• 211月

    CHORDのXLRケーブル「Anthem Reference XLR」をゲットしてみました。

    理由としてはHD-7Aに使っているIndigo Plus RCAが非常に良い感じで、逆にDP-77に使っていたCardas HEXLINK-5C XLRがちょっと音がキツすぎたためです。
    他の手持ちのXLRケーブルに戻すのも試したのですが、Indigo PlusをDP-77に使っていた時の雰囲気には戻らず、これをDP-77に持っていくべきかなぁと一時期は考えていました。

    ただそうなるとHD-7Aに持ってくるRCAケーブルでまた悩むことになりますし、C-280Lの配置としてフォノ入力の隣がCD入力(RCA)となるので、ノイズの混入がやや不安だったこともあり、それなら同じCHORDのXLRを…となったわけです。
    発売はおそらく2012年くらいでIndigo Plusよりはやや新しいですし、ARAYテクノロジーも用いた新世代のCHORDではあるかなと。

    XLRプラグはシンプルなノイトリック製ですし、ケーブルもそんな特別に太くもありませんが、銀メッキの無酸素銅、テフロン系の絶縁体、そして網線とアルミホイルによる2重シールドと基本に忠実そうなのも気に入りました。

    予定通り、DP-77のXLRケーブルをCardasから変更しましたが、まず感じたのは横方向の音場の広がりがある点です。
    ボーカルはやや膨らみを持った感はありますが、刺激が強過ぎず、それでありながらより滑舌の良い、細かな息遣いが聴き取れるものです。
    低域の深みもゴリっとせず、深遠さがあり、全体的にやはりIndigo Plusに非常に似ていると思います。

    さらにARAY構造も効いているのか、ユニットが前後にしっかり揺さぶられてるイメージがあります。
    言い換えれば、駆動力に精度があるような感じで、ディスクからの出力がそのままプリに運ばれる…という基本的な性能がよりしっかり確保されているようです。
    この点も含め、少なくともRCAよりXLRのメリットが出せているように感じます。
    高域はサラサラした感触で、帯域を通じてS/Nがとても良いのでピアニッシモでの静寂感がとても高まりました。
    そうした特性の良さと音楽的なバランスが両立していて、現代的な部分と以前のCHORDの良さを両面持ち合わせているように思います。

    ちょっとバタバタしていたのでまだじっくり聴けてない部分もありますが、まさに予想通りの音傾向でしたのでコレでもう変更の必要はなさそうです。
    慣れてくると現状は若干、Cardasの電源ケーブルの支配力も大きい気がしてきましたので、そちらのほうは見直す可能性もあるかもしれません。
    ただ、現状の組み合わせでもむしろついつい音量を上げてしまいがちなほど心地よい音楽の空間が生み出されていて、その包み込むような包容力と、それでいて緻密に溢れ出てくる表現力は結構気に入っています。
    これでオーディオは休止…といきたいところですが、ちょっと予想外の展開がありまして、もうちょっと細かい(価格が細かいとは言ってない)変更がありまして、そちらについてはまた後日。

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    Filed under: Audio
    2018/01/21 12:00 pm | CHORD Anthem Reference XLR はコメントを受け付けていません

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