126月
EFFECT AUDIOのHD800用リケーブル「Hades Thor Copper 8wire」を入手してみました。

バランス接続にしたのに6.3mmアンバランスに逆戻りですが、8芯でノイトリックのプラグなのでその気になればプラグをXLR 4pinあたりに好感しても良いでしょう。
調べてみたものの、HadesでHD800用のものが出ていたような情報はありませんでしたが、ヘッドホン側のプラグ部分にもEFFECT AUDIOの熱収縮チューブが付いているので特注したものかな?

音の方向性としては穏やかな感じで、刺さることが全くありません。
厚みが出たが膨らみもせず、極めてニュートラルな暖色といったところです。
純正も含めて銀メッキのケーブルが多いので純銅の音傾向が出ているのかな?

アンバランス接続になったせいもあってか、HIFIMAN EF400だとこれまでのローゲインよりもハイゲインのほうが良いかも。
サンプリングモードはOSのほうが穏やかで、NOSだともう少し上が華やかになって硬質寄りになる傾向に感じられました。
やはりバランス接続のほうがアンプ側としては優位な印象もありますけど、1.3mという長さや取り回しの気楽さも含めると今のほうが使いやすいかな。
前述のようにケーブルのバランス接続改造も将来的には考えるとして、今はひとまずこのまま使ってみようと思っています。
Neutrik / ノイトリック
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106月
ACOUSTUNEのイヤーピース「AEX70」を追加してみました。

イヤーピースはイヤホンやケーブル以上に変化が多いので評判をちょっと検索して定番っぽいAEX70を試してみようかと。
以前にAEX07は導入していてアレはわりとゴムっぽい普通の質感の材質でしたが、AEX70は形状記憶ポリマー「SMP iFit」というのが使われています。
形状はAEX07を基にしつつ素材の違いなどを考慮して「形状の微調整や肉厚の変更など」を施してあるそうです。
触ってみるとほんとにプニプニの触感がちょっと変わっています。

まずはqdc NEPTUNEで試してみます。
かなり音が近い印象で、特にボーカルでそれが顕著です。
若干Unique Melody Petal Ear Tipsと似ている部分も感じますが、高域はやや華やかにちょっとドンシャリ傾向で、さらに中域も強めという3つ山があるような感覚です。
イヤホンの性質が出ている可能性もあるので、次はqdc 8SEに使ってみましたがやはり音傾向は同じように感じられます。
装着感がSpinFit W1よりさらに良く、耳への密着が高いので音が漏れないおかげで中高域はやや強めにはなるようです。
低域は下が伸びていて音場は若干近くなりますが、それが音楽への距離を近づけてくれてかぶりつきで聴いてるような体感も与えてくれます。
再度SpinFit W1に戻してみると音が遠いのと、空気が抜けているような感じがします。
ただスピーカーから聴いてるような感覚が出るのはSpinFit W1のほうかな。
AEX70は同じMサイズと言っても大きさが少し小さめなのもあるかもしれないので、普段がMサイズの方は少し大きめを選ぶと良いかも。
耳へのフィット感が良いのと素材のおかげで耳への物理的な負担は少ないですが、音傾向としてはちょっと耳が疲れるようなところが感じられました。
あと軸の太さからか、装着から時間が経つとイヤーチップ全体がさらに柔らかくなって、8SEだと耳から外す時にイヤーチップが抜けて耳に残ることもあり、ここは一旦SpinFit W1に戻しました。

全体的には派手な傾向のイヤホンにはあまり向かないかもしれませんね。
同社のHS1300SSにはしっかり合っているように思われます。
また、イヤホンの特色差が若干分かりづらくなるような傾向も感じられたのが不思議なところです。
空間的な広がりを矯正してまっすぐ耳に届けるようなところがあるからかなぁと推測していますが、それだけ廉価なイヤホンでも実力を引き出してくれるとも言えるでしょう。
かなりシビアに聴き比べての話ですので、ノズルの太さや音傾向さえ合えば耳への負担の少なさなど魅力の多いイヤーピースだと感じました。
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086月
qdcのイヤホン「Dmagic Solo」を追加してみました。

