• 096月

    DENONのCDプレーヤー「DCD-1550AR」を気まぐれで入手してみました。

    うちにはもう十分CDプレーヤーはあるのですけど、弟たちがリビングで使っているDCD-1630Gがなかなか良かったらしいのと、それの読み込みが少し悪くなりつつあるということで、その代替になっても良いかなと。
    こっちはSHARPのピックアップなので、互換品なら調達も交換も簡単そうですし。

    まずは不具合があってもいけないので一旦こちらで動作と内部の確認を。
    筐体の見た目が立派ですし、ネジもしっかり使ってあって、当時はこの価格帯でも結構力が入っていたんですね。
    インシュレーターはさすがにだいぶ廉価なものですが、コンデンサはシルミックが多用されているのが印象的です。
    電源部がややサボり気味な感じはありますが、音はなかなか申し分ないもので、ちょっと(良い方向に)予想外でした。

    ALPHAプロセッサーのおかげなのかどうかはよく分かりませんが、余韻が美しくてデジタルくささが少なめに感じます。
    それもアップサンプリングなどで無理に引き出しがちな透明感ではなく、芯の通った音作りをしてくるのは個人的には好みです。
    定位が乱れる感じも少なく、音場がとても明瞭です。
    価格帯もあってか、少し中高域が強めですけれど、弦の音が擦れたり金属的にキツくなったりはしないですし、聴きやすく明瞭な音の風合いです。

    可変出力もあって、こちらは別の基板を経ているのでそれも念のため別に確認しておきました。
    ヘッドホン端子も駆動力はさほどでもありませんが、HIFIMAN Edition Xくらいなら十分駆動できて良質なものです。

    REVOX B226Sと比べてみると、こちらは骨太で硬めの描写で、中高域はREVOXのほうが強めです。
    DENONはやや低域寄りの若干のかまぼこっぽい感じで、ちょっと前のDENONのブランドイメージに近いようです。
    REVOXだと目立ちがちな音源そのものに含まれた暗雑音もやや少なく聴こえるので、そのあたりは若干、聴き心地重視のチューニング傾向はありそうです。

    DP-77は実体感が少し強調されてハイレゾ的な粒立ちが特徴的です。
    少し浮き足がちなのは中低域が薄いからか、平面的な描写がやや目立っていて、音場は後方展開傾向です。
    DCD-1550ARとの比較はかなり無理があるように思われますが、中域が厚く前に出る音で、なかなか健闘しています。
    聴きやすく背伸びしていないリラックスできるサウンドですけど、あえて言えば音数が増えると少し分離が悪いかも。
    小編成のクラシック、ジャズや穏やかなボーカルものに合うのではないでしょうか。

    とりあえずまだ仮設置のままですけど、QUAD 99 CDP-2の出番がほぼなくなりそうですし、どちらかを送ってあげようかなと。
    QUADのほうは読み込みづらいディスクも目立ちますし、そういう意味でもDENONのほうが気楽に使えそうですけどね。

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    2021/06/09 3:30 pm | No Comments
  • 245月

    ACOUSTIC REVIVEから新素材のインシュレーター「RKI-5005」が6月下旬に発売予定だとか。

    私も愛用している大好評のターンテーブルシート「RST-30」をベースに、インシュレーターとして最適化を図ったものだそうです。
    RST-30はシリコン系の素材に貴陽石やトルマリンを含浸させたものですが、圧倒的な効果の高さで驚かされましたから、こちらのインシュレーターも超期待大です。

    うちは純正のインシュレーターにはあまり手を入れず、ヒッコリーボード主体に機材を設置しています。
    パワーアンプにはクォーツインシュレーター、リビング機材にはヒッコリーキューブを使っていますけどね。

    レコードプレーヤーにはマグネットフローティングインシュレーター「RMF-1」をずっと使っていたのですが、だいぶ前にかなり大きめの地震があってプレーヤー本体の落下こそなかったものの、インシュレーターは完全に外れてしまったので、そこにこの「RKI-5005」が適任かなぁと思ってみたり。

