• 3011月

    ACOUSTIC REVIVEのアコースティックコンディショナー「RWL-3」は必需品となっていますが、真ん中のパネルは定位に神経質になり過ぎることなどがあって、一時的に外してありました。

    ただ、その後パワーアンプが変わったり諸々が落ち着いてきたので、眠らせておくのは勿体ないと再度設置することにしました。
    まぁ本来はピアノ録音用に一枚用意しておこうという気持ちもあったんですけどね。

    復活第一弾は以前と同じように真ん中に立ててみました。
    写真を撮り忘れましたが、以前のメリットとデメリットがそのまま復活した感じです。
    定位はピンポイントでは恐ろしいほどシャープになるのですけど、数mmズレただけで位相が回ったような印象が出たりして、やや神経質になりがちです。
    何度もやってみては「ああ、やっぱりこうなるよね」という感じなんですが、これはRWL-3が悪いわけではなく、うちの部屋が狭いため、スピーカー背面の距離が最低限でMatrix 802 S2は後ろだけでなく前後左右の空間がないと音場も窮屈になってしまうことによるものです。
    RWL-3を置く分、パワーアンプを手前に出したり、パワーアンプ下にボードを置くだけでも変化してしまうくらいですから…。

    この段階でちょっと諦めかけたのですが、実はスピーカーの背面には窓がありまして、ここの防寒、防音対策をしたいと以前から思っていたのを思い出しました。
    普段はカーテンを締め切っているんですが、窓の向こうはそれなりに距離があるとはいえ、隣家がありますし。
    元々はスタイロフォームとかを考えてたわけですけども、ほんのちょっと出窓風になってますし、ココにRWL-3を載せたらどうなるだろう?と試してみることにしました。

    幅や高さは窓よりも当然小さいですし、ぴったりセンターというわけにはいきませんが、スピーカー自体もやや左側にシフトして設置してありますから、わりと真ん中上部に置ける形です。
    以前、RWL-3を壁の床近くに寝せて横置きしたこともあって、横使いも効果があるのは分かっていましたし。

    早速この状態でカーテンを閉めて試聴してみると、明らかにボーカルの口の位置が高くなっています。
    ボードを中央に立てた時と同じくシャープな定位になりましたし、それでいて神経質さもありません。
    ボーカルもただ細くなったのではなく、立体感は失わずに口の大きさが小さくなったような印象です。

    そもそもこうやって聴いてみると、これまで窓の部分で高域を中心にかなり音が吸収されたり低域が溜まっていたりしたのだなということに気づけただけでも大きな収穫です。
    802の場合だとRWL-3の高さでカバーできると思っていましたが、理想的には2枚縦にスタックするのが良いのかも。
    また以前からずっと気にしていた左右の音量差もどうやらこの部分がかなり影響していたようです。
    ただ、これには横の壁ももちろん関係していて、そちらは左リスポジ横のWS-1で対処してあって、それを撤去するほどではありませんでした。

    本来は縦に置くように作られていますから、そのままだと倒れてくる可能性がありますので、そこはL字金具でも付けようかと思いましたが、最終的にはWS-1と同じマジックテープを使って固定しました。
    そもそも出窓部分に立ってるし、手前にカーテンがあるのでよっぽどのことがなければ落下の心配はあまりないと思いますけどね。

    (当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)

    Filed under: Audio
    2017/11/30 12:00 pm | 2 Comments

2 Responses

WP_Lime_Slice
  • Says:

    カーテンを撤去して聞いてみたらどうなりますでしょうか?

  • MacBS Says:

    tさん、コメントありがとうございます。

    以前、後ろに使っていた厚手のカーテンだと撤去すると高域寄りだけ盛大に反射してきていました。
    逆に厚手のカーテンを付けた状態では高域だけ吸収され、音が引っ込んだような印象で、それもあり、やや薄手の遮光でないカーテンにした、という経緯があります。

    現在のカーテンですと見た目のイメージは別として、音への影響は最小限になっていると思います。
    なにぶん寒い地域ですので、撤去する場合は窓ごと無くしてしまって断熱処理するほうが良いのかもしれません。
    その辺りはまた試行錯誤してみたいと思います。
    アドバイス、ありがとうございます。