3112月
書き終えていない購入品が結構あったので記事にするのが年末ギリギリになってしまいましたが、毎年恒例のエントリーをしてみます。
まずは普通の家電からですが、コロナのファンヒーターを追加したのがやはり寒くなってくると良かったなと感じます。
以前のものも内部を分解して掃除すると快調に動作していますが、そういう分解も予備があってこそ安心してできますし。
パソコン関連ではネットワーク周りを更新した感じで、来年はいよいよパソコンかな。
スマホは二人ともiPhone 13に機種変更しました。
時代はすっかり14ですしProのほうが評判高いですけど。
Apple Watchも更新できたので、やはり来年はここもデスクトップかな。
オーディオは「脱アキュフェーズ」がほぼ完結しました。
プリはKRELL PAM-3に、CDプレーヤーはWadia 23に。
DACもDENAFRIPSにMark Levinsonと思った以上に入れ替わった感じです。
以前のものも全部残っているので、故障時の対応も万全だからこそ安心して冒険できるというところもあります。
PAM-3への変更でXLR主体から一気にRCAに移行したので、ACOUSTIC REVIVE RCA-3.1TripleC(FMなし)の導入も安心感の要になっています。
アクセサリ系ではスパイク受けやヒューズなどもいろいろ試しました。
音源もDELAの導入でNASから聴く頻度がぐっと上がりました。
GUSTARD U16で音質面でもかなり円盤に肉薄してきたかなと思います。
ポータブルもリビングにいる時間がまだまだ長めなので、CHORD HugoやLotoo PAW S1などで充実しました。
実際の使用時間だとSENNHEISER Momentum 3が圧倒的に長いですけどね。
さらにTEAC X-10Rも追加しましたし、今年はなかなか充実した買い物(買い過ぎともいう)でした。
来年は景気も後退しそうですから、倹約や処分も多少頑張らないといけないかもしれませんね。
3012月
TEACのオープンリールデッキ「X-10R」を入手しました。
以前から10号リールテープ、そして先日は7号テープを入手していたので、いつかデッキが欲しいなと狙っていたんです。
ずいぶん昔にTEAC X-3(mkIIだったかも)を持っていて、せっせとエアチェックしていたのを思い出します。
当時も10号に憧れていたので、入手するなら10号が使えるデッキが良いなと。
REVOXやAKAIも良さそうと思いつつも、エアチェックのような録音ソースがなくなった今となっては出番がそれほど多くなさそうですし、そこそこ廉価なもので良いかなぁと思っているうちに結構時間がかかりました。
ただ結論からいうと思った以上に出番が多くて自分でも驚いています。
ミュージックテープを入手したから、というのも大きいんですけどね。
4トラック19cm/sということでまだまだ上には2トラ38がありますが、音もなかなか良い感じです。
単なる郷愁とかでもなく、厚みがあって初めて聴く音楽であってもワクワクする感覚があります。
リバースも案外便利で、ヘッドも往復でそれぞれ完全に独立した6ヘッドです。
デュアルキャプスタンでテープの状態にあまり影響を受けず安定して動いてくれています。
ただ古いテープを使うからというのもあるでしょうが、ヘッドクリーニングはかなり頻繁に実施したほうが良いようです。
消磁も腕時計用に持っているHOZANのものを使って手動でやりましたが、フォルテ部分の歪みが減って透明感が高まったような気もするので、こちらも再生主体だと重要かもしれません。
問題点とするとかなりデカイので置き場所をどうするか、というところでしょうか。
サブのプリメインやAccuphaseのDACなどの出番が全然ないですし、そこを片付けるのが良いかな。
あとはなぜか7号の空リールがないので、そういった部材も少しずつ揃えていきたいと思います。
2912月
アライドテレシスのネットワークハブ「AT-x210-9GT」を追加してみました。
予備の「GS908L V2」を入れたばかりですが、「GS908XL V2」のほうもだいぶ古くなってきましたし、仕事柄、ネットワークに急な不具合が出ると仕事にも差し支えますからね。
選定ポイントとしてはLEDランプを消灯できるところと、SFPにも対応しているところでしょうか。
今のところは光を使う予定はないですけど面白そうではあります。
現状だと手持ちの接続機器側にメディアコンバーターが必要で、そうなると電源も必要だったりと他の要素も増えてしまう側面もあるのでちょっと躊躇していますが。
本来はRS-232Cで接続すれば相当細かい設定が可能なくらい高機能ですけど、初期化状態で特に変更はしていません。
ネットワーク速度や安定性に大きな変化もなく、言われなければ気づかないくらいです。
つないだ機器を長時間スリープしてあって復帰する際にネット接続まで少し時間がかかるようになった気がしますが、それがハブのせいなのか、ファームウェアが更新されたルータのせいなのかは良く分かりません。
パソコンやNASの接続用に使っていてオーディオ系はこれまで通り「GS908XL V2」なので、音質にもとりたてて変化はありません。
SFPを使う場合はこっちと入れ替えることもありえますけど、当面はこれで良いかな。
実はもうひとつSFP対応のハブを入手する予定なので、それと比べてから配置を決めようかなと思っています。(何個ハブを持つつもりなのか。)
2412月
GustardのUSB-DDC「U16」を追加してみました。
先日のU12が思いのほか良かったので調子に乗ってしまいました。
最新のU18やSingxerも気になったのですけど、お値段もそこそこになりますし、I2Sを使うわけでもないですし、外部クロックを接続する予定もないので。
もちろんその気になればU16も外部クロックはつなげますし、I2Sも使えますが。
こっちは電源スイッチが背面にありますが、やはり今回も基本的には電源オンのまま維持しています。
音はU12より前に出てくる感じで明るい気がします。
