• 194月

    Transparentの電源コンディショナー「PowerBank 8」になんとなく入札していたら、そのまま落札されてしまってゲットとなりました。

    正直なんだかちょっと申し訳ないようなお値段だったのですが、私としては電源タップ代わりになれば…くらいの感覚でしたのでその点ではラッキーでした。
    ずいぶん前にはLOG AUDIOのパワーディストリビューター「LD2000」というのを使っていた時期がありましたが、それに少し近い要素もあって、SWITCHEDのコンセントも用意されていたりするのも便利そうですし。

    コンセントはハッベルで統一されていて、赤がデジタル系、グレーがプリアンプなどでこの2種類が非連動、白がアンプなどでスイッチと連動します。
    ゼロクロススイッチの機能はありませんが、サージ対策はされているようです。
    電源ケーブルはトランスペアレントですから、PowerLink Power Cableが使用されています。
    取り外し可能なものもあるようですが、今回入手したものは直付けのタイプです。

    これまでは壁コンセント2口(GTX-D NCFのACOUSTIC REVIVEバージョン)をパワーアンプとクリーン電源で占めていて、それ以外の一部機材(主にヘッドホン系)はもう一方の壁コンセント(GTX-D(G))からShelterの電源タップで使っていました。
    そこでまずはパワーアンプのみ白のコンセントに接続し、NCFのほうにPowerBank 8を繋いでみました。

    鮮度や力強さの低下は見られないようで、それだけでも電源タップとしてなかなか優秀です。
    ただ、あえて言えばやや音数は整理され、整えられた印象があります。
    その分、中域の純度が高まっていて主音は押しがしっかりして明瞭になっているようです。
    パワーアンプの駆動力は心なしか高まっているようにも感じられ、S/Nも良くなっているように思われます。
    音傾向としてはやや硬調で高域がカシっとした色付けがややある気もしますが、NWPのような静寂性の高い現代的な音源では効果が高い気がします。

    そこでこれまでクリーン電源から取っていたLINN AKURATE DSをPowerBank 8に切り替えてみました。
    接続先は赤のデジタル系です。
    ワイドバンドフィルタというのもありまして、これをオンにするとおそらく全てのコンセントで1000Hz程度以上の帯域をカットしてくれます。
    最初はこれをオンにして聴いてみましたが、僅かに甘さが見られ、オフのRFフィルタのみと比べるとややボヤけた印象があります。
    AKURATE DSのサウンドもかなりレベルは高いものの、クリーン電源と比べると若干濁って感じられます。

    AKURATE DSは背面にスイッチがあり、常時通電が基本的な使い方なのでクリーン電源だと不便なので、もうちょっと色々試してみることに。
    さきほどのワイドバンドフィルタをオフにしてみましたが、こちらのほうがパワーアンプだけ接続した際と類似した音傾向になりました。
    中高域の情報量が多い印象で、クリーン電源よりも力感があるようです。

    さらに調子に乗って、カセットデッキ、ヘッドフォンアンプ、DACもつないでShelterを使わないような構成にしてみます。
    再生は変わらずAKURATE DSからですが、音はやや大人しくなったものの、静寂感はさらに上がったようにも思えます。
    Shelterを使わなくなったことで、外来ノイズとのアイソレーションがより精度高くなったのかもしれません。
    この状態で再びワイドバンドフィルタをオンにしてみると生々しさが大きく向上し、それぞれの楽器が浮き立ってくるように。

    さらにDP-77もクリーン電源から移行させてみましたが、赤コンセントだと音の押しは強まるものの、歪みや透明感ではいまひとつです。
    カセットデッキを確認してみましたが、こちらも似たような傾向が感じられます。
    この段階ではAKURATE DSとパワーアンプで使うのが良いのかな?と思い、その構成で男性ボーカルやロック色の強い楽曲の力強さに感動していたのですが、翌日になってみると前日のような音が消沈してしまっていました。
    その時は分からなかったのですが、カメラの充電器が同じ部屋の別コンセントで動作していて、その影響もあったのかもしれません。
    クリーン電源はそういう「変動」の要素がほぼ皆無ですので、やはりそこは違いかなぁと。

    そこで一旦内部を覗いてどのコンセントが有利なのか、などを把握しておくことにしました。
    単純に中を覗いてみたかったというのもありますけどね。
    内部配線はやや細いかな?という印象もありますが、Transparentらしい謎の部分もあったりして面白い作りです。

    せっかくなのでこれまで壁コンセントだと長さが届かなかったCardas Goldenをパワーアンプに使ったり、色々と試行錯誤してみましたが、残念ながら導入前の配置を超えて替えるだけの大きなメリットを見出すことはできませんでした。
    AKURATE DSとパワーアンプ自体はPowerBank 8のメリットもありましたが、筐体が普通の電源タップよりは大きめですし、ラックに入れる余地もなく、無理に入れたとしても電源ケーブルの取り回しがかえって面倒になってしまいますし…。

    そこで現状はヘッドホン系のShelterを置き換える形とし、カセットデッキの上に配置しました。
    ADKのスタックをもう一段増やしたほうが良さそうな感もありますが、これでメイン機材のラック裏を通る電源ケーブルも減りますから、これだけでもメリットはかなりあります。
    また、HD-7Aは電源スイッチが背面にあるので、連動する白のコンセントにつないでPowerBank 8のスイッチで電源のOn/Offができるようにしました。
    ヘッドホンのほうでもしっかり効果は出ていて、ノイズが減って静寂感が向上していますし、これはこれで良かったのかなと。

    AKURATE DSも配置としてはいつでもPowerBank 8から取るように変更できますし、後日検証してみたいと思いつつ、現状はクリーン電源経由のままになっています。
    ただ、Transparentの製品としては(現行製品を普通に買ったとしても)わりとお手頃な価格で入手可能ですし、使い勝手は非常に良い機器だと思います。

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    2018/04/19 12:00 pm | Transparent PowerBank 8 はコメントを受け付けていません。

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