038月
先日はPhotoshop CS5のHDRトーンを試しましたが、今度はフリーの簡単HDRソフト「HDRtist」を試してみました。
操作はとっても簡単で、HDRにしたい画像をウィンドウにドラッグ&ドロップし、あとは左下のスライダーでHDRの効き具合を調整するだけ。
複数枚のブラケット写真からでもOKですし、上の例のように1枚っきりのRAWからでも気軽にHDRが楽しめます。
ということで、先日、普通にLightroomで現像した写真をHDRtistで処理してみました。
(後処理でコントラストなどをちょっとだけLightroomで補正してます。)
ちなみに、普通にLightroomで現像すると、下のような感じです。
過度に効かせすぎなければ、最近のカメラに良く搭載されているダイナミックレンジ拡張のような効果も気軽に出せますね。
パラメータがシンプルすぎて凝ったことをやろうとすると限界はありますけど、HDR入門としては十分すぎるくらい、良くできたソフトかと。
NEX-5など、最近はカメラ本体にもHDR機能が一般的になりそうな感じですが、従来のモデルをお使いの方もこういう気軽なソフトで、ハードウェア処理以上の仕上がりが出せるので、試してみる価値はあるかと思います。
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307月
先日、近所で撮っておいた向日葵の写真を軽くRAWで現像して紗羅に見せたら、「もっと空を青くしたほうがいい」と言われたので、再現像してみました。
普段はLightroomを使っていて、青空をちょっと強調する場合にはブルーの輝度を下げることでお化粧するんですが、今回はそれだとお化粧不足のようです。
単純に彩度を上げる手もあるんですが、今回はPhotoshop CS5の「HDRトーン」を活用してみることにしました。
複数枚を使う「HDR Pro」もありますが、HDRトーンのほうは1枚の写真からHDRのような色調補正ができます。
RAWをシャドー・ハイライトをつぶれていない状態で簡易現像し、16bitで開きます。
あとは各パラメータをほどよく調整するだけの簡単さです。
で、実際にHDRトーンを使った写真を貼ってみましょう。
HDRトーン以外に色相や邪魔な電線も少し消していますが、JPEG撮って出し(下の写真)とでは、かなり印象が違うと思います。
まぁ、こうやって見比べると多少やりすぎのようにも感じますが、HDRっぽい不自然さは少ないですし、さじ加減も自由にできるので、結構使える機能ですね。
今後も普段はLightroomを使うと思いますが、たまにはPhotoshop CS5で多少のレタッチをしてみるのも良いかもなぁと思います。
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297月
FOVEON搭載のシグマのデジタル一眼レフカメラ「SD15」ですが、一部の個体がリコールされることになったようで。
http://www.sigma-photo.co.jp/news/info_100729.htm
症状としては、粒状性が荒くなってしまうものがあるんだそうです。
ただ、すべての個体で発生するわけではなく、対象となるのは国内出荷分ではわずか81台とのこと。
調整工程でパラメータを間違えて書き込んじゃったことが原因のようです。
該当ページでは個々の製造番号が列記されていますが、ここまで特定できるということはすべての測定結果を残してあったんでしょうね。
販売台数がそれほど多くないというのもあるのでしょうが、細かく製造管理してあるんですねぇ。
該当製品は無償で交換とのことですが、気づかずに使ってる方も多いかも。
全台回収できると良いですね。
私もSDシリーズはずっと気になっているんですが、なかなか手が届きませんねぇ。
台数を絞れば良いのですけど、どうも気が多くて…。
SD14の中古でも良いし、出物だけはチェックしておこうかな。
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287月
PENTAXのデジタル一眼レフカメラ「K-7」のファームウェアが1.10に更新されています。
変更内容は以下の通りだそうです。
・再生モードパレットに動画編集機能を追加
・画像モニターの撮影情報表示に電子水準器を追加
・露出モードMとXで、ファインダー内表示と表示パネルの露出計表示を水準器表示と両立するように
・カスタムイメージの画像仕上げに「リバーサルフィルム」を追加
・ライブビュー時のAF動作をシャッターボタンの半押しでもAF作動するように。また、合焦速度も向上
動画編集が本体でできるようになったのがメインのようですが、個人的には仕上げにリバーサルが追加になってるのが良さそうですね。
また、ライブビューの使い勝手が上がっているのも、かなりうれしいユーザーさんが多いのではないかと。
K-7発売以後、ミラーレスに話題が移った印象もありますが、一眼レフ好きな私としては、今でも憧れてる機種のひとつです。
特にM42やKマウントのオールドレンズで遊ぶのには最高のモデルですよね。
発売当初からすると、だいぶ価格も下がってますし、こうやってファームウェアの更新も積極的にやってくれているので、まだまだ注目すべき機種だと再確認しました。
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287月
先日、旧αの二機種が生産終了になったという発表があったばかりですが、そんな状況には逆行するかのように、旧α用に新レンズが3本もまとめて発表になりました。
まぁ、こっちも海外での発表ですけど。
APS-C用の「DT 35mm F1.8 SAM」とフルサイズ対応の「85mm F2.8 SAM」は比較的廉価なモデルのようです。
おそらく先行して出た50mmや30mmマクロのシリーズ展開なんでしょうね。
安いのは良いのだけど、プラスティックマウントはちょっとなぁ。
強度だけで考えれば、そんなに壊れるようなことはないんですけどねぇ。
個人的には85mmのほうが面白そうかも。
フルサイズでも使えますし、そもそも中古でも85mmは結構高いですしね。
もう一本はDistagon 24mm F2です。
そういえば、SONY αにはCarl Zeissがあるんですよね。
手持ちのものはすべてミノルタ時代のものばかりですから、なんとなく存在を忘れ気味でした。
海外ではこのレンズとソニーの知名度で結構シェアもあるようですから、まだまだ旧αも頑張れるかな?
っていうか、この「旧α」という呼び方をしなければNEXと区別しづらいのが、そもそも嫌だなぁと思う今日この頃です。
NEX自体を毛嫌いするつもりはないんですけどね。
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267月
NEXが登場して、従来のαはどうなるんだろう?とちょっと不安な部分もあるのですが、さらに懸念が広がる出来事が。
これまでエントリークラスに位置していたα380とα330が二機種とも国内向け生産を終了したんだとか。
海外では後継にあたる機種も発表されてるんですが、国内では未定のままで生産終了というのもねぇ。
これで現行機はα550とα900のみとなりました。
α900も海外では販売終了してるらしいという話も耳にしますし、思った以上のスピードで旧αは終息に向かうのかも。
現状はNEXの上位が旧αという位置づけにするということなんでしょうが、そもそも同じαという名前を引き継いでる時点で、「旧」と呼ばれる運命ですしね。
まぁ、今使ってるα700に不満もほとんどないですから、これが壊れるまではじっくり使ってあげて、その時点でどのマウントに移るかは考えますけどね。
ただ、せめてα700後継といわれてる機種くらいは出して、有終の美を飾って欲しいものだと思います。
個人的にはこっちよりα900のほうが欲しいですけどね。
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