• 111月

    Chord Electronicsから据え置き型DAC「Qutest」が発表されました。

    ちょっと前にCESで何か発表されるとはされていたので、私はDave2かMojo2と予想していましたが、わりと順当にQuteシリーズの更新でした。
    内容的にはHugo 2からバッテリーとヘッドホンアンプを除去してお安くしたという感じです。

    (1/11 17:17追記)
    Bluetoothも除去されています。据え置きとしてはむしろ好ましいかもしれませんが。

    ヘッドホンアンプといってもCHORDの場合はRCA出力と回路的に大きく分かれてはいなかったと思いますけども。
    お値段は1195ポンド、1195ドルらしいので、日本では20万を切る価格で出てきそうですね。

    ホントにもうほぼほぼHugo 2なので特筆することは少なめなのですが、一番気になったのは電源がmicroUSBというところでしょうか。
    他のCHORDのDAC同様、USB入力としての端子とは別に電源供給用の端子が用意されているのでバスパワーで動くというわけではありません。
    ですからmicroUSBの形をした電源供給用ケーブルさえ用意できれば、リニア電源を別途用意することも可能です。
    調べてみるとAudioDesignのDCA-9VがQuteHDの電源として代理店から認定されていましたから、今回もそうした対応が取られる可能性は高いものと思われます。
    DCA-5Vというモデルもすでにありますから、定格出力の1Aで足りるのであれば、あとはケーブルさえ用意されればOKですし。

    (1/11 13:52追記)
    Qutestは5V2Aを要するようですので、電源のバージョンアップあるいは他製品の登場が待たれるところです。

    ただしお値段も3万円以上ですから、Qutestに比して電源にここまでは…という方も出てくるかも。
    私としては機器の1/3くらいは電源にコストを投じるべきかなと思っているので、このくらいで済むのならぜひ導入すべきだと思います。
    ACOUSTIC REVIVEにもバッテリーリファレンス電源「RBR-1」がありますけど、こちらは入荷未定になってるので、これを機に復活させて欲しい気もします。

    同軸デジタルはRCAではなくBNCになっていますが、これは2系統同時利用で32bit/768kHz対応させる意図があるようです。DSDでの利用も考えるとUSBが主流になるのでしょうか。
    なお光デジタルは24bit/192kHzまでの対応となっています。
    端子はHugoシリーズに比べれば据え置き型だけにだいぶ余裕のある配置になっていますが、それでもかなりコンパクトな感は否めません。
    光デジタル端子は妙に引っ込んでいますし、USB入力やアナログアウトも太めのケーブルだと干渉するかも。
    XLR出力も当然ありませんし、その辺りはやはりこのお値段では仕方ないところなのでしょうか。

    物量投入だけが良いわけではなく、Mojoでその魅力も分かっているつもりですけど、やっぱり私のような旧世代の人間にはやや引っかかるところがあります。
    DACについては今の機材がMojo以外はDSDにすら対応しておらず、何か良いものがあればなぁと狙っているのですが、現状のラインナップを見る限りでは、しばらく様子見したほうが良いかなぁと。
    むしろ台数だけはいっぱいありますし、当面はそれらを工夫して使いつつ、もうしばらく皿回しオーディオをメインで楽しもうかなと思っています。

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    Filed under: Audio
    2018/01/11 12:00 pm | CHORD Qutest はコメントを受け付けていません

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