• 0511月

    以前から気になっていたCardasのシェルリード「HSL PCC EG」を海外から輸入してみました。

    御存知の通りCardasはアメリカのメーカーですから、当初はアメリカのお店を色々探していたのですが、どうしても送料がネックです。
    壁コンセントといっしょに輸入すれば…とも考えましたが、いずれにしても送料が3000円くらいかかるし、アメリカの物流はイマイチだと聞いていますし…。
    イギリスからの輸入なら慣れてるんだけどなぁと調べていると、いつものfutureshopにはCardasはなかったものの、Analogue Seductionというお店に金メッキのシェルチップを使ったタイプは売っていました。
    送料もロイヤルメールですから500円ほどと格段に安いですから、お店のチェックも兼ねて注文してみようと。

    futureshopのように発送方法を選ぶことはできませんが、円建てやデビットカードでの決済が可能です。
    futureshopは今だと英ポンド建てしかできませんからね。
    ただし、円建てという体ではありますが、実際のinvoiceは英ポンドになってるので表示上の目安だけかも。
    追跡できなかったのはちょっと残念ですけども、注文してからおよそ9日ほどで届きました。

    中身は良い状態で届きましたが、先ほどの袋に貼ってあったシールを剥がしたらCardasのマークまでシール側にくっ付いて消える辺りは海外ショップらしいところではあります。
    国内で購入すれば1万円近くするわけですから、そういう細かいところや保証を気にするなら国内正規品を購入したほうが安心でしょう。
    ただ、Cardasは在庫があるお店でないと、代理店経由で本国発注になって最長4週間くらい待つ可能性もあります。

    早速、My Sonic Labのヘッドシェル付属のリード線で付けてあったZYX Ultimate 100で鳴らしてみました。
    一聴して全くこれまでと違う厚みのあるもので、いくら音量上げても全然うるさく感じないヤバめのサウンドです。
    Cardasでも私が愛用しているNeutral Referenceのような強調感のない、自然な鳴り方です。
    現代的だけれど平坦な印象が出がちな最近のカートリッジやリード線とはだいぶ違う方向性と言えるでしょう。
    金メッキタイプだからというのも影響しているかもしれませんね。
    ちなみになぜかAnalogue Seductionにはロジウムメッキのタイプは売られていませんでした。

    リードワイヤ自体はその細いケーブル部分とワニ口クリップっぽい感じのリードチップが独特です。
    このリードチップとその被膜がかなり長いため、カートリッジとヘッドシェルのピンがそれぞれ対向しているようなケースでクリアランスも少なめですと、かなり取り付けづらいケースがあります。
    また、ヘッドシェル側のピンはできればやや太めのほうが接触面積が確保しやすいようで、他のリード線と比べてかなり相性を選ぶので、お値段も含め、万人にオススメするのはやや難しいかもしれません。

    下はちょっと試行錯誤した時にortofonとSUMIKOのヘッドシェルに取り付けた例です。
    カートリッジ側がDL-103みたいに幅広で交差していたり、高さがあってシェル側のピンと段差があればもっと余裕がある取り付け方ができるのかも。
    なんとなくストレートアームなどオフセットのあるケースでの取り付けを想定しているようにも思われますが…。

    頼りないほど細い線ですが、音痩せは皆無でむしろ分厚いサウンドが飛び出してきます。
    おそらくCardasが出しているトーンアーム内配線用のケーブルをそのまま流用しているために細いままなのではないかと予想します。
    当初ハムが出てリード線の接触を疑いましたが、これは以前からあるSAECのトーンアームのDIN端子側の問題でした。
    それでも念のため、ECI-50を使って接点はしっかりクリーニングしておきましたけどね。

    音傾向はなかなか説明が難しいので、いつものようにPCM-D100で録音してみることにしました。
    同じ曲をマイソニックラボのリード線、今回のCardasのリード線で録音した場合の曲冒頭部の周波数特性です。

    なんだかうまく表示軸がきっちり揃わなかったのですが、これまでのリード線と比べても周波数特性の変化がかなり大きいです。
    高域は明らかに伸びていますし、中域あたりのピークやディップにもかなり違いがあります。
    24bit/192kHzのFLACで保存した場合のファイルサイズもMy Sonic Labの194.8MBに対して、Cardasは195.7MBと誤差レベルながら、僅かに大きくなっていて情報量も増えはしても減ってはいないようです。

    国内の価格ですとさすがにオススメしづらいのですが、輸入価格なら中級クラスのリード線の価格ですから、個人的にはとても気に入りました。
    ロジウムメッキのほうも気になりますが、あまり売ってないし値引きも少ないんですよねぇ。
    写真も金メッキのとはやや違う写真を載せているところもあり、イマイチ実態が不明です。
    取付時のスペースが窮屈なこともありますし、Cardasの魅力を他所で体験している方にのみオススメしておくのが無難かなぁ。
    個人的にはトーンアーム内部配線もCardasに替えたいくらいの気分ですけどね。

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    Filed under: Audio
    2017/11/05 12:00 pm | No Comments

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