0810月
今秋登場予定のPhotoshopプラグイン「HDR Efex Pro」のデモ版があったので、早速試してみました。
15日間の短い体験版ですが、その期間、すべての機能が試せます。
Photoshopはもちろん、ApertureやLightroomにも対応していて、64bit対応もしています。
早速使ってみようと普通のJPEGからフィルタを呼び出そうとすると、メニューがグレーになっていて使えません。
どうやらPhotoshopでは、色数が32bitの場合のみ使用可能なようです。
機能的には他のHDR関係のソフトとほぼ同じですが、Nik Softwareらしく、コントロールポイントが使えるのがポイントですね。
コントロールポイントは適用範囲、露出などと合わせ、HDRのパラメータも操作できるので、領域ごとにHDRの効き目を調整可能です。
また、プリセットも派手すぎないものがあって、実用性も高そうな感じですね。
ということで、実際にHDRを試した写真を貼ってみます。
これでもデモ的にちょっと強めに処理を掛けたほうですが、他のHDRソフトよりはずいぶん自然な仕上がりのような気がします。
RAW1枚から作ったわけですが、複数枚を使えば、より自然な仕上がりにできるかも。
なお、比較のためにLightroomで普通に現像したものも貼っておきますね。
姉妹プラグインのSilver Efex ProやColor Efex Proも64bit対応を果たしましたし、これは結構使えるかもなぁ。
まだ価格が未定ですが、Complete Collectionで安く出ると良いんじゃないかなぁと思いますが、どうかな?
Filed under: DigitalPhoto
0610月
ニコンのフラグシップコンパクト「COOLPIX P7000」が家電量販店の店頭に並んでいたので、触ってきました。
以前、P5100を持っていましたが、これからするとかなり大型化しています。
P6000も少し大きくなっていましたけど、P6000からP7000のほうがサイズ変化の度合いは大きいかも。
レンズが大きくなった印象ですが、実際の重量感はそれほどP5100と変わらないかもしれません。
重さだと1.8倍くらいになってるんですけど、体積が増えてるのと重量バランスが良いからなのか、あまり重さは感じませんでした。
外観はかなり高級感が増して、いかにも本格派という感じです。
店頭なので画質はわかりませんが、操作系もあえて一眼レフっぽい感じに仕上げてある感じで、コマンドダイヤルや背面のロータリーマルチセレクタなどで絞りやシャッタースピードの操作を使いこなす使い方が合ってるみたいです。
ただ、その「高級機」というのを意識し過ぎた感じが、ちょっと鼻につく印象もあるんですよねぇ。
設定を自在に楽しむことはできても、やっぱり撮像素子のサイズはコンデジの範疇だし、動作スピードもやはりなんとなくコンデジを拡張した印象がしてしまいます。
今どきにしては珍しい光学ビューファインダーも狭い感じで、お世辞にも見やすいものではなかったですし。
そつなくまとまってはいるのだけど、突出した個性がないからなのかなぁ。
そういうものを求めるカメラではなく、被写体にだけ真摯に向き合うための手に馴染む工具のようなものなのかも。
ただ、そう呼ぶにしても、個人的にはやはり少し弱い感は否めませんでした。
どうも今あるニコンのパワーを十二分に注いでいるように思えないから、そう感じてしまうのかなぁ。
なんとなくミラーレス登場までの「つなぎ」的な風に見てしまうのがいけないのかもしれません。
ニコン、キヤノンもそろそろ一眼レフとは違った形のミドルハイな回答を見せてほしいなぁという思いが強まる一台といった感触でした。
Filed under: DigitalPhoto
0510月
ソニーのデジタル一眼「α55」を家電量販店で触ってきました。
近所のカメラ店では展示機がしばらくガラス棚に入ってましたが、品薄からか、棚からも消えていて、じっくり見る機会がありませんでした。
その点、量販店では実機が触れる状態になっていましたし、α33やNEXも触り放題です。
そこでまずは一番気になっていたEVFファインダーを確認してみます。
液晶表示のファインダーではネオ一眼みたいな感じでα700を使ってる私には違和感があるだろうなぁと思っていたのですが、なかなか良い感じですね。
思ったよりも違和感が少なくて、シーンによっては光学ファインダーだったっけ?と思うこともありました。
激しい動きや明暗差のはげしいところだと、さすがに液晶だなぁというのがわかりますけど、EVFもずいぶん進歩したんだなぁと実感した次第。
また、シャッターを切っている最中のブラックアウトもミラーのアップダウンより目立たないので、これは思ってた以上に良い仕組みなのかも。
ちなみにα33では、このブラックアウトが心持ち長いような気がしました。
AFスピードはもちろん十分すぎるくらい速くて、αがこれだけ軽快に動くのは初めての体感かも。
ただ、レンズがSAM(レンズ内モーター)だったので、私が持ってるような古いレンズでどうなのかは多少気になるところです。
サイズは非常にコンパクトなんですが、持ちにくいほど、むやみに小さいのではないのも好印象でした。
そのあたりがNEXとはだいぶ違うスタンスなんですよね。
NEXもあったのでそちらも取っかえ引っかえ試してみましたが、AFスピードやグリップ性など、個人的にはα55のほうが好みです。
もちろん、NEXにはマウントアダプターで遊べるというメリットもあるわけですけどね。
あと、触ったときは気づかなかったんですが、モノクロ撮影時はファインダー像もモノクロになるんですね。
