もうずいぶん前に発表されていましたが、ZYXから2台のプレーヤーを使ったモーター独立化キット「Planets」というのが出ています。
高級プレーヤーにはモーターがプレーヤー本体と独立しているものがそこそこありますが、あれを手持ちのレコードプレーヤーで実現しちゃおうというものです。
モーターにするプレーヤー、再生する側のプレーヤー双方に専用のターンテーブルシートを載せ、そのシートに糸状のベルトを掛けてモーターを独立させようというわけです。
糸状のベルトは2種類用意されていて、樹脂のパイプ状のものだとか。
モーターにする側は構造上、ダイレクトドライブのほうが良いでしょうし、再生する側は余計なコギングなどを生まない(電源が入ってればコギングはほぼ無視して良いんですが)ために元々ベルトドライブのプレーヤーのほうが良いでしょう。
Planetsの説明でも再生側にダイレクトドライブを使うのは推奨されていません。
また高さを合わせる必要があったり、そもそも2台並べてセッティングするだけのスペースが大変というのはありますが、シートに掛けるからプレーヤー側のターンテーブルの外周が違ったり掛ける部分がなくてもOKなのは良いアイデアですね。
うちは普段から2台並べてはあるので不可能ではありません。
BL-99Vのシャフトが年季が入ってるし、DP-6000の回転精度が良いとも言えないでしょうけどね。
そういえばだいぶ前にスマホで制御可能なモーターを買って、それで似たようなことを試そうかなと思ったことがありましたが、市販のモーターではレコードプレーヤーに適するような回転精度が出せそうもなくて諦めました。
スマホで制御できるのも便利ですが、ちょっと間違えれば逆回転することもあるので怖いですし…。
話をPlanetsに戻しますと、再生側のプレーヤーは電源すら入れる必要はない純粋な「ターンテーブル」になるのでそこはとても良いでしょう。
双方をベルトがつなぎますから、モーター側のプレーヤーに元々付いているトーンアームが邪魔になるので、逆向き設置が使いやすいのかな?
プレーヤーの外側までベルトが掛かっているのでダストカバーは双方とも使えなくなりますし、そういう利便性は一切無視して使う必要はありそうですが、なかなか奇抜な製品だなと思います。
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