122月
Acoustuneの2pinケーブル「ARC21」を入手しました。

先日のARC31が思いのほか良好だったのと、2pinのリケーブルは全然持っていなかったのでちょっと試してみようかなと。
といっても2pinのイヤホンはOriolus Finschiくらいしか持ってないのでコレを純正から交換しました。
立派なケースに惹かれた部分もありますけどね。

音は想像以上の変化で、まるで別のイヤホンくらいに変わりました。
Finschi自体、その後にHifiにモデルチェンジして高純度銅線になったらしいので、元がちょっとクセ強めのケーブルだったとも言えるのでしょう。
そもそも音圧が上がったようで損失が少なくなったんだろうなという印象がします。
低域が厚めになりましたが、全体的な音の雰囲気としては意外と柔らかく音の広がりも良くなりました。
イヤホンそのものが1DDで高級モデルでもないですから超高解像度とはいきませんが、長く聴いていて耳疲れしないバランスでありつつ、細かな音のニュアンスもしっかり描写できるようになっています。
Forsteniも以前持っていてこういう傾向であるものの低域が薄めだったので、アレにも合いそうですね。
少し馴染んでくると高域も伸びてきましたが、その分、やや4kHz付近にキツさが出る場面もあるのもイヤホン側の特色が目立ったようにも感じられます。
中低域もやや盛ってあるので、そういう意味ではモニター用途よりリスニング向きですが、ベース領域が明瞭に出てくる傾向で楽しく聴けます。
音傾向はARC31とまたちょっと違いましたが、これもなかなか良いケーブルでした。
スピーカーは昼間が出番で夜はヘッドホン主体なので、イヤホンとなると出番は寝る直前くらいしかないのですけど楽しく聴けるのはやっぱりうれしいものです。
Acoustuneのイヤホンも気になっていますので、機会があれば試聴してみたいところです。
092月
VictorがTwitterで実施していたプレゼントキャンペーンで波佐見焼のペアマグカップが当選しました。

以前はよく懸賞に応募していた時期もありましたが、最近はなかなか当選しないので久しぶりですね。(ヨドバシさんのポータブルテレビ以来?)
Victorのロゴもオシャレですが、波佐見焼というあたりもかなりこだわりの一品です。

当然ながら日本製で、こういうこだわりはオーディオ製品でももっともっと生かしてもらいたいです。
本格据え置きオーディオへの再参入とかないのかな?
LaboratoryシリーズやSXなども人気でしたが、とりわけカートリッジとかターンテーブルなど出したら喜ぶファンは多そうです。
ちなみにVictorのロゴはさすがに入っていませんが、製造元のマルヒロさんで同じ形のマグカップは購入できるようです。
052月
AcoustuneのMMCXケーブル「ARC31」をゲットしてみました。

3.5mm3極タイプで今さら感もあるのですが、紗羅が愛用しているfinal E4000の付属ケーブルが断線気味になってきたため、なにか変わりになるケーブルを物色していて見つけました。
ちょっと緑化している部分があるのでお安くなっているのもありましたけどね。
ちなみに今のAcoustuneのイヤホンはPentaconn Earが主流になっています。

2重ツイスト構造を持つ8芯ケーブルを3重にシールドしたものだそうで、元々は結構な高級ケーブルです。
当初はそこもそんなに考慮しておらず、条件となったのは「3.5mm3極でイヤホン側にフックや金具がないこと」くらいです。
それが意外に選択肢としては少なくて、手持ちのものもほぼ該当せず、適合するとすればALO audioのPure Silver Litz IEM Cableやfinalのシルバーコートくらいでした。
そのあたりはもう他のイヤホンで使ってありますし。

単に条件を満たしたから選んだという消極的な理由からの導入でしたが、音は柔らかな感じで上位のE5000に近い雰囲気に仕上がって良好です。
それでいて楽器の分離はとても良く、気づかなかったような細かな描写はしっかりと浮かび上がってきます。
やや中低域寄りかなという印象はありますが、それもかえって聴き疲れせず良い塩梅です。
Acoustuneのイヤホンにもちょっと興味が湧いてきましたが、うちだとそこまでもうワイヤードイヤホンの出番は多くないのと試聴の機会が最近はめっきり減ってしまいましたので…。
でも同社の製品はこれからいろいろチェックしておきたいなと思った次第です。
042月
GUSTARD U16のヒューズをGUSTARDのものに交換したばかりですが、さらにFURUTECHに交換してみることにしました。

