• 213月

    静科の調音パネル「B-500-2」を2枚追加してみました。

    うちにはすでにACOUSTIC REVIVEのRWL-3、WS-1、クラレのFパネ、ミュートパネルやしっくいボード、DAIKENなどいろんな調音材があるのですが、そこはまあ実験ということで。
    ひとつにはKRELLのパワーアンプのファンノイズを低減できないかというのもありました。
    ただ実際にはなかなか難しく、アンプ天板に載せても1dB下がる程度でFパネと大差がない感じでした。
    上面からの吸気なので排気側の下部で対策しないとダメなのかもしれません。

    そこで本来の目的に近い形で、まずはスピーカー側壁下に置いてみました。
    音場のモヤモヤ感が減ってスッキリしたサウンドになり、セパレーションが良くなりました。
    次に左右のRWL-3と中央の隙間の下に配置するとここもなかなか良くて、音の広がりは損なわず、音の濁りが減る印象です。
    さらにもう少し外側の左右スピーカーの真後ろ辺りにも置いてみましたが、ここだとセンター中抜けっぽさが出る感じで、さきほどの隙間のほうが良さそうです。

    そこでスピーカー側面の少し前寄りに置くことに。
    ここは事前にFパネで変化が大きいのは確認してあった場所ですが、Fパネでは中低域までは吸音しきれないので今回のボードのほうが効果が高いかなと推測していたんです。
    変化はやはりかなり大きく、音が前に出て全体に元気が良い感じになります。
    低域はやや強めになる印象はありますが、Fパネを置いた時よりは音階はハッキリしています。

    ほかにも側壁なども試しましたが、やや詰まったような音色になり、逆相的な感覚が少し出てしまいました。
    50cm角とそこそこ大きめなボードではありますが、壁を全てカバーできるわけではないので反射と吸音が混じったからではないかと予想されます。
    また重さも1枚2kgほどあるので、壁に貼り付けるのはやや無理があるでしょう。

    結果的にはFパネのほうをRWL-3の隙間に置き、スピーカー側面に静科が現状のベストと判断しました。
    空間の広がりを確保しつつ透明感が向上し、楽器の分離も良くなって低域の音階も明瞭になった気がします。
    まだ入れ替えたりはするかもしれませんが、大きさ的には試行錯誤がやりやすいサイズですし、今後も重宝しそうです。

    Filed under: Audio
    2022/03/21 3:30 pm | No Comments
  • 133月

    ACOUSTIC REVIVEの長尺カスタムRCAケーブル「RCA-3.1 TripleC」を他の手持ちの長尺ケーブルと比べてみました。

    比較対象となったのはCHORD COBRA VEE3とWestern Electricを使ったものです。

    いつもなら言葉で伝えようと頑張ってみるのですが、今回はやや趣向を変えて再生時の周波数特性(といっても簡易で傾向を捉える程度とお考えください)や実際の出音を録音したもので比較していきます。

    まずはACOUSTIC REVIVE使用時の周波数特性から。

    次にWestern Electricを。

    ACOUSTIC REVIVEと比べると高域がだいぶ落ちているようです。
    実際に聴いた印象だと逆に高域側がキツく感じることが多いのですが、2.5kHzくらいのかなり低いところに強調感があるからでしょうか。

    そしてCHORD。

    周波数特性ではこちらも若干高域が落ちている気がしますので、そこはやはり長尺であることも影響しているのでしょう。
    こっちも聴いた感じ、やはりややナローながら、それを補うように中低域で厚みが出してあるように感じられました。

    次に実際の再生音での比較です。

    それぞれのケーブル再生部分にはチャプターで飛べるようにしてありますので、YouTube側でご覧いただいたほうが比較しやすいかもしれません。
    パソコンですとGoogle Chrome系のほうが音声コーデックが良いので、そちらでの比較をオススメします。

