• 091月

    TechnicsがCES 2019で新しいレコードプレーヤー「SL-1500C」を発表しました。

    これまでも次々とターンテーブルを出してきましたが、今回ついにピッチコントローラーを撤廃してきました。
    それで低価格になったというのもあるでしょうけれども、オーディオマニアからすると「ないほうが好み」という人も多いくらいかも。
    理由としては78回転のサポートをやめて、33回転と45回転のみにしたのも関係していると思います。

    SL-1200シリーズからすると廉価モデルになるはずですが、現時点では発売日や価格は未発表です。
    同時にDJ向けの「SL-1200MK7」も発表していてこちらは10万円以下を予定しているらしいですから、おそらくそれと同等くらいになるのかな?
    本体としてはもっと安くなるのかもしれませんが、カートリッジにOrtofon 2M Redが付属しますし、MM用のフォノイコライザーも内蔵されるそうですから、それを含めて10万円近くのラインになるのではないかと予想します。
    正直、2M Redは私も持っていていまひとつですから、針交換で2M Blueにすると良さそうですね。

    ちなみに内蔵フォノイコライザーですが、海外ページを見るとオーディオ出力にPHONOとアース、ライン出力があるようですから、どうやらバイパスはできそうです。
    廉価なフォノイコライザーよりは良質な場合もありそうですが、MCを使うとなればやっぱり外部にないと困りますからね。

    機能的にはオートリフトもあったり、なかなか良く研究された上で出してきたなという感はあります。
    だんだんと廉価モデルを揃えて安売り展開していくのは、いかにも日本の家電メーカーらしくて利益率に響いてしまいそうな予感もしますけども。
    材質的にはこの価格帯ですからアルミを多用しつつ、ゴムやガラス繊維を混ぜ込んだABSなど、これまでのノウハウが活きているようです。

    私自身はダイレクトドライブのプレーヤーはあまり好みではありませんけども、オートリフトがあるのは素直に便利だと思いますし、安定的な品質の新しいプレーヤーが出てくるのは良いことだと思います。
    国内他社も、もうちょっと自社自身で頑張って開発してもらいたいところですね。

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    Filed under: Audio
    2019/01/09 2:30 pm | Technics SL-1500C はコメントを受け付けていません

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