• 1612月

    ACOUSTIC REVIVEのコンセントカバー「CFRP-1F」をだいぶ前に導入しました。

    ちょっと色々あってオーディオを聴く時間が限られたこともあってご紹介が遅くなりましたが、その分じっくりこの製品の効果を体感することができました。
    装着したのはオーディオ機器類を担っているメインの壁コンセントです。

    コンセントプレートにはCB-1DB、コンセントにはACOUSTIC REVIVE特注のGTX-D NCF(R)を使っていますので、それだけでももう十分な感じではありましたが、ずいぶん前に販売終了になっていたこのCFRP-1Fも気になっていたのです。
    これまでもいくつかコンセントカバーは試してみたのですが、正直「ないほうが良い」というものが多くて装着せずに使ってきました。

    理由はなんとなく分かっていて、こうしたカバーはコンセント中央にネジ一本で固定する形ですから、せっかく振動を減らそうと工夫しているのにそれを増長してしまう傾向が強いからだと思っています。
    ただホコリ対策や静電気にはNCFを使ってあるとはいえ、カバーがないと物理的な隙間はどうしてもできてしまうわけです。
    その点、カーボンファイバーで作られてあり、裏にはfo.Qで対策されたCFRP-1Fなら「あったほうが良い」を期待できるかなという目論見だったわけです。

    まずは修理から戻ってきたばかりだったDP-77でCFRP-1F装着前に、まずは今の音を把握しておきます。
    DP-77もようやく調子が戻りましたから、穏やかで上品な風合いになりましたが、ケーブル類をSCD-777ESに譲った関係もあってか、少し腰高な印象がありました。

    ここでおもむろに装着していきますが、付属のネジはGTX-D NCF(R)には適合しないようで、おそらくインチ系のネジなのかなと思われます。
    そのため、FURUTECHのコンセントカバーに付属していたネジを使って装着しました。

    プレーヤーやソフトはそのままにまず聴いてみますと、神経質さが減って堂々とした感じに変化してくれました。
    ノイズや静電気の影響が低減されたおかげなのか、弦楽器がシルキーでガサつかないのが非常に好印象です。
    音像はより明瞭になっていますし、なによりキツさが皆無になっていながら貫禄のある音に仕上がりました。
    雰囲気としてはNCFのメリットがさらに強化されたような印象です。

    他のコンセントカバーのように音自体の質感が変化したり、一部が強調されたりすることはなく、ザワつきが減ったり深みが出るような「基礎体力」が上がるような変化の方向性です。
    あえて変化を捉えるとすれば、温度感が高くなった感じでしょうか。

    次にSCD-777ESのほうで聴いてみますと、こちらはより没入感の高いサウンドです。
    ただ、以前は少しダイレクト過ぎてディスクによっては尖りを感じることもありましたが、そこは適度に落ち着いて腰が据わったように思います。
    同じソフトをDP-77で比べてみるとこちらのほうが繊細な描写という点では秀でている部分も感じ取れます。
    とりわけ、ベースの実体感が大きく向上しており、滲んだり揺らぐ感じがとても少なくなりました。

    また、小音量時と大音量で音の質感が変わらなくなったのも印象的で、これもNCFと同様、振動の影響が減ったのではないかと推測されます。
    いちばん変化を感じるのはヴァイオリンで、録音によってはヒステリックになりやすかったのですが、それが大きく改善されていて、ソースによる差異は多少あるにせよ、より生に近い音色になっているようです。
    そこはうちの世代のAccuphaseのデメリットのような部分もあるかと思いますが、そこがしっかり補正されたようにも感じています。

    正直、音の変化こそあれ、壁コンセントやコンセントベースほどの改善効果はないのでは?と思っていましたが、そこはやはりしっかりと土台を固める効果を体感することができました。
    なにぶん旧製品ですし、やはり効果としては壁コンや電源ケーブル、電源タップを優先すべきだとは思いますけども、システム全体であと一歩、基礎固めをしたい場合には大変有効なアクセサリではないかと感じた次第です。

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    2019/12/16 2:30 pm | No Comments
  • 1412月

