• 181月

    B&WのMatrix 805Vを使ってきましたが、その流れ(?)でMatrix 802 Series 2を導入してみました。

    805からするとかなり巨大化した形で、ミッドレンジのケブラーコーンはちょっと805より小さいですけど、ほぼ20cmウーファー2本が追加になったような感じですね。

    D3が現行モデルで、それからすると相当古いモデルですが、その昔、801Fでスゴさを体感して以来の憧れがあり、D3はだいぶニュートラルな雰囲気になったものの、その間のモデルは音色傾向が少し違うと感じてるので(お値段も当然ありますが)、Matrixが最初から狙いでした。
    あとは801にすべきか、それとも鳴らしやすいと言われる802か、ですが、そこは重さが最終的なポイントになりました。
    802は32kgとまだ一人でなんとかなる重さですが、801になると61kgですからねぇ。

    それでも804D3の箱に入って届いたものを2階に上げるのはそれなりに本腰を入れないと大変ではありました。
    さらに箱から出すのが大変でして、梱包が非常に厳重だったのもありますし、なかなか苦労しました。
    出してしまうと「団子3兄弟」状態になりますから、なおさら持ちづらくなりますけどね。

    大きさは一時的に復活させていたJAMO Concert VIIとさほど変わりませんが、サウンドはやはり全く違います。
    音傾向がB&Wの方向性というのは当然ありますが、第一印象として帯域バランスがとても良く、どこにもムリな力が入っていない自然体で強調感がないのが印象的でした。
    心配していた気難しさは想像以上になく、Accuphase A-45一台でも大らかに鳴ってくれています。
    低域のエネルギーは805とは全く比較にならないほど爆発的なものがありますが、あくまでも自然なので聴いている本人はひたすら音楽に没頭してしまいます。
    ただ気づくと音量がとんでもないことになってるので要注意なんですけれども…。

    音傾向としてはMatrix 805よりも神経質さがなく、音場も音像もあまりセッティングに苦労をせずにスッと定まりました。
    どうやらミッドレンジユニットの「ダンゴ」が不要な反射音を出さないところが効いているような気がします。
    ウーファーのエンクロージャもマトリックス構造が効いていて、横に耳を近づけてみてもほとんど箱鳴りが聞こえません。
    現行モデルはさらに進化してるのでしょうけれど、ミッドレンジまで分離したモデルとなるとお値段が段違いになってしまいますからねぇ。

    スパイクも付属していましたが最初は取り付けずに鳴らしてみましたが、やはり床からの影響は多少なりとも出てきていましたから、後日スパイクを履かせてみました。
    これにより低域のカブリが減り、明瞭度が増して効果は高いですが、低域のエネルギー自体は膨大なので階下への響きを抑えるような効果はあまり期待できないようです。

    それにしても802を聴いてしまうと、「最初からコッチにしとけば良かった」とすら思ってしまいます。
    シンフォニーの迫力は段違いですし、タイムアライメントが良いのか、それとも位相や歪みといった特性が優れているのかは定かではありませんが、ともかくホンモノ感が決定的に違います。
    802でもウーファーは小さめにしてありますが、ある程度より下の帯域を出したいとなってくると、やはり振幅による低域と面積による低音には表現の緻密さで大きな隔たりが出てくるようです。

    音の広がりも素晴らしいですが、その中でそれぞれの楽器の配置や音色が見事に分離され、楽曲の中でのそれらのパートに耳を傾けているだけで、より音楽に深く没入できて楽しくなってきます。
    オーディオ的な聞き方よりもむしろ、音楽が楽しく聴けるというのは最大の収穫でした。
    その上でオーディオ的な観点でワンポイント取り上げるとすると、なぜかファゴットの音色再現がこれまで経験がないほど秀逸だなと感じます。
    大して楽器に詳しくないのですが、ファゴットは歯切れのよい低域もありつつ、温もりも感じられるものだと思いますから、このスピーカーの特色がうまく引き出せる楽器の一つなのかなと思います。

