149月
みんぽすさんからシグマの望遠系マクロレンズ「APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM」をお借りしたので、室内やお散歩で軽く試し撮りしてみました。
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随分前に廃番になった「APO MACRO 180mm F2.8」はニコン用とシグマSA用を持っていますが、それに比べるとだいぶコンパクトです。
その辺りはまた並べて比較した写真を撮ってみたいと思いますが、このサイズならぎりぎり普通サイズのカメラバッグでも持ち出せないことはない、という感じです。
APS-Cで使うと225mm相当ですから、それなりに撮るターゲットを考えないといけませんけどね。
散歩中もずっと首から下げて歩きましたが、重さについても意外に気になりませんでした。
レンズだけで1150gもあるわけですけど、新鮮に撮れる楽しさがあるからでしょうね。
ただ、レンズに付いている三脚座は歩くときに体にぶつかって、ちょっと邪魔だったかな。
横に移動させることもできるのですが、正面から見て右に回すとレンズのMFやOSの切り替えがやりづらくなりますし、左に回すとカメラのグリップが持ちづらくなるのが難点です。
取り外しも可能なので、お気軽撮影には重量も含めて外しておくのが良いかもしれません。
オオスカシバは動きが早いのでちょっとブレ気味ですが、レンズ自体は手ぶれ補正のおかげもあり、普通の焦点域のマクロレンズのような感覚で使えます。
とはいえ、シャッタースピードはそれなりに遅くなりますし、ビシッとした絵を得るなら焦点距離とほぼ同じ、1/125秒くらいには留めたほうが良さそうな印象でした。
ちなみにこのレンズといえば、「エントロピー変化ブログ」のYoshiさんの愛用レンズでもありまして、私の下手な作例よりも断然参考になるかと思います。
なお、次回以降は手持ちのマクロレンズとの外観比較や、このレンズに合った被写体を探しつつ撮った写真を紹介できればと思っています。
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268月
みんぽすさんにお借りしているシグマの標準単焦点レンズ「50mm F1.4 EX DG HSM」ですが、先日のドライブで風景撮影も試してみました。
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以前のレビューの際にも書いた通り、本体はSONY α700です。
日差しが強烈だったこともあり、かなり絞っての撮影でしたが、さすがに最新レンズだけに非常にシャープです。
α700の解像感のほうが明らかにボトルネックになっていますね。
自分でこのレンズをゲットするなら、SD1 Merrillで使ってみたいかも。
格がさすがに違いますが、予備で持って行ってたGRD3の写真とも比べてみましょう。
まずはα700+50mm F1.4 EX DG HSMです。
[α700 + SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM]
[GR DIGITAL III]
当然、画角等、全く違いますが、かなりハイコントラストでシャープなGRD3でもレンズ性能ではやっぱり大口径レンズにはかないません。
とりわけ、色の抜けが良い印象がありました。
だいぶ前にSD14をお借りした時にも感じた雲の描写について、今回のレンズでも同様の傾向を感じます。
等倍で見ればα700の限界が見えてきますが、雲の質感にリアリティがあるんですよね。
当時やDP1で撮った時には「これこそFOVEONの実力だ」と思っていたのですが、どうやらレンズ側の性能による部分も大きいのではないかな。
これでますますSDシリーズが欲しくなってくるわけですけどね。
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188月
みんぽすさんにお借りしているシグマの標準単焦点レンズ「SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM」ですが、手持ちのミノルタの同じ50mm F1.4と撮り比べてみました。
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上がシグマ、下がミノルタで撮影したものです。
[SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM]
[MINOLTA 50mm F1.4]
写真はそれぞれプログラムAEで撮影し、LightroomでRAW現像しています。