    なお既存の製品としてはクロロプレンインシュレーター「CP-4」もあり、水平調整などでとても重宝しています。

    ターンテーブルシートは素材もさることながら、特徴的な幾何学模様の凹凸もとても効いている印象でしたし、振動の影響を受けやすいプレーヤーやNASなどの配置に良さそうですね。

    ちなみに寸法は直径が50mmで厚さは5mm(CP-4は2mm)で、重量は1枚約13gだとか。
    既存のインシュレーターと併用したり、アンダーボード上にさらに追加したりしやすいのも良さそうです。

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    2021/05/24 3:00 pm | ACOUSTIC REVIVE RKI-5005 はコメントを受け付けていません
  • 055月

    AccuphaseからCD専用プレーヤー「DP-450」が6月中旬発売予定だとか。
    お値段は税込みで396,000円ですから、前モデルのDP-430の363,000円から順当(?)なプライスアップのようです。
    今回はDP-570で開発したドライブをベースにした新しいメカと、DACチップをES9026PROに変更(DP-430はAK4490EQ)したのが大きな変化でしょうか。

    ドライブメカはピックアップの供給元はたしか前回変更になっていたはずですから、弾性ダンパーの装備がいちばん大きいところでしょう。
    静粛性を高めるには良いことだと思いますが、ブチルゴム系らしいので経年劣化は気になるような…。
    他社で似たようなダンパーを使ったメカはヘタって底を打つようになってるのを結構見かけますし。
    あとはディスク固定用の磁石を強力なものにしたらしいです。

    当然ながらCD専用機ですのでSACDは読めないわけですが、USB入力では11.2896MHzのDSDまで対応してます。
    SACDは不要でPCオーディオは必要というニーズにはピックアップの耐久性の点でも良いのかな。

    DACチップのほうはDP-570との差別化の意味もあるのか、ES9026PROを採用してあります。
    ES9028PROとのチップベースでのスペック上の大きな違いはTHDが9028PROは-120dB、9026PROだと-110dBというところかと。
    プレーヤーとしてのカタログスペックもそれを反映してか、全高調波歪率+雑音が0.0008%(DP-570は0.0006%)、S/Nが119dB(同120dB)、ダイナミックレンジが116dB(同117dB)と差別化されています。
    なお、4回路並列駆動というのは双方同じです。

    AK4490EQからの変更は供給の問題もありそうな気もしますが、スペック上もこれまたS/Nで2dB改善、ダイナミックレンジで3dB改善と「進化」しています。
    AK4490EQ自体のチップのTHDは-112dBなので、必ずしもどちらが上位とは言えないような気もしますけど。

    正直、全体的にはニーズもあってか、むりやりCD専用機に仕立てた印象が拭えませんが、アキュフェーズとしては最廉価なプレーヤーということになりますし、無難なところなのでしょう。
    他社はディスクリートDACに注力している傾向ですけど、あえて無難な構成でしばらく行くのでしょうか。

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    2021/05/05 4:00 pm | Accuphase DP-450 はコメントを受け付けていません
  • 015月

    AKGブランドのBluetoothワイヤレスヘッドホン「Y600NC Wireless」をゲットしました。

    AKGはAKGなのですが、Galaxyとのコラボとして発売されたモデルです。
    コーデックがSBCとAACにしか対応してないのがやや気になるところですが、愛犬が18歳になり、リビングで看病がてらに動画を観ていることも多いので、ノイズキャンセリング機能付きが重宝するかなと。

    コーデックの確認からしてみましたが、MacでaptX強制にしてある環境で試してみても、やはりaptXには非対応のようです。
    ファームウェアも3.2.0に更新してみましたけど、そちらでも特に変化はありませんでした。
    なおファームウェア更新にはバッテリー残量が50%以上必要とのことで、充電はUSB-Cケーブルでおこないます。

