• 162月

    TEACからダイレクトドライブのレコードプレーヤー「TN-4D」が3月中旬に発売されるそうで。

    注目点はやはりSAECとのコラボによるナイフエッジを使ったトーンアームでしょう。
    サエクコマース自体もWE-4700という30年ぶりのダブルナイフエッジのトーンアームを出そうとしていますが、それより先にこちらが登場したのは色々な事情もありそうです。
    WE-4700は内野精工が製造に関わっているそうですが、こちらは「SAECとのコラボ」としか記載がないので、製造元は不明です。
    プレーヤー自体もMADE IN JAPANなのか他国での製造なのかは写真にも記載がなくて分かりません。

    プレーヤー全体でも64,800円前後という価格ですから、このお値段でSAECのアームが!とは思いますが、「上下方向により繊細な動きが可能」とあるので左右はナイフエッジではないのかも?
    同様に水平軸をナイフエッジにし、垂直軸はボールベアリングとしたアームは他社にありますし。
    それでもナイフエッジを採用したのはエントリークラスとしてはかなりの拘りだなと感じます。
    梱包やメンテナンスなどを考えても色々と大変でしょうからねぇ。

    もうひとつの注目点は「新開発の薄型ダイレクトドライブモーター」によるダイレクトドライブというところでしょう。
    これまでのモデルは良くも悪くもベルトドライブだったわけですが、ここに来て薄型ブラシレスDCモーターが用意できたということなのかな?
    どこかの外販だとは思いますし、ダイレクトドライブのほうが上とか下とかいうわけではありませんけども、少なくとも回転数の正確さなどでは有利ですからね。
    ワウ・フラッターは0.1%やS/Nは67dB以上(A-weighted、20kHz LPF)は数値的に単純には比較できないものの、往年のダイレクトドライブ機からすると物足りなさはありますが。

    一方、フォノイコライザーはあえてMMのみ対応のものを内蔵として、USBデジタル出力も装備しています。
    現実のニーズとしては搭載しているほうが好まれるということなのでしょう。
    もちろんオフにしてフォノ出力とすることもできるわけですし。
    カートリッジも最初からSUMIKO Oysterが装備されていますし、気楽にすぐ使える形ですし、S字アーム(SAECなのにJ字じゃないの?というのはマニアだけでしょう)でカートリッジ交換も気軽に楽しめる形と、将来的なグレードアップも視野に入れた内容です。
    そもそもOysterだけでも1万円近くするわけですから、かなりの意欲作と言えそうです。

    気になる部分とすればACアダプタでの駆動というところですが、むしろプレーヤーにトランスを内蔵しないのはプラスに働くくらいかもしれませんね。
    CESではほぼこの構成のまま、ベルトドライブとした「TN-3B」もあったらしいですが、そちらも国内登場するのかも気になるところです。

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    2019/02/16 12:00 pm | No Comments
  • 152月

    Unique Melodyから11ドライバー搭載のユニバーサルイヤホン「MAVEN」が2/21発売だそうで。

    同時に3ドライバー構成の「MIRAGE」も発売ですが、やっぱりこちらのインパクトが強すぎるのでMAVENだけ取り上げてみることにします。
    いちばんの注目点は逆位相信号でピークノイズを消音させるという「Targeting Frequency Adjustment Technology(T.F.A.T)」でしょう。

    多ドラに限った話ではないでしょうが、音導管やフィルタなどで調整してもやはり特定のピークができてしまう傾向はありますし、それを抑えようとしすぎると能率が極端に下がったり開放感のない音になってしまう傾向はあると思います。
    それをキャンセリングするドライバを積んじゃえ!というのは、ありそうでなかった発想でしょう。
    もちろんふんだんにドライバを搭載できる高級機だからこそ、なせる技でしょうけれど。

    それに負けないくらいユニークな外観は、イヤホンに詳しい方なら某社のLABシリーズを思い出すのではないかと。
    最新の金属プリンターでレーザー積層でチタン筐体を形成してあるとのことで、厚さは場所にもよるかもしれませんがたったの0.2gしかないんだとか。
    ただ3Dプリンタだから機械任せじゃないのはもうご存知のとおりでして、たくさんの手作業を経て現時点では1週間でわずか12ペアしか生産できないんだとか。
    むしろそういう少量生産だからこその3Dプリンタとも言えますけどね。

    付属のレザーケースはこれまでとは趣を異にする印象がありましたが、Dignis社が手掛けたものだとか。
    希望小売価格は238,572円(税込)だそうで、簡単には手が届きそうもありませんが、Unique MelodyはMAVERICKの鮮烈なサウンドがまだ記憶から消えないくらいですし、試聴くらいはできたら良いなぁなんて思っています。

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    2019/02/15 7:00 pm | No Comments
  • 152月

