• 2410月

    AudioPrismの電源ノイズフィルタ「Quiet Line MK2」を入手してみました。

    左は元々持っていたPS Audioのノイズハーベスターですが、基本的には似たようなものでしょう。
    ノイズハーベスターのほうはLEDでノイズ成分のエネルギーを光に変える(?)とされてますけど、今回のMK2にはLEDはありません。
    たしかMK3にはLEDが付いてた気がしますけど。

    形も若干異なるものの、やっぱりACアダプタっぽいものです。
    AudioPrism自体はVictor Tiscareno氏が興したもので、其後はRed Rose MusicやAppleなどに在籍していたみたいです。
    ノイズハーベスターのほうはいろんな場所で試した結果、トイレに設置してあるのですが、今回は以下の辺りを候補に考えて導入しました。

    廊下
    エアコン近辺
    プリアンプのサービスコンセント

    廊下は以前も出音の残留ノイズ計測で効果が高かったですし、エアコン近辺はやっぱりなんとなく対処したほうが良いのかなぁという箇所ですよね。
    最後のプリアンプのサービスコンセントはC-280Lの背後にたくさんあるのと、ロゴランプの明滅もあってそれに効果がないかな?というのもありました。

    まずは廊下から試してみますと、思ったよりも変化が大きくて驚きました。
    ノイズハーベスターより明らかに変化は大きくて、いわゆる聴感上のS/Nが上がったような印象です。
    息遣いが細かく聴き取れて楽器の分離も良いですし、刺々しさがなくなりました。
    ただ少し元気がなくなったかな?という感覚は受けます。
    ちなみにノイズハーベスターのほうは動作時に微小なノイズを出すことがありますが、こちらは全くなく、温度上昇などもありません。

    次はひとまず抜いてみます。
    まずは階下から「さっきと全然違う」との指摘があり、どうやら力感がこっちのほうがあるらしいです。
    ただ少しザラザラしていて輪郭ががっちりしている感覚でしょうか。
    さきほどまでがA級っぽい鳴り方だとすれば、外すと本来のAB級っぽい感じに戻るような感じです。

    次はプリのサービスコンセントに挿してみます。
    UNSWITCHEDとSWITCHEDがありますが、プリへの影響が大きそうなSWITCHEDのほうにしてみました。
    感覚的には廊下に使う場合とない状態の中間くらいな感じの力感です。
    明瞭な感じがありつつ、力感を確保しつつ情報量も増えているようですが、この時点では少し神経質な音場になる印象もありました。

    次はエアコン近辺ですけども、こちらは方向性としては廊下に近いのですが、効果は意外に薄いようです。
    そうなると廊下もしくはプリの後ろのどちらが良いかなぁと迷うところです。
    少なくともノイズハーベスタよりも変化が大きくて効果も高そうですから、もう一個あっても良さそうなくらいです。

    しばらく廊下で運用した後、各箇所で再確認してみましたが。
    基本的な印象は変わらないですが、力感が奪われる感じがちょっと廊下では気になりました。
    歪みが減った場合にそう感じることが多いのは認識してますけど、なんとなく効き過ぎに感じるのはノイズハーベスターと双方がわりと近くに配置されてあるからかもしれません。
    ちょうどDP-77も出払ってるのでRTP-4 absoluteにも挿してみましたが、これもプリに近い変化だったので、悩んだ結果、プリのサービスコンセントに決定しました。
    静寂感はそのままに力強さもあり、細部表現も豊かになってくれています。
    サービスコンセントがたくさんありすぎなので本来ならACOUSTIC REVIVEさんのコンセントスタビライザーを使うべきかなとも感じますが、C-280Lは電源ケーブルも直生えで交換できない分、電源ケーブル交換に類似した効果が得られるのかもしれません。
    ロゴランプの件はまだ長時間確認していないのでなんともいえませんが、とりあえずこの配置で様子見してみたいと思います。

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    Filed under: Audio
    2019/10/24 12:00 pm | AudioPrism Quiet Line MK2 はコメントを受け付けていません

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