• 0610月

    先日、PLENUE Mを追加したばかりだというのに、FiiOのDAP「X7」を追加してしまいました。

    以前も書いたようにIE800がPLENUE Mではいまひとつ鳴らしきれない感があって、もうちょっとどうにかしたいなぁと。
    X7はアンプモジュールを交換することで強化する道が残されていますし、しっかりとしたLINE OUTがあるのも決め手でした。
    もちろんお値段もこなれているというのもありますね。

    私にとっては初のAndroid機(仕事では使ったけど)となりますが、そっちの性能はお世辞にも速くはないのでオマケ程度です。
    Google Play対応なのでアプリは入れやすく、Twitterクライアントも入れましたけども、iPhone 5sより遅いくらいの感覚です。
    YouTubeも含めて動画を高音質で聴けるかなぁと思いましたが、ちょっと実用的な感じではなかったです。

    ポータブルなのにES9018Sを搭載しているというのは驚かされますが、DACチップだけで音が決まるわけではないのは当然のことでして、むしろFiiOらしい音に仕上がってるなと感じます。
    Androidが動いている関係もあり、設定でもずいぶん音は変化します。
    いろいろ試した結果、Pure Musicモード以上に効果が高いのはWi-FiやBluetoothを切ることのように感じました。
    とりわけLINE OUTは優秀なだけに、Wi-Fiの影響も細やかに分かってしまうところがあるようです。
    LINE OUTはアンプモジュールではなく、本体上面にありますから、アンテナの位置なども関係しているのかもしれません。

    IE800については標準のAM1ではややキツさが出てしまう傾向です。
    情報量としては溢れてくるほどに多いのですけども、楽曲の音質も含めてシビアになり過ぎる気がします。
    駆動力自体は思ったよりも不満なく、HD600も軽々と駆動してくれますし、こちらならAM1との相性も悪くありません。

    設定もいろいろ見直してみました。
    ロールオフは甲乙つけがたいですが、結果的にはスムースカーブをチョイスしました。
    X7らしさが活きるのはシャープのほうかもしれないですけどね。

    LINE OUTはアナログライン出力と同軸出力を切り替えることができますが、これによっても音がずいぶん変わります。
    同軸出力にするといわゆるデジタルくささが増しますし、そういうことはあまりしないと思いますけどもLINE OUTとAM1のヘッドホン端子を併用すると音量自体がやや下がるような気がします。
    その辺りの回路配置やバッファ等の設計はやっぱりポータブルの中での制限が感じられます。
    もちろんニューモデルでは改良されている可能性も大きいですが。

    それでもPLENUE Mとのアンプの駆動力の差は大きくて、ゲインローでも圧倒的にパワフルです。
    ただPLENUE Mの自然さと穏やかさも魅力ではあり、寝る前はこっちを使うようにしています。
    FiiO X7もゲインローとゲインハイでは音傾向がちょっと違いまして、こちらも最終的にゲインハイで使っています。
    ハイのほうが抑圧感がなく、自然な印象でした。

    AM1はAM5に変えることも想定していましたけれど、HD600で鳴らした印象としては「そう急がなくても良いかな」というのが今の印象です。
    せっかくLINE OUTもあることですし、ポタアンもたくさんあるのでこれらと組み合わせる方向でしばらく運用するつもりです。
    念のために接点改良剤でのクリーニングはしておきましたが。

    ファームウェアは最初から最新の3.3.5になっていました。
    改造ファームウェアなども出回っていますが、現状は今の設定を詰めてみたいのでそのままにしてあります。
    唯一困る点としては、Fiio Musicアプリ内のDLNAがなぜかSoundgenicの中の楽曲を再生してくれないことくらいでしょうか。
    曲はちゃんと見えるのですが、実体が掴めていないのか、0秒再生でフォルダ内を駆け足で流れて終わってしまいます。
    アートワークも取れていませんし、なにか相性の問題があるのでしょう。

    Hiby Music Playerでは問題なく再生可能ですし、音質もこっちのほうがやや良い気もしますけど、Pure Musicモードとの兼ね合いで今はまだメインには昇格していません。
    そもそも本体のアプリ領域が2GBしかないですし、やっぱりAndroidはオマケ的な印象ですね。
    そのPure MusicモードはAndroidモードに比べるとやや余韻が乗る印象はありますが、やはり繊細な部分の表現で勝るようです。
    もちろん前述のようにWi-Fiオフのほうが効果が高いケースもありますし、再生アプリによる違いもあるので、Androidモードで他のアプリを使うという選択肢もあると思います。

    これで写真にはないですが、FiiO X1から始まって、iBasso DX90、Pono Player、PLENUE Mと来て5代目となりました。
    さすがにDX90以前はもう出番はないですが、他の3台は上手く使い分けようかなと。
    IE800については別途ポタアンと組み合わせた試行をしているところですので、結論が出たらご紹介したいと思っています。

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    Filed under: Audio
    2018/10/06 12:00 pm | FiiO X7 はコメントを受け付けていません

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