• 033月

    片chのツィーターが鳴らないという症状で、弟から預かったSPENDORのスピーカー「S20」ですが、素人なりに故障の原因を調べてみることにしました。

    SPENDOR S20

    話によると、地デジ音声の再生中にスパイクノイズみたいなものが発生して、その時から急に鳴らなくなったとのこと。
    ツィーター自身が飛んでいる可能性も高いですが、それ以外に原因がある可能性も高いと考えて、ネットワークを見てみることにしました。
    スパイクノイズが入ったからといって、パッシブネットワークを介している以上、ツィーターの許容入力を超えるような大音量が入るとはちょっと考えづらいところもありますし。

    SPENDOR S20

    密閉型のスピーカーなので、ウーファーを外して前からアプローチしていくと、ネットワークにたどり着きました。
    見ての通り、トランスが崩壊していますね。
    固定金具(?)は途中で破断していますし、部品の一部は内部に転がっていました。
    ひとまず部品は組み立ててみましたし、配線が切れてないことは確認しましたが、やはり音が出ません。

    そこでツィーターだけを取り出し、小音量でアンプに繋いでみましたが、やっぱり音は出ませんでした。
    少なくともツィーター自体は物理的に壊れているようです。
    ちなみにツィーターはScanSpeakのD2010/851300ですので、購入は可能ですけど、結構なお値段なんですよねぇ。

    それにこのネットワークの状況を見る限り、そもそもツィーターに不要な帯域まで入り込んでいて、その影響で壊れた可能性も高いのではないかと。
    もしそうだとすると高価なツィーターを交換しても、また切れてしまう可能性も高いでしょう。

    素人目にもわりと簡単な回路っぽいので、ネットワークごと自作しても良いのかもしれませんが、左右のバランスの問題もありますし…。
    ひとまず、自分のスピーカーではないこともあり、これ以上深入りするのは危険と判断して、元に戻しておきました。
    しっかり鳴れば、まだまだ素晴らしい音を奏でてくれるスピーカーですし、なんとかしてあげたいところではあるのですけどね。

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    Filed under: Audio
    2016/03/03 12:00 pm | 2 Comments

2 Responses

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  • shigechan Says:

    ドモドモ。

    一時的に随分雨が降りましたが、そちらは如何でしょう?

    しかしトランスというかコイルのカバーが吹っ飛んだって、すごいことが起きますね。スピーカーの巻線も含めたケーブルがアンテナになったんでしょうか?
    バリスターを付けないといけないのかも。音質的には?ですが。

  • MacBS Says:

    shigechanさん、コメントありがとうございます。

    こちらは雨も大したことはなく、雪も少なめですが、それでも九州から越した身には夜の寒さが結構堪えます。

    よく観察してみると、金属が縮んでしまってるようで、それで折り曲げてある強度の弱い部分から弾けたようです。
    ツィーター自体はソフトドームも少し傷んでるようですし、寿命という部分もあるのでしょう。

    ちなみにその辺の他のツィーターを繋いだら、一応音は出たとのこと。
    それもあって、弟たちがなんとかしてみる、とのことでした。