    少し前になりますが、agのトゥルーワイヤレスイヤホン「TWS02R」を導入しました。

    いろいろゴタゴタしているうちに巷ではTWS03Rの発売日になってしまったようですが、それはそれで比較需要があるかなと。
    TWSはだいぶ前からイヤホンジャックがなくなったiPhoneで気軽に「音」を確認するには気になる存在である反面、Bluetoothの音質面で頑なに抵抗していた状態でした。
    都会だとBluetooth技術的な側面で途切れやすいといった課題もあるのでしょうが、私はほぼ室内での使用ですからむしろ音作りの側面で「ほら、Bluetoothでもこんなに良い音ですよ!」といった要らぬチューニングが気に入らないという部分が大きかったのです。

    ですから、いきなり高級なモデルに手を出して失敗するのも怖いですし、かと言っていかにもそういう仕上げをしてありそうなモデルは避けたいと思っていたところに登場したのがfinal監修のagブランドというところです。
    それですら、TWS01Kは避けたくらい、懐疑的といいますか慎重に選んだ形です。

    最終的にコレに決めた理由は「モバイルバッテリーとしても使える」という部分です。
    2000mAhですので最新のモバイルバッテリー単独機能のものに比べれば予備程度ではありますが、そもそもTWSのバッテリー切れの心配も少なくなるだろうという思いもありました。
    実際に使ってみると、テスト以外ではまだケースは充電してないような状態でして、ランプも4つ付いたままです。
    公称ではケース込みで最大39時間、イヤホン単体で約3時間ということですが、私が使った感触では「もっともっと保つんじゃない?」という気がしてます。

    初回はフル充電されてないらしいですし、イヤホンの接点にシールが貼ってあるほど念入りにバッテリー対策してあるのは製造からそのまま出荷されるからでしょうか。
    あくまでもfinal監修であり、製造は中国かつOEMであるのは価格からして当然のことです。
    ただ以降に書いていきますが、音質的にもじゅうぶん立派なもので、そこはちょっと予想外でした。

    ただ標準のイヤーピースのままではいまひとつ実力を発揮しきれていない印象で、final謹製のType Eの半透明イヤーピースも付属しますが、最終的にはSpiralDotを付けて使うことにしました。
    TWSのケースはどれも浅いことが多くて、TWS02Rもご多分に漏れず、長めのイヤーピースを付けるとケースに上手く収納できなくなることが多いです。
    SpiralDotもかなりギリギリで、マグネットでカチッとケースに収まる工夫がされていても微妙にズレがちです。

    それでもSpiraldotにしたのは低域の締りと量感が両立できるからでして、音のヌケもストレートな感じにもなってTWS02Rには合っていると感じます。
    そもそもあまりクセのない音質で、SpiralDotでストレートになったとはいってもワイヤードの価格帯も違うイヤホンと比べてしまえばやはり若干解像感は低めなのは否めません。
    ただ、驚いたのはセパレーションの良さで、考えてみればDACからアンプまでモノラル構成なわけで、おそらくデジタルアンプでしょうし、単一のドライバーユニットに合わせれば良いからデジタル補正もしっかりできるのでしょう。
    かなり低めの低域まで音階がしっかりしていて、それでいて中低域を盛り過ぎないのは好感が持てます。

    動作も最初はペアリングが左だけになることが稀にありましたが、一度ペアリングをやりなおしたらその後は起こらなくなりました。
    本体にはボタンがひとつしかないので、この辺りの操作は説明書がないとちょっと分かりづらいかな。
    できればWebサイトからPDFで入手できると出先でも安心なんですけどね。

    音質面は次回にさらに詳しく触れるとして、機能面でいちばん気になったのはいわゆるマルチペアリングが出来ないところでしょう。
    普段はほぼiPhone XSで使うのですが、AK300でちょっと使おうかなぁとか、紗羅のiPhone 11で聴いてもらおうと思った場合、まずiPhone XSで「デバイスの登録を解除」してあげないといけません。
    事実上、単一のデバイスと組み合わせて使うイヤホンだと割り切ったほうが良いでしょう。
    また、AK300はおそらくSBCとaptXに対応しているのですが、TWS02RはAACとSBCですのでその点でもiPhoneとの相性が良いTWSだと思われます。

    導入のメリットはなによりまず「気軽に聴けるようになった」というところでしょう。
    ちょっとした空き時間にiPhoneで気軽に音楽が楽しめますし、通話にもボタンひとつで出られます。
    音楽再生時のノイズキャンセリングなどはありませんが、そのぶんホワイトノイズはかなり少ないですし、通話も相手に聞き取りやすいようです。
    音量はアンプのパワーの都合でしょうか、そこそこ取れるがマージンはそこまで大きくはありませんけど、爆音再生でもしない限り不足するほどではないと思われます。

