは?というご指摘もあろうかと思います。
    あくまでも「個人の感想」としつつも、客観的な事実を主体に実際に起こっていることを書いてみます。

    ことの発端はC-280Lのオーバーホール後、しばらくしてからロゴランプが暗くなったり明るくなったりするようになったことでした。
    オーバーホールの際に一部のランプをLEDに交換してあったことから、おそらくそれに起因するのだろうと思い、問い合わせて修理に出したわけです。
    しかしメーカーでは再現せず、念のためロゴランプを交換(ここ自体は電球のまま)、はんだ付け(本来はソケット)し、コンデンサを追加して戻ってきたものの、現在も症状自体は変わらず発生しています。

    そこに先日も書いたDP-77の音飛び問題が起こったわけです。
    2017年5月にテレオンからピックアップ交換済みの中古を購入(お店の6ヶ月保証付)し、同年10月に音飛びとトレイが引っ込んでしまうことがあるため、お店に連絡しました。
    お店では2016年10月くらいにピックアップ交換に出していましたので、その無償修理(Accuphaseでは修理箇所の故障は1年保証)でピックアップとメインボードAssyを交換されて戻ってきました。

    これで音飛びもトレイが引っ込んでしまう問題も解決していたのですが、2019年9月に再発します。
    前述のように修理箇所の故障は1年保証なのですけども、セカンドユーザー登録をしているとこれが2年に延長保証されるというのがありまして、前述の修理はあくまでもテレオンさんが修理に出したのですけれども、それはお店が無償修理を使いたかったという都合でしたから、保証自体はオーナーの私のセカンドユーザー登録を有効として2年となっていました。
    したがってこれも2年以内の故障=無償修理となり、10月にドライブ全交換とメインボードAssy交換で戻ってきました。
    しかしその直後からトレイが引っ込んでしまう現象と音飛びが起きており、再び今週末に修理(厳密には検証)に出すことが決まっています。

    文章にすると長くなってしまいますが、要するに3年で3回もピックアップ交換をしておきながら、それでも治っていないというわけです。
    DP-77は2002年発売のモデルですから、他のメーカーなら補修用性能部品の保有期間は長くても8年でしょう。
    そこをあえて「神話」と呼んだわけですけども、Accuphaseでは修理について以下の掲載をしており、また実践もされてきました。

    当社は、発売第一号機のプリアンプC-200、パワーアンプP-300から始まって、現在に至る製品をお受けいたします。お客様がご愛用される限りは旧モデルでもアフター・サービスを行いますのでお申し付けください。
    当社のアフター・サービスは「総合点検」を行うため、本社工場修理を基本としております。これによってご購入当初の性能を回復させると共に、さらに長期間安心してご使用頂けるよう心掛けております。
    尚、旧モデルの中には、部品調達の関係で修理不可能な場合がありますので、予めご了承下さい。

    C-200,P-300は1973年発売ですから、46年前の製品を修理をお受けします、というわけです。
    もちろん実際には最後の行にもあるとおり、同社で保有している補修用性能部品が払拭したものについては修理不可能な場合があり、そちらも概算お見積りのページにグレーアウトされた製品群として予め示されてあり、DP-77も該当モデルに相当します。
    基本的には1985年前後より古い機種が主体なのですが、CDプレーヤーですとピックアップ、プリアンプはメインボリュームなど主要な補修用性能部品が枯渇してしまったものについては、もっと新しいモデルでも一部修理不可能となっているのが現状です。
    プリアンプだとC-290Vの1998年、SACDプレーヤーにいたっては2005年発売のDP-78までが該当しています。

    SACDに絞りますとKHM-230AAAというピックアップが原因なわけですけども、これ自体はネットで検索するとパーツとして見つからないわけではありません。
    しかし同社の場合、これに限らず部品の持ち込みでの修理は受け付けていませんし、実際問題としても互換パーツ(実際のところは不正コピーされた部品)の可能性が非常に高いものが数多く出回っていて使えないというのが実際のところでしょう。
    なおKHM-230AAAの枯渇は2017年初頭にはすでに告知されていました。