事実上終売状態ですが1Aのものが入手できたのでそちらに交換です。
向きはGUSTARDの記載に合わせてみました。

音の変化としてはGUSTARDよりさらに澄んだ感じがあり、上品さが出た気がします。
FURUTECHと比べるとGUSTARDのほうが迫力を出そうとしている感があるようにも感じられました。

GUSTARDは金メッキ、FURUTECHはロジウムメッキですが、良く言われるロジウムの硬さのような部分は多少はあるかもしれません。
そのあたりがいちばんわかりやすかったのはハープシコードで、音色が分かりやすく違ってきます。
ただあまり近視眼的にならず楽器の音色で評価すると、古楽器で起きやすい鼻詰まり感が少なく生っぽい印象があるのでFURUTECHのほうが良いかな。
それでいて中低域の膨らみは少なく、むしろ帯域的にはフラットに感じられます。
音像がさらに明瞭になってハイスピード感もあり、音数も多くなる傾向ですから、よりオーディオ的な描写という点でもグレードアップ感があるのではないでしょうか。
もちろん機材の組み合わせや好みで選んでも良さそうですが、DDCの性格からすると正確性を重視した感があるFURUTECHのほうが合ってそうな気はします。
さらに数日通電しておくと、より自然な描写になって臨場感が高まりました。
中高域の密度が高まったという印象で、キツくはならず表情が細やかに描かれるようになってくれました。
入手性からするとGUSTARD一択みたいな状況ですけども、もし入手できるのであればISOCLEANとFURUTECHで好みのほうをチョイスするのが良いのかなという印象でした。
FURUTECHでも32mmならまだ在庫が残ってるのを見かけますけど、20mmはかなり入手困難だとは思いますけどね。
311月
TEACのヘッドイレーサー「E-1」を入手しました。

1973年頃の品らしく、箱も含めてかなり年代を感じます。
電源ケーブルなどは交換したほうが良いかもしれませんね。

動作のほうは問題ないようで、オープンリールデッキのヘッドを無事に消磁できているみたいです。
スイッチを入れるとブーンと音がしますが、これは消磁そのものによるものではなく、内部にブザーのような構造があってその鉄板が振動しているだけですから、本当の動作は分かりませんけど。
また徐々に磁力が変化するような細やかな仕組みはないので、手動で距離を遠ざけて減磁する必要があります。

先端には本来、ビニールカバーが付いていたはずですので、これはあとでシリコンゴムとテフロンテープで保護しておきました。
付けておいたほうがヘッドにぶつけなくて安心そう、というだけですけども。
強さは時計用のほうがある感じがしますが、やはり専用のほうが程良い強度なのかなと。
特にノイズが減るとか帯域が広がると分かるほどではないですが、やっぱり安心感があります。
時計用のほうが効果は強いでしょうが、失敗した時の副作用も大きいはずですし。
カセットの場合、録音していればそこそこ自身で減磁したと思いますけど、オープンリールデッキはヘッド間が離れていますし、今は再生主体なので数十時間に一度くらいはやっておいたほうが良いでしょう。

ただなにぶん古いですし、これから入手される方は自動減磁機能もあって腕時計などでも併用できる現行の製品のほうが良いとは思いました。
291月
GUSTARDのUSB-DDC「U16」に同社のヒューズを投入してみました。

導入当初もセラミック管に交換はしていましたけど、いわゆる普通のものですからオーディオ用に作られたもので変わるのかなという好奇心もありました。
定格も合わせられますし。
ちなみにU16は630mAが指定されています。

向きの指定もありますが、ヒューズホルダーには特に記載がないのでちょっと戸惑いました。
販売サイトにDACでの向きの写真があったので、それに合わせておきました。

音はやはりちょっと変化しまして、より明るい音色になりました。
淀みが減ったのですんなり音が抜けてくる感覚になった気がします。
ハイスピードというよりはタイムラグがなくなった、引っ掛かりがなくなったような…とでも言いましょうか。
KRELLのスピーカー出力部みたいな音に直接影響する部分ではないので、そんなに劇的なものではないですけどね。

U16は当初U12と一長一短なところもありましたが、ヒューズ以外の試行錯誤も合わせて鮮度等で一段上に持っていけた気がします。
とりわけ朝の爽快な空気感のような澄んだ感覚を引き出してくれる部分はヒューズ交換も含めて以前よりだいぶ良くなったかなと思います。