• 0811月

    デジカメ(というよりもレンズ)で、「色収差」というものがあります。

    プリズムで太陽光を虹色に分光する実験は、おそらく小学校くらいの時に
    皆さん、体験されたことがあるかと。
    このように、色の波長によって屈折率や分散率が違うために起こるのが
    この「色収差」です。

    色収差には大きく分けて2種類ありまして、波長で焦点位置が異なって
    しまう「軸上色収差」と、画面の周辺にいくほど、波長の違いで像にズレが
    出てしまう「倍率色収差」があります。

    以前も掲載しましたが、実例を
    示すと、左の写真の左側が
    まさに「倍率色収差」の例になります。

    白い花のふち部分に水色の
    ズレが出てるのがお分かりいただけるかと。

    こうした「色収差」が出ないように、凸・凹レンズを組み合わせたり、市販のレンズでは
    低分散レンズやコーティング処理を施して、極力減らす努力をしています。

    ただ、クローズアップレンズを使ったり、最初から色収差が結構多いレンズに
    当たってしまった場合、少しでも少なくするように努力するしかありません。

    「軸上色収差」の場合は、絞り込むとかなり目立たなくなるので、私が使ってる
    タムロンの望遠ズームではF6以上くらいで絞り優先で撮るようにして回避してます。

    「倍率色収差」の場合は、残念ながら絞りなどでは改善されません。
    Photoshop CS2やNikon Captureなどには色収差のソフトウェア補正が装備
    されてますので、それを使って回避してます。

    ただ、最近はレンズもデジタル対応が進んでいて、とりわけ「倍率色収差」が
    目立って残ってるものは、あまり見かけません。
    クローズアップレンズを使うと、バリバリ出ちゃいますけどね。(^^;

    ただ、ずっと気になってるのはSONUの「DSC-R1」という機種。

    SONY サイバーショット DSC-R1
    SONY サイバーショット DSC-R1

    以前、β機の広角側の実写画像で「倍率色収差」が相当多かったので気に
    なってたんですが、どうも最新の実写画像でもまだまだかなりの色収差が…。

    せっかくCCDにAPS-Cサイズの高画素のものを積んだんだから、レンズのほうも
    もう少し頑張ったほうが良いんじゃないのかなぁ。(^^;
    価格を抑えるために、レンズ部分をケチったんでしょうか?(爆)

    「DSC-R1」に興味をお持ちの方は、広角側の色収差については、事前に実写
    画像などでチェックされておいたほうがよろしいかと。

    なお、色収差など、カメラの仕組みについて、もっと詳しく知りたい方は、
    下の本あたりが参考になるかと思います。

    4891004185 体系的に学び直すデジタルカメラのしくみ
    神崎 洋治 西井 美鷹
    日経BPソフトプレス 2004-05

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    2005/11/08 9:05 pm | 色収差 はコメントを受け付けていません。

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