• 036月

    あまりに紹介したい新製品がないので、海外通販を眺めていたら、Atlas Cablesが「Grun Adapters」というのをラインナップしていました。

    アース線みたいなものですが、どうやらコレを同社の対応するRCAケーブルやスピーカーケーブルなどとつなげて、グラウンドを取ってRFIやEMI、ノイズ低減を図ろうというものみたいです。
    トーンアームケーブルで両端がRCAのものなどはアース線が付いてますが、見た目的にはアレに似た感じですけども、こっちはシールド強化が目的です。
    理論(?)的なものは同社のページにまとめてあります。

    グラウンドの取る先は、他のRCA入力端子、アンプなどのアース端子、電源タップや壁コンセントのグラウンドから、といった具合に取る先に応じてアダプタを付け替えて対応するようです。
    最近はデジタル機材が増え、ノイズ対策に注力したケーブルが多くなっていますけども、純粋にケーブル構造だけに閉じない発想自体は面白いとは思います。
    ただ、余計に妙なアースループができたり、機材によっては不具合も出そうなのが気になるところです。

    Atlasのケーブルはまだ何本か手元に残っていますし、脇役的に使っているものも数本あって、なかなか良い仕事はしてくれます。
    ただ上位のケーブルは急に高くなるのと、日本に代理店がない状態(のはず)ですから、処分したくても値が付かない傾向なんですよねぇ。
    今回のGrun AdaptersはMarvosクラス辺りからの対応みたいですし、あんまりオススメできるものではないかも…。
    ただこういう新しい取り組みというのはメジャーではない(失礼!)からこそできるところもあるでしょうし、面白いのかなと感じました。

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    2019/06/03 12:00 pm | No Comments
  • 026月

    明日発売となる「HEADPHONE BOOK Special Edition」に特別付録として、finalのイヤホン「E1000」のSpecial Edition「E1000 GREEN [Special Edition]」が付いてくるそうで。

    以前もヘッドフォンブック2011には「Piano Forte」が付属したことがありますが、あの時はあまり興味がなくて買わなかったなぁ。
    今回はすでに定評のあるE1000と基本的に同一の仕様で、限定色とあってかなりの人気になりそう。
    パッケージは特別バージョンのようですが、イヤーピースはこれまた定評のあるE-typeが5サイズ付いていて、まさに大盤振る舞いです。

    誌面のほうは毎年出るヘッドフォンブックとは違い、E1000だけに絞った内容のようで、以下のような記事が掲載されているそうです。

    ●Special Interview~Kaede(Negicco)、嘘とカメレオン、寺嶋由芙~ファイナルE1000試聴体験レポート
    ●6人のオーディオ評論家が語るE1000の魅力
    ●E1000を生み出した開発コンセプトと探る
    ●いい音で楽しむためのイヤフォン学入門

    また、モニタープレゼントで同じfinalの平面磁界型ヘッドフォン「D8000」の特別仕様が抽選で1名に当たるんだとか。
    雰囲気的に結構な部数が出そうですけど、それにしても当選確率は普通の懸賞よりは高いのではないかと思われます。

    発売日が間近となっていますが、これを書いている時点ではヨドバシ、楽天ブックス、Amazonなどで予約可能のようです。
    final E1000の実売価格より安いくらいですし、finalを未体験の方は試しに買ってみるのも良し、finalファンの方はカラバリとして確保しておくのも良いかなと思います。
    うちはE4000,E5000(x2)、Piano Forte IXがありますし、どうするかは書店で見て決めようかなぁ。

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    2019/06/02 7:00 pm | No Comments
  • 016月

    ACOUSTIC REVIVEさんが毎月恒例な感じになってきているTwitterキャンペーン第5弾を開始されています。

    今回はケーブルインシュレーター「RCI-3H」です。
    RCI-3Hはうちも6個ほど導入しており、過去2回ほどレビュー記事も書いていますので、そちらのリンクも載せておきましょう。

    ACOUSTIC REVIVE RCI-3H レビュー 導入編
    ACOUSTIC REVIVE RCI-3H レビュー 追加・比較編

    ちなみにSPC-TripleCを導入した段階で設置はさらに見直しまして、今はスピーカーケーブルに4つ(左右に2つずつ)、パワーアンプで使っているPOWER SENSUAL-MDのMDユニット両端に2個という形で使用しています。

