• 192月

    第2回MJオーディオフェスティバルが3/12に損保会館で開催されるそうで。

    そもそも第1回があったのを知らなかったんですが、MJ誌を立ち読み(失礼)して見つけました。
    去年は入場料が1000円(パンフレットを要購入)だったようですが、今回は特に記載が見当たりません。
    特典で来場記念CD「MJオーディオテクニカルディスクVol.8」も配布されたようなので、それもあっての入場料だったのかな?
    言ってみたら有料だった…というのはちょっとイヤですからねぇ。

    損保会館というとアナログオーディオフェアの会場にもなってたところで、場所はまあまあという感じですが部屋が分かれてるし、そういう点では使いやすいのでしょうね。
    開催時間は午前11時から午後6時までだそうです。

    他のオーディオ系イベントとはだいぶ毛色が違って、2Fの大ホールを自作オーディオ機器の「自作機大試聴会」に割り当ててるところが、さすが「無線と実験」だなと。
    大ホールで他の方の自信作を聴きつつ、ホール内のマーケットゾーンで機器やパーツも購入できるようです。
    別の階の部屋では試聴イベントや同誌選出の「テクノロジー・オブ・ザ・イヤー」の受賞機の展示、メーカーのブースなどが配置されるとのことで、出展企業情報も掲載されています。
    ただ一般のイベントとはメーカーの傾向もだいぶ違うので、MJをいつも読んでいるような方のほうが合うイベントかもしれないですね。

    なお詳細は現在発売中の3月号に掲載されてますので、行かれる方は購入されておくほうが良いかと。
    クリーン電源の特集記事が載っていて、これがなかなか興味深かったですよ。

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    2017/02/19 12:00 pm | No Comments
  • 182月

    ACOUSTIC REVIVEのマイナスイオン発生器「RIO-5II」をお借りしました。

    「マイナスイオン」というだけで拒絶反応を示す方もきっと多いと思いますが、ここではあえてその是非については触れません。
    製品の仕掛けとしてはトルマリンをハロゲンランプで温め、普段はそのまま、CDやDVDを「処理」する場合はファンを稼働させるものです。

    上が火鉢の網みたいになってましてココにCDを載せ、両面「処理」するわけです。

    電源ボタンを入れてからハロゲンランプが温まるまでに10〜15分くらいかかるようで、その後に使うほうが良いようです。
    ひとまずいちばん良く聴いている手嶌葵さんの「La Vie En Rose」をセットして試してみることにしました。

    まずは処理前の状態を確認するのにRIO-5IIの電源を入れておいて、聴いてみたのですがすでになんとなくいつもの音が違うような気がします。
    いつもより余韻がキレイに伸びていますし、なにやら空気が澄んで純度が上がったような印象を受けました。

    そしてレーベル面、読み込み面と両面「処理」し、正直あまり期待もなく鳴らしてみたところ、一曲目の一音目から「え?ウソでしょ?」と驚きました。
    もう聴き飽きたに近いくらい聴いてきたディスクからの再生音がスピーカーを離れ、前方の空間にふわっと広がります。
    エアリーなボーカルも素晴らしいですし、理屈はもう別にして驚いてしまいました。

    その後、何枚かディスクを「処理」してみましたが、効果が高いものと、ほとんど効果が感じられないものがありました。
    全般的には良く聴き込んだディスクで効きが良いようですし、わりと最近買ったものなどでは変化が少ないようです。
    ハイレゾ音源のようにデータ量そのものに変化があるわけはないですから、元々の音質によるでしょうし、CDに収録されている以上のものは出てこないということでしょう。
    なお、ごく一部のディスクでは上面のセット部分がやや小さめで、ディスクがストンと網の上に載らないケースがありました。

    また最初にもチラッと触れましたが、「処理」だけでなく電源を入れてあるだけでも変化が感じられます。
    試しに音楽を聴いている途中でスイッチを切ってみたのですが、フェードアウトするように音の広がりが減っていきます。
    それもスーッと減るのではなく、多少ムラがありながら徐々に減っていく感じを受けます。
    点灯時の、あたかも目の前での演奏しているようなライブ感が減り、ごく普通にスピーカーからの再生音になる感覚とでも言いましょうか。

    正直、理屈は全く分かりませんが、たとえプラシーボ効果だったとしても、音楽への集中度合いやリスニング時のリラックス効果には確実につながっているのだと思います。
    率直に言えば、「私だって信じられないよ!」というのが本音でして、上のように自分を言い聞かせてみても、それでもなお「いや、もっと違う何かが効いている気がする」と感じられます。

