みんぽすさんからフジの3Dカメラ「FinePix REAL 3D W3」をお借りしました。
以前のW1の実機を見た時は想像よりも大きくて、ちょっとびっくりしたんですが、W3はバッテリーもちょっと小型のF60fdなどと同じものになって、Zシリーズとまではいかないものの、iPhoneを厚くしたような感じになりました。
我が家で使う上でのひとつの問題はMacでステレオ写真を扱う部分かと。
3Dで撮った写真はMPOというファイル形式になりますが、これはRICOHでも採用されていて、RICOHから配布されている「VM-1」というソフトでも2Dでは表示可能です。
また、私が普段使っているXeeも2D表示は問題なくできています。
しかし、3Dで扱うとなると、とたんに選択肢が限られてきます。
調べてみた限り、無料のソフトだと、StereoSplicerが唯一かと。
現状まだベータ版ではありますが、左右の画像の取り出しやアナグリフ表示、交差法、平行法の画像を書きだすことができて、実用上はこれで十分かと。
これで出力したアナグリフと平行法の画像を貼ってみます。
ただ、以前作ってみたアニメーションGIFで作ったぱたぱたアニメは上記のソフトでは直接は作成できません。
左右の画像が出力されてますから、そこから別のアプリで作ることも可能ですが、やっぱり面倒ですからねぇ。
この分野だと、Windowsでは「ステレオフォトメーカー」というフリーソフトが有名です。
残念ながらMac版はありませんが、これをWineで動かしちゃおうと試してみたら、ばっちり動いてくれました。
動作は多少遅いですけど、そこさえ我慢すれば、動作は安定しているようです。
なお、WineのセットアップにはWineBottlerを使っています。
撮影距離が短いと左右のずれが大きくなりすぎてる場合がありますが、その時も「簡単位置調整」という機能で、文字通り簡単に調整できます。
ずれを合わせた分、横幅が狭くなりますが、無駄な余白も自動的にカットされるので、非常にらくちんです。
懸念だったアニメーションGIFも、「左右画像をアニメーション保存」で一発です。
シャッターを押すだけで撮れる気軽さですから、閲覧にあまり手間がかかるのは困りますからね。
ここまで環境が整えば、Macでも十分使えるようになりました。
ただ、あくまでも擬似的なもので本当の3D表示をご覧いただけないのが残念です。
FinePix REAL 3D W3本体では撮ってすぐに3Dで画像を確認でき、こればかりは店頭で確認していただくのが良いかと。
ちょっと目が疲れる感じはありますが、あまり近くで見ずに少し離して見ると自然な3D表示が楽しめます。
また、2つのレンズの視差を利用してる関係上、被写体も適度な距離、具体的には1mくらいの距離があるほうが良いような気がします。
撮影後の表示については、いっしょにお借りしてるフォトビューワー「FinePix REAL 3D V1」という強い味方があります。
また、「FUJIFILM 3D プリント」もありますから、次回以降、こちらもレビューしてみたいと思います。
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2 Responses
8月 18th, 2011 at 11:57 PM
W1は出てすぐ買ったけど、数回使ってこれはいらないないぁと(笑)
大きいけどそれほど使いにくさはなかったです
うっかり指を写すくらいでしょうかね
8月 19th, 2011 at 11:27 PM
SKY ONEさん、コメントありがとうございます。
相変わらず指が写り込みやすいようです。
おそらく屈曲系を縦に配置してるでしょうから、レイアウト上の制約もあるのでしょうね。