    全般的には電源ケーブルで効果が高い印象ですが、そちらは電源タップも含めてヒッコリーボード、それにヒッコリーキューブを割り当てる形にしています。
    また上記を選んだのはスピーカー近辺で振動の影響を受けやすいことを考慮しつつ、最終的には試聴で決めた形です。

    最近は希少な木材を使ったインシュレーターを自作される方も多いですし、各社からも色々な製品が出ていますが、私も色々と比べてみた上でヒッコリーキューブ、そしてRCI-3Hの完成度の高さは今でも驚くことが多々あります。
    音を変えるだけであれば他の製品でもどうにでも変化すると思いますが、振動の影響を極力減らすという意味合いでの効果はとても高い印象です。
    音量を大きくしても破綻しなくなりますし、そもそも余計な脚色がないので扱いやすいのです。
    やはり主体は機材やケーブル、そして音楽なのですから、そういう観点で考えられた上で構築された製品だと感じています。

    あとはもう百聞は一聴にしかず、でしょうから、興味のある方はぜひプレゼントキャンペーンに応募してみてくださいませ。
    もっと気軽に早く試したい方にはヒッコリーキューブやヒッコリーボードもオススメです。
    購入はもちろん、貸し出しを利用されるのも良いかと思います。

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    2019/06/01 3:30 pm | No Comments
  • 305月

    Twitter界隈でKOKIAさんの「光の中に」という曲が話題になっていた時期があって、私も圧縮音源を入手して一応試聴気分でヘッドホンで聴いてみたのですが「これはなにか得体の知れない低域が入ってるぞ」と感じたので、Audacityで周波数解析してみました。

    冒頭1分ほどを解析したわけですが、下は14Hzくらいから入っています。
    一般に可聴帯域は20〜20kHzと言われ、私もDT770PROのビビリ音が出る時にスイープ音でチェックしたのですが、ビビリ音ではない生音のほうは19Hzが限界でした。
    ボリュームをもっと上げたりスピーカーだと風のような圧力を感じるのかもしれませんけど、あくまで標準的なボリュームでやらないと耳や機材を痛めてしまいそうですからね。

    おそらく聴いて実際に感じたのはその上の30〜40Hz辺りでしょう。
    最近のイヤホンやヘッドホンは優秀で20Hzくらいでも平気で出てきますが、スピーカーはうちのMatrix 802 S2でも27〜20kHz(±2dB)といった具合です。
    以前アンケートを取ってみたところでも、普通に呼ばれる重低音というと100Hz以下、良くて40Hzという印象かなと。
    20Hz以下が本格的な重低音とも言えるのでしょうけれども、これを質・量ともにまともに再生するのは至難の業でしょう。

    一般的なCDでは20Hzくらいまでの収録としているケースが多いようで、私がポップスの中では、かなり強烈な低音だと感じる池田綾子さんの「時の旅人」でも下のような具合です。
    量はかなり多いですけどね。

    低音というとやっぱりパイプオルガンかなと、AccuphaseのデモSACD「Special Sound Selection 2」の1曲目を同様に解析してみました。

    SACD層ですので一旦、44.1kHzを経てチェックした形ですが、それでも6Hz、9Hzが平気で収録されていますね。
    ただやはり基音として入ってるのは40Hz弱辺りで、パイプオルガンの低音だぁ、と我々が普通に感じているのはこっちのほうだったり、場合によってはその倍音だったりするのでしょう。
    むしろこれがアンプやスピーカーに入ると混変調などの原因になってしまうくらいで、そこも含めたチェックディスク的な意味合いもありそうですね。

    この曲は「ORGAN SURROUND ILLUSION」というSACDシングルレイヤー盤に入っているので、こっちは88.2kHzで解析してみました。

    本質的には同じように収録されてますが、聴いた感じでも若干マスタリングが異なるのかな?という印象です。
    「Special Sound Selection 2」にはCD層もあり、それぞれ独立したマスタリングをしていると聞いたことがありますし、オリジナルのほうはサラウンドも収録されているので、若干違いはありそうです。
    オーディオチェックとしてはAccuphaseのをオススメしますが、入手しづらいのが難点ですねぇ。
    各メーカーさん、試聴会も含めて著作権的にある程度自由に使える音源を用意してくれたらありがたいですが、今はなかなかそんな余裕はないでしょうね…。

    他のCDでも予期しない低音(高域側もおそらく同様)が入ってるものがあると思いますので、聴いてみるのはもちろん、ちょっと解析してみるのも面白いかなと思います。

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    2019/05/30 3:30 pm | No Comments
  • 285月

