262月
OS X Mavericksのアップデート「10.9.2」が登場したので、早速更新しておきました。
今回の更新内容は(公には)以下のとおりです。
・FaceTimeオーディオ通話の発着信機能を追加
・FaceTimeオーディオ通話およびビデオ通話での割込通話機能を追加
・iMessageの着信を送信者別にブロックする機能を追加
・“メール”の未開封メッセージ件数表示の正確性が向上
・”メール”で一部のプロバイダから新規メッセージが取得できない問題を修正
・Safariの自動入力の互換性を向上
・一部のMacでオーディオに歪みが生じる問題を修正
・SMB2によるファイルサーバ接続時の信頼性が向上
・VPN接続が解除される問題を修正
・“メール”とFinderのVoiceOverによる操作性が向上
実際には先日、iOSで発覚したSSLの脆弱性にも対処しているようです。
iOSは6と7に潜在してたみたいですが、OS Xは今のところ、10.9のみと考えておいて良いのかな?
また、Safariでもメモリ絡みの脆弱性があったようで、こちらはSafari 6と7で更新が掛かっていて、10.9.2の場合はSafariの更新も含まれているとのことです。
公式に挙がってる項目の中ではやっぱり「一部のMacでオーディオに歪みが生じる問題を修正」というのが気になります。
特に大きく体感するほどではないですが、そう言われると歪みが減ってるような気分になりますね。
以前からボリューム最大時にフルビット(最大音量)が入ると、なんとなく歪み感があるなぁと感じていたので、それが今回ので解消してたら良いなぁと思いますが、どうでしょうか。
また、これに関連するのかどうかは不明ですが、Audirvana PlusのDirect Modeで再生開始・終了時にプチノイズが出がちなんですけど、これが多少減ったような…。
まだきちんと確認できてないですし、MacやUSB-DACのハードウェアによっては出ないケースも多いみたいですけど、CoreAudio周りで結構大きな変更がなされているのかも。
とりあえずAudirvana PlusのDirect Modeはちゃんと動いてくれているようなので一安心です。
1712月
OS X Mavericksの最初のソフトウェアアップデート、10.9.1が公開されました。
修正内容は以下のとおりだそうで、それほど大きな変更でもなさそうです。
・OS X MailでのGmailサポートの改善と、カスタムGmail設定を利用しているユーザー向けのフィックス
・Mailの「Smart Mailboxes」と検索機能の信頼性の向上
・Mailで連絡先グループが適切に機能しない問題を修正
・「VoiceOver」が絵文字を含む文を読み上げられない問題を解決
・「iLife」および「iWork」アプリが英語以外のシステムでアップデートされない問題を修正
・複数のプロンプトが「ローカルアイテム」キーチェーンのロックを解除する可能性がある問題に対応
・日本語キーボードが過去に使用された言語を保持する可能性がある問題に対応
・連絡先グループ名がアドレスフィールドに追加されない問題を解決
・「Safari 7.0.1」を含む(VoiceOver、「Shared Links」(共有リンク)、一般的なウェブサイトとのフォームの互換性を修正)
感覚的にこれまではメジャーアップデートの後、わりとすぐに最初の更新が来ていた印象なんですが、今回は10/22のリリースからおよそ2ヶ月ほど経っていますね。
調べてみると10.8.1や10.7.1が約1ヶ月後、10.6.1は半月後くらいですから、やっぱり今回はゆっくりペースだったみたいです。
最初から安定していたという面もあるでしょうし、iOS7のほうで手一杯というところもあるのかも。
Mavericks本体とは直接関係ないんですが、Mavericksで動かなくなったUSB-DDCやUSB-DACがあるようです。
M2TECHの初代hiFaceやhiFace Evo、それらを内部で使っているROTEL RDD-06ですから、OS側の責任というわけでもないでしょうけど、未だに対応ドライバーが出てないというのは結構根が深い問題なんでしょうか。
また、サウンド絡みで言うとInteger modeも復活したんだとか。
私が気にしているサウンド関連でもこれだけ変化があるわけですから、それほど変わってないように見えても結構色々と手が入ってるのでしょう。
あと、うちのMac miniだけでマウスのドラッグが突然できなくなる問題がたまに発生するんですよね。