    ワイヤレスイヤホンもこれだけ手軽でいて、ここまで使える感じになったのだなと、ちょっと凝り固まった古い考えを改めるきっかけになりました。
    上には上があるのでしょうが、「iPhoneのイヤホンジャック代わり」で室内中心に使うのであれば、おそらく良い意味で期待を裏切ってくれる製品に仕上がっていると言って良いでしょう。
    次回は音質についてもう少し掘り下げて書いてみたいと思っています。

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    2019/12/14 2:30 pm | No Comments
  • 2311月

    長らくトラブっていたAccuphaseのSACDプレーヤー「DP-77」ですが、少し前に戻ってきまして、今回こそは完治したようです。

    念のためにしばらく様子見してから記事化したのですが、届いた当初から出音がこれまでと全然違っていたんですよね。
    以前は音飛びするくらいなので読み込み精度が低くなって音が安定しないことがあるのかなぁと思ってましたが、そもそも音に揺らぎといいますか、不安定さがあったように感じます。
    きちんと計測したわけではないので、あくまで主観ですけれど歪みが減っていてS/Nも上がってるように思いますし、なにより音像が歪まないんですよねぇ。
    以前はどうやっても日によって定位が傾いたり散らばったりしていたのです。
    明確に音飛びするようなものとは違うので、人間の調子も含めた他の要因かもしれないと思っていましたが、今回戻ってきたのを聴いてみて「これはどこか悪かったんだな」と。

    一旦は仮配置しましたが、ラックに入れてしまうとSCD-777ESの上部が塞がって使えなくなってしまいますし、どうせなら入れ替えた状態が良いかなと考えて、こんな感じにしてみました。

    ちょっと中途半端な感は否めませんが、プリアンプの上のスペースも少し増やせましたし、それぞれにヒッコリーボードも割り当てられているので当面はこれが良いかな。

    なお、今回の修理で交換されたのはDSP AssyとDAC Assyです。(下の写真の赤い枠の部分。緑は前回交換した光学ドライブ。)

    音飛びが起きていたのはCDのみなんですが、CDもDSPボードにあるCS8427でアップサンプリングされていますし、光学的な音飛びとは別に音切れが発生する可能性はあるようです。
    ただ、出音から推測したところではやっぱり電源部を併設したDAC Assyに何らかの不具合があった可能性のほうが高いのかなぁと推測します。
    UPC2412AHFなどの三端子レギュレータがシャーシに向けて取り付けてありますし、これに絡む電解コンデンサなどが疑わしいのかなぁと素人目には思えてしまいます。
    もちろん、あちらもプロですのでそこはオシロ等で波形をチェックされていて「しばらく使っていなかったのでは?」というくらいキレイな波形だったということでしたが、実際にこうやって完治したとなれば、やっぱり今回交換した何処かがおかしかったということにはなろうかと。

    結局、状況が再現できずに貴重な部品(というより基板全体)を大量に交換してしまったことには正直残念な気持ちしかありません。
    治ったんだから良いじゃん、こんな古い機種でも治してくれるだけありがたい、という声も聞こえてくる気がしますが、自分のが治ればそれで良いとは素直に思えないのです。
    ちなみに部品単位で交換しないのは当時の部品がすでに入手困難になっているケースが多く、Assyでの交換になる、とのご説明でした。
    また今回、大々的に交換してしまいましたので、今後の保証対象外修理という扱いとなっています。
    それ自体は症状が分かりづらかったので仕方ないとは多少思いますが、こちらでは再現できていたのですから、訪問修理という方策もあっただろうになぁというのは正直思います。(提案はしましたが、今回のケースではやらないとのことでした。)

    以前もちょっとネガティブな記事を書きましたけども、今回の件でAccuphaseに固執するのはもうやめようと私自身はそう決心できました。
    実際問題、修理でかなり良くなったDP-77も音質面で内部やケーブル類などで手を入れてあるSCD-777ES改に負けている部分が多々あるわけで、以降は他社の選択肢も広がった形です。
    ただなかなか良い選択肢があるわけでもないですし、SCD-777ESとの2台体制なら当面不満もありませんから、しばらくは音楽を聴くことを主体にしつつ、かなり長期的なスパンではシステム全体を他社へリプレースをはかっていくことになるのかなと思っているところです。