    これと対をなすディスク消磁器「RD-3」もお借りしていますので、次回はそちらについてレビューしてみようと思います。
    また、ディスク以外の小物への効果がないかも試してみようかと考えているところです。

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    2017/02/18 12:00 pm | 1 Comment
  • 172月

    AccuphaseからCDプレーヤー「DP-430」が3月上旬に登場予定だそうで。

    DP-410の後継に位置づけられるので、SACD再生機能こそないものの、USB入力を含めたDACが強化されているようです。
    DP-410はPCM1796搭載で24bit/192kHzまでのPCMのみの対応でしたが、今回はAK4490EQを積んで32bit/384kHz、11.2MHzまでのDSD(ASIOの場合。DoPは5.6MHzまで)に対応します。
    そういう意味ではドライブが対応してないだけでSACD相当以上のDACは積んでることになりますね。

    MDSも健在で、片ch辺り2基のAK4490EQを使って4個並列としています。
    他社がディスクリートやDSPで来てますし、今後はまたそっちに復活させてくるかもしれませんが、エントリークラスでは順当な選択でしょうか。
    ただDP-410もそうですが、内部を見ると「基板はこれだけ?」と思ってしまうのは仕方ないところでしょうか。
    今回のDP-430はまだ分かりませんが、電源部やUSB-DDCを強化・分離するとかするか、もしくは少しコンパクトにしても良いのかなと思ってしまいます。

    なお、今回はANCC(Accuphase Noise and Distortion Cancelling Circuit)なるものを搭載してるんだとか。
    AAVAもそうですけど、昔のAccuphaseは「なんとか回路」みたいな宣伝文句は多用しなかったんですけどねぇ。
    効果はもちろんあって、しっかり仕上げてくるんだと思いますけど、ちょっと方向性が変わってきたのかなと感じます。
    設計者も若手に移行しているようですが、それ自体は悪いことではないと思いますけどね。
    ちなみにトランスポート部はDP-410を踏襲してるそうで、むしろそっちが今後の課題になってきそうな気もします。

    ややネガティブな書き方になりましたが、単体DACも他社を含めてなかなか良いものがないわけで、USB入力だけでなく、同軸(24bit/192kHzまで)、光(24bit/96kHzまで)もあるので、むしろそちらの用途を主体に考えると魅力も増すかも。
    お値段はDP-410から据え置きの33万円(税別)だそうですし、最新のDACをお探しの方には良い選択肢になるかと思います。

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    2017/02/17 12:00 pm | No Comments
  • 162月

    ACOUSTIC REVIVEの電源コンディショナー「RPC-1」をお借りしました。

    赤外線マウスの発案者のアイデアを具現化したものだそうですが、外観はヒッコリーの箱から極太の電源ケーブルが出ている「謎の箱」状態です。
    コンデンサや抵抗、通常のノイズフィルタなどは搭載されておらず、コイルが使用されていることは記載されていますが、それ以上の詳細は不明です。

    技術的な解説をしても仕方ないと思いますし、今回は「何処に設置するか」という点に絞ってレビューしてみたいと思います。
    うちのシステムにはすでにAccuphaseのクリーン電源「PS-500」が導入されていますので、それとどう組み合わせるか、というのがポイントになるかと思います。

    まずは素直にクリーン電源に挿してみました。
    RPC-1の電源ケーブルは箱から直接生えていて、長さも短めで極太ということもあり、取り回しはややしづらいところがあります。
    最初は上の写真のようにクリーン電源の上に置きましたが、さすがにこれはどちらにとっても良くないと判断し、すぐ横にスペースをむりやり作って配置しました。
    できればIECコネクタで電源ケーブルを交換可能にするか、1m程度の長さだとうれしい気もしますが、この太いケーブル(おそらく単線)がコンディショナーとしての性能に貢献している部分もあるのかもしれません。

    こんな具合でクリーン電源につないでみると、いつになく静けさを感じる澄んだ空気感です。
    変な喩えですが、森の中のような澄んだ空間で聴いているような、そんな印象を受けたのは、暗雑音やノイズが減って、ザワザワした感じが減ったからでしょうか。
    クリーン電源でよく言われる音痩せはそれほど強く感じたことはありませんが、ややシャープになり過ぎるところがあったのですが、そうしたトゲトゲしさが消失しつつ、楽器それぞれの音が重なり合わずしっかり分離する良さはさらに引き立っています。

