141月
HIFIMANのヘッドホン「ANANDA」を追加しました。

詳しい方なら箱でお分かりかと思いますが、ステルスマグネットではない前期型のほうを選びました。
ケーブル付属のほう(と実勢価格)を優先した形です。
そもそもこれまで愛用してきたEdition Xのイヤーパッドなどが結構劣化してきていて、それの代替という感じなのでEdition XSの新品とだいぶ迷いましたが、Edition Xもまだ壊れたわけではないので多少違うほうが良いかなと。

初代Edition Xはヘッドホン側の端子が2.5mmなのでケーブルは流用できませんが、以前に「Crystalline Silver Cable−6.35mm Plug」のヘッドホン側を3.5mmに交換してもらっているのがあるので、ひとまずそちらを使ってみてます。
なおANANDAのほうに付属するのはおそらくCrystalline Copper-Silver Cable(あるいはそれに類似したもの)で、6.3mmの長いやつと3.5mmの短いものが付いています。
4.4mmのケーブルも一応調達してありますが、開放型すぎるほどの開放型なのでポータブル向きではなくてあまり使用することはないかも。

まずは動作確認がてら聴いてみた感じとしてはEdition Xよりも若干上品で穏やかそうで、クラシックが良い感じがします。
余韻の部分の暗雑音のとても低い成分がしっかり聞き取れます。
イヤーパッドの違いもあるのかもしれませんがボーカルはやや近めで、普通の開放型くらいの音場になっているように感じられます。

まだちょっと比較した程度ですけど、Edition Xのほうが開放的で乾いた感じがあるのは外に漏れるのが多いからでしょうか。
あと、外側のメッシュが金属から布に変わってる(たしか最初期のANANDAは金属メッシュだったはず)ので、それも関係しているかもしれません。
いずれにしても初代Edition Xよりは若干リスニング寄りのチューニングと言えるでしょう。

ケーブルは付属の3.5mmのほうが短いぶん、鮮度が若干あるようです。
「Crystalline Silver Cable−6.35mm Plug」ももちろんちゃんと動作して、付属の長いほうと音質的には近いですが若干Silver Cableのほうが透明感があるかなぁという気もします。
他にもTAGO STUDIOのケーブルも持っているので、ここはゆっくり決めていこうと思っています。

初代Edition Xとは若干音傾向に違いがあったのはやっぱり両立できて良かったようです。
そんなEdition Xのほうもイヤーパッドを調達中です。
両者は厳密には同じイヤーパッドではなく、初代Edtion Xのほうはイヤーパッド側にメッシュが付いていますが、ANANDAは本体側にメッシュが装着されています。
市販されているものでもそこがあまりきちんと明記されていないのですが、普通に注文するとおそらくメッシュなしの現行品が届くんじゃないかなと思いますが、そちらは届いてからまたご報告できればと思います。
HiFiMAN
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031月
Luminox AudioのMMCXケーブル「Day for Night」の4.4mmプラグバージョンを入手しました。

目的は先日入手したUnique Melody Macbeth Tiをリケーブルするためです。
最初はALO audio Litz Wireとか手持ちのケーブルで試してみたのですが、どれも一長一短でMacbeth Tiの良さを活かす雰囲気に仕上るものが残念ながら見つかりませんでした。
純正のケーブルは見た目はちょっと心もとない感じがしますけど、音楽を楽しく豊かに聴かせてくれるところはとても魅力です。
その点、他のケーブルに交換するとHi-Fi寄りにはグッと伸びるものの神経質になったり、逆にやさしい耳あたりになるけれどもぼんやりしてしまったりとなかなかうまくまとまりません。

