• 285月

    ラステームから新しいデジタルプリメインアンプ「HDA723D」が発売されたようで。

    先日もNuForceのデジタルパワーアンプを紹介したばかりですが、こちらはどちらかと言うと「てんこ盛り」系のモデルで、DSDネイティブ対応のUSB-DAC機能も搭載しています。
    パソコンとスピーカーさえあれば、あとはもうこれが一手にオーディオ部分を受け持ってくれるという製品ですね。
    DSDは5.6MHzにも対応していますし、ASIOとDoPの両方に対応しているのはPCオーディオに長けたラステームならではかと。
    DACチップはPCM1795で、その点では先日紹介したUSB-DAC「UDAC32RD」とも同等ということになります。
    ヘッドフォンアンプもどうやら同等みたいですから、差額2万円弱でスピーカーにも対応できると考えるとこちらがお買い得かも。

    アンプとしては最大出力で35W+35W/8Ωと、そこそこな感じです。
    ただアナログ入力が全く用意されてないのはちょっと残念かな。
    この手の製品ではデジタルアンプだから…という感じに位置づけてるのをよく見かけますけど、あくまでもDAC出力されて以降はアナログ処理されてるわけですからねぇ。
    むしろDSDでフルデジタル処理されるような製品が出てくれれば、それはそれで面白そうですけれど。

    なお、消費電力は最大150Wと、それなりの出力になればやっぱりそこそこ電気を食うんですね。
    電源にSMPS(Switch Mode Power Supply)という、OlasonicさんのSCDSみたいな回路が実装されてるそうですが、省電力さに関してはどうやらNANO-UA1のほうが一枚上手のようです。

    (当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)

    Filed under: Audio
    2013/05/28 12:00 pm | 2 Comments

2 Responses

WP_Lime_Slice
  • aa Says:

    >なお、消費電力は最大150Wと、それなりの出力になればやっぱりそこそこ電気を食うんですね。

    おそらく70W×2@4オーム=140Wなんでしょう。

    Olasonicみたいにキャパシタにバッファするのが良いのか悪いのか。
    バッファが切れたら、おそらくクリップするわけすし。

  • MacBS Says:

    aaさん、コメントありがとうございます。

    デジタルアンプがエネルギー変換効率が80〜90%と高いとはいえ、最大出力時にはたしかにそうなりますよね。
    通常音量時なら10Wもいかないくらいでしょうか。

    それにしてもラステームさんの倒産はちょっとビックリしました。
    どうも再開の見込みはなさそうな雰囲気ですし、残念です。