    ただ、CDプレーヤーのクリーン電源接続時に発生するクリーン電源のトランスの唸りは、RPC-1を接続しても発生してしまいます。
    またPS-500の歪み率表示にも目立った変化は見受けられないようです。
    変な喩えばかりで恐縮ですが、クリーン電源がシャンプーだとしたら、RPC-1はリンス・コンディショナーといったところでしょう。

    ここで一旦、RPC-1を完全に外してみました。
    正直取り付けた時よりも外した時のほうが差は顕著で、中高域のキツさが顕著に出ています。
    ハードドームツイーターの付帯音のような感じの音傾向が乗っている雰囲気です。

    次にオーディオ用の壁コンに直挿ししてある電源タップに挿してみました。
    こちらもクリーン電源に使った場合と効果は似ていますが、中高域のキツさは残っています。
    どうやらクリーン電源に接続している機器にまではRPC-1の影響が及びづらいような印象です。

    今度は全く発想を転換して、ノイズ源となっているであろう一般機器用のコンセント周りの電源タップに配置してみました。
    この状態なら安心して、音楽を聴きながら抜き差しすることもできますし。
    音楽を聴きながら、RPC-1を抜くとすぐに音楽が騒がしくなって、微妙に音量が上がったような感じです。
    逆に聴きながら挿すと、少し間があって徐々にスッキリしてきて、シャキッとクリアになっていきます。
    音傾向としてはオーディオ用壁コンとはまた違った効果の方向性で、透明感と分離の良さが出るようです。
    こちらだと一種のノイズフィルタ的な働きをしているのだと思われます。

    再びクリーン電源経由の電源タップに戻してみましたが、うちの環境ではクリーン電源につなぐのがもっとも効果が明瞭のようです。
    電源アクセサリにありがちな「改善しましたよ!」という押し付け感がなく、よりナチュラルな音色になることでリラックスして音楽を楽しむことができるようになります。
    よりオーディオマニア的な解釈でいえば、クリーン電源の性能を一段向上させてくれ、クセを消してくれる方向性の改善が期待できます。

    ここまでわりと早々にチェックしていったのですが、どうも試用していってる感じだと実際には数日エージングが必要なようで、徐々に馴染んできているような気がします。
    その辺りは後日、それぞれの機材をクリーン電源経由にすべきか否か、「RPC-1 vs PS-500」といった感じでレビューしてみたいと思っています。
    ただ、今回の結論としては、クリーン電源持ってる人はRPC-1をソレに、お持ちでない方はノイズ源の近くに付けるのが効果的、なのかなと感じた次第です。

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    2017/02/16 12:00 pm | No Comments
  • 152月

    MC20SのリードワイヤーをCello Strings製に交換してなかなかの改善をしてくれたこともあり、調子に乗って「もっと良くならないかな?」と、ortofonの純銀製リードワイヤー「LW-800S」を導入してみました。

    メーカーサイトの記載によると、「純銀線素線φ0.1mm 15本、純銀素線0.24mm 3本」を撚ったものとのことですが、箱には「0.26mm純銀線3本、0.10mm銀メッキ銅線16本」と書かれていて食い違っています。
    そもそも箱の記載が正しいのであれば「純銀線」ではないですよねぇ…。

    端子部分はロジウムメッキですし、針圧調整が必要なくらい、ワイヤーとしては太さがありますが、撚り具合などはちょっとイマイチかなぁという気もしつつ、装着してみました。
    ちなみに長さは他のリード線より若干短いような気もします。

    取り付け自体はortofonのカートリッジのピン配置が素直にまっすぐ引くだけですし、太さもほぼ適切でやりやすいリード線でした。

    交換してしばらくはエージングが必要かな?と思いつつ、ファーストインプレッションとしては、落ち着いていて銀からイメージするようなキラキラした感じは皆無だなと。
    高域もギラつかず透明感もあるし、市販品だけにクセは少ないなと思って数枚聴いていきました。
    たしかにまとまりがありますし臨場感は増して、クラシックやライブ録音との相性は良いと感じます。

    ただ、エージングが進むにつれてぼんやりして冴えない気がしてきて、どうもナローレンジになってしまったように感じます。
    ちょっと語弊があるかもしれませんが、MC20SがDL-103になってしまったような感覚です。
    同じオルトフォンどうしですし、相性が良さそうなものなのですが…。