    まだまだ調整すべき点やセッティングなどは残されていますが、昨年から続いた機材チェンジの流れはこれでひとまず休止です。
    これからは今の機材の魅力を最大限に引き出すようにしてあげたいですし、なにより音楽を楽しみたい、と感じる環境を整えることができました。
    そう言いつつもアクセサリやら色々やっていくうちに導入する小物も出てくると思いますが、有終の美を飾るにふさわしい機材が入ったなと喜んでいます。
    父親には「次はBTLだな」と、なかなか鋭いところを突かれていますけどね。

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    2017/01/18 12:00 pm | No Comments
  • 161月

    このところ、静電気の影響なのか、それともortofon MC20Sの針形状のせいなのか、レコード再生後に極細の毛が針先にくっついて取れなくて苦労することが度々あります。

    長らくナガオカのスタイラスクリーナーを使っていて、大抵はこれですんなり取れるのですが、今回ばかりはなかなかしつこいようです。
    超音波や振動で落とすタイプのものもありますが、なにぶん高級ですし、繊細な針先を振動させるのはちょっと怖いんですよねぇ。

    そう思いつつ色々探していたら、FIDELIXの「SaSuPa」を見つけました。
    名前がなんとも変わっていますが、『「サッ」と持ち、「スッ」と拭き、「パッ」っと置ける』から来てるそうです。
    メーカーサイトでも「0 SideForce」というトーンアームの付属品扱いでサラッと紹介されている程度の扱いですけどね。

    先端が極細ブラシになってるのはわりと良くある感じですが、根本に粘着ゲルが付いていて、それで汚れをしっかり取るのだとか。
    振動同様、粘着系も針への負担がちょっと怖いんですけどねぇ。
    ただ力加減で調整可能なのと、洗ったら繰り返し使えるところは良いかなと。
    やや作りが安っぽいのとケースがなくて「裏返して置けば埃も付かず」という大雑把さが難点でしょうか。
    あとAmazonやヨドバシで売ってないのもちょっと不便かなぁ。
    もうちょっと考えてみたいと思いますが、なかなかおもしろい発想のブラシだとは思います。

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    2017/01/16 12:00 pm | No Comments
  • 141月

    ベルトドライブのレコードプレーヤーの回転数なんて、そんなにあてにならないものだと割り切っているのですが、さすがにあんまりピッチのズレたまま音楽を聴いてるのも悪いので、ストロボで調整してみようかという気分になりました。

    BL-99Vにはピッチ調整用のツマミがちゃんと用意されていて、純正のストロボマットもあったようですが、あいにくストロボマットのほうは入手がかなり困難です。
    そこでそちらはPDF配布してくださっているものを印刷したものを使うことにしました。

    問題はライトのほうでして、ストロボはACの電源周波数を利用して像を静止させることで回転数を合わせる仕組みなわけで、ACに同期して明滅するライトが必要になります。
    うちはLEDシーリングライトにしていますし、LED電球でもダメでした。
    LEDのナツメ球だと大丈夫という話もありましたが、TwitterでダイソーにACで使えるLEDライトを売っているという情報をもらい、探してきました。

    Twitterで教えてもらったのとはデザインが全く違うものでしたが、たぶん大丈夫だろうと。
    スイッチも付いていて便利ですが、延長コードはケチって短いのにしたので使えず、手持ちの長めのものを実際には使用しました。
    ナツメ球並みに暗いので本来のLEDライトとしての実用性はかなり低いと言わざるをえませんが、明滅はちゃんとしてくれて部屋の明かりを消せばストロボ調整が可能でした。
    金属製のちゃんとしたストロボシートならもうちょっと見やすいかもしれないですね。
    ただズボラなので、そんなに頻繁に調整はしないと思いますし、とりあえず調整可能な環境が整ったので良しとしましょう。

    あとはプレーヤー本体から電源を取っている吸着ポンプを別のところから電源を取るようにしたいかな。
    この箱のほうには電源スイッチがないので、スイッチの付いた1口の電源タップ(?)みたいなのを見つけたいところです。

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    2017/01/14 12:00 pm | No Comments
  • 121月

    B&W Matrix 805をメインで愛用してきましたが、他の機材やセッティングでその性能はしっかり引き出せた反面、物理的なサイズから来る低域の限界も感じるようになりました。
    そこで、一旦、JAMO Concert VIIをメインに据えてみることに。

