• 258月

    ACOUSTIC REVIVEの新作電源ケーブル「POWER STANDARD-tripleC-FM」をお借りしました。

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    POWER STANDARDシリーズは(同社としては)比較的廉価でありつつ非常に優秀な電源ケーブルとして前モデルから人気の製品です。
    なお、前モデルの「POWER STANDARD」はPCOCC-Aを使用していて、私が先日ゲットしたPOWER MAX-5000が線材として使用されているものです。

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    PCOCC-A製造終了もあって、今回はPC Triple-Cを採用していますが、最近他社から出ているものとちょっと違うのはファインメットを併用しているという点です。
    ファインメットビーズはノイズ抑制やスパイク電流の抑制やリンギング防止等に効果があるとされているものです。

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    メーカーさんによりますとエージングには50時間ほど必要のようですが、交換後すぐでもそれなりに効果は出るそうですので、いつものように音楽を楽しみながらエージングを進めていくことにします。
    なるべく前段のほうが効果が確認しやすいかと思いますが、まずはうちでいちばん電源周りの変化が大きい、プリ側に使っているLINN MAJIK-ILで使ってみることにしました。
    それまでに使っていたWireWorld AUP IIIと入れ替えた形です。

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    これにより現状の機器構成は以下のとおりとなっています。

    [ デスクトップシステム ]
    パソコン: Apple Mac mini
    USB-DDC: JAVS X-DDC(電源:第一電波工業 GSV500)
    DAC: ATOLL DAC-100
    CDP: SONY CDP-557ESD
    Record Player: YAMAHA YP-D51
    Cartrdge: ortofon 2M Red, SHURE M97xE, audio-technica TT30E etc

    Phono Eq: THORENS MM-001
    Pre Amp: LINN MAJIK-IL
    Power Amp: LINN LK140(低域側), LINN MAJIK-IL(高域側)
    Speaker: DALI Royal Menuet II
    電源タップ: LOG AUDIO LD2000(プラグ:WF5018に交換)

    USBケーブル: ACOUSTIC REVIVE USB-1.0PLS
    デジタルケーブル: CHORD Signature Digital(DDC), CHORD Prodac Pro(CDP-ATOLL)
    音声ケーブル: Atlas Cables Equator MKIII(EQ-pre), LINN Silver Interconnect Cable(DAC-pre), CHORD Chameleon Silver Plus(pre-LK140), QED Reference Audio Evolution(LK140-MAJIK)
    スピーカーケーブル: QED Signature Revelation(高域側),CHORD Epic Twin(低域側)
    電源ケーブル: ACOUSTIC REVIVE POWER MAX-5000(ATOLL), ACOUSTIC REVIVE POWER STANDARD-tripleC-FM(MAJIK-IL), Accuphase APL-1(LK140)

    早速いつものテスト用ディスクを聴いていくと、意外と素直にWireWorldと入れ替わってくれました。
    聴き始めはややドライでしたがシャープな音像と似合った音傾向で、透明感をことさらに前に出さず、控えめに純度が高いのが私の好みにピッタリです。
    爽やかさとしっとり感が両立しているのも良いですね。

    先日お借りしたSAEC PL-5800もPC Triple-Cを使ったものですが、音楽表現としてはかなり正反対の色合いを持っているようです。
    SAECは音全体がとにかく非常に明瞭で見通しが良いのが鮮烈でしたが、今回の新しいPOWER STANDARDはどちらかと言うと大人しいくらいで、とても「上品」というのが私の持った強い印象です。
    それだけについ音量を上げたくなるような音傾向で、少なくともLINN MAJIK-ILには大正解の電源ケーブルと言えるでしょう。

    鳴らし始めは低域が控えめでしたが、エージングが進むにつれ、最低域がこれまで以上に力強く伸び伸びと出てきますし、中低域以下が全般に暴れの少ない良質なもので、スピーカーが一回り大きくなったような錯覚さえ覚えます。
    高域は尖りがないもので、ボーカルや楽器それぞれの生々しさをしっかり伝えてくれます。
    全般には、中域を大事にしつつフラットに鳴る傾向のチューニングだと思います。
    同じ導体でもこれだけ大きく違うというのはある意味驚きでしたし、これがファインメットによるものなのでしょうか。

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    音像については適度にシャープなもので、楽器ごとの奥行き方向の位置関係がしっかりしているのが印象的です。
    音場はそれまで使っていたWireWorldと比べるとやや箱庭傾向があり、外に広がるよりも奥行き方向に明瞭に配置される傾向です。
    ケーブル自体に曖昧さがなく、そうした点から無駄な余韻がないのでそう感じるのではないかと推測しています。

    エージングもまだ進んでいない状態で書き進めてしまっていますが、とにかく非常に上品なのが強く印象に残ります。
    正直言って、こうやってテストトーンなどで無駄にエージングを進めるより、早くこの音楽に浸りたいと感じたんですよね。

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    実はこのPOWER STANDARD-tripleC-FM、メーカー様のご好意でもう一本お借りしているんです。
    ということでエージングを進めながら、もう一本も他の機器で配置して、さらなる変化を近日中にレビューしてみたいと思います。

    Filed under: Audio
    2014/08/25 7:00 pm | ACOUSTIC REVIVE POWER STANDARD-tripleC-FM レビュー(1) はコメントを受け付けていません

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