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    2019/11/23 12:00 pm | No Comments
  • 2211月

    ESOTERICからネットワーク再生対応のD/Aコンバーター「N-01XD」が12/25に発売予定だそうで。

    DACというよりはデジタル入力を備えたネットワークオーディオプレーヤーと考えたほうが良いのでしょうね。
    しかもRoon、Qobuz、Tidalといった配信系にもちゃんと対応していますし、MQAデコードもすべての入力で対応と、デジタル系では国産他社を一歩リードしているように感じます。
    SACDへの対応も同社のES-LINKを使ってトランスポートで対応していますが、そろそろSACDもDSDの中ではいちばん「ローレゾ」なスペックになってきたわけですし、暗号化を解除しろとは言わないまでもメーカーで伝送方式の規格統一を目指してほしいところかも。
    そのDSDはネットワークなら22.5MHzまで、PCMも768kHzまで対応だそうです。

    肝心のDACはMaster Sound Discrete DACで、最近はディスクリートやMUS-ICなど、差別化が始まったなという感があります。
    ディスクリートだから優れているとは言えないのは分かっていますが、ESSやAKMなどでは将来に渡って同じ型番が部品調達できるという保証はなさそうだなぁというのもありますし、いくらアナログ段が違うとはいってもサウンドや特製の要をそれに依存してしまいますからね。

    お値段は150万円ですから、DACとしてはそれなりに高級な部類に入りますが、ネットワークオーディオプレーヤーは意外に良い選択肢が少ないということもあり、候補としては魅力的な印象です。
    将来的な修理体制が安定してさえいれば、かなり面白い選択肢なのかなと感じた新製品です。

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    2019/11/22 3:30 pm | No Comments
  • 2111月

    Mark Levinsonからネットワーク対応のSACDプレーヤー「No5101」が来年初頭に登場予定だそうで。

    最近、不思議と各社からSACDプレーヤーが登場している気がしますが、需要があるからなのか、それとも最後の花火的な感じなのか…。
    いずれにしても選択肢が増えるのは、まだ円盤回しを諦めきれない古いタイプの人間にはありがたいことです。
    それにこのNo5101はお値段も60万円(税抜)と、同社としてだけでなく、最近のオーディオ業界から見てもわりとお手頃(感覚が麻痺しているのは承知の上)な価格設定です。

    おまけにネットワーク機能も装備してるわけですから、将来的にそちらへ移行しようと考えている向きにもしっかり配慮されてあります。
    そもそも同社のネットワーク対応CDプレーヤーは200万超えだったわけで、SACDのほうが上位とは限らないものの、かなりチャレンジングな価格設定をしてきたのは間違いないでしょう。

    ドライブはスロットローディングで、なんとなく車載用の流用かなぁという印象もありますが以後の交換パーツさえ確保されてあれば問題ないはずです。
    いつも不思議に思うのはSACDはほぼDVDに近いわけで、それならばもっと対応ドライブはたくさんあってもおかしくないのになぁと。
    むしろ復号チップのほうが心配なはずですけど、その辺りも含めて光学ドライブメーカーも映像系の需要の落ち込みもあってSACD対応ドライブの売り込みがそれなりに増えたのかもしれませんね。
    ちなみにこのプレーヤー単体でMQA-CDの再生はサポートしないみたいです。

    DAC部はESS Proシリーズを使った「Mark Levinson Precision Link II DAC」らしいですが、詳細までは分かりません。
    ネットワークも24bit/192kHzまでのPCM対応は書かれていますが、DSDへの言及がないのがちょっと残念なところでしょうか。
    D/Aコンバータ自体も「32bit/192kHz」とわざわざ書いてありますし、内部的にもSACDはPCM変換で対応してある可能性もありそうかなと邪推してみたりします。

    ネットワークプレーヤーはアプリも重要な要素ですが、そこは「5Kontrol App」や「MusicLife APP」などがありますし、リモコンもそれなりに高機能なものが付属するようです。
    製造がアメリカであることも強調しているのは親会社が…というのもあるのでしょうね。
    やはり価格なりに飛び抜けた部分は少ない印象もありますが、ユーザーのニーズをうまくまとめた機種なのではないかなと感じます。
    最終的には音質面がいちばん重要なわけですけどね。

