• 262月

    みんぽすさんにお借りしているシグマのマクロレンズ「SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM」ですが、ぼちぼち返却時期が近づいてきて発送準備を済ませました。
    ただ、もうちょっと撮った写真があるので、作例紹介的にエントリーしておこうかと。

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    季節的に春まだ来、というところなのでどうしても室内や玄関先での撮影が多かったですが、やはりマクロレンズだけあって、春先に外で楽しめるレンズというのが本来の用途かと。
    ただ、手ぶれ補正があるのでちょっと暗いシーンでもOKなのは便利でした。
    室内での物撮りにも良さそうですが、焦点距離がやや長いのもあって被写界深度がやはりそれなりに浅いので、個人的には50mmのほうが扱いやすいかと思います。

    ただ、その焦点距離の長さが功を奏して、カメラ嫌いな愛犬などは撮りやすいです。
    こうなってくるともうマクロレンズではなく中焦点的な使い方ですが、小さめの動物だとそれなりのワーキングディスタンスが取れるメリットは非常に大きいのではないかと思います。

    もちろん、室外でもマクロだけでなく万能に活躍してくれます。
    35mm換算で160mm近い焦点距離ですが、意外と使いやすくて散歩にこれ一本という使い方も不可能ではないという感じでした。
    標準ズームにこれを足すという使い方も良いかもしれませんね。

    使い勝手も良好で、珍しく欠点を挙げるポイントもなかったほどです。
    ただ唯一の欠点はやっぱりお値段でしょうか。
    それでもニコン純正に比べればちょっとお得なお値段ですが、OSなしの廉価モデルなんかもあったら良いかな。
    特に、まだ出ていないソニーやペンタックス用でOSなしがあったら良いなぁと思います。

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    Filed under: Mono Fellows
    2012/02/26 7:00 pm | SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM レビュー4 はコメントを受け付けていません
  • 232月

    みんぽすさんにお借りしているシグマのマクロレンズ「SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM」ですが、今回は手持ちの「SIGMA 50mm F2.8 EX DG MACRO」と撮り比べてみました。

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    [ 105mm 作例 ]

    ただ、持ち歩く時間があまりなかったので、玄関の生花を撮ってみただけなんですけどね。
    何度か書いていますが、このレンズはNikon D300とのバランスも良く、グリップしやすくて、ほんとに撮りやすいレンズです。

    [ 50mm 作例 ]

    50mmのほうは長く愛用していますから、こちらはこちらで慣れたものです。
    ただ、画角の違いもあり、後ろのボケの処理などは105mmのほうがやりやすいですね。
    また、このレンズのクセでもある二線ボケの傾向がやや出ていて、105mmのほうが自然な仕上がりがやさしい印象です。

    [ 50mm 作例 ]

    また、50mmではしっかり撮ったつもりでも、手持ちでは微妙に手ブレしてしまうケースがあります。
    その点、105mmのほうはOSがしっかりサポートしてくれますから、画角の差があっても105mmのほうが失敗が少ないという良さを感じました。

    [ 105mm 作例 ]

    とはいえ、全面的に良いことばかりではなく、画角の違いから被写界深度は明らかに薄くなります。
    AFはHSMで高速ですが、マクロ域ではやはり万能ではありません。
    しっかりと被写界深度を出し、狙った位置にピントを持ってくるとなると、50mmのほうが気楽というところもあるかもしれません。

    最後にもう一例、105mmと50mmの比較を載せておきますが、この2本があればマクロはもう完璧かな。
    以前お借りした70mmも素晴らしいレンズでしたが、個人的には2本目のマクロには、この105mmがオススメです。
    まだ一本もマクロレンズがない…という方には、廉価な50mmがオススメですけどね。

    [ 105mm 作例 ]

    [ 50mm 作例 ]

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    Filed under: Mono Fellows
    2012/02/23 7:00 pm | SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM レビュー3 はコメントを受け付けていません
  • 212月

    みんぽすさんにお借りしているシグマのマクロレンズ「SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM」ですが、今度は梅の花を撮りに持ちだしてみました。

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    撮り始めてすぐに感じるのは、とにかく撮りやすい、という点です。
    ワーキングディスタンスがしっかり取れますし、AFも高速ですし、ほどほどに大きな鏡胴で持ちやすさもしっかりでD300との相性はバツグンです。

    あえて言えば、かなり近接域でのAFはたまにダンマリになって外しっぱなしになることがありますが、それはどちらかと言うとD300のほうのAF性能の問題かと。
    一部MFでも撮りましたが、かなり浅い被写界深度ではむしろAFのほうが外しづらかった印象でしたし、AFのみでも十分撮っていけると思います。

    また、70mmマクロや85mmなどをお借りしてNikon D300で使った場合にアンダーな露出になる傾向を感じたことがありましたが、今回はほとんどそれを感じることはありませんでした。
    D300のほうは何も変わっていませんから、シグマさんのレンズ側で多少の調整が入ったのかな?