    何度か仮置きで入れ替えたことはありましたが、その時はあまり良い印象もなくすぐに戻したんですが、今回は805をリビングに移動させ、スタンドも部屋から出したこともあってか、JAMOの良さがちゃんと出ています。
    とりわけ低域も含めたスケール感はこちらが圧倒的ですね。
    805でも50Hzくらいまではガンガン出ますけど、JAMOになるとカタログスペック上は24Hz、実際にも40Hzくらいは余裕で出てくれます。
    やはり物理的なウーファーのサイズというのも重要ですね。

    定位も意外と悪くなく、その上で音の広がりもあり、なによりちょっとしたセッティングのズレが気になるような神経質さが減ったのが良いポイントです。
    ラックを移動してスピーカー間はパワーアンプだけになりましたし、壁との距離も出来る限り取るセッティングにしてるのも良いのでしょう。

    ただ、しっかりオーディオマニア的に聴き込んでみると、やっぱりB&Wよりは解像度がやや低いなぁと感じてしまう部分は出てきます。
    独特のプッシュプル・カップルド・2ウーファーからの低域はポートから出てくることもあり、遅れやボンつきみたいなところがどうしても出てきます。
    実際に計測してみても、70Hzくらいにややピークが出るケースがあるようです。

    ちなみにリビングに移したMatrix 805Vは非常に良好で、こちらはCelestion 5から大幅な進化を遂げてくれました。
    リビングの他の機材もちょっと前まで私が使っていたもので駆動力は十分ありますし、やはりスピーカーの性能面でも低域や解像度が全く違うなと感じます。
    リビングはもうこれから戻すのは厳しいですし、そんなわけで(?)JAMOにはしばらくピンチヒッターになってもらう形にしようかと思います。

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    2017/01/12 12:00 pm | No Comments
  • 101月

    iBasso DX90はエージングがされてなかったのか、どんどん音が変化していてちょっと困るくらいですが、その中でもイヤフォン直挿しだとどうも左右の位相が微妙にズレた感じがあって気になって困っていました。
    それで設定を色々変えてみると、どうもイコライザをOnにするとその症状が出ることがある(顕著でない時もある)ようです。

    それならばイコライザをOffにすれば解決なんですが、それはそれで音にクセが強くなるという問題があり、色々調べた結果、MOD Firmwareを導入してみることにしました。
    iBasso DX90 firmware modified by Lurker」というのがソレの配布先で、以下のような対処をしてあるそうです。
    すでに公式に取り込まれたものもあるようですけどね。

    1. Fonts replaced
    2. Unused services disabled
    3. CPU is always working at the highest performance
    4. Unregistered video codecs
    5. Image size reduced
    6. Gapless buffer
    7. ADB runs in USB Charge Only mode
    8. Custom built exFAT and NTFS drivers
    9. Ultimate cleanup
    10. MangoPlayer from DX50

    中を見る感じ、DX90もAndroidベースで機能を割愛して出来ていたんですね。
    他のモデルもAndroidが多いですが、開発スピードとしては良いのでしょうけど、音質的に有利に働くイメージはどうもあまりないのが…。
    まぁここまで割愛していくとlinuxベースと呼んだほうが良いわけで、そういう意味では余計なものを止める、というのは有効な手段でしょう。

    フォント違いでL2とL3の2つが配布されていて、L3はオリジナルと同一となっています。
    今回はせっかくですのでL2のほうを入れてみました。
    日本語対応が完全でないかも!?というのも見かけましたが、いわゆる中華フォントではありますけど、とりあえず一通りの表示は問題なかったです。
    フォントの視認性はどっちもどっちですが、文字が詰めてあるので解像度の低いスクリーンではL2のフォントのほうが向いてるかなと思います。

    機能面ではSACD ISOへの対応が追加されている程度で、それは試していません。
    あとはもう音の変化なわけですが、これが予想以上に大きく変化しました。
    カンタンに言ってしまうと、イヤフォン直挿しの音がFiiOみたいな感じになりました。
    低域の量感はやや減った程度ですが、余計な響きが載らず、左右の位相も以前の調子が良い時よりさらに正確になったイメージです。
    省電力の必要もあって処理がギリギリなところもあり、左右の処理に微妙な遅延が出ていたのでしょうか。

    iBasso DX90の音の特色を考えると、ちょっと硬いほうに振り過ぎかなと感じる方もいるかもしれませんが、これは導入してみる価値はあると、個人的には思います。
    LINE OUTのほうも試しましたが、方向性としてはPHONE OUTがこちらの方向性に近づいた感じですし、音の鮮度などの向上も見られます。

