272月
HIFIMANのヘッドホン「Edition X」をパソコン周りのちょっとした確認用に最近愛用していますが、このモデルは古いこともあってヘッドホン側が2.5mm3極というちょっと変わったものになっています。
実際には2.5mm2極でも大丈夫ですのでHD700用あたりが使えるようですが、それでもあまり出物が多いタイプではありません。
ちなみに最近のHIFIMANは3.5mm3極になっています。

以前、Crystalline Silver Cable−6.35mm Plugをゲットして、これがまさに適任だったのですが当時はEdition Xを持っていなくて3.5mmにプラグ交換してしまいました。
最近まではこれに2.5mm3極-3.5mm3極の変換プラグを介して接続してたのですが、音質面ではやっぱり接点が増えるのは良くないですし、良質な変換プラグはほぼないので接触不良も起きやすかったのでした。
こうなると自作しかないかなとまずはそのベースになるヘッドホンケーブルを選びます。
手持ちのだとonsoのHD600用のをベースにするのが良いかなと最初は考えました。

ただそもそもonsoからは2.5mm2極の製品も出ているので、これを切って加工するのもちょっと気が引けます。
2.5mmプラグはとても小さいので上手くはんだ付けできるかも(自分の技量的に)不安だったというのもあります。
そこでまずは実験台になってくれるケーブルを入手です。

実験台と言っても特に作りは悪くなく、ごく普通に良くできた最近のHIFIMANで使える中華なケーブルです。
とりあえずの動作確認をそのまま変換プラグでやった後、いよいよプラグ交換に取り掛かります。
プラグも意外と選択肢が少ないのですが、HD598用のものがあったのでそれにしました。

銀入りはんだを使って予備ハンダもしておいたので思ったよりは簡単にはんだ付けできました。
むしろケーブルが細く2芯ずつはんだ付けされているのもあって、元のプラグを外すほうが大変なくらいでした。

左右が色分けされたプラグはなかったので、テフロンテープで左右が区別できるようにしておきました。
内部もテフロンテープで巻いてあります。
カシメ部がないので引っ張り強度がちょっと心配ですが、スリーブは一応付けてありますし、自分でまたはんだ付けすれば良いのでそんなに心配することもないでしょう。
音質的にはちょっとそっけない感じもしますが、接触不良は減ったので良いかな。
アンプ側が3.5mmなので結局そっちに6.3mm変換プラグが増えましたけど。
将来的には出物があった時にちゃんとしたケーブルも見つけたいですが、そもそもHIFIMANのもうちょっと新しいモデルに切り替えがほうが良いのかもしれません。
262月
AcoustuneのMMCXケーブル「ARC31」の2本目を入手しました。

final E4000に使って好印象だったので、耳掛けタイプじゃないケーブルとしてもう一本欲しいなと。
候補としてはCampfire Audio DORADOに装着しようという目論見です。
結局は耳掛けで使うんですがDORADOは挿し具合や装着角度が微妙なのでワイヤーが入っているとそっちに引っ張られて微調整しづらいのです。

今回のも全体に変色してますが、導体自体の緑化というよりも被膜に色が移ったような感じです。
一応拭いてみたりもしましたけど簡単には落ちないようなのでクリーニング程度に留めておきました。
絶縁体も含めて記載が見当たらないようですが触った感じとしてはPVCっぽいんですけどね。
今回も立派なケースが付属しています。

肝心の音の変化ですが、DORADOらしい低域番長さは残しつつ、細部が明瞭でとにかくアレンジが見えるのが特徴だと思います。
ただ若干ドライなところはあるので、リスニング向きのCampfire Audioがややモニター寄りになった感もあります。
ボーカルの機微が明瞭に見通せたり、コーラスもこと細やかに捉えられて中域を重視した印象です。
DORADO側の特性も大いに関係しているとは思いますが、中低域はやや厚めでベースラインも見えやすいです。
高域のキツさは微塵もないので、その点ではリラックスして聴けるところは維持できています。

他のイヤホンで使ってみるのも試したいところですが、数もだいぶ整理したし出番としてはDORADOが多めなのでここで良いかな。
新しいイヤホンとかDAPなども気にならないわけではないのですけど、最近は試聴もできてないですし…。
いつかはAcoustuneのイヤホンも試聴くらいはしてみたいところですし、イヤーピースも気になってきているところです。
202月
Panasonicのネットワークハブ「PN28160K」をさらに追加してみました。

ちょっと前にも同じPanasonicの「PN28160」を追加してアライドテレシスとの間でSFP光アイソレートをやったわけですが、アライドテレシスのほうはどうも省電力モードからの接続復帰に数秒待たされることがあり、それでNASの接続が途切れたりネットワークを使うアプリがフリーズすることがありました。
Panasonicの出来も良かったことですし、ここは同じ機種を…と思ったのですが届いてみたらフロントパネルの色が違いました。

8ポートのは途中で色が変わったというのを見かけた記憶があったので今回もそれかと思いましたが、型番が微妙に変わってPoEに対応したんですね。
消費電力も減っているようですし、まあ新しいので良かったかも。

