先日も紹介した「SILKYPIX Developer Studio 3.0 Beta」の
RAW Bridge機能を活用して、フジカラーCDの、きつすぎるコントラストや
色合いを、なんとかできないか、試してみました。
まずは、元となるフジカラーCDの画像からみてもらうことにしましょう。
印刷用にはこれで良いのかもしれませんが、いくらなんでもコントラストが
高すぎだし、色も、どぎついですよねぇ。
これではちょっとそのままWebで公開する気にはなれません。(^^;
とはいえ、このCDの元画像はAPSですから、ネガからのスキャンも、
フラットベッドスキャナでは、裏技的な操作になってしまいます。
そこで、上の画像をRAW BridgeでSILKYPIX上に開いて、「現像」を
したのが、下の画像です。
どうでしょう?見事に普通っぽい画像に戻ってると思いません?
元データがJPEGですから、トーンとか飛んでしまってるかと思いきや、結構、
ちゃんとトーンまで復活してる気がするから、不思議なものです。
もちろん、現像処理ができるわけですから、もっと色々と手を加えることも
可能です。
これはフジカラーCDだけじゃなく、JPEGオンリーなデジカメでも有効な
活用方法かも。
「レタッチソフトでも出来るじゃん」とお思いの方も多いかもしれませんが、
ホワイトバランスとか調子といった、感覚的にわかりやすい操作で出来る
というのが、この「RAW Bridge」の良いところです。
内部の演算処理もおそらく16bitくらいでされているでしょうから、
処理に凝っても、ヒストグラムが歯抜けになったりしないのも良いですしね。
フジカラーCDやデジカメのJPEGの画質に不満がある方は、一度お試しに
なってみてはいかがでしょうか?
コメント
DPEショップの店頭にいた頃は
コントラストというか、明るさを目一杯強くしておかないと
すぐに「暗い」と文句を言われてしまいました。
店員用のマニュアルにも、色合いと明るさの調整見本があるのですが
今回「現像」された写真の場合、「CDに収まっている」写真になるように
色合いと明るさの調整をするように指示されています。
フジカラーCDにしても、お店プリントにしても、
万人向け・・・ぱっと見色鮮やかにしがちなのです。
こういうときは、CD注文をするときに
「色や明るさの補正は一切しないで」と付け加えておくといいかもしれません。
Sealandさん、コメントありがとうございます。
以前、会社でフリー素材として社員が撮った写真を集めようという話になって、
私がコダックのラボに頼んだ写真を持って行ったら
「暗い」といって却下された記憶があります。
やはり一般向けには派手なのがウケるんですねぇ。
今度注文する際は、「補正なし」で頼んでみようかな。
それを受け付けてくれるかどうかは微妙なところですが。(^^;