039月
Twitterのタイムラインで「Mac miniにマイクがついてない事に今更気づいた。」というのを変デジ研究所所長のmonestarさんが見かけて、そういえばたしかiPhone標準添付のマイク付きイヤホンが使えたのでは?と思い出しました。
ただ、ググってみるとMac miniにはマイクアンプがない…といった記述が多く見られるんですよね。
たしかにMac miniのLINE IN端子は文字通りライン入力で、ここにマイクを繋いでも音が小さすぎて使い物になりません。
マイク付きイヤホンを挿すのはLINE OUTのほうなんですよね。
別にiPhone添付に限らず、4P端子のマイク付きイヤホンなら大丈夫なはずです。
それでもまだ自信がなかったので、手持ちのMac mini Mid 2011で確認してみました。
イヤホンマイクをヘッドフォン端子に挿すと、Audio MIDI設定の画面に「内蔵マイク」(ソースのところは外部マイク)がご覧のとおり、出てきます。
念には念を入れて、Audacityでマイクからの音声を録音してみましたが、音量が不足することもなくちゃんと録音できました。
Mac miniに限った話ではなく他のMacでも使える技かもしれませんが、世代やモデルによっては対応してない可能性もありそうですから、そこは各自チャレンジということで。
もしこの方法が使えないとすると、Amazonあたりで「USBマイク」と検索すればUSBで追加できるマイクがたくさん見つかります。
また、上の方法では標準音声出力もヘッドフォン側になってしまいますから、それでは都合が悪い場合も同様に別途マイクを用意したほうが良いですね。
あと、こちらは試してませんが、プロファイルが対応していればBluetoothヘッドセットという手もありそうです。
158月
以前、Public Betaの時にも紹介したMac用の音楽再生ソフト「VOX」が少し前に正式版になって登場しています。
通常の再生画面は相変わらずシンプルでPublic Betaの時とほとんど変わってないですが、プレイリストの保存アイコンが微妙に増えていたりしますし、初回起動時にチュートリアルが用意されるなど、細かい部分が充実しています。
FLACにも対応しているので、試しにハイレゾ音源を再生してみましたが、X-DDCの表示を見ると当初、44.1kHzのままで「あれ?」という感じに。
その後、PreferencesのAudioで「Synchronize sample rate with application」をチェックして再起動すると、曲に合わせてサンプルレートが変化するようになりました。
ちょっと表記が分かりづらいですし、前回も書いたとおりアップサンプリング機能もないのはオーディオ的な視点から見ると寂しいかな。
そもそも、これでbitperfectなのかも不明ですし。
元々そういう観点のプレーヤーソフトではないのでしょうけどね。
ただ、iTunesとの親和性も高く、メインウィンドウを閉じてしまってメニューバーのみで操作可能など、軽量なプレーヤーを探してる方には結構オススメかと。
オーディオ的な発想ではないものの、音質的にもなかなか良い感じですしね。
逆にAudirvana PlusもUIのデザインについては見習ってほしい部分もあるくらいです。
138月
スピーカー周りのスペースをちょっと整理していてMac miniの場所を移動させたのですが、以前も苦労したBluetooth感度の低下がまた発生してしまいました。
Mac miniのBluetoothアンテナはどうやら本体上面にあるらしく、マウスよりも高い位置にMac miniを設置するとどうも感度が低下しやすいようなんですよね。
それに最近の暑さもあって、Mac miniの上に物は置けないですし、下もかなりの発熱になることもあって、それならいっそのこと縦置きしてしまえば良いのではと思い立ちました。
ちょうど良い具合に片づけの際にタイムリーの3.5インチHDDケースに付いていた縦置きスタンドが見つけてあったので、これに挿してみたらピッタリ。
挿す部分の両側にフェルトが貼ってあって、ある程度幅の誤差を吸収してくれるおかげもありそうです。
ただ、足部分の横幅がちょっと狭くて倒れると怖いので、スタンドの底に両面テープを貼って鉄板に貼り付けておきました。
まな板起きやナプキンホルダーなどで縦置きしてるというのは見かけたことがありましたけど、縦置きは思いのほか良いですね。
肝心のBluetooth感度も低い時に-72〜-65dBmくらいをウロウロしていたものが、縦置きで-65〜-52dBmくらいに向上しました。
もちろん、本体上面がマウスのほうを向くように立てたわけですけどね。
副産物でCPU温度もアイドル時で60℃くらいになってたものが52℃前後で落ち着きました。
内蔵HDDへの負担は大丈夫かなぁという気もしますが、TimeMachineも稼働させていますし、そのうちSSDに置き換えても良いかなと思ってるところです。
017月
クマデジタルさんが新たに導入されたiMacでキーボードのチャタリングに苦労されてるようで。
うちもMac miniにした当初、Magic Mouseの反応が悪くなるというトラブルがありましたが、どちらもおそらくBluetooth絡みの問題っぽいですねぇ。