    そんな中で2回のピックアップ交換をし、修理で2ヶ月ほど留守にしても治っていないという状況はおそらく同社でも異例の事態なのだろうとは思います。
    しかしプリアンプの件も含めて、さすがにもう先の掲載の文面に沿わない部分が表出してきているのではないか、というのが率直な感想です。
    現実的に14年前のモデルで修理不可能なものがある中、発売第一号機から「お受けいたします」と言い切るには、仮に但し書きがあるとはいえ、無理があるでしょう。
    CD/DACに限れば、現行モデルを除く全42機種のうち、10機種が一部修理不可能なわけです。

    ちなみに、これまで私(父親が現有分も含む)が使ってきた同社製品は以下のような状態になっています。

    製品 発売年 購入形態 購入年 修理回数 状態
    AC-1 1979年 中古 2017年 0 保有
    AC-2 1980年 中古 2017年 0 保有
    C-222 1983年 中古 2014年 0 保有
    P-266 1983年 中古 2015年 0 保有
    P-600 1983年 中古 2017年 初期不良返品
    C-200L 1984年 中古 2016年 0 保有
    C-200L 1984年 中古 2016年 1 保有
    DC-81 1986年 中古 2018年 0 保有
    C-280L 1987年 中古 2016年 2 保有
    C-200V 1987年 中古 2016年 初期不良返品
    T-108 1990年 新品 1992年頃 0 保有
    DP-70V 1990年 中古 2016年 0 保有
    C-270V 1992年 新品 1995年頃 0 保有
    E-405 1993年 新品 1994年頃 0 売却
    DP-75 1994年 新品 1995年頃 0 保有
    P-550 1994年 中古 2017年 0 保有
    PS-500 1996年 中古 2016年 売却
    P-450 1997年 新品 2000年頃 0 保有
    DP-77 2002年 中古 2017年 3 保有
    A-45 2006年 中古 2016年 0 保有

    たかだか20台くらいでは統計にすらならないですけども、1980年代までの10台で3回の修理、2台の初期不良で、1990年代以降の10台ではDP-77だけが修理対象となっており、ここが異常なケースだとは思われます。
    新品購入したものは一度も修理に出したことがなく、故障やオーバーホールに出したもののほうが故障頻度が上がっているようにも感じられます。

    これらをもって「神話の終焉」と言い切るのは無理があるとは思いますけれども、やはり40年近く経過したものはメンテナンスをしていても厳しいというのは現実なのではないでしょうか。
    さらにその後の機種もKHM-230AAAでないにしてもSONY製ピックアップを多用してありますし、パワートランジスタも最近の機種はフェアチャイルドに変更しています。
    DACチップも将来的にずっと供給されるか不明ですし、オペアンプも同様でしょう。
    そうしたことを考えますと、いつまでも今の修理体制が維持できるとは到底思えません。

    こうした状況を生んだ遠因になっているのは個人的な見解ではありますが、セカンドユーザー登録ではないかとも感じています。
    これは「有償修理実施後に正常な使用状態で修理した箇所が故障した場合、通常、修理日より1年間保証(無償修理)のところ2年間に保証期間を延長」という特典があるのですが、うちのDP-77のように「毎年壊れる」ようになってしまいますと実質永久保証となってしまいます。
    中古ばかり買っている私がいうのも変ですが、新品購入したユーザーよりも中古で買ったユーザーのほうが優遇されるというのもおかしいと感じます。

    最後になりましたが、同社の「経営方針・企業ポリシー」(リンク先はPDF)として挙げられている内容はおそらく創業者の春日二郎氏のお言葉を受けてのものだと思います。
    その志は大変共感できるもので、だからこそ私も愛用してきた経緯があります。
    しかし壊れにくく修理体制が整った同社だからこそ、過去の製品が増えるばかりという問題も同時に重くのしかかってきているようにも思えます。
    残すべき神話は継承しつつ、新たな時代に向けても継続できる形で次の神話を築いていっていただければと心から深く願う次第です。

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    2019/10/18 12:00 pm | No Comments
  • 1610月

    ずっとAudirvana Plusを使っていたMacの音楽再生ソフトですが、今更ながらAudirvana 3.5を導入することにしました。

    幸い、まだCatalinaでも動作するようですけども、もうDirect Modeは戻ってきそうもありませんし、iTunesも変わってしまいますからそろそろ更新しても良いかなと。
    FOSTEX HP-A8はMac Proとつないであるものの、USB経由ではなくhiFace Two ProとBusPower Pro経由ですから、Soundgenicでネットワークオーディオ的に聴く分にはLinn Kazooで不満はなかったんですけどね。