喩えるならば、ボケ味のキレイなハイスピードレンズのような印象でしょうか。
ピントが合ったような、という感想を見かけましたが、たしかにその通りで音像も少しタイトになります。
その分、ズバッと決まるとスピーカーが消える感覚は強くなりますけど、それだけセッティングにはシビアな傾向です。
U12のバランス感覚もなかなか良かったとも当初は感じられ、U16は若干真面目でどことなくアキュフェーズ的なところもあるように思えます。
チップがXMOSからESSになったことで、それっぽさが出ているところもあるのでしょうか。
ただ当初は少し軽い感じもありましたが、温まってくるとだんだん凄みが出てきて低域が力強く、濁らない現代的でハイスピードなサウンドになっていきました。
ファームウェアでも音が変わるらしいですし安定度の違いもあるようなのですが、現状は1.61になっていてそれが安定版の最新のようです。
1.72や1.77というのも出ていたようですけど192kHzでおかしくなったりしたそうで、ここはもう1.61で良いでしょう。
ヒューズを手持ちのリテルのセラミック管に交換した後、U12と取っ替え引っ替えで比べていきました。
ちょっと硬調なものの、やはりオーディオ的クォリティの高さはあるので、U16をチョイスしつつ、DAC側で対策することにしました。
具体的にはMark Levinson No.360LのインシュレーターをRMF-1に変更し、これで一気に柔軟さが出ました。
鈍ったのではなく、音色にトゲがなくなったようで、これならU16のほうが引き出せる音数も多くて有利です。
さらにDELAにクォーツインシュレーターを敷いて透明感も向上したので、とりあえずコレで運用してみることになりました。
DENAFRIPS ARES IIも同軸で接続しましたが、こちらも単体のUSB入力よりも透明感が高まった気がします。
ARES IIにI2S入力があればベストだったのですけどね。
ちなみに12th EditionではI2S入力が追加されているそうです。
AES/EBU接続でNo.360Lの豊富な入力を活用できるところも便利ですし、これでDELAとMark Levinson No.360Lを仲介する部分も当面確定で良いでしょう。
2212月
ZYXのMCカートリッジ「RS30」を入手しました。
ZYXはUltimate 100をメインで愛用していますが、最近ニューモデルも出ましたし、針交換もそれなりのお値段ですので延命的な意味合いも含めての入手です。
今のカーボンカンチレバーとボロンでの違いを聴いてみたかったというのもあります。
RS30は1987年発売でそこまで古いものではありませんが、ZYXとしてはかなり初期の製品です。
CDプレーヤーでいうと、うちにもあるSONY CDP-557ESDが出た年ですからもうすっかりCDに移行しつつある頃ですけど、その当時でも46,800円だったんですね。
ボロンパイプにボロンロッドのカンチレバーにマイクロリッジの無垢針と、今となってはかなりの上位モデルでないとありえないスペックです。
本体に6Nの記載があるので、おそらくコイルは6N銅線でしょう。
今もですけどZYXには銀や金のコイルの派生モデルもあったりします。
針圧は1.8g(1.5-2.0gとの説もあり)ですので、1.8gに設定しました。
出力は0.24mVですのでUltimate 100とほぼ同じはずです。
早速鳴らしてみると力強さがあって音楽的に豊かな印象です。
正直、Ultimate 100よりも快活とした楽しさがあります。
ボロンなのもあるでしょうし、KRELLのフォノイコとの相性もあるのかもしれません。
詳細をあぶり出すタイプではなく、雰囲気を楽しむタイプとは言えるでしょうが、デジタルとの差別化という観点でのみ捉えるとこのくらいのほうが良いかも。
予備のカートリッジはたくさんありますけど、メインを張れそうなものとしては以下の感じになりました。
ZYX Ultimate 100
ZYX RS30
Accuphase AC-1
Accuphase AC-2
Lyra Helikon
FR FR-2
後者2つを除けばZYX創始者、中塚氏の作によるものというのも面白いものです。
そういえば、ACOUSTIC REVIVEさんがMCカートリッジを鋭意開発中という噂も耳にしています。
そちらもとても楽しみです。
2112月
GustardのUSB-DDC「U12」を入手しました。
Mark Levinson No.360LをDELAと接続する上でDDCが必要で、これまではJAVS X-DDCを使っていたわけですけど、そこを少し強化できないかなと。
X-DDCは1ppmのTCXOを積んでいて電源も外から取ることはできますが、U12は0.1ppmですし、同じXMOSでもU8と多少新しいものになってるようですし。
電源内蔵で出力端子の種類が多いのも良さそうです。
欲を言えばDSD-PCM変換やダウンサンプリングなども請け負ってくれるようなDDCがあればそれがベストなのですけど、それはむしろトランスポート側のお仕事でしょうね。
第一印象としては音が前に出てくる印象で、澄んで淀みのない音の出方と感じました。
無理している感じがなく自然です。
むしろそこからの伸びしろが大きく、温まってくるとより自然になってきて伸びやかさも出てきました。
ただ終始一貫して背伸びしていない感じで素直な仕事をしてくれている印象です。
X-DDCと比べるとザワザワした感じが減ったのだと思います。
そもそも電源スイッチすらないですけど、24時間くらい電源投入状態を保持したほうが良いようです。
115Vで駆動するともっと良い(レギュレーターの関係で100Vだとちょっと低いらしい)という説も目にしましたが、さすがにDDCのためだけに昇圧トランスを置くのも…。
そこまで大きな期待はしていなかったのですが、USBが絡む部分はやっぱりまだボトルネックだったのだなと感じました。
U12もすっかり古い機種ではありますけど、わりとお手頃に中古が見つかることもあるでしょうし、古いDACをつなぐには良い選択肢のひとつだと思います。