• 0611月

    無事に修理が完了する目処が見えないAccuphaseのSACDプレーヤー「DP-77」ですが、ここまで長引くと乗り換えも一応検討しておかなければなりません。

    SACD再生という観点ではSCD-777ESがとても良い具合に鳴ってくれていますし、音飛びも一度もないのですが、こちらも将来的にはピックアップの心配が出てくるのは仕方ないところです。
    少しでも長持ちしてもらうためにもやはり別の再生手段はあったほうが良いのかなと。

    ひとつの考え方としてはディスクからの脱却をはかるということで、ネットワークオーディオでしょう。
    それもあってLINN AKURATE DSを導入してあったのですが、初代だったこともあってか、個人的には満足のいくサウンドに持っていくことができませんでした。
    現行モデルも含めて探してもなかなか操作性とクォリティ(音質もですが長期間使えるという点でも)が両立したものはなかなか見当たりません。
    現状はFOSTEX HP-A8とSoundgenicで「なんちゃってネットワークオーディオ」も実現できていますし、少なくともこれを大幅に超えてくれないと導入する意味がないですし…。

    SACDはSCD-777ESに任せるとして、CDはDACで底上げするという手もあるのかなとも考えました。
    現状もAccuphase DC-81は所有していますが、その路線からいくとDC-91がいちばんそそられるところなのはかなり特殊な(懐古)趣味でしょうか。
    ここも最新のもので決定打となりうるものはどうも見つけられず、WadiaやGOLDMUNDなど、どうしても古いほうに目が行ってしまいます。

    CDプレーヤーだけ独立させるというのも考えましたが、こちらも状況としては似ています。
    同じAccuphaseだとDP-5×0シリーズが考えられるわけですけども、比べてしまうとやはり「最低でもDP-7×0シリーズで…」となってしまいます。
    他社でも今後のピックアップの状況はどこも安心できるとまでは言えないでしょうし、そうなるとしばらくはSCD-777ESとHP-A8で様子見するのが良いのかなぁ。
    これを言ったらオーディオマニア失格かもしれませんが、音楽を楽しく聴けないことにはどうにもならないですし。
    現時点では感覚的に「やっぱりそろそろCD/SACDを回すのは限界かも」という印象も出てきていますし、DACに的を絞って候補探しをぼちぼちやっていくのが良いかなと思っているところです。

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    2019/11/06 3:00 pm | No Comments
  • 0511月

    oBravoのイヤホン「Cupid」というのが気になったのでご紹介してみようかと。

    同社ではイヤホンと呼ばずにイヤースピーカーと呼んでいて、平面振動板を使ってあるのが特徴的です。
    平面振動板のヘッドホンは以前からちょっと気になっているんですが、そんなにヘッドホンばかりあっても…ということでちょっと控えているところがあります。
    イヤホンも負けず劣らずたくさん持っていますけど、まぁ小さいですからね。

    そんな私の事情はともかくとして、かなりハイエンドなoBravoから2万円を切るモデルとして登場したのが、このCupidです。
    上位モデルはハイルドライバーを使ってあったりしますが、プラナー・マグネティックも単体ではなくツィーターとして使用し、ウーファーには6mmのダイナミックユニットを使うという構成です。
    形もいわゆるSHUREっぽい耳掛けがしやすいものになっていますし、リケーブルも可能です。

    リケーブルについてはMMCXではあるものの、切り欠きを付けてあるらしく、サードパーティのものは使えないみたいです。
    他社ケーブルを使えなくする、という部分も多少はあるでしょうけれど、MMCXがクルクル回ってしまうのを避けたかったのでしょうね。

    ベーシックモデルは3.5mmのシンプルなケーブルですが、プレミアムモデルは金メッキOCCの2.5mmケーブルが付属します。
    さらにここから3.5mmへの変換アダプタも付いていますけど、お値段は35,000円になってしまいます。
    他社ケーブルは使えないわけですし、あとでケーブルのみアップグレードする道があると嬉しいかな。
    さらにアルティメイト・モデルは4.4mmへの変換アダプタも付属しますが、さらにお値段は39,800円となります。

    同社のイヤホンは「試聴機レンタルプログラム」も用意されていて、機種によっては身分証明書の提示が必要だったりしますし、一旦はクレジット決済が必要なものの、あとで振込で返金される仕組みで、良心的で良いなと思います。
    ここも残念ながら現状はCupidがまだレンタル対象に入っていないのですが、入ったら試聴してみたいような気もしているところです。

