• 185月

    MarantzからUSB-DAC機能付きネットワークプレーヤー「NA8004」が6月中旬に発売されるそうで。

    他社への牽制なのか、少し前からオーディオ誌などで試作機の紹介記事が出ていましたが、以後のチューニングも終わって登場のようですね。
    2010年に出た「NA7004」は私もお借りしたことがありますが、型番的にそれよりはちょっと上位で、先日出た「NA-11S1」で得たノウハウも活かした製品という形かと。
    最近はデジタルアイソレーションに注力しているようで、規模こそNA-11S1ほどではないものの、高速デジタルアイソレーター6素子、12回路搭載で、ICチップ内蔵のコイルで磁気転送することで絶縁しているんだとか。
    過去のCDプレーヤーでも光素子を使ったものとかありましたが、個人的にはそこまでアイソレーションするなら別筐体にしちゃったほうが…とか思ってしまいます。
    ただ、USB-DDCやデジタル出力のみのネットワークプレーヤーではDSDの伝送手段が確立していない、という難関があるんですけどねぇ。

    そんなDSDにもしっかり5.8MHzまでの対応を果たし、PCMのほうもAIFFやWAV、FLACの24bit/196kHz対応(ALACは24bit/96kHzまで)で、FLACとWAVについてはギャップレス再生にも対応しているとのことです。
    また最初にも書いたんですが、USB-DACやUSBメモリやiOS機器のファイル再生も網羅していて、なかなか欲張りな機能満載モデルです。
    ヘッドフォンアンプもオペアンプとHDAM-SA2を使っていますから、PCオーディオはこれだけで…といった使い方も想定しているのでしょう。

    なおDACチップはこれまでもMarantzがよく採用しているシーラス・ロジックのCS4398です。
    あくまでも個人的にはバーブラウンやWolfsonが好みなんですが、マランツサウンドはシーラス・ロジックのほうが再現しやすいのかな。
    もちろんDACチップだけで決まる部分なんてごく一部ではあるのでしょうけど、シーラス・ロジックのWolfson買収の話もありましたし、今後は両者でチップが整理されるのかもしれませんが、どれが残るのか気になるところです。

    私自身もネットワークプレーヤーの導入を検討中なんですが、NA8005で良さそうだなと思うのはやはりオーディオブランドとしての音の仕上げの部分です。
    電源トランスが…とかそういうところはまぁそこまで気にしませんけど、やはりサウンドのまとめ方には経験が活きてくることでしょう。
    むしろ基板を見る感じではもうちょっとアナログ段に注力しても良いのかなとも思いますけどね。
    逆にちょっと気になるのは筐体の大きさです。
    せっかく光学ドライブを持たないネットワークプレーヤーですし、幅440mmにこだわらなくて良いのではないかなという気もします。
    筐体の共通化によるコストダウンという一面もあるのかもしれませんけど。

    お値段は129,500円と、オーディオコンポーネントとしては中級クラスの設定です。
    すでにDACを持っている層からすると「ちょっとネットワークプレーヤーを試してみるか」とも行かないでしょうし、これをシステムの中核に据える層がターゲットでしょう。
    NA7004もDACチップだけ見るとCS4398ですし、どれくらい進歩しているのかが気になるところです。

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    2014/05/18 12:00 pm | Marantz NA8005 はコメントを受け付けていません。

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