    いちばん違いが分かりやすいのはやはりWestern Electricでしょうか。
    同じ単線やシルクを使ったものでもずいぶん違うことがわかります。
    せっかくポエム的表現を最小限にしているので個人的な主観は極力控えますが、他の2本のケーブルは音楽性を持たせようとしつつも、実際の楽曲の生々しさが置き去り気味で、楽器や録音されたホールの質感が損なわれているように私には感じられました。

    もっとちゃんとした計測をしたら…とか、やっぱり「ケーブルで音は変わらない」というご意見もお有りかと思いますが、個人的にはやや客観的に比較できましたし、良い経験になったなと思っています。

    Filed under: Audio
    2022/03/13 3:00 pm | ACOUSTIC REVIVE RCA-3.1 TripleC レビュー 比較編 はコメントを受け付けていません
  • 103月

    以前リビングの棚を作る時に買ったコンパネが余っていたので、ふと思い立ってスピーカー横の壁に立ててみました。
    その前に壁を触っていて隣の部屋との間の壁が弱いなぁと感じたから、というのもあります。
    隣の部屋側はクローゼットになっているので間の隙間や木材も最小限にされていて石膏ボードが響いているのかもしれません。
    コンパネを立てただけでも低域の濁りが解消し、以前から気になっていた低域が漏れて抜けていたような感じが減りました。

    思った以上に効果がありそうだったので、これまた残っていた「しっくいパテ」をコンパネに塗ってみることに。
    以前は小さめのMDFに塗ったので簡単でしたが、コンパネはさすがに大きくてかなり手間取りました。
    残りを塗ったので一度塗りが精一杯でしたし。

    見た目はややイマイチですけどコンパネそのままよりは目立たなくなったでしょう。
    音質面では不思議と塗る前のほうが素直だったような印象もあって、そこはコンパネだと表面から適度に吸音もされるからでしょうか。
    しっくいを塗るとウェットな雰囲気にはなりますが、少し色も乗る印象があります。

    試しに簡易的に同じ楽曲でスペクトルをしっくいを塗ったコンパネの有無を比べてみましたが、とりたてて差はないようです。
    9kHzから上くらいでやや変化があるようにも見えなくはないですけれど。

    それでも低域の漏れを減少させる効果はありますし、全体としてはFパネの配置を変更して中音域の吸音をやや増やしてバランスを取りました。
    それはそれで全体的にデッド気味になりがちなのでバランス取りがやや難しいところです。
    まぁ、いざとなれば表裏を置き換えれば普通のコンパネになるからそこは心配ないんですけどね。
    以前作ったMDFは小さすぎるかなと思っていましたけど、位置を気軽に調整できる点ではかえって良かったとも言えそうですし、材料代も安いですから自作するならそちらをオススメします。

    Filed under: Audio
    2022/03/10 2:00 pm | コンパネでしっくいパネル はコメントを受け付けていません
  • 063月

    ACOUSTIC REVIVEさんから長尺カスタム長のRCAケーブル「RCA-3.1 TripleC」が届きました。

    前のAccuphaseのパワーアンプ「P-550」まではXLR入力があったのでXLR-3.0TripleCを使っていましたが、KRELL KSA-100にはRCA入力しかないんです。
    既存のXLRケーブルをプラグ交換などでRCAに変更することも問い合わせてみましたけど、XLRは3芯シールドでフレキシブル銅管の太さも異なるため、変更は難しいとのことでした。
    なおプリ-パワー間の使用でCDPなどではファインメット付きの同社ケーブルを使ってありますので、XLRもRCAもファインメットなし仕様にしていただいてます。

    早速つないで1発目の出音からごく自然です。
    直前まで使っていたWEのケーブルがナローレンジで、どこか強調された音色だったのがハッキリと分かってしまいます。
    他のケーブルをとっかえひっかえしても、どれもそこなりの味付けと言いますか、なんとなく雰囲気で鳴らして紛らす傾向があるのですけども、ACOUSTIC REVIVEにすると音源や機材の精度を最大限引き出してくれるので頼りがいがあります。