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    2019/11/05 12:00 pm | No Comments
  • 0411月

    VPIの変な置き物(?)「Magic Brick」を入手してみました。

    国内にはほとんど情報がなく、海外もDB-5のほうの情報が多いですが、今回のはDB-10です。
    両者の違いは結局良く分かりませんでした。
    いわゆる「Shakti stone」と呼ばれるものらしく、機材に接続したりはせず、ただ上に載せるだけという、なんとも説明しづらいものです。
    ただ構造はトランスと同じように薄い鋼板を積層してあるもののようで、それ自身もトランスの上辺りに載せると効果があるとされています。

    大きさもかなり小さめですが、重量は結構なものです。
    周りは枡のような木材で囲われていますが、質感はそんなに高級感のあるほうではないかな。

    まずは試しにSONYのSACDプレーヤー「SCD-777ES」の上に置いてみました。
    だいたいこの辺りがトランスだと思いますが、このプレーヤーはトランスが2つ載っているので、縦に置いたほうが良かったかもしれないですね。
    ただ、不思議なことに音の変化はかなり大きく、ボーカルがとても生々しいのが印象的です。
    音楽全体もステージがその場に浮かぶようで、思ったよりも変わるものだなと。
    最近のうちのシステムはだいぶ煩さが減ってきたのですが、さらに穏やかかつ自然になり、とりわけボーカルが心に訴えるようになりました。

    次はAccuphaseのパワーアンプ「P-550」のトランスの上辺りに置いてみます。
    1個しかありませんからSCD-777ESのほうはなくなったわけですが、こちらだと情報量が増して静寂感が向上する方向の変化が感じられました。
    ピアノの音階がより明瞭になっているのが特徴的で、純粋にオーディオ的な聴き比べでハイファイ寄りに捉えるとこちらのほうが適所かなと思います。
    その日はあまり時間がなく、そのまま放置しておいて改めて後日聴いてみましたが、やはりオーディオファイルが好みそうな風合いに感じる部分があります。
    グッと腰が据わった印象を受けますが、かといってドンシャリではなく、表現性が豊かな傾向に変化しました。
    喩えるならばちょっと大画面のテレビに買い替えたような感覚で、細部まで見えるのに迫力があるように感じるのに似ているかなと。

    ただ、SCD-777ESの上も捨てがたかったので、再度そちらにも戻してみました。
    こちらはずっと繊細寄りで、やはりボーカルがとても細部まで描写されます。
    現代的なシステム寄りの音の風合いにしたいのであれば、こちらのほうが相性が良いかもしれません。
    ただ、低域では効きが薄めになってしまう傾向なのは、単純に重さでアンプの天板の振動抑止効果があったのではないかと感じます。

    そこで鳴らしながら移動させてみたり、いろんな音源を試したりしましたが、やはりアンプの情報量の増加のほうが効きとしては大きいかなと。
    ベースはスッキリしつつ、音像はより見通し良くなりますし、パイプオルガンは重低音の音階の明瞭さもさることながら、高域が濁りなくズバッと天高く突き抜けていくところまで表現されてきます。
    天板の振動は以前の計測でも見受けられましたし、内部構造から来るトランスへの間接的な作用も電源供給などに何らかの影響があるのかもしれません。

    特にSACDでは空間表現がとても良くなっているのが目立ちます。
    単に残響が増えたりタイトになり過ぎるのではなく、音源から本来の音色が湧き出してくるようです。
    やや残響が多めの録音の場合、以前は片側からやや遅れて届く残響が直接音と明瞭に区別できず、定位が引っ張られるような感じに聴こえてしまうことがあったのですが、それがしっかり解消しました。
    ちゃんと残響として遅れて届いていることが空間的にも時間的にも認識できるようになっているのですから、不思議なものです。

    正直、内部構造がどこまで効いているのかは未知数ですけれど、単純な「重し」としても金属と木材を複合して使ってる点で優秀なのかなと思った次第です。
    入手性は限りなく悪いと思いますが、お安く見つけられたら試してみる価値はあるかと思います。

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    2019/11/04 12:00 pm | No Comments
  • 0311月

    finalを手掛けるS’NEXTからワイヤレス製品を扱う新ブランド「ag」を立ち上げるようで。

    agとはまた短すぎてSEO対策しづらそうな名前だなぁと思いましたが、Webサイトは一応できているものの、プレスリリースで出ているSSL対応ではなく、これを書いている時点では非対応の「http」で動作してます。
    (11/3 13:00追記)

    現在はSSL対応になっているようです。

    WIXにネームサーバーが振られているのですが、そんなに慌てて立ち上げたのかな?