    有線で使うことも可能でして、こちらはヘッドホン側が2.5mm3極というのがちょっと変わっている気がします。
    この手のワイヤレスヘッドホンだと3.5mm3極というパターンが多いんですけどね。
    また付属ケーブルはリモコン付きなのでDAP側は3.5mm4極となっています。
    ノイズキャンセリングとの併用も電源を入れておけば一応可能ではありますが、なんだか再生音量が小さめになりますし、正規の使い方とは言えないかも。
    そもそもノイズキャンセリングのOn/Offすらないのが若干不便です。

    ただ使い勝手はなかなか良好でして、導入以来、iPhoneでの動画鑑賞には常用しています。
    重さは322gと決して軽いほうではないのですが、意外と軽快な装着感ですし、ノイズキャンセリングも自然に効いて違和感が少なめです。
    ヘッドホンの側面を物理的に回転させるボリューム操作が慣れると使いやすく、よくあるタッチパネル式よりもタッチミスがなくて便利です。

    音質面では低域がやや薄味なのはAKGらしい感じでして、さらにiPhoneでのBluetooth使用ではよりその傾向が強まる印象でした。
    専用アプリでイコライジングもできますが、アプリ上でヘッドホンを認識するのが遅かったりして使い勝手はあまり良いとは言えませんので、現状はイコライジングOffで使っています。

    いかにも高音質っぽい方向性ではないのですが、動画鑑賞を主体に考えると、穏やかで聴き疲れしないのが好印象です。
    ガツンと聴きたい時よりもリモートなどで長時間使うケースに向いているかもしれません。
    また、ドラマなどだと台詞やちょっとした物音などがとても聞き取りやすいです。
    ノイキャンで相対的な音量が確保されるというのもあるかもしれません。
    ホワイトノイズはそこそこあって、やや中高域寄りな質感ですが、何かしら音が鳴っていれば気にならないレベルです。
    リビングですとファンヒーターやエアコン、キッチンからの冷蔵庫などの音が入ってくるのですが、それらがほぼきれいに消えてくれるので、単なる消音器として十分良質な静けさをもたらしてくれるだけでもずいぶん重宝しています。

    対応コーデックが少ないのとノイズキャンセリングのOn/Offがないのはやや残念ですけど、実売価格がだいぶ下がってきていることを考慮して、AKGの音色が好みであればだいぶオススメできるヘッドホンになってきているかなと思います。

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    2021/05/01 3:00 pm | AKG Y600NC Wireless はコメントを受け付けていません
  • 274月

    SUPEXの接点クリーナー「AC-16」を入手してみました。

    トーンアームやヘッドシェルのコネクタをクリーニングするグッズですが、昔はこういうものまで出ていたんですね。
    普段は綿棒でクリーニングする程度ですが、SAEC WE-407/23の接点がやや不良になりがちなので試してみようかなと。

    AC-16は接触部分にセーム革が使われていて、綿埃などが残りにくいように工夫されてあります。
    交換用のセーム革も元々のとおり5枚完備されていましたので、それに交換して元々付いていたものは中性洗剤で洗って保管しておきました。
    本体もすべて金属製のパーツでしっかり作られていて頑丈ですから、長く使えるのも良いですね。

    クリーニングの効果ですが、そちらは通常のクリーニングをしてあればそれほど変化はありませんでした。
    カートリッジの交換頻度がそこそこ高いユニバーサルアームですから、カートリッジ交換の際にササッと使うには良いグッズでしょう。
    また、定期的にコンタクトクリーナーも使っていますが、それが残りすぎるのを避ける意味でも良い気がします。

