• 2212月

    ZYXのMCカートリッジ「RS30」を入手しました。

    ZYXはUltimate 100をメインで愛用していますが、最近ニューモデルも出ましたし、針交換もそれなりのお値段ですので延命的な意味合いも含めての入手です。
    今のカーボンカンチレバーとボロンでの違いを聴いてみたかったというのもあります。
    RS30は1987年発売でそこまで古いものではありませんが、ZYXとしてはかなり初期の製品です。
    CDプレーヤーでいうと、うちにもあるSONY CDP-557ESDが出た年ですからもうすっかりCDに移行しつつある頃ですけど、その当時でも46,800円だったんですね。
    ボロンパイプにボロンロッドのカンチレバーにマイクロリッジの無垢針と、今となってはかなりの上位モデルでないとありえないスペックです。

    本体に6Nの記載があるので、おそらくコイルは6N銅線でしょう。
    今もですけどZYXには銀や金のコイルの派生モデルもあったりします。
    針圧は1.8g(1.5-2.0gとの説もあり)ですので、1.8gに設定しました。
    出力は0.24mVですのでUltimate 100とほぼ同じはずです。

    早速鳴らしてみると力強さがあって音楽的に豊かな印象です。
    正直、Ultimate 100よりも快活とした楽しさがあります。
    ボロンなのもあるでしょうし、KRELLのフォノイコとの相性もあるのかもしれません。
    詳細をあぶり出すタイプではなく、雰囲気を楽しむタイプとは言えるでしょうが、デジタルとの差別化という観点でのみ捉えるとこのくらいのほうが良いかも。

    予備のカートリッジはたくさんありますけど、メインを張れそうなものとしては以下の感じになりました。

    ZYX Ultimate 100
    ZYX RS30
    Accuphase AC-1
    Accuphase AC-2
    Lyra Helikon
    FR FR-2

    後者2つを除けばZYX創始者、中塚氏の作によるものというのも面白いものです。
    そういえば、ACOUSTIC REVIVEさんがMCカートリッジを鋭意開発中という噂も耳にしています。
    そちらもとても楽しみです。

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    Filed under: Audio
    2022/12/22 12:00 pm | ZYX RS30 はコメントを受け付けていません

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