• 145月

    Wadia 23は外からかんたんにヒューズが交換できる構造になっていますし、KRELLのパワーアンプ同様にヒューズに交換してみることにしました。

    31.8mmの1A、スローブローが使われていますので、あまり迷いなく選ぶことができました。
    候補としてはかろうじて出回っているFURUTECHや海外等で購入可能なSynergistic Researchの製品も多少は考えましたが、電源投入から安定するのが早くてクセが少ないという定評からやっぱり今回もISOCLEANに。

    交換してまず感じたのは艶が出て細部の描写が丁寧になったところでしょうか。
    Wadiaがジャズ向きと言われる一因でもあるある種の無骨さはやや薄まった感もありますけど、澄んだ印象でまとまるのでいろんなジャンルを聴く私としては好都合です。

    そもそも交換時に接点クリーニングもしますし、ISOCLEANもそれを想定してか簡単なクリーニング用クロスも付属しているので、そうしたお掃除効果も大きいのかも。
    古い機材だと内部部品同様、ヒューズもだいぶ年代物になっていますし、場合によっては単純な交換でも効果はあるのではないでしょうか。
    国内メーカーはたいてい内部にありますし、場合によっては基板上にヒューズ抵抗として取り付けられているケースも多いですから、そういう製品の交換にはかなり気力と勇気が必要です。
    保証のことも考えるとやはり外部から簡単に交換可能な機材に限定したほうが良いのかもしれません。(それですら自己責任で定格を守るのが大原則ですけれど。

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    Filed under: Audio
    2022/05/14 2:30 pm | 2 Comments

2 Responses

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  • もと設計者 Says:

    老婆心ながら定格が同じでもヒューズメーカーが違えば溶断特性は違います。
    メーカーでのI2t-T特性の差で定格電流選定で1ランク上下は良くあります。
    機器が壊れて発火することも含め自己責任で行える方のみ、手を出せるということを認識していただきたいです。
    ヒューズ変更で音質が大きく変わることは知っていますので、変えたくなる気持ちは分かります。
    https://detail-infomation.com/fuse-fusing-characteristics/

  • MacBS Says:

    もと設計者さん、コメントありがとうございます。

    本来は安全確保のための仕組みですので、そこは気をつけなくてはいけませんね。
    中古だとすでに交換されていて、全く定格外れのものが装着されていたりしますので、それよりは安全なケースもあるかなと思います。
    実際、DACに10Aのヒューズが付いていたりしましたし、アンプにはDC用の32V/15Aが付いていたこともありました。

    いずれにしても安易に交換されたり、定格を守らずに極論バイパスしてしまうようなことがないように注意喚起は必要かと思います。
    ありがとうございます。