    今ならもっとシンプルに、端子クリンのトーンアームバージョンなんてのもあったら良い気がします。
    DIN端子クリーニング用の極細のは私も持っていますけどね。

    Filed under: Audio
    2021/04/27 2:00 pm | SUPEX AC-16 はコメントを受け付けていません
  • 184月

    SHUREのカナル型イヤホン「AONIC 3」を追加してみました。

    きっかけはB&Wのイヤホン「C5 Series 2」が断線しかけになってしまったことです。
    紗羅のちょっと聴き用だったので、とりあえずfinal E2000くらいで代用できるかなぁと最初は思ったのですが、音質的にやはりやや不満があるようですし、できれば断線対策にリケーブルできて、もうちょっと上位のものを探すことに。
    手持ちのもfinalならE4000、E5000、Campfire Audio Dorado、Nova CK、SENNHEISER IE80Sなどがあるんですが、できればカナルじゃないほうが良いということだったので、まずはその方向で探していました。

    結果的に選んだAONIC 3はまさにSHURE掛け前提なんですが、かなり本体が小ぶりなのでfinal Eシリーズのように耳から提げるような装着もできないことはありません。
    ただ、ノズルが少し内側に傾斜しているので耳から提げる場合は左右逆にケーブルに装着したほうが良いみたいです。

    ただ結果的にはやっぱりSHURE掛けしたほうが空間的な広がりも出て良さそうで、当初の想定とはだいぶ違う使い方になっています。
    SHURE掛けした際の装着感は最高とまではいかないまでも、ノズルの傾斜もあってか、わりと悪くありません。

    1BAということで帯域はさほど広くないだろうとたかをくくっていましたが、ワイドレンジとはいかないまでもなかなか素直で鮮度のあるもので、その点は期待以上です。
    SHUREはSE215を持っていますが、あの路線とはやや違って、音の抜けが良く透明感があり、ボーカルが明瞭で聴き取りやすい印象です。
    これまでに聴いたことがあるものの中ではCampfire AudioのCometに似ている部分もあって、あれの金属的な響きが若干乗る部分を抑えて若干モニター寄りにしたような雰囲気です。

    付属品もしっかりしていて、中でもイヤーピースが充実しているのは助かります。
    標準はフォームタイプだと思いますが、ソフト・フレックス・イヤパッドで使うことにしました。
    ケーブルはリモコン付きでそこそこ悪くないものでしたが、せっかくなのでいくつか手持ちのケーブルを試した結果、ALO audioのCopper22にしました。
    このケーブルは硬くて取り回しが最悪なのですけど、音色的には高域の鮮度がぐっと良くなってAONIC 3に向いているようです。
    どちらかというと純銅のケーブルと相性が良いのではないかと予想されます。

    低域は1BAですから、さほど分厚くはありませんが、良質なブックシェルフのようなバランスの良さがあります。
    筐体の響きが強く出ないのもSHUREらしいところで、厳密に言えば若干のプラスチックっぽさはありますが、それが空間的な広がりを付加しているのか、過度に脳内定位にはなりすぎず、空間的な広がりがあるほうかと。

    DAP(というよりもアンプ部)の違いはかなり明瞭に出てくるほうで、HiFi-M8やAK380AMPを使うとぐっと中低域の厚みが出て、しかも中域のリアルさが高まります。
    HiFi-M8とは特に相性が良い印象で、1BAながら低域の駆動力がある程度あったほうがポテンシャルを引き出しやすいようです。
    そのあたりの理由はよく分かりませんが、BAユニットのインピーダンス特性や逆起電力なども関係しているのかもしれません。
    逆にNW-A55とはあまり相性がよろしくなく、各種カスタムファームウェアなども試しましたが、全体に音がドライで中高域がシャリつく印象を受けます。

    ケーブルもアンプもかなり格上と組み合わせるとぐっと魅力が増すというのが面白いところです。
    ある意味、そうした差も識別しやすいイヤホンとも言えるのでしょう。
    SHUREにしてはややクールな印象はあるものの、イヤモニらしさを感じる仕上がりですし、より上位モデルをお使いの方も使い分けが楽しい1台ではないかと思います。

    Filed under: Audio
    2021/04/18 2:30 pm | SHURE AONIC 3 はコメントを受け付けていません