• 048月

    Twitterでフォロワーさんが「オーディオ・カートリッジ自宅あるあるシリーズ」というのを展開されていたので、真似してみようかなぁと思ったのですが、それなりの数になって興味がない方も多いかなと思い、ブログ記事にしてみることにしました。
    #それも興味ない方が多いとは思いますけれど…。

    10代の頃から使っていたのはGrace F-8Lで、その後も交換針目当てな感じでいくつかゲットしています。

    厳密には左のがF-8Cですが、GraceのF-8シリーズは針を替えることで音傾向を選ぶことができたりしますし、昔から愛用してきたせいか、MMカートリッジの中ではわりと気に入っているカートリッジです。
    現代的な方向性とはかなり違いますが、ノイズをうまく抑える工夫など、今もこういうタイプがあっても良いのになとは思います。
    メーカーの品川無線(タクシー会社ではない)さんは今も別ビジネスで営業されていて、通信販売では交換針なども購入可能らしいです。

    その後、MC20Superだかを使ってましたが、しばらくアナログプレーヤーから離れ、ヤマハのプレーヤーで再開した時に付いてきたのはaudio-technica AT70Eでした。
    当初はオマケ程度にしか考えてなく、すぐにF-8Lなどを再入手しましたが、わりと素直なカートリッジで悪くないかなと思います。

    順序は多少前後すると思いますが、MCカートリッジも試してみたいと再入手したのはaudio-technica TT30Eが最初でした。
    針交換ができるという面白いタイプですが、肝心の針の供給がないのでそのメリットはあまりないですね。
    音傾向はAT70Eに近くてコレも悪くないとは思いますが、MCカートリッジらしさにはやや欠けるところもありますね。

    新しいカートリッジも試してみたいと次に入手したのはたぶんSUMIKO Pearlです。
    音傾向はGrace F-8Lを少し元気にした感じで、新しいカートリッジらしさにはやや欠けるかも。
    逆にそれこそが魅力なので、そういう意味では希少な存在と言えそうです。

    もっと現代的なものを…というので選んだのはOrtofon 2M Redでした。
    2M Blueにしといたほうが良かったかなぁというのが素直な感想ですが、最近もまた発売されてるヘッドシェルセットだとお値段が安いんですよね。
    針さえ交換してしまえば2M Blue相当になるそうですし、Redの接合針を予備にすればもっと活躍してくれそうな気もします。

    SHUREは入手してみるものの、イマイチ使いこなせずにそのままになってることが多いです。
    その中では意外にも安めのM75MB TYPE2が相性良かったかなという印象です。
    詳しい方にお聞きしたところ、このカートリッジ、隠れた名機的な部分もあるらしいです。
    もちろん定番のV15などとは比較にならないのかもしれませんけど、わりと安く入手可能なはずですし。

    SHURE M97xEも買ってみましたが、これは弟に貸し出したままの状態です。
    弟もあまり使ってないようで、SHUREにはまた頑張ってV15に勝るようなモデルを出してほしいところですね。
    現状のラインナップでは、かえってM44Gのほうが扱いやすくてオススメかなという気もしますが、これも以前からすると値上がりしましたからねぇ。

    定番のDL-103ももちろん持っていて、サブ的な位置づけをずっとキープしています。
    片方はボロンカンチレバーに換装されたもので、これはなかなか良い感じです。
    丸針は扱いやすいし、今でも入手しやすいという点ではオリジナルがベストチョイスとも言えるのですが、あと一歩…と欲張ってしまうところが出てきてしまいます。
    DL-103については過大評価されているという声もありますが、いろいろ使ってみても結局、DL-103に戻るようなところは確かにあると思います。
    これもSHURE同様、丸針以外のモデルも出してくれたら…という気がしないでもありませんけど、今も製造を続けてくれているだけで感謝しなくてはいけないのかもしれません。

    同じDENON系ではDL-301も入手して試してみました。
    DL-103とはかなり音傾向も違い、どちらが上位とかそういった感じではなく、全く方向性が異なるように感じました。
    現行の301IIだと違うのかもしれませんけど、301ではかえってバランスの悪さのほうが目立ったような気がします。
    もうちょっと愛情を持って使いこなしてあげれば、性能を引き出してあげられるのかもしれませんね。

    オルトフォンシリーズでは最初にド定番のMC20を入手しました。
    かなり鳴らしづらくて、Accuphaseのプリになってようやくそこそこ鳴らせるようになったな、という感じです。
    たださすがに(個体の)古さは否めず、本来の性能が出せてないのかなと感じる部分もあります。
    これに関しては出力をショートする簡易の消磁がかなり効果的だったという経験をしました。
    他のカートリッジも(MCのみですが)ちゃんと消磁すると評価が違ってくるかもしれませんね。

    逆に新しいほうのMC-Q5は2M Redと同様で、少々期待外れでした。
    接合針だから、というわけでもないのでしょうが、描写がだいぶ大雑把な印象です。
    こちらは針交換で上位モデルにすることもできませんし、なかなか厳しいですね。
    ZYXは針交換時に上位モデルにアップグレードできるらしいですが、他のメーカーもそういう制度はぜひ用意してほしいところです。

    逆にMC20Sは一時は完全にメインの座を占めていました。
    MC20ほど繊細一辺倒ではなく力強さもありつつ、オルトフォンらしい靭やかさも兼ね備えているように思います。
    ただ、ある時から急に再生中にまるで静電気のようなパチパチノイズが入るようになり、対策もやってみたのですが解決せずお蔵入りしています。
    ちょっと原因の一角になりそうなポイントも見つかったので、それこそ消磁と共に対策すれば復活する可能性もあるかもしれません。
    SAECのトーンアームはユニバーサルではあるのですが、セッティングがシビアでなかなか気軽に針交換できないところもありますから、落ち着いて時間のある時に再チャレンジしてみようとは思っています。

    そして現在のメインはAccuphase AC-2です。
    シリアルナンバーが「00002」というレアなものですが、外観はかなり年季が入ってます。
    すでに針交換もできないですし、動態保存というのも勿体ないかもしれないですが、メインでガシガシ使うのも…と思ってるところです。
    そんなこんなでこれが掲載される頃にはおそらく次のメイン候補が届いているのではないでしょうか。

    ちなみにこれ以外にも弟から借りてるSD-901 MKIVやDIATONE MAG-44などもあり、カートリッジキーパーが全く足りてない状態です。
    そちらの候補も探しているのですが、なかなか良いものがないのですよねぇ。
    どうせだから自作しようか、それとも…と、こちらは現在も検討中です。
    なんだか結構な分量になってしまいましたが、以上、現在の自宅あるあるシリーズでありました。

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    Filed under: Audio
    2017/08/04 12:00 pm | オーディオ・カートリッジ自宅あるあるシリーズ はコメントを受け付けていません

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