• 238月

    Acoustuneのイヤーピース「AEX07」を試しました。

    中の写真を撮り忘れましたが、ロゴ入りケースに入っていてなかなか豪華な感じです。
    予備や交換用を持ち歩くのが最近の傾向なのかな?
    今回はMサイズで、SpinFit W1と比べると音傾向も余計な味付けはなさそうですが、若干低域よりのバランスでしょうか。

    音色はスピーカーに近い印象で、ある種の箱鳴りのような部分も低域を中心に上手く再現しているような雰囲気も感じました。
    いわゆるゴムっぽい弾み加減も多少あります。
    ボーカルはだいぶ近い傾向で、そのぶん息遣いなどは細かく伝わってIEMっぽさが高まるような方向性です。
    ピアノはややオンマイクになり過ぎかもしれません。

    しばらくMaverickにこれを装着して運用してみた後、SpinFit W1と比べてみました。
    SpinFit W1のほうがピアノの音色は圧倒的に本物っぽくて余計なクセがつかないようです。
    ボーカルはSpinFit W1だとやや大きめになる傾向ですが、それも録音の影響もあるかもしれません。

    今回はMサイズを試しましたが、メーカーで微妙に大きさも異なってきますし、AEX07のほうが若干小さい傾向なのでもうちょっと大きいとまた違った感想になるのかも。
    ノズルが太めなのは扱いやすいですし、組み合わせるイヤホンによってはリスニング寄りのバランスが上手くハマるケースもあるだろうなと感じるイヤーピースでした。

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    2023/08/23 3:30 pm | ACOUSTUNE AEX07 はコメントを受け付けていません
  • 168月

    Stetzer Electricのノイズフィルタ「STETZERiZER」をさらに買い足してみました。

    greenwaveのほうが有名で最近は分解して内部回路が判明した互換品が出回っていたりもしていますが、個人的には出音への影響がまろやかで高周波まで緩やかに効いているっぽいSTETZERiZERが好みではあります。
    まずは動作確認も兼ねて先日入れ替えたサブ系の電源タップ「API Power Wedge Entry」に挿してみました。

    EMI Meterで見ると数値はほとんど変わらずですが、出音としては澄んでいて空間表現が良くなったような印象です。
    逆に先日外したAPI Power Enhancer Entryは粒が粗くなる印象で、良く言えば力強い感じにもなるのですがノイズフィルタのデメリットのほうが目立つ感じでした。
    STETZERiZERはあまり音に悪影響がなく、逆に言えばすでにパソコン周りなどに導入済みだと、もうそこまで大きな改善もない感じです。

    次にPower Enhancer Entryと双方とも外してみると力強さが少し高まるので、意外とコレで良いなぁということになってサブ系からはどちらも外してしまいました。
    どこか全然違う場所で使ってみようと廊下や炊飯器、電子レンジ、冷蔵庫、エアコンなど色々試しましたが、EMI Meterの数値が安定して下がったのはリビングの照明周りのコンセントでした。
    ここにはiPadのACアダプタが付いているくらいですけど、リビングの数値は1/3くらいになりますし、オーディオ部屋のほうも10mVくらい下がりました。

    さすがにオーディオ部屋の出音への影響までは分からないというのが正直なところですけど、かなり高めだったリビングの数値が下がっただけでも効果はあったでしょう。
    ちなみに数値が上がりやすいのはうちだと炊飯中のようで、そのわりに炊飯器と同じコンセントよりリビングに装着したほうが全体としては下がりやすいというのも面白いものです。

    あまり過剰に装着してももうあまり効果もないでしょうし、このくらいで十分かな。
    本来は配電盤工事をするともっともっと良くなるような気もしますし、そもそも屋内配線も少し老朽化してきつつあるとは思いますが、当面は現状の電源環境でやりくりしようかなと思っています。

    Filed under: Audio
    2023/08/16 4:00 pm | Stetzer Electric STETZERiZERをさらに追加 はコメントを受け付けていません
  • 138月

    APIの電源コンディショナー「Power Enhancer Entry」を入手してみました。

    Power Enhancer Iが思ったより良くて、Power Wedge Entryに続いての入手です。
    ただ結論からいうとPower Enhancer Iとはだいぶ効果の方向性や度合いが異なります。
    Iのほうは力強さがむしろ高まるようなところがありますが、Entryのほうはごく一般的なノイズフィルタ的な方向性です。

    大きさも電源タップのPower Wedge Entryと同じくらいですし、回路構成も小さいのでしょうね。
    ご多分に漏れず、こちらも開腹できないようになっているために中身は不明ですが。

