• 225月

    ACOUSTIC REVIVEのグラウンディング・コンディショナー「RGC-24 TripleC-FM」、ターンテーブルでも非常に効果的でしたが、より幅広い効果を期待してAccuphaseのプリアンプ「C-280L」に接続してみました。

    フォノイコライザー内蔵ですからアース端子もあるのですが、そうでなくてもフォノケーブルのYラグとターンテーブルのアース線を共締めしてあって繋ぎづらくて苦労していますから、今回はYラグをRCAに変換する付属のプラグを使用しました。
    このプラグ、出力端子用防振プラグ「IP-2Q」と似た構造で、ホット側は絶縁されていますからショートの心配はありません。

    ただし、マニュアルにも記載がありますが、接続時は機器の電源は切って作業してください。
    C-280Lでは空いた入力端子のコールド側にもシャーシ電圧が掛かっていましたので、入力端子側に挿すことにしました。
    機種によってはセレクタでホット・コールドともカットされる場合もあると思いますから、そうした部分はテスターなどでチェックしたほうが良いかもしれません。

    仮想アース本体はトランスの真下辺りに置くのが効果的とされていますので、C-280Lの正面左側のウッドケース下に挿入しました。
    ウッドケースがあるので難しいかな?と予想していたのですが、高さも良い具合に入って良かったです。

    まずはDP-77でCDから聴いてみると、透明度が大きく向上し静寂感も高まっていて、ボーカルが恐ろしいほど浮き立ってきました。
    レコードプレーヤーの時もそうでしたが、やっぱり土台がしっかりしたような感覚があります。
    雰囲気としてはクォーツアンダーボードやケーブルインシュレーターにも通じるものがあって、それらが機器やケーブルの振動、電界から受ける影響を軽減してくれるように、こちらはシャーシのシールド能力を高めてくれるのだと思われます。
    オーディオ機器はまだまだ基本的にはオーディオ信号を扱う機材として高周波の影響への配慮が足りていない部分も一部に残っていますし、特にウチのような古い機種では特にそうした弱点を補ってくれるところがあるように感じます。

    同様の変化はAKURATE DSでも現れていて、こちらもサウンドがクリアになり、音や定位にブレがなくなりました。
    以前、家庭内アースを無理やり引き込んだ際もノイズという観点を除けば、ブレの軽減というメリットは感じられましたが、それを上回る効果が得られているように感じられます。
    もちろんレコードでも同様で、全ての音源で等しく恩恵を受けられるという点でも一つだけ装着するのであれば、プリアンプにするのが正解ではないかと思われます。

    音質的にはもう「ここしかないし、外せないな」という感覚でしたが、あえて客観的に装着の前後でまたいつもの残留ノイズを計測してみることにしました。
    まずはいつものAKURATE DSからです。
    いつものようにPCM-D100にフルボリュームで録音し、Audacityで50dBほど増幅してあります。

    上がRGC-24 TripleC-FM無し、下が装着後ですが、主に奇数次の電源由来ノイズが減っているように思います。

    次にこちらは初めて掲載すると思いますが、DP-77の同軸入力状態での残留ノイズです。
    こちらも録音・計測方法はAKURATE DSと同様です。

    上がRGC-24 TripleC-FM無し、下が装着後ですが、こちらのほうがより顕著に変化が読み取れるでしょう。
    そもそもAKURATE DSより圧倒的にノイズは少ないですけれども、ケーブルや配置の影響なのか、より大きくノイズが低減しています。

    最後にフォノ入力です。
    今回はターンテーブルは回さない状態で録音、計測しています。

    C-280Lのフォノイコライザーは優秀ではありますが、それでもMCヘッドアンプも通っていますから全体的なノイズが多めでそちら由来のものが多いですが、それでも電源由来ノイズの低減がしっかり確認できるはずです。
    いろいろやってみて、RTP-4 absoluteやRGC-24 TripleC-FMなどこそ、真の意味での「クリーン電源」をもたらしてくれる部材ではないかとも正直感じました。
    ノイズをアクティブに減らすためにはどうしてもそれ自体がノイズ分を別のエネルギーに変えるか、あるいはどこかに受け流す必要があるわけですし、それは増幅回路も同じことでしょう。
    今回のRGC-24 TripleC-FMの場合は機器から見た場合のグラウンドの安定度を向上させるという役割を果たしてくれていると感じています。

    それは計測にもしっかり現れていますし、実際の出音でも着実に体感できました。
    もちろん環境によって使いどころに違いはあるでしょうけれども、アース周りの強化で音のブレを減らしたい方には十分にお薦めできる品だと思っています。

    Filed under: Audio
    2018/05/22 12:00 pm | ACOUSTIC REVIVE RGC-24 TripleC-FM プリアンプ・計測編 はコメントを受け付けていません。

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