• 222月

    Wadiaからデジタルパワーアンプ「a102」が発売になったそうで。

    WadiaというとD/Aコンバーターな世代なんですけども、少し前から当時の会社のままではなく、別物と思ったほうが良いのかなと。
    今回のUSB-DACデジタルプリアンプのdi122も出てますが、私はあえてa102のほうを取り上げてみます。

    以前もデジタル入力のみのモデルを出してたことがありますが、今回のはアナログ入力なので扱いやすいですね。
    スペック的には最大出力が50W+50W(8Ω)と、DigiFi No.17をちょっと強化したような仕様と言ったら怒られそうです。
    もちろん、RCAのみでなく、XLR入力も備えていますし、スピーカー端子も高級感はありますが、双方の入力切替は背面スイッチですし、電源プラグも何故かメガネだったり、36万円(税別)というお値段からすると、やや物足りなさが残るかな。
    ブランド代といえばそれまでなんですけども…。

    ちなみに「di122」のほうもちょっと触れておきますと、DACチップにES9016が採用されていて、DSD/DXD対応です。
    ヘッドホンアンプはオペアンプNE5532使用だそうで、ポタアンがディスクリートというのもあるのになぁ、なんて思ってしまいます。
    DACにしたってWadiaはDSPを使った独自のものだったから人気だったわけですし…。
    さらにこちらはACアダプターと、正直オススメすべきポイントはあんまり見当たりません。

    オーディオマニアは雑誌やオーディオアクセサリなどに騙されやすいと考えられがちですけど、実際にはそんなに単純ではなく、一度くらいは騙されてもその後、実際に使い込んでいけば「あれはもう二度と買わない!」となるわけで、本気で作らないとブランドイメージなんてすぐに吹き飛んでしまうものだと思います。
    いや、今回のWadiaがホントにそういう製品かどうかは聴いてみないで評価はできないんですけどね、一般論としてそういうものだなということなのでありました。

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    Filed under: Audio
    2015/02/22 12:00 pm | Wadia a102 はコメントを受け付けていません

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