• 1710月

    Accuphase A-45で使っている自作の電源ケーブルのIECコネクタ、これまではHUBBELLのHBL8215Cを使っていたのですが、ちょっと緩くて品質的にもやや不満だったので、FURUTECHの「FI-11-N1(G)」を導入してみました。

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    このシリーズ、ロジウムと金メッキ、銀メッキの3種類があって、電源プラグ側はAETのロジウムメッキを使ってるのでロジウムと迷いましたが、お値段や音傾向が強調されすぎないほうが良いかなと思い、24Kをチョイスしました。

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    理由はよく分かりませんが、IECコネクタってあまり選択肢が多くなく、おまけに使ってるケーブル(DH Labs Silversonic Encore AC)が結構太い(φ14mm)のもあってコレを選びましたが、さすがに作りはしっかりしていて太いケーブルも余裕です。

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    あまり音の変化は期待していませんでしたが、全体的に音が優しくなったようです。
    トゲがない雰囲気で、いつまでも聴いていたくなる、しっとりとした温度感のあるサウンドに変わりました。
    それでいて余計な中高域の付帯音がないのはロジウムを選ばなくて正解だったかもしれません。
    純度が高く、A級アンプの良さがより活きてきた気がします。

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    楽器が分離して聴こえるだけでなく、それぞれに像が明瞭なのも良いですね。
    帯域自体はやや広がっているように感じますが、押し付けがましく聴かせるところがありません。
    エージング効果も慣れ程度かもしれませんが、数日経ったあたりから馴染んできた気がします。
    とりわけ、楽器やボーカルなどが生々しくなったように感じる、というのがいちばん良い表現かもしれません。

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    帯域でいうとやや低域寄りに強化される感じですが、それはケーブルの傾向がしっかり引き出せているのかも。
    ウーファが一回り大きくなったような印象も受けました。
    市販の電源ケーブルのほうが全体的な完成度は高いですが、自作ケーブルはこうやって色々交換して楽しめる部分にもあるかと思います。
    コストパフォーマンスとか考え出すと、オススメはあまりできませんけどね。

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    Filed under: Audio
    2016/10/17 12:00 pm | FURUTECH FI-11-N1(G) はコメントを受け付けていません

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