    結局我慢できず、Cello Stringsに戻してしまいました。
    戻すと「そう、コレコレ!」というサウンドが戻ってきて、スカッと抜けるような爽やかさとバシッとくるパルシヴさを併せ持つMC20Sのピックアップした音を、802の堂々とした音場で展開してくれます。
    ortofonのシェルリードは以前もPC-tripleCのを入手したことがありますが、素材は違えど音傾向はどうも似ているようです。
    良く言えば、より正確に安定した再現力を引き出す傾向だと思いますし、Celloのほうはやや雰囲気で「どうだ!」と押してくる感じはあるように思いますが、価格や市販品への期待はちょっと裏切られた感が拭えません。
    カートリッジとの相性や好みで選ぶと良いかもしれないですし、今度、DL-103で試してみる予定です。(と言いつつ放置中…。)

    ちなみにその後、某氏にご相談したところ、KS-Remastaさんをオススメしていただきました。
    最初に相談しておけば良かったですね…。
    そちらはまだ導入していないのですが、MC20Sと相性の良さそうなものを情報収集してみようと思います。

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    2017/02/15 12:00 pm | No Comments
  • 142月

    ACOUSTIC REVIVEさんからマグネットフローティングインシュレーター「RMF-1」をお借りしました。

    ネオジウムマグネットの反発力で浮かすタイプのインシュレーターで、1個ずつ単売されていますが今回は4つお借りすることができました。
    1個当たりの耐加重が最大7kgとなっていますので、4個なら28kgですから、うちの機材だとパワーアンプ以外は使用可能なはずです。

    外観はアルミ合金を主体に、黄銅が組み合わせてあり、上部には水晶、底面には特殊制振材が配置されているようです。
    外れることはなく、ガタツキも全くないピストンのような感じですので、実際の内部構造までは分かりませんが、おそろしく強力な磁石であることはすぐに分かります。

    4つを箱から取り出して並べて撮ろうとすると上の写真のようにくっついてしまいます。
    さすがに外れないというほどではありませんが、その前の写真くらいの距離(5cmくらい?)より近づけると反発したり引き寄せられたりしてしまいます。
    磁気テープなどはもちろん、腕時計などは要注意ですし、あまりに小さい機材を4個で支えるのはやや厳しいかもしれません。
    荷重としても7kgという耐荷重の範囲で、ある程度かかったほうが良いと思いますから、小型ブックシェルフで使うなら3点支持でしょう。

    届いてまず感じたのは思ってたより高さがあるな、という点です。
    伸びた状態で約4.5cm、最小に縮んで約4cmとWebサイトに記載されていますが、実測6cm弱あります。
    直径はWebサイトの記載通り、直径3.5cmくらいです。

    やや不安定そうに見えますが、実際に使ってみるとインシュレーター自体が重いですし、底面の特殊制振材がfo.QやJ1 Projectのダンピングパッドのようにラックなどの板にピッタリくっつくので、少なくとも4点支持なら倒れる不安はないと思います。
    実際、設置後に震度3の地震がありましたが、全くびくともしませんでした。

    いよいよ本題のレコードプレーヤーに敷いてみました。
    うちのMICRO BL-99Vは元々、バネによるフローティングタイプの脚が付いていますが、それを避けつつ、あまりモーターやカートリッジに近くない場所を選んで配置しました。
    重心や水平については付属の説明書を参考に、重量バランス良く配置を工夫すると良いでしょう。
    また耐荷重の範囲であれば、それぞれのインシュレーターが適宜沈み込むことで、ある程度バランス良く水平に近い状態が確保できるように思います。

    さて、早速聴き慣れたレコードを聴いてみますと、重心がグッと下がって骨のある音に変化しています。
    フローティングかリジッドか、というのはプレーヤーでも良く議論が分かれるところですが、これはマグネットによるフローティングですが、横に遊びが全くなく磁力も強力なため、全体としてはソリッドな風合いの音傾向です。
    それでいてフローティングのメリットでもあるハウリングマージンはこれまでの脚より高まっていて、重心の低くて厚いサウンドを実現できるというのは、双方のメリットを併せ持ったようです。