    もはやリファレンスケーブルとしての貫禄すら感じるもので、楽器の存在感がブレないのが他のケーブルとの大きな違いのひとつです。
    好音質な音源ではきっちりと奏者の存在が感じられ、そのサイズも等身大で再現されます。
    また、背景のザワザワ感が大きく減ったのもシールドの良さによるものでしょう。
    不思議な感覚として清涼感があるのもそうした現代的な対策のおかげでしょうし、オーディオ的な解釈で言い換えると歪みやノイズが少ないとも言えるのでしょうけれど、それとはまた違う感覚に訴えてくるものがあります。
    どうしても昨今はノイズ対策が謳われるあまり、過度に抑圧的になりがちなオーディオアクセサリが多い中、音楽のエッセンスは失わずにいてくれるのがとても好印象です。

    単線の良さもしっかり感じられていて、ボーカルの口も膨らまず、子音のキツさも出ない点はPC-TripleCの良さが活きているように思われます。
    低域が深く、立ち下がりが速いことでアンプの個性を生かしつつ、現代的なサウンドに近づけてくれる下支え的な役割も果たしてくれています。

    いつものように試聴を始めてもついつい曲を通しで聴いてしまうことが多くなり、やっぱりケーブルはコレで決まりだなと。
    音の良さはもちろん大切なのですが、それ以上に音楽を楽しむ上でしなやかさやウェットさが引き出されれてくるからではないかとも感じます。
    別の捉え方をすれば、ケーブルによる外連味や余計な誇張がないからだとも言えるでしょう。
    これでクレルの魅力がようやく本格的に引き出されてきた印象です。

    とはいえ、これまでの長尺ケーブルとの比較は試してみたので、また改めてポエム的な感想以外も交えて記事にしてみたいと思っています。

    Filed under: Audio
    2022/03/06 3:00 pm | ACOUSTIC REVIVE RCA-3.1 TripleC レビュー 導入編 はコメントを受け付けていません
  • 023月

    Western Electricの単線を使った長尺のRCAケーブルを見つけたのでゲットしてみました。

    Western Electricと言っても復刻されたものもありますし、詳細は不明なのですが3mの長さと単線だということで入手しておいて良いかなと。
    届いてからプラグ内部を見える範囲で確認した感じでは同軸ではなく単線2本をノンシールドで網組チューブに通したもののようです。
    外側の皮膜はおそらく綿布にラッカー、その内側には紙と絹が使われているっぽく、復刻ものではなく古いものかなと推測されます。
    単線の外観は銀色ですので、おそらく錫メッキ銅線だと思いますが、銀線の可能性もあるのかもしれません。
    本格的に調べようと思うとケーブルをバラさないといけなくなるし、判明したからといって音が変わるわけでもないので追求はこのくらいにしておきます。

    かなり細いものですし取り回しはかなり気を使いますが、片方のプラグがL字なので装着はやりやすいです。
    向きは良くわからないですし、なんだかプラグカバーの色使いが入れ替わっているようですけど、これもはんだ付けからやり直さないと修正できないのでそのままにしてあります。

    音としては単線らしい音像のシャープさがあり、ざわざわした印象がない見通しの良い、いわゆるS/Nの良い音です。
    最初はやや中域が濃いめで多少低域が薄かったですが、ナローレンジな印象はそこまで強くはありません。
    聴感上では高域はCHORDより伸びているようにすら感じられますが、錫メッキや銀の中高域の派手さが多少出ているのかもしれません。
    周波数特性としてはほとんど変わらないようですけどね。

    そのわりに音量を上げてもうるさく感じないからボリュームが上がりがちなのは音の質感がスッキリしているからでしょうか。
    ただ音楽的な躍動感は失われておらず、音も前に出てきます。
    そこもむやみに出しゃばり過ぎず自然で、ノリが良い曲は楽しく、穏やかな曲ではしなやかに鳴らしてくれる印象です。
    女性ボーカルではやや高音域にキツさが出ることもあり、そこはさきほどのメッキの影響でしょう。
    外連味が魅力につながることもあるので一長一短ですし、再生機器によっても印象は異なる程度の色付けではあります。

