• 0911月

    TRIODEからMC対応のフォノイコライザー「TRX-EQ6」が出るそうで。

    トライオードというと真空管のイメージが強いですが、フォノイコライザーはソリッドステート(って最近呼ばないな)で、MC部はFETによるA級増幅段となっているそうです。
    電源もACアダプタではなく本体内蔵みたいで、そこは評価できるところです。
    ACアダプタにすることで電源部を分離できるメリットもあるのでしょうけど、どうしても片電源になってしまいますからねぇ。
    また、MMとMCの切り替えも前面のスイッチ切り替えで、入力端子が共通になってるのも使い勝手が良さそうです。

    お値段は38,000円と、これだけの内容から考えるとかなりお買い得な雰囲気がします。
    ただ、MCヘッドアンプ、フォノイコライザーというふうに捉えると、レコードがメイン音源となる場合、ライン専用プリアンプと同じくらいのコスト投資をしてもよいのではないか、という考え方もあるかと思います。
    そもそもアナログレコードを始めようという場合にはフォノイコライザーがともかく必要なわけで、そういうニーズには多少敷居が高いかもしれないですし、本格的に…というにはやや物足りない感じもしますが、現実の市場としてはこのくらいの値段が売れるのでしょうね。

    特性を見てもなかなかフォノイコライザーの性能は分かりづらいですが、全高調波歪率やチャンネルセパレーションはなかなか優秀のようです。
    S/N比の記載が見当たらないようなので、そこが多少気になるところでしょうか。
    いずれにしてもフォノイコライザーの選択肢が増えること自体は、とても良い傾向だと思いますし、ぜひ音の良さで評判になってほしいところです。

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    Filed under: Audio
    2016/11/09 12:00 pm | TRIODE TRX-EQ6 はコメントを受け付けていません

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