Mark Levinsonのパワーアンプ「No.27.5」を入手しました。
少し前にYAMAHA B-4のリレー不良で保証期間内の修理に出しましたが、返金対応となったのでしばらくはAccuphase P-550で鳴らしていました。
KRELL KSA-100も修理に出すべきところですけど、わりと安心して使えつつ、音楽を楽しく聴けるアンプもキープしておきたいなと。
そんなこんなで以前から候補に挙がっていたNo.27.5を入手した次第です。
1992年発売のモデルですから相変わらず古い機種ですし、「L」の付かない海外モデルなのですが購入したオーディオショップによりますとメンテナンスもしてあって入力端子もLEMOからRCAに変更してあるということで安心感もあるかなと。
32kgなので移動もまあ大丈夫だろうとたかをくくっていましたが、小さいわりに重いので移動は思ったより大変でした。
ヒートシンクが飛び出ているのもあるのでしょうし、年齢的に体力が落ちてきたのが大きいのでしょう。
まずは動作確認で軽く鳴らしてみますと、低域は意外とあっさりめに感じましたが中域が濃くて艶やかです。
特にヴァイオリンの音色がこれまでのアンプとは全く違う印象で、「唄うように鳴る」という感じがします。
音楽のノリが良く、それでいて左右の分離がとても良いというのが印象的です。
ジャズはセッションの緊張感を見事に再現しますし、ハイハットなど高域のキレが良いのも特徴的だと感じました。
まだ仮設置のままではありますが、ケーブル類はもう確定でスピーカーもB&Wのほうにしました。
KRELLとの違いはスリリングさが出るかどうか、といったところでしょうか。
KRELL KSA-100は温度感こそ非常に高いものの、若干最近のハイレゾみたいな高解像度な感じではなく豪放な雰囲気になりがちです。
No.27.5のほうはさすがにKRELLほど温度感は高くないものの、ライブの緊張感などはしっかり再現してきますし、オーディオ的魅力と音楽の楽しさがうまく両立しているように感じられます。
どちらかといえばクレルよりもアキュフェーズ寄りですけど、中域の厚さや密度感の圧倒的な高さから音楽が細部まで良く伝わってきます。
音源も現代的なものからレコードまで選ばず、全体を通して前述の通りセパレーションがとても良いです。
奥行き表現もしっかりしていて空間再現も精密で、なにより音が痩せないのが個人的には魅力だと思います。
細かい調整などはまだまだこれからですが、これで安心してメンテナンスすべきものはメンテをしていけるかなと思っています。
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