• 256月

    PROCEEDのCDプレーヤー「PCD2」を入手してみました。

    PROCEEDといっても馴染みがないブランドかもしれません。
    Mark Levinsonを展開しているMadrigalが別ブランド展開していた時に使っていたもので、たしかMark Levinsonでデジタル機器を展開(たぶんNo.30Lの1992年頃のはず)する前に出たものだったと記憶してます。
    PCD2というくらいですから1がありまして、1からの変更点は電源トランス(EIコアからトロイダルに)、3はDACチップがPCM58PからPCM63Pになった程度だったと思います。

    かなり変わった形になっていて、W214xH227xD337mmと昔の一体型ミニコンポみたいなサイズ感です。
    CDトランスポートも当時出ていましたがそれも同じ筐体で、ちょっと高さの低いDACと横に並べて普通のコンポサイズみたいな使い方を想定していたようです。
    それでも高さ227mmは結構ラックに収納しづらいですけどね。
    こんな形にしたのはある程度意味があって、トランスポートと電源部を底面、デジタル基板を正面から見て右側面、アナログ基板を背面に配置して距離を確保しつつ向きも平行にしないという配慮があったらしいです。

    CDメカはCDM-1 mk2でそれが入手したいちばんの理由でもあります。
    以前使っていたREVOX B226Sも同じメカで、もう一度アレを使いたいなと。
    またCDメカと比較して見ていただければ分かるように前述のトロイダルトランスもかなり大きめでして、一時ちょっと興味のあったMark LevinsonのCDトランスポートよりもこっちのほうが電源が強力なのでは?というのもありました。

    CDM-1 mk2を使っているくらいですからデジタルの前段部はPHILIPSのSAA7210Pが使われていますけど、DACとは一体型のくせにSPDIFで接続されているんだそうです。
    トランスポートとDACを同じ筐体に収めたような作りというわけで、電源も11箇所とかそのくらいに細かくレギュレーターを仕込んで分離してるらしいです。

    前説が長くなりましたが、トランスポートとしてMark Levinson No.360Lとの組み合わせを想定してはいますけど、まずは動作確認も兼ねてプレーヤー単体で鳴らしてみました。
    音の傾向はやはりMark Levinson風味がありますが、少し元気で中域が濃いめで明るいです。
    トランスポート部が類似しているからか、REVOXと少し似ている部分もありますが、DAC部分がバーブラウンということもあるのでしょう、アメリカンな音色にチューニングされている印象です。
    曲終わり際の空気感がとても強く感じ取れ、ROKSANとは相性が良いようです。
    ROKSANはWadia 23だとなぜか粗さが目立つことがあるのですが、それがなく滑らかでありつつパワフルに鳴ってくれます。

    次に同軸出力でDAC経由にしてみました。
    こちらは音に適度が硬質感があって鈍らず、それでいて力強さがあります。
    同軸出力のレベルが高いらしいのでそれも起因してるのかもしれません。
    DAC通したほうが上品でラウンジ的なリラックス感も出るので、それぞれ使い分けができて良いですし、意外と単体も魅力的だったのは予想外でした。

    やはりジャズはキレが良く、アメリカンサウンドを堪能できます。
    プレーヤー単体でも抜けが良いから爽快感があるからでしょう。
    ジャズが得意なはずのWadia 23と比較してみると、PROCEEDのほうがブラシの音が目立って音がさらに前に出る感じです。
    Wadia 23がそれまでのWadiaと毛色がちょっと違う傾向なのもあって、PROCEEDのほうがジャズ向きでレコードに近い気もします。
    Wadiaのほうは比べてしまうと、音像はややボヤけて肥大気味になり、すこしタバコ臭い雰囲気のサウンドでしょうか。

    大編成のシンフォニーではさすがにプレーヤー単体だとやや混濁する部分はありますけど、迫力はしっかりしていて堂々としています。
    それぞれの楽器はちゃんと聴き取れて聴いた感じの分解能はしっかりあって、なかなか立派です。
    マークレビンソン経由にするとやはり上品が出て、当社比としては現代的なエッセンスが加えられて整います。
    試しにNASからDAC経由とも比較してみましたが、だいぶ対策はしてもNAS経由はまだまだやや混沌さがあって創作感も出てくるようで、たとえばボーカルで声がスッと伸びた時にどこまでも伸びやかなのはCD経由のほうでした。

    まだ全くの仮置き状態のままですが、これでいよいよAccuphase DP-77の出番が少なくなりそうです。
    SACD再生には必要ではありますけど、そこをなんとかすれば不要になるかもしれないなぁと思いつつも代替機がイマイチ見当たらないのでしばらくはWadia、PROCEED、Accuphaseの3台体制かな。
    さすがに他のCDプレーヤーはもう出番がなさそう(Wadiaも?)なので、少し整理したほうが良いのかもしれません。

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    Filed under: Audio
    2023/06/25 1:00 pm | PROCEED PCD2 はコメントを受け付けていません

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