    しばらくサブ系統のPower Wedge Entryに繋いでみていましたが、どうも音がこじんまりまとまった感がありました。
    数日装着したものの、結局は外してしまいました。
    ちなみにEMI Meterの数値変化もごく少ないです。
    greenwaveなどほどコンパクトでもないですし、オーディオ系統以外で使うにはちょっと仰々しいですから、とりあえず放置かなぁ。
    別の部屋など置き場所に困らないところで使ってみての変化も試してみようとは思っています。

    Filed under: Audio
    2023/08/13 2:30 pm | API Power Enhancer Entry はコメントを受け付けていません
  • 058月

    APIの電源タップ「Power Wedge Entry」を入手しました。

    先日のPower Enhancer Iが意外と良かったこともありますが、どちらかというとWireWorldのが老朽化してきているのと、以前内部を見た時に心細いといいますか危うそうな作りだったので、これを置き換えたいなと。
    そもそもオーディオ系のサブ系統という感じで、オープンデッキやあまり使っていないCDプレーヤーくらいしかつないでないんですけどね。

    電源ケーブルも付属していて、わりと良さげなものではあります。
    コンセントは全部で6口で、上面に3つ、IECコネクタと反対側の斜面がデジタル用、IEC側に1個配置されています。
    デジタル用はたぶんフィルタが入ってるはずで、今回も内部は開けられないようになっているので不明です。

    EMI Meterでは特に差がない感じで、もちろんどの口も通電は問題有りません。
    メイン機材がつながっているわけではないですが、ややアメリカンでおおらかな描写になったかなぁという程度の変化です。
    以前も一度、APIの電源タップは入れたことがあるのですけど、その時はヒューズが切れまくってる個体で音質面でもあまり良い印象はありませんでした。

    今回のは名前の通りEntryクラスということもあるので、ごくシンプルな電源タップよりは多少マシかも?くらいで考えておくのが良いでしょう。
    実際にはスイッチ付きが便利で使っているPanasonicのWCH44129のほうが安定しているくらいかもしれません。

    Filed under: Audio
    2023/08/05 2:00 pm | 3 Comments
  • 287月

    Luminox Audioの2pinケーブル「Day for Night」の2.5mmを入手しました。

    LNA ReflectionでリケーブルしたUnique Melody Maverickをさらにアップグレードしたいなというのが主な目的です。
    3.5mmでも良いのですがもうあまり出物がないですし、状態の良い2.5mmがあったのとバリエーションがあったほうが面白いかなと。

    グレードとしてはBooster Blueを挟んで2つ上になり、超高純度OCC(単結晶無酸素銅)線と銀メッキ銅線の組み合わせによる4芯構造だそうです。
    Reflectionが銀メッキ銅線による6芯、Booster Blueが「超高純度OCC線2芯に、銀メッキした超高純度銅線による4芯」と芯数だけだとむしろ減ってるくらいではありますが太さがだいぶ違います。

    早速、Maverickに装着して聴いてみると音に厚みがあり穏やかです。
    低域にちゃんと重量感がある部分はやはり線の太さも関係しているのでしょうか。
    ミックスの歪みもしっかり判別でき、スピーカーで聴く時の印象に限りなく近いバランスになっています。

    一方でReflectionのほうが澄んだ感じはあるのですが、やはりちょっと薄い感じで2wayブックシェルフ的なバランスといった風情です。
    Day for Nightはこれまでのイヤーピースだと距離が少し近い印象があったので、イヤーピースも見直しました。
    これまではSpinFit W1でしたが、いろいろ試した結果、やはり最初に相性が良いと感じた以前のSpinFitと組み合わせることになりました。
    このあたりは好みや耳の形状なども関係してくるのでしょう。

    あとは変換プラグが3.5mm、場合によってはそこからさらに6.3mmとなってしまうケースがある(特にCHORD Hugo)ので、そこで鮮度が下がってしまう傾向があるのが今後の課題でしょうか。
    また、Maverickの左側の2pinコネクタがやや緩かったので、対策としてイヤホン側にトップコートを少し塗って一時対処しておきました。
    電気的な接点自体は問題ないのでそう大きな問題でもないですけど抜けちゃうと最悪、アンプがショートしちゃうこともありますからね。

    さすがにこれでMaverickのリケーブルも確定かな。
    2pinのイヤホンは他にOriolus Finschiしかなくて、そっちはイヤホン本体のコーティングが剥がれ気味ですし、なにか一つくらい追加しても良いのかもと思っていたりはします。

