• 171月

    今年はカメラ熱を再開させる予定だったのですが、なぜかオーディオ機器、しかもスピーカーをゲットしてしまいました。
    セレッションのスピーカー「Celestion 5」です。

    発売当初にCelestion 1を購入して、それは今も父が愛用しているのですが、それの上位モデルになります。
    父はその後、Celestion 7 MkIIも導入していて、セレッションは良いよ、と押し売りされていたんですよね。
    それでオークションで軽くウォッチしていたら、いくらなんでも安すぎる価格になっていて入札→なぜかそのまま落札、というパターンです。

    1991年発売ということで、このところのメインスピーカーになっているDALI Royal Menuet IIよりもさらに古いんですが、サイズは17cmウーファーの2wayということもあり、かなり大きめです。
    当初は寝室で使っているオーラトーンを引退させようという計画でしたが、まずはメインシステムで入れ替えて動作確認をしているところです。

    ただ、これが意外な誤算でして、いきなり現在のシステムとの相性良く鳴ってくれてるんです。
    もちろん不具合はありませんし、他の機器と方向性が一致しているのか、セレッションが鳴らしやすいのか、全く違和感なく調和してます。
    セレッション自体の実力は私も以前から良く知っていますし、同じイギリス製品ということで、ARCAMに通じる明るくおおらかなサウンドですが、予想以上に良いです。
    聴きやすいだけでなく、細かな音もしっかり聴き分けできますし、どこも誇張するところがなく自然なのが良いですね。

    あえて粗を探せば、チェロの低域の押しがやや薄いようにも感じましたが、これは密閉型ゆえの自然に伸びた低域のせいかと思います。
    ちなみに、その後に出たCelestion 5 MKIIでは背面バスレフに改良(?)されています。
    惜しいことにその後、セレッションは撤退してしまいましたが、その施設などはタンノイに引き継がれたらしく、Mercuryはこのスピーカーの担当者が設計したという噂もあるようです。

    特筆すべきなのは、ピアノやギターの響き、そしてボーカルが良いところでしょう。
    ガチガチに抑え込んだエンクロージャーではなく、適度に箱鳴りが活かされている印象で、この辺りの仕上げの巧さも以前の印象通りです。
    ボーカルについてはDALIの艶も捨てがたいところですが、セレッションほうは「そこにボーカリストがいる」という実在感が伴うのが魅力的です。

    全く予想外の落札とインプレッションだったので、とりあえずしばらくはメインシステムで鳴らしてみようかと。
    DALIは一旦、寝室へ持って行きましたが、こちらはアンプがLXA-OT1ということで、やはり鳴らしきれていない感じです。
    Royal Menuet IIは非常に素晴らしいスピーカーですが、クセも強いので鳴らすのが難しいところがありますからねぇ。

    最終的にはやっぱり寝室がセレッションかなとは思いますが、どちらもチューニングなどを楽しんでいきたいと思います。
    ちなみにカメラのほうもちゃっかり新しい機材を追加したので、そちらはまた明日にでも紹介したいと思います。

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    Filed under: Audio
    2013/01/17 7:00 pm | Celestion 5 はコメントを受け付けていません

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