    これまでの脚がプラスチックで安っぽかったというのもありますが、RMF-1導入でプレーヤー自体を変えたのか?と感じるくらいの効果がありました。
    重心が下がったのは前述の通りですし、「こんな音が入っていたのか!」と気づかされる場面や、ドラム・ビートが正確に刻まれているのに驚かされたりと、レコードを改めて聴き直したくなってきます。
    プレーヤーまるごと変わったというのが大げさだとしても、ターンテーブルの重量が増えたくらいの効果は確実に出ていると言って良いでしょう。

    ハウリングマージンは元々の脚にJ1 Projectのダンピングパッドでもかなり確保できていましたが、RMF-1導入でボリュームをこれ以上、上げたくないというレベルまで確保できました。
    以前は本格的なハウリングが出る前にもボワーンとした緩い前段階が早めにあったのですけど、それが消失していますし、逆にケーブルの取り回しや他の機材との干渉に絡むノイズが目立つほどになっていました。
    ちなみにそのノイズはATOLLのDACがまたしても原因になっていて、主電源を切っていてもなぜかダメなようですので、諦めて撤去してしまいました。
    こうしたノイズに気づけたことやハウリングマージン向上も、低域のキレにつながっていると思われます。

    これまでもマグネットによるフローティングのインシュレーターやボードはたくさん出ていますが、どうしても横に遊びがあったり、浮かすことを意識しすぎてフワフワなものが多かった気がします。
    その点、RMF-1はガシッと固定することをベースにして、余計な振動を吸収するというスタンスだと感じました。

    また、マグネットによる弊害も心配していましたが、少なくともベルトドライブで元々の脚の位置をベースにして数cm程度の距離を確保すれば問題はないようです。
    ボードとの併用で距離を確保するのも一手だと思いますが、RMF-1自体がそれなりの高さですし、複合素材で構成されていることから単体での使用で十分だと感じました。
    ちょっと地震が続いた関係もあって、現状は3点支持を試していませんが、インシュレーターの沈み込み具合を見ながら位置調整していけば、さらに良いポイントが探せるかもしれません。

    ただ、あまり細かいことを気にせずとも、実際の出音を聴けばまさに一聴瞭然で、これまで滲んだり埋もれていた音があふれ出すのを体感できるはずです。
    プレーヤーそのものにフローティング機構が搭載されているものでは厳しいかもしれませんが、ゴム系やバネを利用したものや劣化が見受けられるインシュレーターからの交換は絶大な効果をもたらしてくれると思います。
    もうココが天職なのでは?という気もしているのですが、次回は足回りの差が顕著に出やすいクリーン電源で試してみたいと思います。

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    2017/02/14 12:00 pm | No Comments
  • 132月

    レコードプレーヤーはそもそも良い感じで鳴ってくれていた上に、カートリッジ交換やリード線変更など手を入れるところがあってどんどん良くなっていきますが、CDプレーヤーは置いてけぼり状態になっていて「格差」が気になってきました。
    クリーン電源経由にした効果はそれなりに出ていますが、それだけでは追いつけないんですよねぇ。
    そこで、以前からやってみたかったACOUSTIC REVIVEのヒッコリーボード「RHB-20」を持ってきてみました。

    RHB-20は合計3枚保有していますが、これまではプリアンプとパワーアンプ、そしてクリーン電源に使っていました。
    今回追加したわけではなく、クリーン電源に敷いてあったものを移動させた次第です。
    クリーン電源のほうは余っていたT社のボードをとりあえず敷いておきました。

    ヒッコリーボードの特色は素材から来るものか、アコースティックで温かみのある音色ですが、CDプレーヤーでもその効果はちゃんと出てくれます。
    低域はやや締まりましたが、どちらかと言うと膨らまなくなったというほうが正しそうです。
    ボーカルの艶が増し、レコードプレーヤーに比べてどうしても全体にドライになりがちだったところに潤いが入りました。
    定位もより明瞭になりつつも、かといって神経質にシャープ過ぎず、ほどほどに肉感のある音像です。

    サウンドのディテールが明瞭になっていますが、中高域はややサラサラ、キラキラとした音色が乗っていて、これはどうもクリーン電源のほうを替えた影響のようです。
    手持ちのボードの配置としてはコレがベストだろう、と言い聞かせてしばらく聴いていましたが、CDやレコードなどを聴いていてなんだかモヤっとした感覚が残ります。
    音質に大きな不満はないと思うのですが、音楽としてどこか楽しくなく聴き流してしまっているのに気づいてしまいました。