ぶっちゃけAnole V16 3in1ケーブルの使い勝手がとても良かったのでSOLO 3in1 Cableが付属するイヤホンごと入手してしまえ、という不純な動機です。

それまでに入手したqdcのイヤホンと違ってDmagic Soloはダイナミック型一発というのもあって違いを聴いてみたかったというのもあります。
噂通り低域はかなり強めで、Dmagic Turboテクノロジーというバックロードホーンみたいな構造(かなり端折った解釈なので実際は違うでしょうけど)が強烈な個性になってる感があります。
ただ聴感上の能率はわりと低めなのでアンプは多少選ぶ傾向のようです。

イヤーピースは高域を少し出す方向性のものを選ぶ形で選んでいき、最終的にSpinFit W1にしました。
それでもちょっと酔うくらいの低域が出てきて、言葉が適切かどうかは分かりませんが「クラブ系」と感じてしまうほどです。
サブベースが出ているというわけではなく、400Hzくらいからだら上がり傾向だと思うのですけどね。

ただDmagic Soloをしばらく聴いてからNEPTUNEにすると物足りなく感じてしまうので、時代的にもやはり新しい感じになってるとは感じます。
かなり毛色も違うので一概には言えない部分もあると思いますが、NEPTUNEのほうは音が解れていないように感じられるところもたまにあるので、そのあたりは進化しているでしょう。
ただNEPTUNE独特の和む雰囲気もそれはそれで良い魅力ですし、リコーダーなどの管楽器の伸びやかな音色は今でも一線級ですから、同じメーカーながらちょっと別物という感すらあります。
3SH SEも一応聴き比べましたが、方向としてはNEPTUNEに近くて全体に帯域を広げたような感覚でした。
BA独特の音色はやはり感じ取れますし、やや帯域ごとに音傾向の違いが出ている(特に低域)ようにも感じ取れる部分があります。
まぁこのあたりはユニットのクセというよりも広がりを感じられるように音導管に方向性を持たせてあるんじゃないかなと推測してます。
その影響か、ちょっとしたイヤーピースのズレで定位が不安定になる傾向があるのですが、しっかりハマると装着してるのを忘れるほど自然に音楽が広がってイヤホンなのを忘れるほど気分良く聴けるんですよね。
そういうシビアさはDmagic Soloにはなく、いつでも安定して使えるのは逆に利点でもあるでしょう。
ちなみに8SEはやはり別格で、真に深い低域と透明感、空間の広さなど全てが違います。

肝心のSOLO 3in1 CableはAnoleのと比べるとロックがないなどの違いがあってプラグもだいぶ意匠が異なっています。
それぞれに装着してみて上位互換があるのかは確認していません。
ケーブルのほうもあまり妙な小細工はしない素直な特性のようで、クラス的にはNEPTUNEで使っているLuminox Audio Kilowatt Jet Blackくらいの感じでしょうか。
それでもプラグ形式を選ばなくて良いのはとても便利で、むしろ全てのイヤホンがこうなってほしいくらいです。
同じqdcといえど、最近はだいぶ傾向も変わってきているのかなぁというのは確認できました。
いろいろ使い分けるのも楽しいですし、気分でそれぞれ出番を作ってあげたいなと思います。
キューディーシー(qdc)
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076月
ゼンハイザーのヘッドホン「HD800」をEF400に合わせてXLR 4pinにしていましたが、別のケーブルを試してみることにしました。
先日このケーブルの内部構造を見たところ、4芯のリッツ線をプラグすぐのところから撚ってあって、これだとバランス接続にするメリットがどれほどあるかなぁと少し疑問になったのが理由です。
どうせなら4.4mmにしてみるのも面白いかなとひとまず適当なものを。

おそらく7N OCC銀メッキとして売られているものだと思われます。
こっちも撚ってあるのは同じですが、個々に被膜されていますし8芯なので多少良いでしょう。
実際、セパレーションはこちらのほうが良いようです。
ケーブルとしてはやや細めで、ちょっとイヤホンっぽい風合いになる印象もあるのはHIFIMAN EF400側の4.4mm端子が多少XLRとは異なることもあるのかもしれません。