こうなってしまうとFinderの再起動をしてもダメで、とりあえずOS再起動させて復活させています。
これも調べてみるとXtraFinderを入れてある環境で発生してるらしいのですけど、うちには入ってないはずなんですよねぇ。
これが10.9.1で治ってたら良いなぁと思いますが、なにぶん極稀にしか起きないのでしばらく使ってみるしかない、というところです。
1011月
ずっと愛用しているMac用画像ビューア「Xee」がMavericksになってから(Mountain Lionから?)頻繁にハングするようになっていて、そういえば最近はバージョンアップがないなぁと思ってたら、新たにXee3にメジャーアップデートしていたので早速導入してみました。
なお今回からApp Store経由での配信(有料)となっています。
アイコンに若干の名残がありますが、アプリとしてはかなり別物になってるような印象です。
Exif情報の表示も以前は別ウィンドウでしたが、ウィンドウ右端に出る形に代わっています。
私が気に入っているポイントである、一旦開いた画像からフォルダ内画像へのキーボードでの切替え(キーカスタマイズも可能)はできるので基本的には代替になりますけどね。
さらにXee3では上下や左右のホイールで画像送りができるようになっていて、切り替わり時にはちゃんとエフェクトも掛かるので、こっちをメインで使うかも。
もう一つ、たまに使っていた画像の回転などはツールバーがなくなってメニューからの操作になりましたが、ちゃんと編集結果の保存もできます。
拡大・縮小もメニューやショートカットキーからになりましたから、できればツールバーも復活すると嬉しいのですけどね。
他にも表示スタイルがRegular、Dark、Blackから選べたり、画像のローディング待ちのエフェクトにSpinnerやTVノイズ(無しにもできる)が選択できるなど、新しいOSの雰囲気に合った感じに成長しています。
肝心の安定性についても今のところ、画像を表示し続けてもハングすることはなくなったようです。
以前から優れていたGPUを使った動作や表示の軽快さも健在ですし、今後も定番アプリとして活躍してくれそうです。
2410月
Mac用OSの最新バージョン、Mavericksこと、10.9が登場しました。
今回はいくらになるんだろう?、iTunes Cardを買ってチャージしておいたほうが良いかなぁ、とか考えていたら、まさかの無料。
もちろんMac以外にインストールできるわけではありませんが、Windows 8.1の存在も大きかったのかも。
裏読みすればそれほど大掛かりなアップデートでないというところもあるのかも、とか色々考えつつ、まずはMac miniにインストールしてみました。
紗羅のiMacは古すぎて入らないとはいえ、仕事で扱ってるマシンも入れると4台ほどになりますから、一度には無理ですからね。
なお、Mac miniでApp Storeから落としたインストーラーは一旦、Applicationフォルダに格納されます。
インストールが完了するとここからは消えてしまいますから、その前にどこか別の場所にコピーしておけば他のMacへのインストール時にはダウンロードの時間を省くことができて便利です。
インストールはMac miniだとやはり1時間以上、しっかり掛かりました。
起動してしまえばあとは見慣れた感じで、それほど違和感なく使えます。
期待通り、Finderにタブが付いたのが便利ですがタブの分離はドラッグでできるものの、戻す方は今のところ見た感じだとメニューバーの「ウインドウ」から「すべてのウインドウを統合」を選ぶしかないみたいなのがちょっと残念かな。
Dockには新しく追加されたアプリとしてマップとiBooksが勝手に追加されていました。
マップのほうは正直今さらな感じだったので、すぐにDockから削除しましたけどね。
iBooksは初回起動時にiTunesのライブラリからの移動が始まって、これが登録している冊数にもよる(うちはPDFを入れて200冊くらい)のでしょうけれど、そこそこ時間がかかります。
で、完了したところでマニュアルなどのPDFを開いてみたんですが、おもむろにAcrobatが起動してちょっとビックリ。
iBooks Storeで買ったものはアプリ内で開くようですけど、これはちょっと寂しいかな。
この辺で追加されたアプリはどうもiOSのほうをOSX側が追いかけている感じで、将来的には揃ってくるのかなと思いますけどね。