    問題点としては以前からたまに起きていた音飛び(特定の曲の最初のほうで起こりやすい)の頻度が上がったところでしょうか。
    「Custom built exFAT and NTFS drivers」が影響しているような気もしますが、起動し直すと起きづらくなったりしますし、気のせいかもしれませんが、音の厚みも発生時とそうでない時で違うような…。
    同じ曲でも起きないこともあるので、静電気の影響もあるのかなぁ。
    ちなみにギャップレス再生のOn/Offはあまり関係ないようなので、メモリカードを初期化してみようかと思っていますし、場合によってはFiiO X1にも曲を入れておきたいから、SanDiskのmicro SDXCカードを追加するのも良いのかも。

    まぁ戻したい時はまたいつでも好きなバージョンのものにできるのもDX90の良さですし、お持ちの方はぜひお試しになってみてはいかがでしょうか。
    ただし、トラブルも起こりがちなものですので、対処は自己責任にてお願いします。

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    2017/01/10 12:00 pm | No Comments
  • 091月

    マークレビンソンから初のレコードプレーヤー「No.515」を今年の夏に発売予定だそうで。

    以前にカートリッジは出していましたし、フォノイコライザーは原点のひとつみたいなものですから、レコードプレーヤーを出すのは別におかしいことではないかと。
    ただプレーヤーにはノウハウも必要なわけで、VPI Industriesとの協業だそうで、ある意味安心かも。
    これを出したからには優秀なフォノイコライザーも出していかないといけないですしね。

    ただしお値段は同社ですから、アームこそ付いてるものの、カートリッジ無しで1万ドルとのこと。
    下手に名前だけ冠したモデルよりは良いですが、もうちょっとマークレビンソンならではの特色が入ってると良かったかな。
    ヘッドアンプを内蔵するとか、アンプメーカーならではの仕掛けがあったら面白かったかも。
    ちなみに韓国に買収されたハーマンですけど、こちらはアメリカでの製造とのことです。
    MCカートリッジ同梱モデルも用意されるらしいですが、それはどこのカートリッジになるんでしょう?

    やや面白い取り組みとしては、トーンアームが3Dプリンタを使って製造されるところでしょうか。
    海外はストレートアームが多いですけど、3Dプリンタで作るならなおのこと、S字アームにしてほしかったところです。
    音質的にストレートアームが優位なところもあるのでしょうが、それよりも製造が難しいことがユニバーサルアームの少なさにつながってるのでしょうね。
    ブランドバリューもありますし、目にする機会も多そうなので一度聴いてみたいモデルではあります。

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    2017/01/09 12:00 pm | No Comments
  • 081月

    SHUREがCESで「リモート+マイクLightningアクセサリーケーブル」こと、「RMCE-LTG」を出展したそうで。

    要はイヤホン側がMMCX、DAP(?)側がLightningというリケーブルケーブルリケーブルですね。
    iPhone 7で聴くのが不便なのでなにか良い解消方法がないかなぁと思ってたんですが、これはベストかも。
    一応、SHUREとしてはSE215、SE315、SE425、SE535、SE846対応と謳っていますが、SHUREで使うのももちろん良いですし、Donguri-鐘 Re-Cableで使うなんてのもアリかも。
    見た感じ、耳の部分に針金は入ってそうなので、SHURE掛けのほうが良いのでしょうけど。

    発売は2017年春とのことですが、そうこうしてるうちに他社からも同じコンセプトのものは出てきそうです。
    ただこの手のケーブルの場合、重要なDACやアンプがケーブルの中にあるわけで、ある程度信頼できる性能のものが欲しいですね。
    その分、価格はどうしても高くなってしまいそうですが、そこが未定なのは戦略的なところもあるのかも。
    お値段も大事ですが、Apple付属の変換アダプタとは違うんだ、という格の違いも見せつけて(聴かせて)ほしいところです。