    Filed under: Audio
    2023/07/28 1:30 pm | Luminox Audio Day for Night はコメントを受け付けていません
  • 207月

    Audio Power Industriesの並列型ノイズフィルタ「Power Enhancer I」を入手してみました。

    無駄にデカい電圧計のような感じですが、中身は正直良くわかりません。
    ほとんどはネジ止めなんですけど一部がハトメになっているため開腹することはできないようです。
    重さからするとトランスとコンデンサあたりが入ってそうですけどね。

    ちゃんと動いているかどうかも電源接続しただけでは電圧計しか分からないので、greenwaveを抜いてパソコン系でEMI Meterを使って効果を見てみることにしました。
    この状態でAPIなしだと183mV近辺だったのが、Power Enhancer Iをつなぐと131mVくらいになるので、どうやらちゃんと動作しているみたいです。
    ちなみにgreenwaveありの状態だと有り無しで47mV→44mVくらいしか変化がありませんけどね。

    それではとオーディオ系のほうのサブの電源タップ(オープンリールデッキ等で使用)につないでみました。
    接続前後の変化としては46mv→42mvとこちらもほとんど変化はありません。
    ただ、電圧が1Vくらい高めの表示になるような感じはします。(APIの電圧計はあまり当てにならないのでテスターで計測してます。)
    ひとまず、しばらく接続しておいてみることにしました。
    ちなみにオーディオの電源諸々投入した状態で47mV程度です。

    音の変化としてはやや大人しくなったかな?という感じで、雑味が減ってスッキリ系になりました。
    トランス入りということで想像するような、力感が高まる方向性ではなさそうです。
    前に出る感じから場の雰囲気を良く出してくる方向の変化で、かなり大袈裟にいうとMMカートリッジからMCカートリッジに変えたような方向性かな。
    楽器の音色は自然になっていて、PROCEED単体でMark Levinsonに近づいた印象だから良い変化なのだと思います。
    低域がダブつかず、ダンピングファクターが上がったような印象を受けました。

    Mark LevinsonのNo.360Lのほうは、より濃密で妖艶な描写になり、しっとりと歌う感じになっています。
    細部描写がしっかりする感じで、無理な力みがなく音離れも良いです。
    それでいて弾くような音色がとても自然でして、たとえばハープシコードやハイハットとかキツくなったり不自然さが出やすいものもデッドになり過ぎたり過多に残留したり濁ったりせず、スパッと素直に出てくるようになりました。

    NAS側はオーディオ系ではなくパソコン系から電源を取っていますが、こちら経由での再生でも変化の傾向は同じです。
    Power Enhancer Iはアンプに効くというような記載があったと記憶していますが、入力系にもしっかり効果があるように思われます。
    ちなみにスピーカーから低音が出るとPower Enhancer Iの電圧計の針が結構揺れるんですよね。
    どちらかというと出た後に電圧が上がるような振れ方で、実際にはそんなことはないと思いますが逆起電力の影響のような雰囲気を感じます。
    パワーアンプの電源投入時は派手に電圧計が振れますし、前述のようにテスター計測値とはかなり違って大げさに出るみたいです。

    それ以外の変化でいうと、音像が揺れなくなったのと、気分的にリラックスして聴けるようになったのが大きいかな。
    電源ノイズが計測上減るということよりも、消費電力変動による電圧やAC波形の歪みを軽減してくれているような印象があり、それが機器の安定動作に繋がっているのではないかなと推測しています。
    いわゆるクリーン電源的な変化の仕方で波形を整える風に感じられます。

    副作用も今のところはなさそうですが、あるとすれば力感がちょっと弱いくらいでしょうか。
    試しにアンプ用タップに装着してみたところ、こちらは重厚感が出てさらに少し定位が明瞭になって、仮想アース的な効き方をしてくれている部分が感じられます。

    ただ、やはりノイズ除去的なアクセサリはオーディオ機器に近すぎると多少デメリットはあるのかもしれず、そこは何度か試行錯誤しました。
    爽快感は補助タップのほうでしたが、低域が深くなった印象で力強さと余裕が感じられてアンプの電源が強力になったようなといいますか、スピーカーの口径が大きくなったような感じもあるので、総合的に判断してアンプ側タップに装着してみてます。
    昇圧トランスと似たような効果も多少感じ取れますが、実際の電圧は特に大きくは上がっていません。

    最終的にまだもう少し試行錯誤するかもですが、これまで持っていたノイズフィルタ系グッズとはまた違う効き方なので重宝しそうです。

    Filed under: Audio
    2023/07/20 4:00 pm | API Power Enhancer I はコメントを受け付けていません