• 042月

    ESOTERICからデジタル出力専用のネットワークトランスポート「N-03T」が2/15に発売されるそうで。

    デジタル出力だけとはいえ、お値段は78万円という高級機ですが、いちばん気になったのはDSD出力をどうしているのかな?という点でした。
    出力端子は同軸RCA、XLR、そしてUSBの3端子となっています。
    まず光出力がないのが特徴的かなと感じますね。
    USBでDSD出力するのが基本で、その場合は11.2MHzまでのDSDに対応し、PCMも32bit/384kHzまでとなります。
    さらにXLRやRCAもDoPで2.8MHzのDSDまで出せるようにしてあるようです。
    原理的には可能なんですけど、DoPで同軸入力を受けられるDACはそう多くないし、逆に対応してないDACに入れた時の配慮は大丈夫かなぁという気も多少しますけどね。

    また、ソフトウェアもわりと立派になっていて、「ESOTERIC Sound Stream」というiPad/iPhoneアプリケーションが用意されるようです。
    汎用的なソフトも使えるとは思いますけど、Androidは現状は出さないんでしょうね。
    光やAndroidなど、思い切って切るところは切る(失礼!)思い切りの良さは今後のサポートやコストの面からも仕方ないところでしょう。
    なお、流行りのSpotifyや、Qobuz、TIDAL、Roonといったストリーミングサービスは徐々に対応していく予定のようです。

    内部構造はトランスポートにしては大掛かりな電源部が目立ちます。
    特にトランスが2つもあって、どう分けたんだ?と疑問に思いましたが、「内蔵ネットワークモジュールと、その他のデジタル回路用」で分離してあるそうです。
    たしかにネットワークを扱う部分はパソコンみたいなものですけど、USB出力部分もなかなかのもののような気がしますけど、汎用的なチップを使わずに処理してるのでしょうか?
    トランスや筐体のせいもあって、約17kgという重厚長大なトランスポートとなっています。
    相変わらずクロック入力を装備していたり、ESOTERICらしい仕上がりですが、近々別の製品も発表予定らしいですし、長期保証をしつつ新しい取り組みをするのは大変かと思いますが、そのラインナップには期待したいところです。

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    Filed under: Audio
    2018/02/04 12:00 pm | ESOTERIC N-03T はコメントを受け付けていません

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