Luminox Audio Day for Nightは同じUnique Melody Maverickで2.5mmのを使っていて実績があるのであまり外さないでしょうし、そもそも4.4mmのケーブルを1本も持っていなかったので仮に相性が良くなかったとしても他で使えそうかなと。
装着して聴いてみますと、まず透明度が高いというのが印象的です。
若干中高域のキツさは出ることがありますが、それはMacbeth Tiの弱ドンシャリと筐体の影響でしょうからオーディオ的にはこっちが正解でしょう。
ハイファイ寄りになるのは他のケーブルと同様ですが、音楽的な魅力も上手く維持されているようです。
それでもやはり音楽を楽しむ上では意外と純正の魅力もあるなぁとは思いますけど、このくらいなら音質向上のメリットのほうが大きいかな。

DAPによってはそこまでキツさは出なくて、むしろちょっと物足りないくらいになるので、純正がiBasso DX160と相性が良いだけかも。
リケーブルすると4.4mmなので必然的にうちだとDX160かAK HC2ということになります。
2.5mmや3.5mmへの変換アダプタも安いものを調達したのでそれで聴けますが、やっぱり鮮度はだいぶ落ちてしまいます。
そこを無視すると音の相性が良いのはAK300+AK380AMPの組み合わせかな。

MMCXのケーブルはそれなりに持っていますので、あとはイヤホンどうしでの相性を見ながら交換していくこともあるかもしれません。
ただMacbeth Tiの独特な「音楽、楽しい!」感はクセになっていまして、ワイヤードの中ではMacbeth Tiと今回のリケーブルの使用頻度が高い日々が続きそうな予感です。
2912月
Unique Melodyのイヤホン「Macbeth Ti」を入手しました。

Unique Melodyの製品はすでにMaverickを持っていますが、同時期に出たMacbethも下位モデルながらずっと気になっていました。
ただ上位モデルがあると出番がないかなぁと躊躇していたところ、新しいモデルのTiならまた別の系統として使えるんじゃないかと。(こじつけ

途中、II Classicなどもありましたが初代に近いのはTiのほうという評判でしたし、MMCXでリケーブルしやすそうというのもチョイスの理由ではあります。
チタニウム筐体がかっこいいという単純な理由も当然ありますね。

1BA+1DDという比較的オーソドックスな構成でもっと安い機種もたくさんあると思いますが、実際に聴いてみると結構分厚くて深めな低域で堂々としているように思いますし、なにより音楽のノリが良いのが印象的です。
中高域はチタンということもあってか、若干硬質さがありますけど、ここはケーブルで調整できそうです。(のちにこれで結構手こずりますが。

全般的には心地よい程度のドンシャリで、チタンハウジングは見た目よりずっと軽量で装着感も良いです。
中域がぐっと前に出てくるような仕上がりで、女性ボーカルの艶がなかなか特徴的で、息継ぎや途中の静寂感がなんとも言えず艶めかしいです。
下の厚さも魅力で、マーカスミラーのベースが非常に魅力的に鳴ってくれますし、ベースの切れもさることながら、他とのセッションの様子も躍動的で空間再現もイヤホンにしては上出来です。
ハイハットの音色もかなり自然で、全般に音楽の楽しい部分を伝えたいという想いが感じられますし、それでいて団子になりづらく、いわゆる分解能といった部分もしっかりしていて、その上でのMusicalityを追求してあるようなバランスの取り方だと思います。
最近の同社としては廉価モデルのはずですがこじんまりとまとまる感じにはならず、スケール感と繊細さ、精彩感のバランスが良いですね。

