• 214月

    PhasetechのUSB-DAC「HD-7A」、しばらくリビングで愛用していていましたが、メイン機材のほうでしっかり聴いてみようかなとという余裕が出てきたので移動、配置してみました。

    接続はDP-70VとはACOUSTIC REVIVEのCOX-1.0 TripleC-FM、iMacとは直接、ACOUSTIC REVIVEのUSB-1.0PLSでUSB接続しました。
    なお、HD-7Aはクリーン電源に接続し、インターコネクトケーブルにはQED Qunex SSを使用しました。

    まずはCDのほうからK2 Processingを入れた状態から試聴を始めます。
    感覚的にはDP-70Vよりはずいぶん現代的なサウンドで、欲を言えばやや平面的で奥行き表現が浅い印象はありますが、「まぁコレもアリかな」という感じではあります。
    K2をオンにすると、リビングで聴いている時には気にならなかった高域に独特のクセが感じられるケースがありますが、うまくハマればCDフォーマットの限界を感じる粗さが解消される一面も感じられます。

    DP-70Vとはセレクタで簡単に切り替えられますから、入れ替わりで聴き比べてみます。
    DP-70Vのほうがなんとなく曲のピッチがゆっくりしたような印象を受けますが、当然、実際のスピードに違いはありません。
    低域の沈み込みはやはりDP-70Vのほうがかなり優位です。
    この点はケーブルやバランス接続なのも違いにつながっていそうですし、ディスクリートDACやその後のアナログ段の作りなども含め、CDフォーマットとしての出音の精度は残念なことにDP-70Vのほうが高いように感じられます。
    あとあと気づいたのですが、どうも私はマルチビット型のDACが好みのようでして、δΣはどうも時間軸や空間表現に滲みがあるように感じてしまうみたいです。

    再度、HD-7Aに戻して聴いてみると、やはり音が平面的になるのがどうしても気になります。
    K2をオフにするとだいぶ厚みは戻りますが、厚さ自体は増すものの、奥行方向の音場自体の精度が高まるわけではない印象です。
    アップサンプリングも色々変更してみますが、88.2kHzあたりまでは低域も厚みがあり、CD的な部分が感じられますが、そこから上になるほど薄くなっていく傾向です。
    セパレーションはやはり新しいだけに良好ですし、爽やかさが感じられるところも良いので、ここまでであれば「音色の違うプレーヤー」という感覚で使い分けできそうかな?と思っていました。

    しかし問題は肝心のUSB接続によるハイレゾ再生でした…。
    Audirvana Plusから24bit/96kHzのハイレゾ音源を再生してみますが、明らかに音抜けが良くありません。
    「音源が悪かったかな?」と思い、CDでも持っている別の音源に変えてみましたが、こちらも音に滲みがある印象です。
    細部に耳を傾ければたしかにハイレゾの情報量の恩恵は感じられるのですが、それぞれの音が空間的な配置を無視して鳴っているようで、全体としての音楽表現に深みが出てきません。
    Sierraを使ってる関係でDirect Modeが使えない、とか、セッティング、ケーブルなど諸条件で改善の余地はあるのかもしれませんが、「ハイレゾは圧倒的じゃないか!」と思わせてくれるかなと期待していただけに正直ガッカリしてしまいました。
    リビングでWindowsノートとfoobar2000を使った時はそこそこイケてる気がしたのですけど…。

    再チャレンジしてみる可能性はありますが、この感覚ならばリビングのほうが圧倒的に音質向上が感じられるし、活躍もしてくれるだろうと思い、リビングに戻すことにしました。
    リビングだとCDP-557ESDとARCAM DELTA BLACKBOX 50の組み合わせとの差も結構ありますし、ARCAMはAirPlay用、HD-7AはCDをK2 Processingで、と使い分けて、音楽を楽しく聴ける環境に一役買ってくれると思います。
    メイン機材のハイレゾ用DAC選びは、じっくり腰を据えて探していくしかなさそうです。

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    Filed under: Audio
    2017/04/21 12:00 pm | Phasetech HD-7Aをメイン機材に はコメントを受け付けていません

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