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    2019/11/21 4:30 pm | Mark Levinson No5101 はコメントを受け付けていません。
  • 1011月

    ACOUSTIC REVIVEのコンセントスタビライザー「CS-2Q」を導入してみました。

    残念ながらもうだいぶ前に販売終了していたので、中古での入手ですが届いてみると見覚えのあるマークが入っておりました。

    使用場所としては先日、QuietLineを使ってみて対策が必要だと感じたC-280Lのサービスコンセントを想定しての入手です。
    まずは刺さずに現状を再確認しましたが、最近は自分なりにはかなり良くなってきた印象なので、これはこれで不満はない感じです。
    音色が穏やかで自然になってきましたし、音楽に没頭できる安定感とまとまりが出てきたからではないかと。

    そうは言いつつ、今はDP-77が修理に出ていますので、電源タップにも空きがありますし、まずはここに挿してみました。
    この状態でSCD-777ESを聴いてみますと、膨らみが減ってより明瞭になってくれます。
    いちばんの違いはシンプルなピアノ伴奏のみのボーカルもので、ピアノがボーカルを邪魔しないところでしょうか。
    ピアノが一歩引くという意味ではなく、それぞれのパートがより明確に分離され、その上で各々が自然な質感で奏でられます。

    ただここはDP-77修理中で空いているだけで普段は空いていないですから、やはり当初の予定だったプリアンプの裏側に移動です。
    まずはQuietLineの隣の同じSWITCHEDに挿してみました。
    音の変化の具合は電源タップに似ていますが、よりクリアな方向性です。
    電源グッズによる変化というよりラインケーブルを変えた時のような変化で、まさに同社のインターコネクトを入れたかのような風合いです。
    いや既にRCA-absolute-FMを使ってあるわけですけれども。
    コンセントスタビライザーの装着によって、プリアンプに接続してあるケーブルに影響を与えているのかもしれません。

    次はひとまずQuietLineを廊下のコンセントに移動させ、CS-2Qだけをプリアンプに残してみました。
    QuietLineを単体で廊下に使った時と同様、より穏やかになりますが、CS-2Qがあると音数は減らずに保持してくれます。
    ただ、双方装着していた時に比べれば分離がやや低下した気がするのは、C-280Lがノイズの影響下にあるのかもしれません。

    そこでQuietLineは元のSwitchedに戻し、CS-2QはUnswitchedのほうに挿してみました。
    C-280Lの電源ケーブルは直出しですが、そこに近いことに装着することで電源ケーブルを交換できない弱点をカバーしてくれないかなという目論見もありました。
    また、ここなら最初の電源タップに装着するのにいちばん近い場所とも言えそうですし。
    実際、音も電源タップに装着した時に類似した傾向ですから、ここで決まりですね。

    とりわけベースは変化が大きく、重量感が増したように感じます。
    単なる低域の音圧や音量ではなく、実体感としての質量を感じるのは、ベースラインの曖昧さが減ったからでしょうか。
    SACDでもCDに比べてより仔細な表現や余韻が見事に引き出されてくるようになりました。
    しかし情報過多にならず、ひたすら穏やかで生音に近い感覚になってくれます。

    ちょっと言い方は悪いかもしれませんが、ともすると言われがちなアキュフェーズの欠点でもあるキツさがほどよく解消されているような印象を受けます。
    ただ、穏やかになったと安心していると、音の力がやはりスゴい爆発力でして、以前よりやや現代的なハイスピードさも出てきましたが、緩急の使い分けがしっかり描かれるのでソースへの対応力も向上したように思います。

    それ以前の対策も功を奏していると思いますが、全体として音もしっかり前に出るようになりましたし、没入感が大幅に向上していて導入の効果は思った以上に大きかったように感じています。
    コンセントスタビライザーは残念ながら販売終了していますが、掲示板を拝見するとカスタムオーダーのものを依頼することは可能なようですし、XLR/RCAで使うタイプのリアリティーエンハンサーは近々発売のようです。
    DP-77が戻ってきたらSCD-777ESとどちらをメインに据えるか考えなくてはいけませんが、正直現状への満足感が高いので適度に機材を整理しつつ、音楽主体にシフトしていこうかな(もうすでにそうなっている!?)と思っています。

    Filed under: Audio
    2019/11/10 12:00 pm | ACOUSTIC REVIVE CS-2Q はコメントを受け付けていません。