SONYのMCヘッドアンプ「HA-55」を入手しました。
先日、同じソニーのMCトランス「HA-T30」をゲットしたばかりですけど、XL55Proがメイン状態なので当時の純正組み合わせだったHA-55に興味が湧いてしまいました。
アンプで増幅するならKRELL PAM-3のMCモードやAccuphase C-280Lを使えば良いような気もするんですけど、やっぱり試してみたいと思うわけです。
なにせ1977年発売ですので状態がやや不安でしたが、メンテはされてない様子なものの、動作は問題ありませんでした。
だいぶ汚れていたので掃除はしておきましたけど、コンデンサあたりはそのうちメンテが必要かもしれないですね。
ひとまず動作テストでトーンアームとPAM-3間にROKSANのRCAケーブルでつないで動作確認です。
ちなみにGNDの取り回しを悩んだんですが、ヘッドアンプの接続方法ってあまり記載がなくて結構困りました。
Accuphaseのヘッドアンプの説明書に唯一記載があるのを見つけて、トーンアームからとプレーヤーのアース線はヘッドアンプ側のみで問題ないみたいです。
カートリッジもまだXL55Proは試してなくて、Lyra Helikonなので本来の目的をまだチェックできてないんですけどね。
音はMCトランスと比べると力強い印象で、特に低域の馬力が違うなと感じます。
国産ヘッドアンプということで、Accuphase C-280Lの時にやや似た出音傾向で、アナログっぽさは少し減退するけれど精度は高まる方向性でしょうか。
当初は中高域にやや硬質さが感じられたのですが、これはROKSANのケーブルの色合いもあったようで、ケーブルをやりくりしてACOUSTIC REVIVEのRCA-1.0 TripleC-FMをヘッドアンプ-フォノイコライザー間に使ったら全体的にグレードアップしました。
ヘッドアンプで増幅されたとはいえ、まだMMカートリッジレベルの信号なのでやっぱりケーブルの影響を受けやすいですね。
ケーブルが直生えじゃないから交換可能なのは嬉しいポイントではあります。
インピーダンス切り替えもあって3Ω、40Ω記載ですけど内部的には25Ω、100Ωらしいので大抵のカートリッジは適合しそうです。
PASSにすれば電源入れてなくてもMMカートリッジが使えるようですし、そういう利便性もMCトランスやDIPスイッチ切り替えのPAM-3よりは向上しました。
HA-T30を使いたくなった場合もPASSモードにしてヘッドアンプの裏に挿せばすぐ試せますし、それぞれのカートリッジとの相性をいろいろ試してベストマッチを探せたらなと思います。
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