    先日、修理がリザイエに移管されたばかりのGOLDMUNDですが、結局、TRIODEとの国内代理店契約も5/31で解除と発表されました。

    ステラヴォックスが代理店をやめたのが2011年11月、そしてゴールドムンドジャパンが6月に設立されたわけですが、社長はトライオードの山崎氏だったわけです。
    その後、ゴールドムンドジャパンは2017年の9月に解散してトライオード扱いになっていましたが、そこからは実質放置のような状態に感じていました。
    理由としては本家が「抜本的な事業戦略見直しと再構築を図る方針」だからとのことですが、Webサイトを見た感じだとホームシアターにでも注力していく感じなのでしょうか。

    中東で人気が高かったようなことを聞いたことがありますから、あちらの需要が下がってきているのも関係しているのかもしれませんね。
    日本だとさらに「原価が…」とさんざん言われていましたし、ブランドイメージも低下気味だったのでしょう。

    私はバナナプラグとスパイク受けを使ったことがあるくらいで、それらも実質国内で調達されたものっぽいですから、縁があったほうではありません。
    ただ実際に何度か聴いた印象としては良い印象のほうが圧倒的に強く、特に廉価なものでもなかなか勘所を押さえてあったように思います。

    修理に関しては引き継ぎ先が決まっていますが、やはり国内取扱いがなくなれば補修部品がなくなったりするのはどうしても早くなるでしょう。
    モジュールを使った製品も多いですからねぇ。
    またリザイエはB.M.C.の修理も移管されていますが、こちらの取扱いもどうなるのか心配なところですし、そもそもトライオードもSPENDORなども含めて景気が良さそうな気はしない(失礼!)ので、頑張って乗り切ってほしいところです。

    なんだか身売り、値上げ、撤退といったネガティブなニュースばかり取り上げるのは気が重かったのですが、それ以外に時事ネタがなくなっているというのも現実でして…。
    ユーザーも二極化や多様化が進んでいるようですし、一括りにオーディオマニアと言えない時代になってきたのかもしれません。

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    2019/05/28 3:00 pm | No Comments
  • 275月

    DENONのカートリッジとレコードプレーヤーが6/21から値上げされるそうで。

    アナログプレーヤーはリンク先を見ていただくことにして、カートリッジの値上げ幅は以下のとおりです。(税抜価格)

    DL-103 35,000円 → 41,600円
    DL-103R 42,000円 → 50,000円
    DL-301Ⅱ 38,000円 → 44,800円
    DL-110 24,000円 → 27,900円
    DL-102 27,000円 → 32,100円

    DL-103は私が知っている頃(1980年くらい?)で19000円だったと思います。
    1980年の大学初任給が11万円台だと思うので、今が20万くらい、そして需要が全く違うことを考慮すれば倍になってもおかしくはないですね。
    むしろ製造体制が維持されるのであれば、やむを得ないところではあります。

    なお針交換価格も上がりますから、すでに持っている方にも影響ありです。

    DL-103 針交換 22,800円 → 27,000円
    DL-103R 針交換 27,295円 → 33,000円
    DL-301Ⅱ 針交換 24,695円 → 29,000円
    DL-110 針交換 15,600円 → 18,000円
    DL-102 針交換 17,600円 → 21,000円

    実質、本体交換なので値上げ幅も似たような感じですし、折れたり減った本体があれば針交換しちゃうのも手かもしれませんね。
    うちには初期型のカンチレバー折れとノーマルのまだまだ元気なのがありますが、使用頻度からするとそのままかなぁ。

    ただ、この調子ではニューモデルを出すような余力は全くなさそうです。
    世間ではレコードブームなどと言ってみたりしますが、実際にはDL-103クラスのカートリッジの売り上げがグンと上がるほどではないのでしょう。
    むしろ製造設備も古くなるでしょうし、カバーの金型も定期的に作り直してるらしいですから、その費用を捻出するだけで精一杯かも。
    まぁカバーとコイルくらいをちょっとお化粧しなおして、丸針じゃないバージョンくらいは出してほしい気もします。
    出たとしても10万円なんてことになるでしょうから、買うのか?と言われるとちょっと返答に困るわけですけどね。

    現状はまだ在庫のあるお店が多そうですので、新品を狙っていた方は早めに確保するのが良いかもしれません。

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    2019/05/27 3:02 pm | No Comments