    CDだけでなくレコードでも同じ傾向の変化をしたとなると、もうこれはクリーン電源に悪影響が出ていると考えるのが妥当でしょう。
    仕方なく戻してみたところ、いつものサウンドに戻ってくれました。
    冷静にどちらが効果が高いか、音楽が楽しめるか、と考えた場合、クリーン電源にRHB-20、CDプレーヤーはラック直置きという結論に至りました。
    RHB-20の良さは十分確認できましたし、回転系もさることながら、アンプ系で高い効果を発揮してくれることも分かったので、収穫は大きかったと思います。

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    2017/02/13 12:00 pm | No Comments
  • 112月

    QEDのスピーカーケーブル「Signature Genesis Silver Spiral」のエージングもそろそろ完了(目安の20時間くらい)したと思われるので、これまで使っていた「Ruby Anniversary Evolution」と比較しながら音についての変化を中心にレビューしてみようと思います。

    客観的に評価できるポイントとして、まずは階下への響き具合の感想をもらったところ、以前よりも澄んで聴こえるらしいです。
    実際、リスニングポジションで聴いても、これまでボヤけていた部分にもしっかり焦点があって、それぞれの楽器やボーカル、ステージの響きなどがクリアに聴こえて来る気がします。
    Rubyと比べるとより厚みがありつつ澄んだ印象で、帯域全体に渡って上品になりつつ、帯域自体は広がっています。

    Rubyも低域はかなり強く出るケーブルですが、Genesisと比べると厚みが薄く、平面的にただドコドコした感じだったことに気づかされます。
    またGenesisのほうが全体に歪みが少ないためか、耳当たりが優しいのでボリュームの上げ過ぎに注意が必要です。
    CDでも低域の量感が出た印象はありますが、ディスクの録音の質やアナログレコードとの差が如実に出やすいこともあり、クオリティの差が目立ってしまう感もあります。

    前回も少し書きましたが、ケーブルの違いと同等、あるいはそれ以上にAIRLOCバナナプラグの素晴らしさも光ります。
    圧着によりケーブルと端子がほぼ一体になることで接触抵抗も最小限になりますし、左右のケーブルの仕上がりも揃うことで、音像表現が非常に明瞭になりました。
    それも手伝って、スピーカーから音が出ている印象がより薄まり、音場もより左右と手前、奥行きと一面に広がる感覚を覚えます。

    エージングを始めた当初から、もうRuby Evolutionに戻したいと感じる部分はなかった、というのが率直な感想です。
    Rubyのほうがやや荒削りながら元気良くガツンと来る鳴り方をしてくれるので、小型スピーカーでは相性が良いケースもあるかもしれません。
    Genesisは同じく銀コーティングを使ったRevelationの良さと、Rubyの力強さが合わさった感覚もありつつ、どちらとも微妙に違い、もっと精度が高まっていて力んだところがなく、全てにおいてバランスの良さを感じ、ロングセラーになっている理由が分かった気がします。
    ちなみに同じGenesisでも以前のものとは微妙に改良が加えられているようで、AIRLOCの採用もそうですし、ケーブル分岐部のカバー、シースなども少しずつ変化しているみたいです。

    楽器でいうとヴァイオリンの音色が目立って変化したように感じます。
    これまでは「このCDは好録音だな」といった具合だったものが「ヴァイオリンの実体感がよく出ているな」といった具合の違い、というとちょっと分かりづらいでしょうか。
    ピアノでもそうですが、音色や音の強弱だけでなく、楽器の大きさまで実寸大に近づきました。

    あとはもうお値段だけが難点かなと思いますが、Ruby EvolutionやRevelationからのグレードアップなら外すことはないと言えるでしょう。
    逆に言えば、QEDを初めて使うという方にはまずRuby Evolutionから入ってみることをオススメします。
    また可能であればAIRLOCプラグを装着してもらえるお店で購入されるのが理想ですが、価格や加工のしやすさから最初は切り売りでも良いと思います。
    QEDはインターコネクトケーブルなども含め、海外のケーブルにありがちな「音楽性」を無理に強調したところがなく、ケーブル構造や特性の上でも優秀なものだと感じています。
    Genesisはその中でもリファレンス的な存在であり、うちのシステムでも他の機器やケーブル、セッティングを調整する上でのリファレンスとして、今後も活躍してくれるスピーカーケーブルに巡り会えたと思います。

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    2017/02/11 12:00 pm | No Comments