    Campfire Audioのイヤホン、DORADOは大のお気に入りになって愛用しているのですが、その影の立役者がイヤーピースのSednaEarfitです。

    DORADOのステムはかなり長くて太いのですが、ここにどのくらいの深さでイヤーピースを挿すかによって音がずいぶん変わるように感じています。
    上の写真は挿し過ぎでして、これだと低域がこんもり濁った状態で増えてしまいます。
    DORADO本体のステムにはラインと言いますか、直管状から変化するところがあるんですが、ちょうどここまでSednaEarfitを挿すのがどうも良い具合のようです。

    当然、最初はこれを目安にしてイヤーピースを装着するのですが、使っているとだんだん奥に入ってしまうんですよね。
    耳にセットする際にちょっと押し込むから、というのもあるでしょう。
    そこで最初からこれ以上入らないように、奥の部分にイヤーピースの軸の部分を継ぎ足しておけば良いんじゃないかと。

    どのイヤーピースを切って使うか、ちょっと悩みましたがいちばん太そうなもの(たぶんオーディオテクニカのもの)を使いました。
    この状態だとかなり手前まで来ていますが、こっちもゴムですからかなり奥まで入ってしまうのでこのくらいで良いでしょう。(そういうところは適当。)

    そこにSednaEarfitを重ねて装着しますと、想定通り、これ以上挿さっていかない状態になってくれました。
    問題は音の変化ですけども、多少、筐体の響きが減ってゴムの音色が乗った印象はありますが、イヤーピースが気づかぬうちに入り込んでしまうよりは良いでしょう。
    下手な改造ではないので、イヤーピースを取ってしまえば簡単に取り除けますし。
    これで聴く前に必ずイヤーピースの位置をチェックしなくて良いだけでも精神衛生上、だいぶ良くなったなと思います。

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    2019/02/15 12:00 pm | No Comments
  • 142月

    final audio designのイヤホン「Piano Forte IX」を誕生日プレゼント(の前倒し)で入手しました。

    finalのイヤホンは紗羅も含めて好きですけども、ピアノ・フォルテシリーズはかなり独特ですから躊躇していましたが、やっぱり気になってしまいました。
    パッケージは古いタイプで、この頃のは布ケースのタイプですが、今のは真鍮製みたいですね。

    ちょっと汚れがあるということで格安でしたが、それは清掃すればすぐにキレイになりました。
    本体の傷は多少ありますけど、ステンレスですから仕方ないですね。
    腕時計用の研磨剤辺りで磨けばキレイになりますけど、その必要もないでしょう。

    イヤーピースを使わない独特の形状で、音もやっぱり独特ですけれど、言われるほどではなかったように思います。
    ちなみに試しにイヤーピースを適当に逆挿しして聴いてみると、わりと普通のイヤホンの音になるので、普段のイヤホンがいかにイヤーピースの音を聴いている形なのかを体感することになります。

    音はその形状から推測する通り、ホーンの音そのものといった感じで、スピーカーで言えばZINGALIっぽいような感じかなぁ。
    もっと古い喩えならゴトウユニットの朝顔ホーンに頭を突っ込んだような雰囲気すらありますが、帯域もフルレンジ的とも言えるもので、その辺りも独特な音色の要素のなっている気がします。

    装着感は思ったよりもずっと良く、この季節は最初かなり冷たいですけども、慣れてくると疲れないですし、音自体もリラックスできるものなので聴き始めるとわりと長く聴いてしまうクセになるサウンドです。
    装着の仕方でもずいぶん印象が変わるところはやはりあって、奥までかなりグッと押し込むのが本来のようですけども、そうすると低域がしっかり出てくる形です。
    耳の形に依存する部分はありますが、無理に押し込まなくて、上手い具合に耳たぶで筐体の金属振動をデッドニングすると良いような気がしました。

    ジャンルとしてはやっぱり名前のとおり、ピアノが良く似合います。
    管楽器や女性ボーカルも抑圧感のない開放的な生々しさを感じさせてくれるものです。
    合わないものは弦楽器ですけども、これも全てがダメというわけではなく、オフマイクのほうが合うのかもしれません。
    意外なところではヒュー・マセケラが非常に合っていて、ACOUSTIC REVIVEさんに訪問した時にウエストレイクで聴かせていただいたサウンドに近かったりでビックリしました。
    やはりそこはコンプレッションドライバー的な鳴り方をするからでしょうか。
    また、英語がとても聞き取りやすいとか、打楽器が異様に生々しいのも不思議な感じがします。
    クセよりも唯一無二の魅力に惹かれるイヤホンですね。
    これ一本だけと言われたらちょっと厳しいでしょうけれども。

    全般的にアンプの駆動力は必要そうですが、鳴らしにくいというわけではありません。
    むしろ歪みの少ない現代的なものよりも、分解能が重要そうな印象でした。
    帯域は前述のようにフルレンジ一発的な雰囲気はあるので、ややナローではありますが、サウンドに密度が高いので満足感は十分にあります。
    ある意味、俗に言うレコードのような温かい音のような世界観ですが、独特の生々しさはちょっとそう簡単には説明しづらいものがあります。

