• 057月

    オーディオのセッティングもずいぶん固まってきたのですが、だからこそ分かってくる問題もあるわけで。

    まずはスピーカーの上に掛けてあったシルクハンカチを外してみます。
    以前はやや高域にキツさがあって始めたわけですが、アースの見直しで解消されつつありましたから、改めて外したらどうなるかな?と思ったわけです。
    中高域の分量はやはり増える傾向ですが、それ以上に音の位置の精度が上がりました。
    ある意味、B&W Martix 802 Series 2のお団子部分の箱鳴りが存在する証拠でもあるのでしょうが、そこも含めて左右の音場が形成されるようなところもあるのでしょう。

    これまでは極端に言えば「真ん中!左!右!」と鳴き分かれているようなところがあり、それが音の分離の良さにはつながっていたものの、もっと繊細な余韻表現もいっしょに欠落していた部分があったようです。
    もっと良い配置はないかな?とミッドユニット横にハンカチを掛けてみたりもしましたが、内側だとこれまでと似たような傾向に、外側はだいぶ良いものの、やはりスピーカーにはもう掛けなくて良いな、というのが結論になりました。

    外側に掛けることで効果があるということから、次は側面の壁に付けてあったミュートパネルを調整することに。
    外すと中低域は多少、壁の響きでポワーンとしますけども、窮屈さが大幅に改善します。
    ミュートパネルでは低域の吸音は無理なはずで、中高域を吸音させていたつもりでしたし、壁面の石膏ボードよりは響きも悪くないだろうと思っていたのですが、正直ちょっと効き過ぎていた上に人工的なムラのようなものが出ていた気がします。

    ただ外しただけだとやはり壁の影響が出ますし、何度か戻してみたり、ハンカチを別の場所に置いてみたりしていたのですが、ふと側面のミュートパネルの上端にハンカチをぶら下げてみると、コレがなかなか良い感じです。
    それならばとハンカチだけにしてみると適度に壁の影響が減退し、自然なまとまりになりました。

    この面積ではちょっと足りないのでは?という気もしたので、同じ位置にWS-1を使うのも試したのですが、それ自体はやはり圧倒的に効果が高いものの、元々使ってあったスピーカー側面下部から奪う形になるため、低域の被りが増えてしまう形に。
    WS-1を追加するのがベストかもしれませんが、ハンカチも結構効果は出ているので現状はこれでいくことにします。

    さらにミュートパネルはリスポジ後方も取り去り、結果的にほぼ全撤去となりました。
    唯一、ラック側面に1枚置いてますが、ここも本来はWS-1かなぁ…。
    そこまで追い込めたのもRE-9導入で判断しやすくなったというのもあるとは思いますが、自分で「天然素材のほうが良い」と言っておきながら、やっぱりあると使いたくなってやり過ぎていた感は否めません。
    逆に言えば機材を追加しなくてもまだまだやれることはたくさんあるわけで、そういう意味でも良い方向に向かってきつつあるなと思っています。

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    Filed under: Audio
    2019/07/05 2:00 pm | 吸音材の見直し はコメントを受け付けていません

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