• 067月

    茶楽音人さんの5000円クラスのイヤフォン「Co-Donguri 雫」をお借りできましたので、何回かに分けてレビューさせていただこうと思います。

    茶楽音人 Co-Donguri 雫

    まだ品薄が続いてると思いますが、3色揃い踏みでの到着はちょっとビックリしました。
    この雫、Smoky Gold、Silver Moon、そしてDawn Blueの3色がラインナップされています。

    茶楽音人 Co-Donguri 雫

    どれも落ち着いた色合いで、とてもこのクラスとは思えないほど高級感のある仕上がりです。
    また、これまでのDonguriシリーズとはちょっと違った雰囲気のケーブルが使われており、絡みづらくて強度もありそうなものになっていて、そこも魅力的です。

    茶楽音人 Co-Donguri 雫

    なお付属品はSpinFitが3サイズ、それに説明書で、そこはシンプルになっていますが、SpinFitだけでも結構なお値段ですから、コストパフォーマンスという言葉はあまり使いたくありませんけど、ここまで拘った質感を見るとなみなみならぬ企業努力と、これまでの色々な技術の蓄積があってこそだろうなと感じます。

    茶楽音人 Co-Donguri 雫

    せっかく3色送っていただいたので、私がDawn Blueを選び、私より音に厳しい紗羅には好きな色を選んでもらったところ、Silver Moonということになりました。

    茶楽音人 Co-Donguri 雫

    今回は到着編ということで、まずはその外観や使い勝手、おおまかな音傾向などをご紹介したいと思いますが、総じて言えるのは「こどんぐり」(あえて平仮名にしました)という名は体を表す、というところでしょうか。
    これまでのDonguriのカナル型らしからぬ音場の楽しさを半分引き継ぎつつ、もう少し一般的なイヤホンに近いバランスで仕上げられています。
    どちらかと言うと先鋭で高域寄りなバランスだったDonguriシリーズに比べて、少し低域を強めにしてあり、スマホやDAP単体でも聴きやすくなっています。

    茶楽音人 Co-Donguri 雫

    また、パッケージにも表現されているように、「耳かけ装着」、いわゆるSHURE掛けにも対応しています。
    ケーブルにワイヤなどは入っていませんが、適度なしなやかさがあり、SHURE掛けも安定感があります。
    通常装着と耳かけ装着では、私の場合、だいぶ音場の表現が変わる印象がありました。
    耳かけ装着のほうがDonguriっぽい鳴り方になり、広がりがありますが、低域はほんの少し薄めになったように感じます。
    おそらく耳の形状によって感じ方は違ってきそうで、私の場合はSHURE掛けだと耳の後ろから前向きに入っていく形になるようで、外耳道の湾曲に沿って装着されるSpinFitとはいえ、多少の違いが出てくるのでしょう。

    茶楽音人 Co-Donguri 雫

    某SNSで色による音の違いがあるかも!?というツッコミコメントをいただきましたが、同じ環境で差し替えて聴き比べたところ、微妙な差はありました。
    Dawn Blueのほうが低域に厚みがあり、Silver Moonは高域に伸びがあるようですが、たぶんブラインドテストされたら当てられる自信は全くない程度の微差ですから、気にする必要はないと思います。
    さきほどの掛け方による違いのほうが差が大きい程度のもので、現状はエージングもまだまだ進んでいないですし、品質の安定度に問題があるようなことは全くありません。

    茶楽音人 Co-Donguri 雫

    ひとまず私はFiiO X1にALO Audio The National、紗羅はiPhone 6 Plus直挿しでエージングしながら、普段のイヤフォンと比べていってる段階です。
    ちなみに私はDonguri-鐘 HAGANE ver.、紗羅はDonguri-楽 濃茶を愛用していて、これらと比べると解像度はさすがに少し低めかな、という印象です。
    ただ、FiiO X1直挿しにしたりiPhone単体で聴くと、低域の量感が増えていて、どんなジャンルの音源も聴きやすいものです。

    茶楽音人 Co-Donguri 雫

    低域の量感がどうやって増やしてあるのかは不明ですけど、聴いてみた感じではハウジングの振動をうまく活用してあるような気がしました。
    スピーカーで言えば箱鳴りを活かしたような感覚ですけど、イヤフォンの場合はハウジングの響きもそのまま耳に伝わるので、余計な濁りにはならず、低音を体感するような印象を受けるのではないかと思います。

    茶楽音人 Co-Donguri 雫

    ハウジングもケーブルと同様、質感でDonguriに見劣りするようなところはなく、むしろ細かいところですが、L側に小さな突起があって、暗いところでも識別ができる工夫など、細かいところまで配慮が行き届いています。

    茶楽音人 Co-Donguri 雫

    印象としてはDonguriとはだいぶ違う傾向があり、もしかするとダイナミックドライバも多少違いがあるのでしょうか。
    Donguriよりも良い意味でざっくりとした表現で、聞かせどころが分かっているまとめ方です。
    そういう意味ではDonguriが好みだからといって、Co-Donguriも好きな傾向とは限らないと思いますが、カナル型でありながら広い音場表現という、ある種尖った特色ではなく、やはりこの価格帯でのイヤフォンとしての競争力を高めた結果と言えるのではないでしょうか。
    その分だけ、同価格帯でも抜群の競争力と万人に好かれる傾向を持ったモデルに仕上がっていると感じているところです。

    茶楽音人 Co-Donguri 雫

    次回以降はさらにエージングを進めて、手持ちのイヤフォンとの比較やヘッドフォンアンプあるいは直挿しでの音の違いなどをレポートできればと思っています。

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    Filed under: Audio
    2016/07/06 12:00 pm | 茶楽音人 Co-Donguri 雫 レビュー 到着編 はコメントを受け付けていません

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