    今回は8-16mmといっしょに持ちだしたので180mmマクロや50mmマクロとの比較はできませんでした。
    もうちょっと時間がありますから、機会があればそれらをまとめて持ち出して比較できたらなぁと思っていますが、さてどうなるかな。

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    Filed under: Mono Fellows
    2012/02/21 11:40 am | SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM レビュー2 はコメントを受け付けていません
  • 202月

    みんぽすさんにお借りしているシグマの超広角ズームレンズ「SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM」ですが、軽くお散歩に持ち歩いてみました。

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    なにぶん超広角ですから、扱いに慣れるまでにまだまだ掛かりそうというのが正直なところです。
    最初はぐっと寄って撮ることを想定していたのですが、最短撮影距離が思ったほどではなく、近接での周辺の流れもやや滲んだ感じがあるので、それほどそっちは適した感じではないかな。
    むしろ、かなり低い位置でカメラを構えて、ちょうどワンコの目線くらいで撮ると面白いかも。

    逆にやや円形寄りのシーンはわりと普通のレンズと同じ感覚で使えます。
    ワイド端の12mm相当でも歪みが少ないですし、さらにLightroomのレンズ補正を使えば、単焦点並みの描写をしてくれます。

    室内でも発表会とか思ったような距離が取れない場所で全景を押さえたい場合などにも良いかも。
    ただやはり超広角だけに常用レンズとなりづらいのは当然とは言え、ちょっと残念かな。
    もちろん、テレ端のほうならそこそこ一般的な広角の範囲内ですし、もうちょっと都会のスナップとかのほうが合っているかもしれません。

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    Filed under: Mono Fellows
    2012/02/20 7:00 pm | SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM レビュー2 はコメントを受け付けていません
  • 182月

    先日は8-16mmを試写してみましたが、もう一本、みんぽすさんにレンズをお借りしています。
    こちらもシグマさんのマクロレンズ「SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM」です。

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    私も50mmと180mmのシグマさんのマクロを持っていますが、今回のはその中間にあたる焦点域になります。
    180mmは非常に大きなワーキングディスタンスが取れ、ハッとする写真を生み出してくれる長玉ですが、さすがに長すぎて気軽に持ち出すのはなかなか大変です。
    また、手ぶれ補正機能もありませんから、手ブレでの失敗も量産しがちなんですよねぇ。
    その点、今回の105mmは手ぶれ補正機能もあり、HSMで静粛で高速なAFもできて、かなり便利でした。

    描写はやはり素晴らしくシャープで、コントラストもしっかりしつつ、しっとりとした質感も出してくれるあたり、180mmマクロに近いものを感じます。
    光学性能だけでいえば、以前お借りした70mmも超えて、私が使ったシグマさんのマクロの中では最高ではないかな。

    マクロ撮影というとMFで撮らざるを得ないシーンもかなり多いですが、個人的には気楽にAF撮影するのも良いと思っています。
    こうでなくてはダメ、というのではなく、スナップ的な近接撮影も良いんじゃないかと思うんですよね。
    ただ、やはり暗いシーンなどでは得意のHSMも迷ってしまうということは何度かありました。
    Nikon D300側のAFセンサーがオバカさんなところもあるんだと思いますが、そういう時は鏡胴に用意された大きなスイッチで簡単にMFに切り替えできるのも良い設計だと感じました。

    そもそもマクロ好きな私ですが、このレンズはほんとに楽しいです。
    APS-Cだと150mmあたりの焦点距離相当になりますが、それでも画角が狭いなぁと感じるシーンはそれほど多くなくて、あと一本、コンパクトな広角レンズを持っていれば、スナップ的な撮影には十分な感じでした。
    もちろん、フルサイズでの使用にも十分応えてくれるはずで、もうすぐ登場するNikon D800での使用も良いのではないでしょうか。

    なお次回以降、手持ちの50mm、180mmとの比較撮影もしてみたいと思いますが、楽しすぎて普通の撮影レポートになってしまうかもしれませんが、その時はご了承くださいませ。

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    Filed under: Mono Fellows
    2012/02/18 4:40 pm | SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM レビュー1 はコメントを受け付けていません
  • 182月