    説明文も若干紛らわしいイメージがあるのですが、あくまでもS’NEXTが「国内総代理店」だと公式サイトにも書かれています。
    つまりfinal監修ではあるものの、finalの兄弟ブランドというわけではないわけですね。
    ただ、何処かで売ってたものを名前だけ変えて売ってるわけではないですし、そういう意味では上手い戦略かなと感じます。

    肝心のワイヤレスイヤホンは以下の3種類で、どれもいわゆるトゥルーワイヤレスイヤホンです。

    TWS01K : 11/15発売予定 12,800円
    TWS02R : 11/15発売予定 8,480円
    TWS03R : 12月初旬発売予定 5,980円

    チップセットはTWS01KがQualcommのQCC3020とのことで、TaoTronicsのDuo Free+などで採用されているのと同じものです。
    同じエントリークラス向けのQCC3026よりも途切れやすいという評判ですけども、その辺りはまだ良く分からない部分です。
    音質面ではソフトウェアに頼らず、アコースティックチューニングしている部分が「final監修」を謳っているところでしょう。
    ちなみに最後にKが付くのが価格がちょっと高めなマニア向け、廉価なのがRとのこと。
    高価、廉価の頭文字ではなく、「かしこし」と「らうたし」から取ったらしいですけどね。

    対応コーデックはTWS01KのみがaptX対応で、RシリーズはSBCとAACのみ。
    そうなるとそもそも価格は安めの設定ですし、TWS01Kが良さそうに思えます。
    再生時間もTWS01Kはイヤフォン単体で9時間、充電ケース併用で最大54時間なのに対し、Rシリーズのほうはだいぶ短くなっていますし。

    あとはなくした場合に片方だけで購入可能というのはちょっと良いですね。
    ワイヤレスイヤホンも気にならないわけではないのですが、今まではまだ完成度や方向性が見えにくい製品が多かったように感じていました。
    AirPods Proのようにゴリゴリにテクノロジーに振ったものも出てきましたが、オーディオ的なアプローチの製品も肝心のチップセットが自社で作れるはずもなく、中途半端にブランド売りしている感がありました。
    ブランドは分けつつもアコースティックにしっかりテコ入れされているなら、価格も含めてちょっと試してみたい感じも出てきたかなと。
    iPhone使いとしては音の部分以外でAirPods Proも興味がないわけではないですし、まだまだ決定打といえるほどではないかもしれませんが、今後の動向を追いかけてみたいと思います。

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    2019/11/03 12:00 pm | No Comments
  • 0211月

    LUXMANが「LUXMAN B-side」という新ブランドを立ち上げたようで。

    真っ先に思ったのは「あれ?AUDIO OSECHI BOXはどうなった?」という…。
    以下のようなものが挙がっていましたけども、その頃からおそらくB-sideの構想はあったのではないでしょうか。

    「JU-001 MAIN」(Raspberry Pi搭載ネットワークプレーヤー/LAN-DAC)
    「JU-005 POWER SUPPLY」(専用電源)
    「JU-003 AMP」(アンプ)
    「JU-004 DISC」(CDプレーヤー)
    「JU-000 EMPTY CASE」(ケースのみ)
    「JU-002 STRAGE」(USBストレージ)
    「JU-006 DISPLAY」(表示ディスプレイ)
    「JU-007 CHANNEL DIVIDER」(チャンネルデバイダー)

    B-sideという名前はややネガティブな印象がありますけど、メーカーとしては『音楽だけでなく、趣味や娯楽といった人生の様々な側面を「B面(B-side)」と定義』したそうで、ある意味、重厚長大で高価格化したオーディオへのアンチテーゼという意味合いもあるのかもしれません。
    そういう路線は昔からB&Oあたりがやってきたわけで、それでどれだけ幅が広がるかというのは疑問な部分もありますけどね。

    第一弾はAmazon Alexa搭載ワイヤレススピーカー「arro studio collection S5(ASC-S5)」だそうで、蔦屋家電+とAmazonでは先行予約販売するとのこと。
    販売網もこれまでのオーディオショップから切り替えていきたいという思惑も透けて見えます。
    どうも今のところはワイヤレスという部分で展開していくつもりのようで、来年に向けては同じくワイヤレス対応のサブウーファー、レコードプレーヤー、コントロールアンプなどを出していくつもりだとか。