Maverickとも比較してみますと、Maverickのほうは一言でいうと、よりハイファイかつナチュラルかな。
Macbeth Tiはリスニング系でややドンシャリですが、やはり音楽の躍動感があって雄大な感じや金管の音色がそれっぽい鳴り方をします。
リケーブルもいくつか試しましたが、結構ケーブルで音色が変わるほうじゃないかと感じました。
NOBUNAGA Labs INSPIRE 篠波にしてみるとスケール感が増してハイファイ方向にぐっとシフトします。
少し独特の味が薄まった感じはありますが、帯域としてはクセが少なくなりました。
ただ若干中低域の厚みが厚すぎなのと中高域のキツさが強まるところが気になります。
ALO audio Litz Wireはより優しい音色になり、Campfire Audioにでもなったかのようです。
ケーブルでこうも違うかというくらい違っていますが、NOBUNAGA Labsよりは純正に近いかな。
それでしばらくはLitz Wireにしていましたが、ひとまず一旦は純正に戻しました。
ちょっと音の純度が下がったように感じられて、せっかくの鮮度が落ちるのが気になるケースがありました。
純正は低域がやや強めになってやはり中域がググっと前に出る感じで、独特の爽快感とずっと聴いていたくなるバランス具合がさすがに絶妙ではあります。
最近は2.5mmでリケーブルした手持ちのイヤホンが増えているので、3.5mmのままでも良いかなぁと思いつつ、そこはまた別の手を打つことにしたのでした。
それはともかくとして、想像していた以上に良い感じで鳴ってくれてワイヤードとしては使う頻度が高くなりそうです。
2612月
KOTOBUKIのオーディオチューニングパネル「Sound Reflect Panel」を入手しました。

正直手に入れるつもりはあまりなくて気まぐれに入札しておいたらそのまま終わってしまったというのが本音です。
そうでなくてもいろんな調音パネル類がありますし、場合によってはかえって音を乱すことも多いのでむやみに入れるのは要注意なんですよね。
ま、そうは言いつつも試してみたくなるのがマニアの性ということでいくつか場所を変えながら使ってみました。

大きさは30cm角でレコードジャケットよりちょっと小さいくらい、厚さは35mmです。
文字が大きく書かれていて主張が強めですが、この文字がなかったらカラーボックスの棚板?くらいの質感です。
表面は直径3mmの穴が3cmピッチで空いていますけど裏面はまさにベニヤ板そのものといった状態です。
ちなみに裏面にはフック用の穴もあるので、軽さを活かして壁に下げるのも良いのでしょう。
中には温泉水から抽出したらしいイフミックという集積機能性ミネラル結晶体を噴霧させた吸音材が入っているそうですが、持ってみた感じでは入ってる?というような軽さとスカスカさではあります。

かなりマイナスイメージから入りましたが、効能は結構悪くありません。
パワーアンプの上に置いてみた時はさすがにベニヤ板っぽい音が乗ってダメでしたけど、スピーカー後方の高い位置だと高域をうまく反射してくれて部屋の左右差の微調整に良さそうです。
単純に反射するわけではなく、高域のエコーボックスみたいな感じで響きをのせてくる感じですので調整が難しい高域の時間差みたいな感じの位相ズレを感覚的に補正したい場合には使えるのではないかと。
反射されてくる音色も低域に近づけるとさきほどのように材質の軽さがマイナスに働くことがありますが、中高域ならば悪い音色ではありません。
うちの場合だと、左側に偏って背後に窓がありますので、その吸音を減らすような配置にしてみました。
ちょっと艶が増すような変化の方向性で左右の広がりが感じられるようになった気がします。
ネットでは左右のスピーカーの上に2枚置くような使い方が推奨されていましたので、1枚ですけどちょっと試してみたところ、かなりクセが出ますがたしかに音傾向をコントロールすることはできそうです。
残念なのはやっぱり材質がちょっと安っぽいところかなぁ。
背後を少し補強してあげると良いのかなぁという気もしますが、軽さを活かして壁に使うのが良いのでしょう。
現在はもう発売終了っぽいですけど、安く出ていたら試してみるのは面白いグッズかなという印象でした。
2512月
Finalのイヤホン「A4000」を入手しました。

ワイヤレスの「ZE8000」を入手したばかりということでfinalに傾倒しているっぽいですが、なんとなくなので偶然でしょう。
気楽に使ってきたOriolus Finschiが傷んできたのでその後継みたいな感じでチョイスしました。