    同じ単線を使ったケーブルとしてはACOUSTIC REVIVEを愛用していますが、このWEケーブルは音色でいうとCardasやaudioquestに類似している方向性でしょうか。
    大抵の音源ではバランスは保たれているのですが、稀に破綻する場合があって、ゴリゴリした感触を演出気味な傾向が、以前使っていたCardas HEXLINK-5C XLRに良く似ているなぁと思い出しました。

    そもそもオススメしようにも同じ仕様のケーブルを見つけることは不可能(どこかのショップが製作したらしいのですが、それがどこかも分かりませんでした)ですし、あまり見かけないものとは思いますが、単線の優位性とメッキの弊害はなんとなく感じ取ることができました。
    しばらく長尺ケーブル選定が続きますが、たぶん次回が最終回となるかと思いますのでもう少しお付き合いください。

    Filed under: Audio
    2022/03/02 12:00 pm | Western Electric RCAケーブル はコメントを受け付けていません
  • 272月

    CHORDの長尺RCAケーブル「COBRA VEE3」を見かけたのでゲットしてみました。

    RCAだと2.5mくらいまではわりと見かけるのですが、うちの今の配置だと3m以上は必要でして、なかなか出物に出会えません。
    今回のものは5mと長尺の中でもかなり長い部類でしょう。
    今の配置ではやや長過ぎるきらいはありますが、将来的に部屋を変更しても役立つかなと。

    COBRA自体はたしか以前にも入手したことがあって、わりと好感触だったと記憶しています。
    VEE3プラグは内部ははんだ付けの一般的なもので、それをプラスチック製のカバーで覆う形です。
    プラグは銀メッキ、はんだもたしか銀入りのものだったと思います。

    せっかく長いので壁沿いにゆったりと取り回してプリ-パワー間で試してみます。
    第一印象として、それまでのMOGAMI 2534を使ったものと比べ、中域の厚みが増して腰が据わったように感じます。
    温度感が高めで音楽性が高い雰囲気です。
    定位はやや曖昧ですが、空気感や場の雰囲気は心地良く再現されてキツさがないので、あまり神経質にならずに聴ける傾向です。
    最近のCHORDケーブルはもうちょっと現代的な色付けに変わっていると思いますが、個人的にはこの頃のもののほうがメーカーの特色がしっかり出ているようにも感じます。
    ただ、DENONとAccuphaseのCDプレーヤーの音色の違いも良く分かる点からして、意外とハイファイ的な部分もしっかり押さえられていると言えるでしょう。

    音像の前後方向の立体感が感じられるなど、オーディオ的色合いもMOGAMIよりだいぶ高まっています。
    それでもかなりケーブルの色は濃い印象で、やはり全体的な出音のCHORD色が強まる傾向はあります。
    ボーカルはかなりしっとりとして、低域はやや甘く、そこはKRELLやWind Bellなどとも傾向が重なりがちです。
    スピード感はもう少し欲しい場面もあります。

    音色でいうと、ヴァイオリンがいちばん大きく変わり、キツさがなく、これもオーディオ的に「自然」な音色へと変化しました。
    必ずしも本来の音の風合いに忠実とは言えないのでしょうが、気分良く聴けるのは良いでしょう。
    ボーカルはやや大きめでもう少しだけタイトなほうが好みですが、収録時のリバーブも含めた余韻などの描写は心地よいものです。

    5.0mという長さのわりには劣化が感じられず、ノイズが増えたといったこともないですから、基本性能は十分に高いと言えるでしょう。
    これからいくつか長尺ケーブルを試していくことになりますが、届かなければどうにもならないという場面はありますし、今後も重宝しそうです。

    Filed under: Audio
    2022/02/27 1:30 pm | CHORD COBRA VEE3 はコメントを受け付けていません