GE 6414

GEの真空管、6414を入手してみました。

IBM銘が入っていてコンピュータ用の高信頼管だというのがわかりますね。
12AT7に近いということでしたが、厳密には定格がかなり異なります。

見た目も大きさが全然違ってかなり大きめです。

増幅率が約42(12AT7は約60)とゲインが低めですし、プレート電圧も最大約200Vと低めです。
ヒーター電流も約450mAと、12AT7の約1.5倍ありますから、回路を見て適合しないと交換しないほうが良いですね。

一応回路図で大丈夫そうではあったのですが、電源投入してみると最初だけ左からハムが出ます。
他の真空管を交換しても同じなので、コンデンサとか他の要因によるものなのでしょう。
最初の30秒ほどですし、あまり大きな問題ではありませんがやはり互換ではないなというのがまず最初の感想です。

ゲインはほんの少し下がりましたが、聴感上は誤差程度という感じです。
音は明らかに澄んでいて、オーボエの音色が異様なくらいに自然でその点はもうかなり高得点な印象です。
先日のBaldwin銘の12AU7との相性も良いようです。

低域は量感としてはそこまで多くはないですが、膨らまず締まりが良くて精度も良いです。
真空管アンプとは言わなければ気づかないのではないか、という感じなのはやはり真空管としてはかなり後期のものだからというのもあるでしょう。

ただ、やっぱり完全互換ではないので、そのまま常用するかというとやや厳しいかな。
回路定数を少し見直せばおそらくハムは回避できるのですが、そうすると汎用性が下がってしまいますし。
出力トランスもあるので、おそらくアンプの他の回路やスピーカーには影響ないはずですが、そこだけがちょっと残念なところでした。

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