大まかな感想としてはニュートラルな雰囲気でE4000に近いですが、それよりもっと癖が少なく音も前に出てくる感じがします。
finalは全般的にアコースティックフィルタによる矯正が多めなんですけど、A4000はあまり強くないような印象です。
また、プラスチックで鳴きにくそうなハウジングの採用で響きが減ったのが功を奏しているのかもしれません。

カナルっぽい、音が近すぎる感覚もだいぶ少なめなのはZE8000に通じるものがあり、最近のfinalの仕上げ方なのでしょう。
サウンドステージもほどよく広がりつつ、ボーカルは散らばらず、滑らかさも特徴的です。
同社としてはそこそこエントリークラスのモデルではありますが、かなりハイエンドっぽいサウンドがしてヘッドホンっぽい余裕感があります。

2pinのケーブルもだいぶ手元に揃ってきているので、ACOUSTUNE ARC22で2.5mmにリケーブルしておきました。
評判では純正ケーブルがやや弱点とのことで、たしかにリケーブルするとだいぶ上品な感じになりましたし、DAPの違いもハッキリ出てくるようになった気がします。
Opus #3だとやや線が細めで、ハイゲインにしても多少低域は出るものの、全体的な印象までは変わらず、軽いというよりは爽快さに振ったような印象になります。
決して歪みっぽくなったりキツくなり過ぎたりはせず、破綻させない鳴らし方なのはDAPもそうですし、A4000もその傾向があるのでしょう。
いつものように良い喩えかどうかは微妙ですが、ちょっと鳴らしきれてない空芯コイルのMCカートリッジみたいな感覚があります。
その点ではiBasso DX160のほうが相性良いので、こっちで使う頻度が多くなっています。
イヤーピース変更もためしてみましたが、音としてはSpinFit W1が良いものの、温まると緩くなって耳に残ることが多く、結局は純正に戻しました。

全体として現代的な鳴り方で進化が感じられるものですが、反面ちょっと線が細く感じられて優等生すぎるようにも思われます。
イヤホンをたくさん所有しているような方だとどうしても「個性」を重視しがちなのでオススメしづらいですけど、ワイヤレスが主流の中でワイヤードも欲しいなというユーザーさんには、いわゆるコスパの高い製品として推奨できるかなと感じました。
ファイナル(final)
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1712月
SONYのブルーレイプレーヤー「BDP-S5100」を入手しました。

ニーズはオーディオマニアだとだいたい推測できるかと思いますが、SACDを読めるからです。
これまでBDP-160を愛用してきましたけど、予備機がないと不安ですからね。
最近はデジタル系のディスクを回す頻度が極端に下がっていて、将来的にはDP-77を処分しても良いかなと思っているので、その準備段階という意図も多少あります。

今回入手したのは中古でリモコンがなかったのですが、そこはSONY製のリモコンで対応できました。
ファームウェアも最新の257に更新しましたけど、それでも無事に例の方法で読めました。
注意点としては、電源オンで開いたトレイにSACDを載せたら「閉じる」ボタンで収納するのではなく、電源をオフにするというところだけです。
ちなみにセットアップのシステム設定で「クイックスタートモード」をオンにしておいたり、DSD出力モードをオフにしておいたりする必要があり、一度はディスプレイに接続する必要があるでしょう。

純粋に普通のBlu-rayプレーヤーとしてみても、うちの劇遅のBDP-LX80と比べたら格段に俊足でサクッとBlu-rayソフトを観たい時はこっちが良いくらいかも。
結局、現状はアナログ出力ではなくHDMIでテレビに繋いであるわけですし。
あとは本格的に光学メディア再生環境をどうするか、かな。
買い替えに値するSACDプレーヤーがあればそれがベストなんですけど、お値段は別にしても魅力的で耐久性もそこそこありそうなものが見つからず放置状態です。