やはりレンズの特徴がしっかり出ている印象ですね。
シグマは非常にシャープで発色が良く現代的なレンズですし、ミノルタはさすがに年代を感じるレンズ性能ではありますが、ボケ味は柔らかく、これはこれで使いこなし次第かという感じです。
なお、以前感じたシグマのレンズで露出がオーバー気味になる点ですが、今回からは中央重点測光にしたこともあってか、そうした傾向は見受けられませんでした。
さらにレンズ性能を体感するのは逆光など、レンズに厳しい条件での撮影です。
[SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM]
[MINOLTA 50mm F1.4]
シグマのほうはごく普通に見た通りの映像を刻んでくれます。
対してミノルタではもう破綻寸前でして、RAW現像でコントラストを上げたり、トーンを整えたりしないと使い物にならない状態でした。
1985年あたりの発売で、デジタル対応でもなんでもないレンズではさすがに分が悪すぎるのでしょうけれど、これまでにいろんなレンズを使った経験からもしてもコントラストと発色の良さをどんな条件でもしっかり発揮できるのは、このシグマさんのレンズの性能の高さを物語っていると思います。
あと、発色の傾向がなんとなくCarl Zeissに似ているような気もします。
それもおそらく基本性能の高さゆえのものなのでしょう。
見慣れた風景も美しく切り取ってくれますから、撮影も進むというものです。
暑さと機材の重さを除けば、ですけどね。
その重さですが、ミノルタのレンズは235gと、AFレンズとしてはかなり軽量なものです。
対してシグマのほうは505gと、なかなかしっかりした重さで、カメラバッグにちょっと入れておこう、というのには少し大きいかな。
もちろん、ミノルタはAFモーターはカメラ側のものを使っていますから、単純に比較はできませんが。
今はズームレンズがどうしても主流ですし、ここは性能を維持しつつコンパクト(しかも廉価(にした50mm F1.8あたりもラインアップしてくれたら良いなぁ。
もちろん、さらにハイスピードなF1.2などもあれば、標準レンズ好きな私としては、さらに楽しみが広がりますが、こっちは個人的な趣味に走りすぎですね。
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048月
毎度ありがたいことに、みんぽすさんからシグマの標準レンズ「50mm F1.4 EX DG HSM」をお借りしました。
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実は以前にもこのレンズはお借りしていますが、当時はSD14といっしょにお借りしたんですよね。
写真をご覧の通り、今回はソニーαマウントです。
これまでNikon Fマウントがメインでしたので、α700で試すのは初めてです。
まずはいちばん身近な愛犬ジョブから撮ってみますが、D300に最近のシグマレンズを付けた時と似た感じでちょっとだけ露出オーバー寄りの傾向があります。(上の写真は-0.3EVしてあります。)
ニコンのカメラ側の問題なのかなぁと思ってましたが、シグマさんのF値のとり方がそういう位置づけなのかも。
なお通常は評価測光にしてありますが、周辺減光が少ないことなどが影響しているのかなぁ。
今度は中央重点測光で試してみようと思います。
α700は普段、室内の物撮りで活躍することが多いので、次も身近でいつも撮っている夕飯を撮ってみました。
最短撮影距離は45cmと、50mmのレンズとして標準的な感じですが、ボケも美しく美味しそうに撮れてるようですね。
外にもちょっと持ちだしてみましたが、シグマさんらしいシャープでありつつ、階調がしっかり残る描写をしてくれています。
α700とD300はたしかほぼ同じような撮像素子だったかと思いますが、普段はα700はやや軟調になる傾向があるんですよね。
でも、このレンズを通すことで、そこにシャープさが加わり、オールマイティな使い勝手になってくれる気がします。
今回はとりあえずテストドライブという感じでしたが、手持ちの50mmではミノルタの50mm F1.4と50mm F2.8マクロがありますので、今度はそれらと撮り比べてつつ、もっと本格的に使ってみたいと思っています。
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137月
みんぽすさんからお借りしているFUJIFILMの高倍率ズーム機「X-S1」ですが、ひと通りの確認もしたので、普通に持ち歩いて撮影してみました。
普段、他の手持ちのカメラで使うのと同じ感覚で、RAWを中心に撮ってみましたが、やはり素子がちょっと小さいせいか、ノイズは多めだなぁという印象です。