音は澄んでいる感じがするものの、重さがちょっと足りないですけど素直な音色ではあります。
ややモニター寄りになり、音源の細かい音が聞き取れる傾向です。
少し使っていたらだんだん落ち着いてきましたが、やや中高域がシャリシャリし気味なのは銀メッキの影響もあるのかな。
バランス接続ならそれで良くなるというものでもないなというのはなんとなく感じてきているところではあります。
ただ取り回し等は純正からすると断然扱いやすいですし、気軽に手に取ることも重要なわけでそういう点では出番が増えているという点で良い選択肢だったとも思う次第です。
Yodonami
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046月
イヤホンが増えてきてケースが若干不足しつつあったので武蔵野レーベルのイヤホンケースを買い足してみました。

購入したのはCP-EPLC1とCP-EPLC1Sで型番が似ていてお値段もほぼいっしょだったので色違いで試してみようかと。
ただサイトでは良くわからなかったのですけどサイズが全然違うんですね。
たしかに後者のほうはminiと箱に書いてありますけど。

大きいほうが外寸でおよそ100x100mm、厚さが約50mmだそうです。
小さいほうは外寸は約90x90mmですからさほど違わないらしいですけど、厚みが約30mmとだいぶ薄いということになります。
体感的にはもっと違うような印象があって、特に内部にある乾燥剤入れがたぶん同じ高さなので、miniのほうは上面のポケットに変換アダプタなどを入れると蓋が閉まらないので実質ポケットはほぼ何も入れられないという…。

乾燥剤入れはマジックテープではがせるので、取り除けば多少は余裕が出ますけど付属の乾燥剤は袋タイプですし、それならちょっと低めにしてくれてればなぁと感じました。
逆に旧タイプはかなり余裕の大きさで、うちにあるものの中でもいちばん大きいでしょう。
大きすぎるということもあるかもしれませんけど大は小を兼ねると言いますし、やっぱりここは旧タイプが断然オススメでしょう。
値段も旧タイプのほうが若干安い店が多いですし、元々は高かったはずです。
ただ在庫は少なくなってきつつあるみたいですけどね。
結果的には大きいほうにqdc 8SEを、小さいほうは乾燥剤入れを取り外してqdc NEPTUNEを入れて、収納が増した形で落ち着きました。
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026月
最近すっかりqdcづいてますが、さらに調子に乗ってAnole V14に付属の3in1ケーブル(旧タイプ)を入手してみました。

現行のは外被が黒くなっていますがおそらく外側をチューブで束ねるような形になったんじゃないかと思われます。
10SE付属のもそうでしたがベタつくことがあるという評判でしたし。

導体も10SEと同じ純銀、純銅の組み合わせですが、見た感じちょっと太い感じはします。
編組みが数えにくいのですがAnole V14のはおそらく片chあたり純銀と純銅がそれぞれ3芯ずつに見えます。(10SEは各2芯)
バランス対応で増えたというわけでもないでしょうが。

3in1プラグは接続部は4pinみたいな感じでロック機構もしっかり付いています。
基本的にL字となるのでそこは好みが分かれるところかもしれません。

音質的には10SEのを踏襲していますが、さらに重心がガッチリしているようです。
また4.4mmで使うとDAP側のアンプの力もあってか、低域の深さが圧倒的に違っています。
パイプオルガンのライブ録音でほぼ聴こえないくらいの帯域の送風ノイズっぽいものまでしっかり聞き取れるのはちょっと驚きました。
ただケーブルで音が良くなりましたよ!というような主張は少なめで、キツくなったり音が痩せることがなく、それでいて膨らまない自然な風合いです。
純正ケーブルらしさを保ちつつ8SEをバランス対応も含めて強化できたみたいで良かったです。
こういう交換式は接点が増えるので一概に良い面ばかりではないでしょうけど、むしろケーブルメーカーさんにこそ対応モデルを増やしてほしい気がします。
規格が全然統一されてないので、まずはそこが課題なのでしょうけどね。
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