    イヤーピースがないことも大きく貢献しているのは間違いないですが、間接音が相対的に少ないからかなぁとも感じました。
    見た目的には金属臭たっぷりのように見えますし、実際、ハウジングの響きは乗ってくるのですけれども、ゴムなどを介してダンピングされた間接音よりも素直なのかもしれません。
    これを聴いた後にDORADOを試すと、もちろん帯域は広くバランスも良いのですが、どことなく抜けが悪く感じるところがあります。
    空気の行き先がないと言いますか、バスレフ的なサウンドに感じてしまうんですよね。

    Piano Forte IXは良い意味でも悪い意味でも楽器的な音の出方、それ自体が発音体としての形状を成している部分に特色があるように感じました。
    それだけに固有の音色があるので、それが常に乗ってくるところはありますが、そのデメリットを差し引いても余りある魅力を感じるイヤホンです。
    他のイヤホンと使い分けることにはなりますが、大切に愛用していきたいと思っています。

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    2019/02/14 12:00 pm | No Comments
  • 132月

    ALO audioからMMCXケーブル「Super Litz Wire Earphone Cable」が2/15発売だそうで。

    このケーブル、SOLARISの付属ケーブルだそうで、その単売として3.5mmに加えて2.5mm 4極、4.4mm 5極とラインナップされたようです。
    私はSuperの付かない「Litz Wire」と、ATLASの付属ケーブル「Pure Silver Litz Wire」を使っていますが、その中間に位置付けられることになるでしょう。

    見た目はPure Silver Litz Wireに近い感じで、違いとしては耳掛けの針金が付いているところでしょう。
    個人的には針金がないバージョン、あるいは簡単に取り外せるようになってると良いかなぁと思うのですけどね。

    他はモールドですが4.4mmは金属製プラグで、お値段は全て共通の24,000円(税別)とのこと。
    実売価格は今のLitz Wireとほとんど変わらないようなので、かなりお買い得感がありますね。
    個人的には2.5mmはちょっと不満もあるのですけど、ポータブルとしてはやっぱり2.5mmが普及していくのかなぁという気もしてきました。
    L字のモールドならハンダ付けしづらい部分やプラグ部分でのセパレーション低下は無視できるような気もしますし。

    通常のLitz Wireとの違いは撚り線の量が2倍になってるんだとか。
    海外ページを見ると「Selected mixed diameter stranding conductors」とあるので、太さが異なる導体を混ぜてあるのかも。
    ですので単純に太さも2倍になっているのか、数として2倍なのかも明確な記載は見当たりませんでした。
    また、Litz Wireの時はPVCジャケットの記載がありましたが、Super Litz Wireでは特にその点には触れていません。
    そもそもリッツ線であることも明確には記載されてないので、そこは音や取り回しで判断すれば良いのでしょう。
    なお導体自体は銀メッキ銅線となっています。

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    2019/02/13 12:00 pm | No Comments
  • 122月

    壁コンセント下に使っているFURUTECHのNCF Booster-Signalの置き方を見直すことにしました。

    NCF BoosterシリーズはExtension Shaft Barという棒を購入すれば高い配置に対応するのですが、私が試した限りではこの棒が曲者でしてかなり金属的な響きが乗ってしまいます。
    NCFを使っているのは上部のプラグを載せる部分だけですから、そちらが如何に効果が高くても下側にボトルネックがあれば台無しになってしまう部分があるのです。

    そんなことを言いつつ、カサ増しにPono Playerの空き箱(竹製)を使っていたわけですが、それも勿体無いし、音にも良くなさそうということでずっとウッドブロックを探していたのですが、どうしても良いものが見つからず…。
    仕方なく、以前に日曜大工した際の端材で代用することにしました。
    端材といっても無垢の木材ですし、その上にはこれまた以前、東急ハンズで買ってあった紫檀を置きました。
    本来ならヒッコリーが良さそうですけども、かなり大きさが必要ですからねぇ。

    早速、音出ししてみますと意外と変化がありました。
    重心が少し下がって静寂感も向上したようですから、NCFの効果が減衰しないようになったと言えるでしょう。
    代わりにややキツさも出た感もあるのは紫檀の影響でしょうか。
    それでもピアノの右手は鮮明になったので、少なくともPono Playerの箱よりは良いでしょう。

    それでもやっぱりNCF Boosterの弱点はこのシャフト部分にある気がしてなりません。
    そもそもネジ込む場合の精度もそんなに高いとは言えませんし、横のネジで固定する構造ももうひと工夫ほしいところです。
    足元の素材も引き続き何か探していきたいと思いますが、とりあえずウィークポイントを少しでも改善できたのは良かったということにしておきましょう。

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    2019/02/12 12:00 pm | No Comments