まるっとアライドテレシスを置き換える形で、2台の間はSFPポートで光接続です。
ポート数は十分足りているから1台にまとめてもそんなに大きな影響はないかもしれませんけどね。
肝心のスリープ後の回線回復はほぼタイムラグなしになって快適になりました。
あとは音質面ですけれど、まず前提としてPoEのない以前のものをオーディオ側に割り当てて今回のがNASやパソコン用です。
低域に重心が少し下がって穏やかになったようです。
ポート数が増えたのもあってLANターミネーターやLANアイソレーターの位置を少し試行錯誤してみました。
アイソレーターをDELA直近から外したほうが空間的な広がりは出るのですが雑味があります。
外したどうしでの比較でいうと、ハブのノイズ感としてはアライドテレシスのほうが少ない部分もあったかも。
アイソレーターは再び元の位置に戻してターミネーターの位置も少し調整すると、楽器の実体感が出て穏やかになりました。
ハープシコードの音色がさらに刺さらなくなって芯のある音色になってくれました。
楽器の位置関係が明瞭でブレが減ったのは内部クロックの精度や内部電源の質が良いのかもしれないですね。
パソコン側のハブの影響がどこまで及ぶのかは微妙なところではありますが。
再びハブ本来の性能のほうに話を戻しまして、SFP越しの速度はあまり速くはありません。
SFPモジュールとハブのどっちが原因かは不明ですが、そもそも転送速度が遅いDELAはさておきSoundgenicでも書き込みが遅い傾向が感じられます。
あとはもうSFPモジュール自体の見直しなんでしょうけど、Panasonicのは高いですし…。
楽曲コピーの頻度なんてそんなに多くないですし、パソコン側の通信速度や通常のNASは問題ないので、しばらくこのままの構成で行こうと思っています。
122月
Acoustuneの2pinケーブル「ARC21」を入手しました。

先日のARC31が思いのほか良好だったのと、2pinのリケーブルは全然持っていなかったのでちょっと試してみようかなと。
といっても2pinのイヤホンはOriolus Finschiくらいしか持ってないのでコレを純正から交換しました。
立派なケースに惹かれた部分もありますけどね。

音は想像以上の変化で、まるで別のイヤホンくらいに変わりました。
Finschi自体、その後にHifiにモデルチェンジして高純度銅線になったらしいので、元がちょっとクセ強めのケーブルだったとも言えるのでしょう。
そもそも音圧が上がったようで損失が少なくなったんだろうなという印象がします。
低域が厚めになりましたが、全体的な音の雰囲気としては意外と柔らかく音の広がりも良くなりました。
イヤホンそのものが1DDで高級モデルでもないですから超高解像度とはいきませんが、長く聴いていて耳疲れしないバランスでありつつ、細かな音のニュアンスもしっかり描写できるようになっています。
Forsteniも以前持っていてこういう傾向であるものの低域が薄めだったので、アレにも合いそうですね。
少し馴染んでくると高域も伸びてきましたが、その分、やや4kHz付近にキツさが出る場面もあるのもイヤホン側の特色が目立ったようにも感じられます。
中低域もやや盛ってあるので、そういう意味ではモニター用途よりリスニング向きですが、ベース領域が明瞭に出てくる傾向で楽しく聴けます。
音傾向はARC31とまたちょっと違いましたが、これもなかなか良いケーブルでした。
スピーカーは昼間が出番で夜はヘッドホン主体なので、イヤホンとなると出番は寝る直前くらいしかないのですけど楽しく聴けるのはやっぱりうれしいものです。
Acoustuneのイヤホンも気になっていますので、機会があれば試聴してみたいところです。
092月
VictorがTwitterで実施していたプレゼントキャンペーンで波佐見焼のペアマグカップが当選しました。

以前はよく懸賞に応募していた時期もありましたが、最近はなかなか当選しないので久しぶりですね。(ヨドバシさんのポータブルテレビ以来?)
Victorのロゴもオシャレですが、波佐見焼というあたりもかなりこだわりの一品です。

当然ながら日本製で、こういうこだわりはオーディオ製品でももっともっと生かしてもらいたいです。
本格据え置きオーディオへの再参入とかないのかな?
LaboratoryシリーズやSXなども人気でしたが、とりわけカートリッジとかターンテーブルなど出したら喜ぶファンは多そうです。
ちなみにVictorのロゴはさすがに入っていませんが、製造元のマルヒロさんで同じ形のマグカップは購入できるようです。
052月
AcoustuneのMMCXケーブル「ARC31」をゲットしてみました。

3.5mm3極タイプで今さら感もあるのですが、紗羅が愛用しているfinal E4000の付属ケーブルが断線気味になってきたため、なにか変わりになるケーブルを物色していて見つけました。
ちょっと緑化している部分があるのでお安くなっているのもありましたけどね。
ちなみに今のAcoustuneのイヤホンはPentaconn Earが主流になっています。

2重ツイスト構造を持つ8芯ケーブルを3重にシールドしたものだそうで、元々は結構な高級ケーブルです。
当初はそこもそんなに考慮しておらず、条件となったのは「3.5mm3極でイヤホン側にフックや金具がないこと」くらいです。
それが意外に選択肢としては少なくて、手持ちのものもほぼ該当せず、適合するとすればALO audioのPure Silver Litz IEM Cableやfinalのシルバーコートくらいでした。
そのあたりはもう他のイヤホンで使ってありますし。

単に条件を満たしたから選んだという消極的な理由からの導入でしたが、音は柔らかな感じで上位のE5000に近い雰囲気に仕上がって良好です。
それでいて楽器の分離はとても良く、気づかなかったような細かな描写はしっかりと浮かび上がってきます。
やや中低域寄りかなという印象はありますが、それもかえって聴き疲れせず良い塩梅です。
Acoustuneのイヤホンにもちょっと興味が湧いてきましたが、うちだとそこまでもうワイヤードイヤホンの出番は多くないのと試聴の機会が最近はめっきり減ってしまいましたので…。
でも同社の製品はこれからいろいろチェックしておきたいなと思った次第です。