    使い勝手としてはKazooとの差別化という意味合いでもファイルをドラッグする古臭いインターフェースのほうが実は好みだったのですが、音質自体は向上しているみたいです。
    Direct ModeこそなくなりましたがInteger Modeは健在ですし、ハイレゾでより細かい音が聴こえるようなチューニングになってるのか、ややそれを意識したような高解像っぽいサウンドになったように感じられます。
    再生ソフトにクロックがあるわけではないけれど、クロックの精度が上がったような印象があり、低域も以前よりしっかり出ているようです。

    CPU負荷は相変わらず0.5〜0.7%程度で、以前より低いくらいですし、GUIはかなりリッチになっているわりには健闘しています。
    楽曲が切り替わる辺りではバッファリングの影響なのか、12%くらいに上がることもありますが、そもそもMac Proは6Coreなので12%といってもまだまだ余裕なんですけどね。
    とりあえずこれで徐々に使いにくくなっていくiTunesの代わりは少なくとも果たしてくれそうです。

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    2019/10/16 12:00 pm | No Comments
  • 1510月

    AccuphaseのSACDプレーヤー「DP-77」ですが、実質3度目の修理から戻ってきました。

    今回は特別にDP-85をお借りしていましたので、それと引き換えでの受け取りとなりました。
    音質的な差も不安でしたけど、そこはそれほど心配するほど大きな違いではなかったようです。

    今回はなんとドライブメカを全交換するという修理内容です。
    ピックアップですら払拭している貴重な状態なのに、メカ全体を調達したというのはなんだか申し訳ない気もします。
    ただ最初にも書いたとおり、今回が3回目の修理で初回はショップでのピックアップ交換、そしてお店での保証期間内の修理、今回はセカンドユーザー登録での延長保証期間内で…ということで、3年弱の間にこれだけ頻発してはさすがに…ということでの対処かと思われます。

    ただ万全かと言いますとどうもそうでもないんです。
    音飛びが発生したディスクは3枚送ったものの、メーカーでは再現せず、見込みでの修理となったわけですが、届いた直後、そのうちの1枚では問題なかったものの、手持ちの別のディスクで短い音飛びが2回ほど起きました。
    ただ、これが届いたばかりのディスクで当然録画などもしていませんでしたから、確信を持って言えないのと、その後は再現していないんですよねぇ。

    ただ、明らかに再現性のある症状(不具合と呼べるかは微妙)はあって、「電源投入直後にイジェクトボタンを押すとトレイがそのまま戻る場合がある」というものです。
    この症状、2回目の修理の時にあった症状そのものなんですよね。
    どうも電源投入してからディスクチェックに行ってるようで、それで「NO DISC」なのが確定する前にイジェクトボタンを押すと高い頻度で発生するようです。
    それなら「NO DISC」が出るまで待てば良いと言われそうですけれども、SACDプレーヤー全般にそうだと思いますが電源投入から「NO DISC」が出るまで9秒強かかるんですよねぇ。

    そもそもこの「遅さ」もその前とは違っているようで、今回のドライブ交換前はもうちょっと速かった気がします。
    また、そこまでのタイミングでイジェクトボタンを押すと、画面表示もUNLOADINGとLOADING、NO DISCが混じったような表示になっていて、なんとなくバグっているようにすら思えます。
    ちなみに電圧変動やアンプ等の電源を投入しない状態、電源系のアクセサリを外しても下記の表記やトレイが閉まってしまうor開かない症状は再現性をもって起こります。

    (10/16 13:50追記)

    動画を追加しました。

    これがファームウェアの問題なのかはさすがにもう私では分かりませんが、なんとなく後味が悪い感じなのは確かです。
    しばらく音飛びを再現させようと頑張ってみましたが、それでは音楽が一向に楽しめず本末顛倒だなぁと思い、とりあえずはあまり気にせずにしばらく使ってみることにしました。
    ただ正直、C-280Lのロゴランプの問題も含め、同社への信頼感が後退したのは間違いありません。
    そういう意味ではSCD-777ESを導入しておいたのは良かったなと思っているところです。

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    2019/10/15 12:00 pm | No Comments