高倍率ズームということもあり、いつもよりはテレ寄りで撮りがちなんですが、そうなるとどうしてもISO感度が上がるという傾向もあるのかも。
その代わり、普段ではちょっと遠くて諦めてしまう被写体も捉えられるというメリットも大きいわけで、そのあたりはバーターでしょうか。
手ぶれ補正の効きは結果の画像を見る限りではなかなか優秀なのですが、数値上の補正効果は最近の他の機種に比べるとやや平凡なスペックかもしれません。
近くを撮影するという点でマクロも試してみました。
マクロ撮影については、マクロモードとスーパーマクロモードが用意されています。
マクロモードは広角で約7cmから3.0m、望遠で約2mから3.5mを、スーパーマクロは広角端固定で約1cmから1mまでをカバーします。
広角端は24mm相当になるので、ワーキングディスタンスを考えると普通のマクロモードのほうが使う頻度は高かったです。
ただ、最近の他の機種と比べると、どうも合焦が遅く、合いづらい印象がありました。
ピントが合ってしまえば非常にシャープなんですが、もう少し速いと良いかなという気がします。
全般的には以前からのネオ一眼の進化系という印象です。
最近はデジタル一眼レフやミラーレスも小型化してきていますが、これだけの焦点域をカバーするレンズを用意するとなると、結局かなりの荷物になってしまいます。
また、高倍率ズームレンズでもマクロ性能はここまで強力ではないですから、そうなるとさらにマクロレンズまで必要になってしまいます。
それらがすべてオールインワンで使えるというのは、カメラのハードウェアよりも撮影自体に集中したい方には良いのではないでしょうか。
ただ、ノイズの削減とマクロ域での合焦スピードあたりはもう一踏ん張りしてほしいかなぁと感じました。
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017月
みんぽすさんからお借りしている富士フイルムの高倍率ズーム機「X-S1」ですが、まずは気になる望遠側の試写をしてみました。
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この機種はRAWでの撮影が可能ですので、RAW+JPEGの設定でテレ端の624mm相当で撮ってみましたが、上の写真はJPEG撮って出しです。
なお、JPEGは3:2に設定しましたが、RAWのほうは常に4:3で記録されるようで、Lightroomで現像すると下のような感じになりました。
等倍で見るとノイズも先鋭さもやはりAPS-Cクラスのカメラとはちょっと違いがあります。
また、これだけの望遠ですから手ぶれ補正だけでは限界があり、ISO感度もそれなりに上がってきます。
最初はISO800で撮っていましたが、歩留まりがやや悪いので、上の写真ですとISO1000になっています。
2/3型とネオ一眼にしては大きめの素子ではあるのですが、できれば画質的にはISO800に抑えたいところかな。
あと、EVFでの撮影時、テレ端では画面周辺部の収差が目立つ印象がありました。
実際に撮れた写真はその時の印象ほど収差が出ておらず、内部的に補正が入ってるのかも。
これだけの高倍率ズームですから、全てを光学的に解決するのは厳しいでしょうし、その辺りは仕方ないところかも。
ただ、MFで周囲のピント合わせをしようとすると、ちょっとやりづらいケースがあるかもしれません。
そして、さらにそのテレ端を活かす技術「超解像ズーム」も試してみました。
超解像ズームには1.4xと2.0xがありますが、ここは寄れること優先で2.0xをチョイスしました。
さらに倍の1248mm相当という未知の世界に突入します。
この望遠域では被写体を追いかけるのも大変ですが、写りは思った以上にシャープです。
この場合もEVFでは当初、デジタルズームっぽいガタガタした絵が見えますが、実際に撮れた写真は滑らかに超解像処理がされたものになります。
ただ唯一の欠点はRAWでの撮影ができないところです。
RAW+JPEGになっていると、そもそも超解像ズーム自体が選べない状態になります。
できればRAW+JPEGでも超解像ズームが使えて、JPEGは超解像ズームで、RAWは元画像でと使えたら便利かも。
そもそもEVF上は拡大表示せず、拡大前の周囲も見える状態で追えたら、被写体も捉えやすくなるかもしれません。
とはいえ、これだけの望遠域というのを手持ちで楽しめる機器はそうそうあるものではありません。
デジタル一眼レフだったら、それこそ巨大&高額なレンズを持ちださなくてはいけませんしね。
これ一台のみで色んな被写体を撮ってみたい方には、結構良い選択肢になるのではないでしょうか。
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