これはモノクロ撮影をする時にはかなり便利かもしれません。
この感じなら、私が使っているα700の後継モデルもEVFでいけるのではないか?とも思いました。
中級機になるわけですから、さらに表示倍率を上げたり表示品質を上げるのはもちろんのこと、せっかくなのだから、オーバーレイ表示をよりうまく使ったりといった工夫にも期待したいところです。
Filed under: DigitalPhoto
0410月
AVCHD Liteで録画することも増えたし、SDカードのカメラが増えたこともあって、そろそろSDカードを追加したくなっています。
せっかくですから、容量も多くて速いClass 10のものが良いですよね。
8GBでも1000円台くらいなんですね。
近所のお店でもスピードを気にしなければ4GBで800円とかであるんですけど。
ただ、同じClass 10でも実効速度は結構さがあったりするという噂も。
ま、スピードはオマケと考えて、いくつか別のメーカーのものを、ついでの時にでも注文しちゃうのが良いかもしれませんね。
Filed under: DigitalPhoto
309月
キヤノンの高倍率ズームコンパクト「IXY 50S」が店頭に並んでいたので、早速ちらっと触ってきました。
写真では3〜5倍ズーム機と同じくらいの大きさかと勘違いしていたのですが、実際に見てみると意外と大きくて、ちょっとだけビックリ。
手持ちのIXY DIGITAL 930ISより大きいのは当たり前でしょうけれど、実際にはPanasonicのTZ7とは言わないまでも、910ISを一回り大きくしたくらいのサイズでした。
ただし厚さは薄いので、余計に幅や高さが大きく感じるのかもしれませんね。
また、前面の四隅をカットしたデザインでコンパクトに見える工夫もされています。
その大きさになるとグリップ感も気になるところですが、これは意外に良好でした。
高倍率ズームとはいえ、屈曲光学系を併用してあるため、ズームしてもレンズがあまり伸び縮みしないので、前後の重量バランスがあまり変化しないのも良いのでしょう。
ズーム速度はややゆっくりで、もう少し速くても良いかなぁと。
電源オフ時の沈胴もワイド端だと一旦伸びてからまた縮むような動作をするようなので、もう少し迅速さが欲しいところです。
操作性はメニューなどがDIGICで統一されていますし、ボタン配置もこれまでのIXYに近いので、慣れているユーザーには馴染みやすいと思います。
また、動画ボタンの位置も良い感じで、最近のコンデジで重視されつつある動画を意識したものにきっちり仕上げてある感じがしました。
画質面は店頭なので確認できなかったのはいつもの通りですが、液晶画面を見る限りではこれまでのIXYシリーズを踏襲した、素直な発色とハズレのないAE、ホワイトバランスだと思われます。
レンズも屈曲系の良さが機動性などに出つつも画質面に影響が少なそうな印象です。
ただし、広角に関しては36mmスタートはやはりちょっと物足りなく感じるところです。
28mm始まりで300mmあたりまでのほうが使い勝手は良いケースもあるでしょう。
ただ、ワイド端のスタートがあまり広角すぎるのもマクロ撮影などでは不便なこともありますから、広角はGRDやDP1xとかと併用でいくのも手かもしれませんね。
Filed under: DigitalPhoto
289月
キヤノンのデジタル一眼レフ「EOS 60D」が店頭に並んでいたので、ちらっと触ってきました。
バリアングル液晶や動画性能なども気になりましたが、まず最初に試したのはライブビューです。
早速の第一印象は「ライブビュー時のAFが思ったより遅い」です。
先日、Nikon D3100では結構快適な感じでライブビューでのコントラストAFが動作していたので、うちのD300とは段違いだなぁと感じたばかりだったので、特にそういう印象が強かったのかも。
クイックモードという一旦、ミラーアップして位相差を使うモードもあるそうですが、パタパタするのはねぇ。
D3100はコントラストAFであの速度が確保できていたので、ちょっと意外でした。
次にファインダーですが、これはさすがにNikon D3100とは格が違って、かなり良い感じでした。
ファインダー倍率も距離感もピントの見えも中級機の品格ですね。
しかし、本体の質感がその品格を少し削いでいます。
プラスティックな感じがどうしても出ていて、これまでのEOS二桁機よりもKiss寄りの印象に感じてしまいます。
また、この材質も関係しているのかもしれませんが、サブ電子ダイヤルの内側にカーソルがあって、指先で直感的に操作しづらかったです。
カーソルとダイヤルの間にもう少し隙間があったり、触った時の感触といった微妙なところなんでしょうけどね。
また、上のカーソル部分も含め、ボタンの質感、形状、画面のメニュー構成など、随所にコンデジのエッセンスが入ってきているように感じます。
もちろん操作が分かりやすくなるというメリットもありますから、一概に悪いことではないのですが、そうなるとKissとの差別化がハッキリしないような気もします。
裏を返せば、Kissと60Dはターゲット層が違うバージョン違いみたいな位置づけになっていくのかもしれませんね。
全般的に厳しい評価になりましたが、店頭では体感しきれなかった動画や静止画品質、そして店頭でも確認できたファインダーの切れなど、カメラの本質的な部分は、さすが最新の中級モデルといえるものだと思います。
あとは価格がもう少し落ち着いてきたら良いのかなぁという気もしました。
Filed under: DigitalPhoto