もう一つ気になったのはメモリの消費具合です。
アクティビティモニタ自体もかなり大きく変わっていて、エネルギーという項目が目新しい感じです。
インストール直後でSpotlightのインデックス生成が走っているから、というもありますけど、使用済みメモリが異常に多くてビックリします。
実際にはファイルキャッシュに割り当てられているようで、実際に使用されているのは以前と同じように2GBに満たない分量なんですけど、ファイルキャッシュ割り当て分量をカスタマイズできたりすると良いのですけどね。
最初にそれほど大きなアップデートでないのでは?とか書きましたけど、どうやら内部的には結構変わってるのかも。
拙作のMuteConやMBBInfなど、とりあえずいつも使ってるアプリはほぼ問題なく動いているようではありますが、ぼちぼちと細かいところまでチェックしていきつつ、他のマシンも徐々にアップデートしたいと思っています。
0410月
Macの次期バージョンOS、「OS X Mavericks」がGMになって開発者に公開されています。
まだ発売時期は好評されておらず「今秋提供予定」のままですが、Golden Masterになれば基本的にはほぼそのまま製品版になる予定ですから、今月中に出てきそうな感じですね。
今回のバージョンの動作環境は現行バージョンのMountain Lionと基本的に同じとのことです。
Mac miniがEarly 2009以降なのを除けば、他は2008年以降のモデルは全て大丈夫ですし、iMacやMacBook Proは2007年モデルでもOKのようです。
インストールする時点でSnow Leopard以降のシステムが入っていて、ストレージに8GBの空き容量があれば良いそうですから、まずはHDDを整理しておくところからでしょうか。
機能面ではマルチディスプレイ対応の強化や待望のタブ対応を果たすFinder、iOSにずいぶん遅れて登場するマップアプリといった感じでしょうか。
通知センター対応アプリを出してる身としては「インタラクティブ通知」が面白そうだなぁと思いますし、そろそろ新しいフリーソフトでも作ってみようかな。
その前に拙作のMuteConやMBBInfがちゃんと動くのか?という問題もありますけどね。
ちなみに、いつもOSが変わるたびに動かない、と話題(?)になってる印象の「宛名職人」は今回もご多分に漏れず、発売になったばかりのVer.20がアップデート対応予定なだけであとは全滅のようですから、年賀状印刷に必須な方は慌ててMavericksに更新しないほうが良いかもしれません。
反面、自宅のMacでいうと、Mountain Lionも入れられてないiMac Late 2006はさすがに買い替えを検討すべきところです。
Mac miniなら値上げがあったとはいってもそれなりに安いですけど、Mavericks登場後、ひっそりと新機種が出る怖さもあるんですよねぇ。
とりあえずはMavericksが出てから、動作条件としては結構ギリギリっぽいMacBook Air Late 2010での動作具合を見て決めても遅くないかなと思ってるところです。
269月
iPhoneのニュースの影でひっそりと、という印象ですが、iMacがアップデートしたそうで。
一番の違いはCPUにHaswellが搭載されたことでしょう。
昔なら何%速くなったみたいな部分で結構なニュースになったと思いますけど、なんとなく「ふーん、そうなんだ」くらいにしか感じなくなったのは、それほどCPUパワーを欲しなくなったからなぁ。
ただ、実際にはかなり違いがあるはずで、下位モデルでは内蔵グラフィックスが強化された恩恵も大きそうです。
上位モデルのGPUが軒並み、1GB、2GBというVRAM搭載なことにもちょっと驚きますが。
あとは802.11ac対応などが目を引くポイントですが、OSもまだ変わってないですし、ちょっと訴求ポイントが弱いのも否めないところです。
お値段も21.5inch、27inchモデルともに1万円ずつ値上がりしているのもそう感じさせるところでしょう。
一時は一番安いiMacは10万台だった時代もあったわけですし…。
そこまで書いておいてApple Storeで教職員割引が使えるのを思い出して調べてみたところ、最安モデルは5,000円引きなものの、その上は1万円引きみたいです。
これなら値上げ前の通常価格と同じになりますね。
以前も書きましたけど、学生さんや教職員はもちろん、PTAの役員さんも使えるので、購入検討中の方はぜひご活用ください。