    みんぽすさんにお借りしたiPhone用コンパクトヘッドフォンアンプ「Deff Deep Bass」ですが、そろそろ音も落ち着いて来ましたし、音質関係のレビューをしてみようかと。

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    まずはイヤホンでの音質変化を試してみます。
    最初にDeep Bassと相性が良いと感じたオーディオテクニカの「ATH-CKM55」から。
    このイヤホンの、ちょっとキラキラ気味の高域と合わさり、ほどよいドンシャリ感で楽しいサウンドになります。
    それでいて聴き飽きない歪みの少ない音色をキープしているのが良いところですね。

    これをortofonの「e-q5」に替えてみると、さすがにちょっと低域過剰の印象です。
    それでもバランスはそれほど大きくは崩れません。
    歪みが少ないから、低域の量が増えても嫌味が少ないのかもしれませんね。
    ただ、どちらのイヤホンが向いてるかというとやはりCKM55のほうで、もうちょっと低域が欲しいなぁというイヤホンで使うのがオススメかと。

    次に他のヘッドホンアンプとの比較をしてみます。
    まずはちょっと土台が違いますけど、JAVSの据え置き型「DAC-2 MARCH」と比べてみます。
    なお、この際の音源はND-S1経由でiPod touchを使用しました。

    「DAC-2 MARCH」にe-Q5をつなぐと、さすがに純度の高い音を聴かせてくれます。
    ただ、ちょっと純度を意識しすぎ、滑らかさに欠けるところもあり、まるでレコーディングスタジオのモニターをしているような印象もあります。
    ATH-CKM55にすると素のiPod touchで聴く時の感触に近いですが、低域はやはり安定感があり、音のフォーカスがしっかりしているのをはっきり聞きとることができます。

    続いてこの感想も新鮮なうちに、Deep Bassに切り替えてみます。
    e-Q5ではDAC-2 MARCHと比べればやはり音が濁りますが、ギターやピアノにはほどよいライブ感が出ます。
    高純度という方向とは違いますが、ライブでPAスピーカーから出てくるような音というとわかっていただけるかと。

    ATH-CKM55にするとベースはやはりややブースト過ぎですが、やはりライブっぽいサウンドです。
    ボーカルやアコーディオンは艶やかになり、こちらも良い意味で臨場感のある雑味が加わります。
    全般的にある意味、モニター的な音作りのDAC-2 MARCHとは対極の音作りかもしれません。
    ただ、むしろライブ好きやバンドをやってる方には非常にウケるのではないでしょうか。
    iPod系のやや冷たいサウンドが苦手という方にはかなりオススメできると思います。

    なお、iBasso D2+ Hj Boaでも試しましたが、こちらは高域がやや耳障りな印象がありますが、音の広がりはある感じです。
    イヤホンの性質をそのまま出すタイプで、ややDAC-2 MARCH寄りなものの、音質だけで評価するとDeep Bassと中間的な位置かなと感じました。
    コストパフォーマンスやサイズを考えると、やはりDepp Bassはかなり健闘しているといって良いのではないでしょうか。

    ただやはり、低域の特徴的な盛り上がりはちょっとジャンルやイヤホンを選ぶ傾向があるかと。
    ほんとはこれを調整できる機能なり、専用アプリなりがあったらベストなんですけどね。
    代わりにSonicMax Pro SonicMax Pro - BBE Sound, Inc.でイコライジング(といってもBBE)してみた結果がこんな感じです。

    グライコとは違うので完全にフラットにできるわけではありませんが、程々に高域も華やかにすることでドンシャリに多少はなりつつも音場感をさらに広げられる結果となりました。
    どちらもライブ感重視という意味でも、BBEとDeep Bassの相性は良いのではないかなぁという印象です。
    ただやはり純正で一発効果で使えるアプリはやっぱり欲しいところですねぇ。
    なお、グライコも別アプリで試しましたが、500Hzあたりから40Hzくらいまでかなり広範囲にブーストされている感じでした。

    すでにヘッドフォンアンプを持っている私にはそれを追いやってまで導入するかと言われると、低域のクセなどもあってちょっと微妙かも。
    ただ、iPhoneやiPod touch単体で使われていて、低域不足に悩んでいらっしゃる方なら選択肢としては十分かと。
    あとは専用アプリ(or Boost On/Offスイッチ)とお値段があとちょっと安ければ(できれば5000円くらい)、ベストなチョイスになりうるのではないかと感じています。

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    Filed under: Mono Fellows
    2012/02/18 8:45 am | Deff Deep Bass レビュー 比較試聴編 はコメントを受け付けていません