    ちなみにMMCXでBluetoothというケーブルはすでに結構世に出ていて、WestoneのWST-BLUETOOTHが2万円程度、SONYのMUC-M2BT1もちょい安めの19000円前後ですから、さすがにそれよりは安い設定になるでしょう。
    Bluetoothは個人的にどうもいまひとつ…という印象なので、それより当然高音質にしつつ、1万円を切る価格だとうれしいかな。

    脱線ついでに、Bluetoothのイヤホンが増えてくると、電車の中などでチャネル不足や干渉が起こったりはしないものでしょうか?
    Bluetooth自体は毎秒1600回もチャネル切り替えをしてるそうですし、「2.4GHzの広帯域(2402~2480MHz)の中に1MHzごと79個のチャネル」があって、しかも届く距離がそう長くないから大丈夫なのかな?
    ただこういう複雑な仕組みが通信には良いとしても、音質には地味に響いてくるのかなぁという気もしています。

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    2017/01/08 12:00 pm | No Comments
  • 071月

    茶楽音人さんとeイヤホンさんのコラボイヤフォン「Donguri-鐘 Re-Cable」ですが、ご厚意によりもう少しお借りしておけることになったので、先日追加したiBassoのDAP「DX90」を使って試聴してみることにしました。

    まずはDX90直挿しで使ってみますが、インピーダンスなどの鳴らしやすさという点では本体で十分すぎるほど駆動可能です。
    ただ、ちょっと面白いことに「耳の間にトンネルが通ったような」独特の定位が登場します。
    DX90のヘッドフォン出力に独特のクセというか味付けがあり、それがDonguriの音場と重なった結果だと思われます。
    ある種バイノーラルのような雰囲気ではありますが、やはりちょっと独特なのでソースによって良い具合に働くこともありますが、相性が悪いケースも出てきて、安定して使いたくなる組み合わせではないかも。

    それならばということで、LINE OUTから他のアンプに出すと、こちらはほぼ前回のレビューと同じ傾向が得られました。
    DX90では情報量がかなり増えてくれますから、これまでのFiiO X1より音が溢れてくる部分は大きな違いです。
    ライブ録音でこんな観衆の咳払いや鼻をすする音まで入ってたのか!と驚いたものもありました。
    ジャンルとしては音場が広がる分、ジャズトリオや小編成のクラシックなどはステージが見えるような雰囲気になりますし、やはりDAP向上の効果は大きいと感じましたし、Donguri-鐘 Re-Cableの高さが伺えます。

    DX90はLINE OUTでもまだ多少、音像が頭の両端よりも広がるような広大さを表現するところがあると感じていて、それとの相性が良いケースとそうでもないものは見受けられました。
    ピアノもスタジオ録音や、ややデッド気味の自然な録音だと残響が程よく演色されていて心地よいサウンドが奏でられますが、無理に残響を強調してあったりすると過多になるケースも出てきます。
    音質では断然DX90ですが、Donguri-鐘 Re-Cableの相性としてはFiiOなど、あっさりしたモニター系サウンドのDAPのほうが相性が良いかもしれません。

    アンプに関しては、手持ちの中ではやはりDigiFi No.22付録アンプが相性が良いです。
    据え置き機と繋いだ時と比べるとやはり出音の腰の座り具合が違っていて、あの迫力は捨てがたいですが、ハイレゾでの繊細な音の溢れ方などはDX90もなかなか魅力的です。

    それにしても、こうやっていろんな組み合わせを聴いていくと、どうもDonguri-鐘 Re-Cableのレビューというよりも、DX90のクセをチェックしてるような感じになってきます。
    それだけDonguri-鐘 Re-Cableのポテンシャルの高さが分かるというものです。
    ただ、DX90もヘッドフォンでは全般的に好印象な結果を出してくるので、Donguriのクセが減ったとはいえ、最初のほうに書いたとおり、音場表現が被ってしまうところがあるのかもしれません。
    私が知る限りでは、やはりFiiO X5 2ndあたりと組み合わせてあげるのがベストマッチなのかなと感じたレビューでした。

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    2017/01/07 12:00 pm | No Comments