    ワイヤレス部分はWi-FiとBluetooth双方に対応し、AirPlayやDLNAもできますし、当然ながらAmazon Musicをはじめとした配信サービスにも対応しています。
    Alexa部分はOEMなんでしょうけど、結局はアナログ部分が重要ですし、そこにLUXMANらしさを投入したということでしょう。
    ただお値段は98,000円(税抜)ですので、ここからは推測ですけどもヨーロッパ市場などを狙っているのかなぁというようにも思えました。
    ワイヤレスと言いつつもUSB入力やアナログ入力も用意されていますが、こちらも内部では24bit/48kHzにされちゃうというのはやや残念な印象もあります。
    配信部分でも同様の処理がされている可能性もありそうですし…。
    肝心のWi-Fiも2.4GHz帯のみだったり、BluetoothのコーデックもSBC/AAC/aptX/aptX HDとまだまだ限定的なので、そういう部分はアップグレードできるような仕組みを用意しないと差別化の部分がちょっと弱いかもですね。

    アプリは専用の「LUXMAN CONNECT」が用意されるところは良いとして、公式サイトは12月公開予定というところからして、こういうジャンルに突っ込んでいくにしてはスピード感がないな、というのが率直なところです。
    そうでなくてもスマートスピーカーは「買ったものの、いまひとつ活用しきれていない」という声を聴くことも多く、ハイプ・サイクルでいうところの「幻滅期」に入りつつあるような印象も持っています。
    Amazon EchoやHomePodもこれから配信サービスなどと融合しつつ音質強化、とりわけ音響解析技術を駆使した展開が予想される中で、物理的なモノとしての魅力だけでどこまで勝負できるのか、が勝負の鍵でしょうか。

    ちなみにWebサイトはまだですが、Facebookページはなぜかひっそり公開されてますので、今後の情報はひとまずそちらから収集していこうと思います。

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    2019/11/02 12:00 pm | No Comments
  • 3010月

    今年も恒例の「秋のヘッドフォン祭2019」が中野サンプラザで11/2〜3に開催されるそうで。

    なんだかいつも微妙に上京時期とズレる印象ですけど、当然こういうイベントは週末に開かれるので仕方ないですね。
    逆に言うとなぜかこの時期にいつも上京しているような気もします。

    そんな私の予定は置いといて、日時の微妙な差はあれど今年も以下の2日間の開催です。

    11/2 11:00〜19:00
    11/3 10:30〜18:00

    微妙に時間にズレがありますが、それよりも物販絡みで朝から並ぶ人が多くて大変そうです。
    ちなみに会場の中野サンプラザは「6・11・13・14・15階 ほか」ということで、こちらも去年とほぼ変わらないみたいです。
    出展ブランドは完全にブランドごとに分かれての表記になってるのでスゴい数ですけども、全体的にポータブルを主体にしたメーカーが多い印象です。
    そりゃまぁヘッドフォン祭なんですから当たり前なんですけども、据置オーディオから長年やっていた大手系が減ったような気もします。
    D&MやTEACなどは健在ですけどね。

    Panasonic/Technics出展がその中で際立っている印象ですが、よく見てみるとSONYの名前がないのは松下が出すなら…という昔からのライバル意識が関係しているのでしょうか?
    単純に漏れているか、私の見落としかもしれませんけど、このイベントとソニーが目指すポータブルオーディオにちょっとズレでもあるのでしょうかね。

    ほかにはMQA-CDをトライオードが出展しているというのがポータブルオーディオユーザーに?という部分でちょっと意外でしたけど、MQA自体は配信も含めてポータブルオーディオのほうが親和性が高い(DAPやDACなども新しくソフトウェアで対応しやすい)というのもあるのかな?
    ただ、一方で配信系などは出展しても並べるものがないのもあるでしょうけれど、どこも出展してないっぽいです。
    国内だとSONY,ONKYOでしょうけど、ストリーミング系はほぼ海外勢ですし。

    私が気になるとしたら、DALIとB&Wの新しいヘッドフォンくらいでしょうか。
    実際にはワイヤレスイヤホンなどの展示が目立つ感じになるような気もしますが、おとなしくネット上で情報収集していようかなと思います。

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    2019/10/30 12:00 pm | No Comments