うちの場合は強度が弱いだけだったので比較的対処しやすかったですけど、クマデジタルさんのところはもっと複雑なようで…。
以前も書いたように単純な電波強度であればシステム環境設定のBluetoothの項でOptionキーを押しておけば見ることができるんですが、さらにRSSIを呼び出せばグラフも出せるんだとか。
ただ、このグラフの更新頻度がそれほど高くないんですよねぇ。
それならXcodeで簡易に作っちゃおうかと思いましたが、調べてみると純正で「Hardware IO Tools for Xcode」というのが用意されていました。
要Apple IDだったのでもしかするとDeveloper登録が必要かもしれませんが。
で、この中に入ってる「Bluetooth Explorer」を使うと、システム環境設定よりももう少し詳細に(グラフの更新頻度も少しだけ高い)情報取得可能です。
DevicesメニューからConnection Quality Monitorを開いて、わざとマウスを近づけたり遠ざけたりしてみましたが、接続品質とか刻々と変化してるのが分かります。
また、「AFH Channel Map」というのを見ると周波数ホッピング(Adaptive Frequency Hopping)の様子も分かって干渉の度合いも観察できそうです。
これで見る限りではそこそこチャンネルが空いてるようにも見えますし、もっともっと細かいチェックができる機能もありますけど、そもそもユーザーにこれをチェックさせるのは無理がありますしねぇ。
ちなみにトラブル解決向け以外で面白いところでは、「apt-XをEnableに」なんて項目も見かけました。
元々が開発者向けのツールですし、どのハードウェアでもちゃんと機能するかどうかは未検証ですが、自己責任で試してみるのは良いかも。
それはともかくとして、結局このツールがあっても問題自体を解決はできないわけで、そこが厄介ですよねぇ。
肝心要の入力デバイスが思ったとおりに動かないとストレスも溜まるわけで、それを考えるとせめてキーボードはワイヤードのほうが良いのかも。
しかし、Appleから出てるワイヤードのキーボードは全部テンキー付きの大きめのサイズなんだとか。
他社製のも似たようなもので、小さいというとRealforceやHappy Hacking Keyboardとかになっちゃう感じです。
付属のキーボードも基本はワイヤレスで良いですが、トラブル時のためにもUSBでもつなげるようにしておいてもらえると助かるのですけどね。
017月
2006年にStart Macで当選したiMacですが、物持ち良く未だに紗羅が愛用しています。
ただ、さすがに老朽化は隠せないようで、どうも最近、熱暴走や原因不明の暴走もたまに起きるようになりました。
暑さも原因の一つだとは思いますが、やっぱりそろそろ寿命も近いのかなぁ。
そもそもメモリも上限の3GBですし、OSもLion止まりですから、ぼちぼち機種更新を考えないといけないかな。
候補としては以前も書いたように今度はノートという選択肢もアリだと思うので、そうなると13inchのMacBook Air辺りでしょうか。
急に壊れた場合などは価格的にMac miniをチョイスせざるを得ないですけど、キーボードやマウスなどは流用できるから別にそれでも良いかなぁ。
iMacのまま、というパターンもありますが、最新モデルはちょっと価格的に厳しいからそうなると中古になります。
それでも今さらCore 2 duoというのも厳しいですし、そうなると2010年モデル以降でしょうか。
すぐに壊れるというわけではないでしょうし、予備になる機種もありますから、ぼちぼちと検討を進めようと思います。
266月
Mac用の音楽プレーヤーアプリ「VOX」が以前から気になっていて公式版を待っていたんですが、なかなか公式版が出てこないのでPublic Betaを試してみることにしました。
公式サイトだと非常に重くて長めのティザームービーを見せられて、その後にメアド等を入力してダウンロードが可能になります。
MacUpdateあたりからダウンロードしたほうが気軽で良いかもしれませんね。
評判通り、美しくてシンプルなUIが特徴的なプレーヤーです。
Audirvana PlusやFideliaなど、Macには定評のある高音質プレーヤーソフトがありますが、どれも有料ですし、しかもデザインやUIに関してはあまり褒められた出来ではないというのもあって、その点ではMacらしいアプリだと思います。
ファイル形式としてFLACにもしっかり対応していますし、再生曲を通知センターやGrowlで表示させることもできます。
この他、last.fm対応やアートワークを自動検索してくれる機能などもあって、どちらかと言うとiTunes寄りの方向性ですね。
その分、高音質寄りの機能は少なめで、アップサンプリングの機能はありません。
ただ、出力デバイスはOS標準のほか、自由に選ぶことも可能ですし、グライコなどもあるので通常のニーズには十分でしょう。
実際の出音もAudirvana Plusと比較してみるとずいぶん違う感じで、VOXのほうはiTunesに近く、だいぶまろやかな印象です。
気軽に流すには良いかもしれませんが、そういう路線を求めるのはちょっと見当違いだったかも。
かなり長い期間、ベータ版のような気もしますが、すでに0.98bまで来ていますし、あとは公式版を待つのみという感じです。